結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年02月15日(月曜日)

GDPマイナス成長とマルエツ上田真の「労働力売り手市場」

Everybody! Good Monday!
[2016vol7]

2016年第8週。
2月第3週です。

昨日、一昨日の異常気象から一転、
2月中旬らしい陽気。
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商人舎オフィス裏の遊歩道も、
ちょっと寒々としている。
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今日、『明治マーケティングレビュー』到着。
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私の連載はもう32回目。
「小売業のスーパーマーケティング」
季刊誌で32回だから、まるまる8年。

ありがたいことです。

今回のテーマは、
「流通革命から流通3.0までの考察」

昨年12月の月刊『商人舎』の内容を、
マーケティング・サイドから書いてみた。

機会があったら、
読んでみてください。

さて、バレンタインデーが終わったら、
もう、3月3日のひな祭りが視野に入ってくる。

商人舎magazineの、
Weekly商人舎日替り連載。
月曜朝一・2週間販促企画。
「桃の節句」の「オトナ女子会」など、
取り上げている。

月曜は2週間販促企画。
火曜は2週間天気予報。

月刊『商人舎』購読者へのサービス情報で、
IDを持っている人しか読むことができないが、
悪しからず。

さて、2015年10~12月期の国内総生産(GDP)。
昨日の日曜日は夕刊がないし、
今日は朝刊が休みなので、
日経オンラインで流していたが、
2四半期ぶりのマイナス成長。

実質の季節調整値で前期比 0.4%減、
年率換算で1.4%減。
「実質」は物価変動の影響を除いた数値。

生活実感に近い名目成長率は0.3%減、
年率換算では1.2%減。

名目GDPの実額は499兆円。
安倍晋三政権はアベノミクス第2ステージで、
2020年に「GDP600兆円」を目標とするが、
はるかに遠い数値だ。

マイナス成長の要因。
GDPの6割を占める個人消費の落ち込み。
暖冬で冬物衣料が売れなかった。
テレビやパソコンなど家電も伸びなかった。

あ~あ、お天気産業よ。

一昨年の2014年4月の消費増税後、
個人消費はずっとダウントレンド。

節約志向。

実質GDPの雇用者報酬は、
10~12月期で前期比0.2%増。
女性や高齢者の稼働率が高まり、
全体の報酬は増加傾向。

ただし1人当たり実質賃金は、
10~12月期で前年比横ばい、
2015年暦年では0.9%減。

「2015年」の実質成長率は0.4%増。
「2015年度」は昨年4月から今年3月までで、
政府はこの成長率を1.2%増と見込む。

しかしそれを実現するには、
この1~3月期に前期比2.15%増が必要。

1月年明けとともに、
株価は急速に落ち込んで、
景気悪化の印象は強い。

これでは来年4月の
「消費税10%」への増税も難しい。

日本チェーンストア協会の新年賀詞交歓会で、
清水信次会長が強く主張した、
「増税延期」も、
必要な雲行きになってきた。
もちろん「軽減税率」導入など論外だ。

それを実現させねばならないだろうし、
その動きは必ず出てくる。

危機的な状況を煽る言説も多いが、
ここはポリティカルマーチャントでありたい。

景気や消費の低迷よりも、
私が問題にしているのは、
「人」の採用と確保。

だから今年の商人舎標語は、
「人をつくる。人を残す」
会社は人が集うところ。
店は人が群がるところ。
売場も人が寄ってくるところ。

2016 年をとおして、
会社も店も売場も、
人々が好んで集まるところとなりたい。

金を残すは下なり、
事業を残すは中なり、
そして人を残すは上なり。(後藤新平)

そのために人を集め、
人を育み、
人を残す。
〈結城義晴〉

先週金曜日の日経電子版。
上田真さん登場。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの社長で、マルエツ社長。

上田さんは生粋のマルエツ育ち。
日本チェーンストア協会副会長。

「採用状況は2年半ほど前から厳しい」

「小売りは外食に次いでパートの採用数が多く、
人手不足感が強い」

マルエツでは時給が20円強上がって、
億単位のコスト増。

「昨今の人不足は
バブル期の後半に匹敵する」

しかし、だからこそ、
「企業はこれを機に、
今までの仕組みを一新すべきだ」

その通り。

「この20年間は自由に採用できる
買い手市場だった」

「労働力買い手市場」を前提に、
オペレーションシステムが出来上がっている。

それが一気に「労働力売り手市場」に変わった。

そこで4つの考え方が出てくる。

第1は正社員。
「マルエツの場合2016年の大卒採用を
100人規模で考えている。
今後は200~300人規模になるだろう」

そのために「リクルーター制の復活や
メンター制などをきちっとやり遂げる」

第2は「パートは人材の含み資産」

第3は「外国人」

「ただ、現在は3年間だけと、
働ける期間が定められている。
政府はこれを緩和すべきだ」

第4は「高齢者だ」。

65歳定年が一般的だが、
「カスミは67歳を70歳に、
マルエツは今年度から70歳を越えても
傘下の派遣会社に登録すれば
働けるようにした」

上田さんの狙いは、
「70歳以上の人を
採用すること自体が目的ではない」

「むしろ60歳代の人が
『自分はこれから10年間も働ける』と
思えることが魅力になる」

上田さんが注目するのが、
「雇用のミスマッチ」

2015年平均の有効求人倍率は1.2倍。
1991年以来、24年ぶりの高水準。

しかし「求人倍率が4倍の企業もあれば
1倍を切っているものもある。
全体をならして1.2倍というだけだ。
ミスマッチを解消できれば、
求職者も我々も、
ウィン-ウィンの関係になれる」

2016 年をとおして、
会社も店も売場も、
人々が好んで集まるところとなりたい。

金を残すは下なり、
事業を残すは中なり、
そして人を残すは上なり。

では、みなさん、
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉


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