ドキドキ・ワクワク・ニコニコの効果絶大で帰国。”Aloha!!”
メキシコ南部沖で大規模地震発生。
マグニチュード8.1。
気象予報士の常盤勝美さんが、
すかさず教えてくれた。
死者は61人。
余震は続いていて、
さらに犠牲者が増える模様。
もしかしたら、
ハワイにも津波が来るかもしれない。
常盤さんは心配してくれた。
しかし、何の影響もなく、
ワイキキビーチはのんびりとしていた。
私たちのホテルのすぐそばの浜辺にも、
海に入る人たちがいる。
気分が良かったので、
朝食を摂ってから、ビーチに出かけた。
そして遠浅の海に入った。
ちょっとだけ泳いだ。
海の水はぬるい。
海水は思ったよりも塩辛い。
本当にちょっとだけ泳いで、
すぐに上がった。
それでもすごく、いい気分。
ハワイの神に感謝して、
Aloha~。
ホテルに戻ってプールサイド。
ビーチチェアーに寝転んで、
ひと眠り。
これもハワイの楽しみ方。
午前中ゆっくりして、
昼の12時20分に集合。
バスに乗り込んで、最後の講義。
「サービスとコミュニケーション」
企業が提供するものは、
4つに分類される。
第1に、純粋な有形財。
これが「モノ」だ。
第2に、サービスを伴った有形財。
技術的に高度で複雑な製品には、
無形のサービスや情報が欠かせない。
そしてこの第2の類型が、
すごい勢いでどんどん増えている。
オーガニック食品もそれだ。
惣菜もデリもそれだ。
エスニックもそれだ。
ワインもシャンパンもそれだ。
ハワイで私たちはそれを、
存分に体験した。
第3は、付随的製品とサービスを伴う主要サービス。
提供する財は無形の「コト」。
しかしそのサービスもたいてい、
付随的なモノや付随的な「コト」が、
なければならない。
ドキドキ・ワクワクの提供。
これこそ無形のコトそのものだ。
そして最後に、
第4に純粋サービス。
これが流行の「コト」だ。
しかしむしろ純粋な「コト」の方が少ない。
「モノからコトへ」。
さらに「コトの時代」などというけれど、
第2と第3の類型が圧倒的に多い。
モノに付随するコトは何より大事だし、
儲けや利益は、
コトに付随するモノにこそある。
短い講義だったが、
すぐに空港に到着してしまった。
空港で解団式。
そして全員で写真。
“Aloha~!!!”
今回のハワイ・ビギナーズコース。
男性参加者はたった一人。
女性ばかりの入門コース。
研修が終わって、
みんな、美しくなった。
それは、
ドキドキ・ワクワク、
ニコニコの効果。
ホイホイ・ホロホロで、
楽しんで、学び、
感じて、考えた。
太平洋上の雲。
様々な形で楽しませてくれる。
ここは、常夏です。
7時間ほど飛んだら、
夕陽が沈む。
そして銚子の犬吠埼。
帰ってきました。
大きな収穫をもって。
帰国すると、桐生祥秀の9秒98。
東洋大学の21歳。
陸上男子100mの日本記録。
追い風1.8mだが、
日本人で初めて、
「10秒の壁」を破った。
リラックスして走った。
それが理由だという。
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ。
効果は絶大だ。
〈結城義晴〉