セブンvsイオン「恵方巻対決」と「見るべきところは見ている」
今日は、節分。
節を分ける日。
二十四節気では今日までが大寒。
明日が立春。
冬と春を分ける日。
新型コロナウイルス感染拡大の中でも、
春はうれしい。
その節目には恵方巻。
商人舎オフィスのそばの店で買い出し。
まずセブン-イレブン。
昼過ぎに訪れたら、
私が一つ買ったので、
もう4本しか残っていない。
しかも品揃えは1アイテムで、
398円(税込429円)。
以前のセブン-イレブンならば、
もっと豊富な在庫があったはず。
予約販売に力を入れたのか。
その予約商品は4アイテム。
七品目の恵方巻ミニ。
予約では276円(税込298円)。
海老とツナのサラダ巻は、
362円(税込390円)。
海の幸恵方巻は、
554円(税込598円)。
七品目の恵方巻は、
436円(税込470円)。
もう一軒はまいばすけっと。
こちらはイオン。
以前、この店はファミリーマートだった。
営業不振でまいばすけっとに転換。
私はエクスプレスストアと呼ぶ。
イギリスのテスコエクスプレスと同じ。
転換すると急に繁盛し始めた。
入口を入るとトップエンドにありました。
節分関連商品の中で、
やはり恵方巻が中心。
各種恵方巻が298円(本体、以下同じ)。
定番の寿司売場にも恵方巻コーナー。
中心価格帯は298円で3アイテム。
恵方巻コーナーの左隣のケース下段に、
やや高額の2アイテム。
海鮮ハーフ上恵方巻598円と、
こだわり玉子の恵方巻358円。
海鮮ハーフを購入。
事務所に帰っていただきました。
セブン対イオン。
セブン-イレブンは、
7品目の幸福恵方巻。
おにぎりと同様に、
海苔は自分で巻き付ける。
そして南南東を向いて、
お願いごとをしながら、
かぶりつく。
恵方巻を食べるときには、
どうしても斜め上を向いて、
空を仰ぐようになる。
なぜだろう。
さて、両者の味はどうか。
やっぱりまいばすけっとの勝ち。
海鮮ハーフは値段の違いを差し引いて、
コスパがいい。
298円の定番恵方巻もいい商品だ。
セブンの幸福の恵方巻は、
シャリがちょっと甘かった。
百貨店や高級すし店では、
1本1万円、2万円の恵方巻も販売されて、
今日は恵方巻一色。
百貨店各社の予約時点では、
今年は巣ごもり需要があって、
3倍の売上げとなった。
みなさんの会社や店では、
どうだっただろうか。
しかしコロナ・キャズムのこんな時でも、
人々に喜んでもらうことができる。
小さな喜び
ささやかな幸せ
明日への希望
この3つを提供することこそ、
ライフラインの商売の在り方だ。
さて、
緊急事態宣言の延長。
夕方、菅義偉総理から発表された。
昨日から大手マスコミには、
すでにリークされていて、
今日の朝刊や朝のワイドショーでは、
3月7日までの延長は、
まるで確定したかのような報道ぶり。
午後、専門家会議が開催され、
予定通りの発表があった。
11都府県のうち、
栃木県だけ解除され、
あとの10都府県は3月7日まで延期。
10都府県に限らない。
日本中があと1カ月。
マスク、手洗い、
三密を避けつつ生活し、
不要不急の外出を自粛する。
じっとワクチン接種の態勢が、
整うのを待ちながら。
それでも私は、
しっかり仕事をしたい。
私の場合、
仕事がなければ緊張は保てない。
日経新聞の社説。
「自粛せずに自粛を求めるな」
タイトルだけで言いたいことはわかる。
「新型コロナウイルスの流行が続き、
自粛生活にうんざりというのが
大方の声だろう」
「それでも頑張ろう、と
励ますべきリーダーが
先頭切って自粛破りでは話にならない」
「自分は身を慎まずに、
国民に自粛を求めることはできない。
すべての政治家にまず
我がふりを省みてもらいたい」
同感だ。
これは会社における、
トップマネジメントと同じ。
店における店長も同様だ。
「今年に入って、地方選挙で
与党が推した候補の得票が
下馬評を下回るケースが相次ぐ」
「有権者は、
見るべきところは見ているのだ」
部下は従業員は、
見るべきところは見ている。
そして恵方巻商戦に関して、
顧客たちも、
見るべきところは見ている。
〈結城義晴〉