2009年02月08日(日曜日)
ジジのとぐろ[日曜版]


今日もかわりません。
ボクとユウキヨシハルのおとうさん。
ふたりのくらし。

おとうさんのしごとも、ずいぶん、
おちついてきた。
会社をつくって、
いちねんがすぎたからでしょうか。
いちねんといえば……。

きょねんは、「ねずみ」くんの年でした。

ことしは、「うし」くんの年。

もう、2月になります。
でもボクは、のんびりと、
まーるくなって、ねむります。

これをおとうさんは、
「とぐろ」といいます。

「とぐろをまく」といわれています。
「とぐろ」のボクは、
なにを、かんがえているのでしょう。

ボクにもよくわからないのですが、
こんなことでしょうか。

気はながく、
心はまるく、
腹たてず、
人はおおきく、
己ちいさく。
「己」は「おのれ」と読みます。
おとうさんに教えてもらった。

ボクには、うまく、
いいあらわすことはできませんが、
そんな気分なんです。
「とぐろ」は。
「とぐろ」のときの気分は。
いいもんです。
みなさんも、どうぞ。
<『ジジの気分』(未刊)より>




















