日本では建国記念の日。
神武天皇が即位した日とされるのが、
旧暦の1月1日。
それを明治時代にグレゴリオ暦で2月11日とした。
それが戦後、建国記念の日となった。
もともとの神武天皇の即位日は、
『日本書紀』に記されている。
神武天皇は「記紀」に登場する。
『古事記』と『日本書紀』を合わせて「記紀」という。
この記紀は神話だ。
神武天皇も伝説の人物とされている。
神話が国の源となっていることを、
私は否定してはいない。
ただし、神話は神話だ。
さてOICグループのNYC研修。
2026年の第2団。
その3日目は最後の視察日だ。
朝から有名ステーキハウスの
ステーキ朝食を食べに行った団員たち。
「肉のロピア」らしいチャレンジだ。
8時から結城義晴のセミナー。
講義の前半は「ウェグマンズの謎」
ミールソリューションを考案し、
それを突き詰めたウェグマンズ。
グルメスーパーマーケットではない。
それをデータを使って証明した。
それから「フォーマット戦略」
業種・業態からフォーマットへ。
ロピアは1971年、
業種の「肉の宝屋藤沢店」として創業。
1996 年、社名を㈱ユータカラヤに商号変更。
1997 年、「新鮮大売ユータカラヤ」希望ヶ丘店で、
スーパーマーケット業態に参入。
そして2011 年、㈱ロピアに商号変更して、
「ロピア」のフォーマットに挑戦した。
教科書のような段階的発展。
アメリカでは1980年から、
フォーマットの時代になった。
そのあとコーネル大学のフォーマット論。
基本業態+ポジショニング=フォーマット
私の持論を一気に語った。
あっという間に最後の抗議の1時間は終わった。
そのあとは、最後の視察研修。
ウェグマンズのアポ変更から、
急遽、9.11メモリアルパークへ。
手前がオキュラス。
その奥にワン・ワールド・トレードセンター。
USA独立の年にちなんだ1776フィート、
約541mの高さは全米一。
アメリカ合衆国の建国の日は、
独立戦争の1776年7月4日だ。
これは神話ではない。

オキュラスは駅舎のある複合商業施設だ。
サンティアゴ・カラトラバ設計で、
白い鳥のようなデザインは本当に美しい。
いつもここでは記念撮影を行う。
9.11で亡くなった方たちへの哀悼の意をこめて、
静かに撮影する。

現地ガイドの富澤由紀子さんの案内で、
ツインタワー倒壊跡のプールを見学。
短い観光のあと、
向かったのはウェグマンズ。
2024年10月に開業したマンハッタン1号店。
ウェグマンズのマンハッタンでの試みと、
1年半が経過した現況を丁寧に話してくれた。
SAKANAYAのエイドリアンさんも加わって、
団員たちの質問に丁寧に答えてくれる。

とても良いインタビューだった。
JARED店長に感謝。
近いのSAKANAYAの売場では、
エイドリアンさんのインタビュー。
豊洲から週2回空輸される魚を丸物で陳列する。
アジア系住民にはその鮮度感がウケている。
従来の魚のカッティング方法と、
SAKANAYAの日本式調理法を記したパネル。
並んでいる魚は頭の後ろがカットされている。
これによって鮮度感が高まる。
エイドリアンさんは日本の活〆技術を、
取引先の漁業者たちに伝える活動も行っている。
事務局が夜食の手巻き寿司のための材料を注文。
エイドリアンさん自ら、カッティングしてくれた。
その模様を撮影する商人ねっとの笹本さん。
アスタープレイス店は地上1階と地下1階の2フロア。
1階はデリやプリペアードフードなどの即食フロア、
地下1階はSAKANAYAを含めた生鮮3部門と、
グロサリーとハウスウェア商品などが品揃えされる。
地下1階にエスカレーターで降りると、
カラフルな果物が並んで市場のような雰囲気だ。
対面のミート売場。
どの部門も作業場を見せて、市場感を演出している。
ここではスタッフが、
ステーキをカッティングしている姿を見せる。

奥まったところにゾーニングされた加工食品。
「HOT ZONE PRICE」のパネルがあちこちにある。
ウェグマンズ流のEDLPを表した言葉だ。
チョコレートでコーティングされた大粒イチゴ。
加工度の高い商品づくりで粗利益を確保する。

ウェグマンズを堪能した。
イータリーは、
Eat(食べる)とItaly(イタリア)の組み合わせ。
イタリアの食をテーマにした、
スーパーマーケットの部門構成に、
レストラン機能を加味した「グローサラント」だ。
シーフードの対面売場。
ほとんどの部門が対面売場を設ける。
売場のそばにレストランを配置している。
ここではお酒を解禁にして、
レストランでの食事を体験させる。
ルッコラとオレンジのサラダ、
ラグー仕立てのミートパスタ、
そしてスパークリングワインを1杯。

午後は、アッパーウェストへ。
ブロードウェイ沿いを徒歩で巡る研修だ。
スーパーマーケット4店舗が並んでいる。
最初のゼイバース。
ユダヤ人が経営する。
たった1店舗しかない大繁盛店だ。
そのチーズ売場に、
バレンタイン向けのバラのブーケ。
面白い。

ゼイバースはチーズ、魚の燻製、
そしてコーヒーが名物商品。
ここで事務局が夜のつまみとして、
燻製を数種類、購入。

コーヒー売場では団員たちが、
英語で店員にオーダー。
3日目ともなると、買物もずいぶん慣れてきた。

魚屋出身だけにシーフードが強い。
魚の尻尾がデザインされた対面売場。

しかし徐々に、客数が減っていて、
ミートとシーフードの対面売場は、
半分のスペースになった。
その衰退は新参者の所為だ。
「フィアレス・フライアー」(チラシ)のブーケ。
バレンタイン仕様だ。
西海岸出身のトレーダー・ジョー。
白木の什器でウェストコーストらしい、
カジュアルな売場づくりだ。
それが他との違いを際立出せている。

ゼイバース、シタレラ、
そしてフェアウェイ・マーケットが、
やや高齢者のお客主体だったのに対して、
トレーダー・ジョーには老若男女がやってくる。

トレーダー・ジョーの登場で、
この地の顧客の買物行動が大きく変わった。
徒歩研修は、そうした競争の本質を学ぶために行う。
3日間にわたった研修はこれで終了。
あとは団員各自の自由研修が待っている。
それぞれが自分で企画して、
マンハッタンを楽しむ。
第2団最後の夜には、
コミュニケーションルームに、
団員たちが次々にやってきた。
ハドソン川が凍るほどの強烈な寒波。
私の身体にも影響を与えたらしい。
研修終了後、のどが痛み出した。
風邪の兆候か。
ホテルに戻って、薬を飲み、
事務局がつくってくれた、
3種のネタの海鮮丼を少しだけいただいた。
それから横になって体を休めた。
団員たちと交流したかったが断念した。
明日は、第2団団員たちを空港まで見送る。
その車中で最後の講義が控えている。
明後日には、第3団が到着する。
その前に体調を回復させなければならない。
頑張ります。
(つづきます)
〈結城義晴〉













































