結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年02月24日(火曜日)

ベイシアの「オトナリマート」とAlbertsonsの「Neighborhood」

午前中は整骨院で治療。
すごく良くなった。

しかし左膝と左股関節を完治させる。
さらに右肩の慢性的な痛みも治す。

だから3カ月ほどかけて、
この整骨院に通うつもりだ。

昼ごろ横浜商人舎オフィスに出て、
みんなでランチミーティング。

今日は山本恭広編集長が、
群馬県伊勢崎市に出かけた。

㈱ベイシアの新フォーマット1号店。
「オトナリマート伊勢崎下道寺店」
beisia-facad

売場面積166坪の小型店だ。
2月25日のオープン日の前日。
メディア向けの内覧会が行われた。beisia-press

2005年までベイシア本部があった。
その2317坪の敷地だ。

スターバックス、ダイソー、
そしてメガネのJINSが出店する。

プレス向けのリリースには、
「首都圏を中心に300店舗体制を目指す」とある。
力の入った新店舗だ。

ベイシアは、
5つの店舗フォーマットをもっている。
①スーパーセンター
②フードセンター
③スーパーマーケット
④ベイシアマート
⑤フーズパーク

オトナリマートは6つ目のフォーマットである。

近年の出店コストの高騰から
既存のフォーマットだけでは、
出店による成長戦略が描きにくくなった。

そこでベイシアは出店戦略本部を立ち上げた。
「小型業態」部門が中心になって、
2年前から研究した。

そして既存のベイシアマート4店舗で、
実験を重ねた。

店舗導入部はファストフードのコーナー。beisia-entranc

ドリンクやワンハンドのファストフードを提供する。

先頭は旬の果物売場。beisia-produc

精肉、水産加工品に続いて、日配品の売場。beisia-dairy

ゾーニングはオーソドックスだ。
最終コーナーは惣菜と冷凍食品。beisia-frozen-deli

惣菜は「QUICK MEAL」とネーミングされた。beisia-deli

おにぎりは店内製造。

小型店といっても冷凍食品は品揃えを充実させる。
冷凍パスタ各種は399円と手ごろ。beisia-frozen

オトナリマート専用のオリジナル商品の構成比は約15%。beisia-groce

メディア向けの説明は、
執行役員出店戦略本部・田中秀一本部長。beisia-tanaka

出店戦略とエリア戦略を語った。
他業態の店の「オトナリ」に出店して
相乗効果を上げるのが名前の由来。

ん~。

面白いバナーだが、
私は最初に聞いたときに、
「お隣」、つまり「近隣」のことかと思った。

英語で言えば「neighborhood」

米国ウォルマートのスーパーマーケット業態は、
「Neighborhood Market」と名づけられている。

それかと考えたのだが、
違っていたのか。
それとも暗に「neighborhood」を意味しているのか。

1939年からのアイダホ州。
33歳のジョー・アルバートソン。

そう、アルバートソンの創業者。
1990年代まで米国スーパーマーケット産業で、
エクセレントカンパニーの名をほしいままにした。
albertsons2-e1665977211488
現在はクローガーに次いで、
米国第2位のスーパーマーケット企業だ。

創業のころのジョーは、
出店の際には必ず車を飛ばして、
「三角巾のおしめ」が干してある地域を探した。

若いファミリーが多く住む地域である。
そこはサバーブと呼ばれて、
将来性の高いエリアだった。

ジョーはこれを、
「Neighborhood Marketing」と呼んだ。

小型業態営業事業部・橋本泰孝事業部長。beisia-hashimoto
個食シーンを狙った商品構成について語った。

小型業態一般食品部・青木慎祐部長。beisia-aoki
オトナリマート独自の開発商品について、
具体的に説明してくれた。

2026年度に首都圏近郊に1店舗。
2027年度には東京23区に5~10店舗の出店を計画。
2028年度以降、物流網を構築し、
300店舗に向けて出店を加速する。
詳細は月刊商人舎で報告する。

さて、日経新聞「夕刊あすへの話題」
元消費者庁長官の板東久美子さんのエッセイ。

「AI時代こそ求められる学び」

人文知応援大会で講演を聞き、
パネルディスカッションに出た。

テーマは「AI時代の大学教育」

社会学者の吉見俊哉さんの講演。
「今、学生のレポートの質が劇的に向上、
AI依存が疑われても判別困難な実態を紹介」

そうだろうな。

「思考を省き、考える力を失う危険」を、
吉見さんは指摘した。

「自ら問いを立てる」こと、
思考や体験にかける「時間」の重要性が、
パネル討論でも指摘された。

自ら問いを立て、考え抜き、
様々な体験をし、主体的に動くこと。

今、初等中等教育では、
「探究」の学びが重視されている。

この探求は、
「両利きの経営」の深化と探求の、
「探求」でもある。

生成AIリテラシーでは、
「プロンプト」がカギを握る。

「問い」である。

「三角巾のおしめ」が干してある地域を探す。

これこそ「探求」である。

どんなネーミングでもいいが、
自ら「問い」を発し、
それを求める姿勢こそ、
忘れてはならない。

〈結城義晴〉

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