結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年02月25日(木曜日)

テクノロジーとインテリジェンスは反比例する?

今日は私にとって、
オンライン・ミーティングの日。

午前中は、
第一屋製パン㈱の取締役会。
株主総会を控えて審議すること多数。
私はWeb参加。

午後は、
アメリカから送られてきたウェビナー。
トレーダー・ジョーの最新動向。
ロス在住の五十嵐ゆう子さんの報告。
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トレーダー・ジョーは、
相変わらず大繁盛。
入場制限などしながら、
顧客のワクワクを創り出している。
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創業者のジョー・コローム氏は、
昨年の今頃、2月28日に逝去。

商人舎流通スーパーニュース。
トレーダー・ジョーnews|
創業者ジョー・コローム氏(89歳)逝去
coulombe
ジョーの遺志は現在も、
しっかりと受け継がれている。

オンラインデーの3つ目は、
㈱セブン-イレブンのオンライン説明会。
内容は災害対策システムの紹介。
ネーミングは「セブンVIEW」。

2014年から開発が進められているが、
台風・地震・大雪・大雨などの自然災害時に、
その被害を最小に抑えるシステムだ。

全国のコンビニ店舗の状況、
配送トラックの状況が、
グーグルマップが活用されて、
リアルタイムで把握できる。

セブン&アイ・ホールディングスにおいて、
セブン-イレブンに関する仕組みは、
素早く、完璧に構築する。

もう、これは組織の文化と言えるものだ。

コンビニフランチャイズビジネスは、
2種類の顧客がある。

消費者と加盟店。

この2重の顧客からのプレッシャーが、
仕事を素早く、完璧に進めることに貢献する。

㈱イトーヨーカ堂も㈱そごう・西武も、
2重の顧客を意識できたらいいのだが。

今日のWebミーティングの最後は、
㈱JTBとの米国研修の打ち合わせ。
商人舎担当は大阪第三事業部。
小阪裕介さん(左)と森川泰弘さん(右)。
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マイクロソフトのチームズで会議。

JTBは3月1日付で資本金を1億円に減資する。
もちろんコロナ禍で旅行業は、
極めて厳しい経営状態にある。

現在の資本金は23億400万円。
それを中小企業に分類される1億円に減じる。
それによって税負担が軽くなるとともに、
今期発生する巨額損失の補塡原資を確保できる。

一方でやむなくリストラも進められている。
早期退職や採用抑制でグループ6500人を削減、
国内の25%に当たる115店を閉鎖。

JTBの21年3月期決算は、
過去最大の経常赤字となる。
その損失額は1000億円程度。

小阪さんも森川さんも、
必死に未来の仕事を模索する。

しかし少しずつ動き始めている。
展望が見え始めている。

海外研修が再開したら、
その必死の努力の成果を見せよう。

ちいさな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。

ともにそれらを追究したい。

さて、日経新聞電子版、
「経営者ブログ」。
㈱IIJ会長の鈴木幸一さん。無題
日本のインターネットの草分け的存在。

鈴木さんは何十年か前、
インターネットの壮大な技術革新を、
米国の雑誌で知った。

いわく、
「時間と空間」のあり方そのものを変える。
「情報の発信者と受信者」の関係そのものを変える。

「情報と通信が、
同じ技術基盤で動くようになることで、
世界は全く新しい仕組みになる」

日本は果たしてこの巨大な技術革新に、
乗っていくことができるか。

鈴木さんはそれに後れを取らないため、自ら、
㈱インターネットイニシアティブを創業。
既に29年を経る。

そのおかげでオンライン会議もできる。

「誰もが発信できるようになって、
情報の発信者と受信者の関係については
どうなっているのだろうか」

しかし。

「誰もがむやみに発信でき、
膨大な数の発信量となっているのだが、
新聞社や放送、出版社といった
マスメディアによる情報発信と比較すると、
いまだに大多数の人々を動かしているのは
マスメディアである」

その通り。

「なにが変わったのかと言えば、
マスメディアの情報発信が、
ネット社会になったことで、
専門性が薄くなり、マスに寄り添う形で
よりスキャンダラスになっていることだろうか」

同感。

朝日新聞も読売新聞も毎日新聞も、
マスに寄り添って専門性を喪失している。

結果としてスキャンダラスになっている。

いくらスキャンダラスを追いかけても、
決して文春にはなれない。

そこで鈴木幸一の一撃。

「技術の進化とインテリジェンスは
全く異なるものだと、
割り切ったほうがいいのかもしれない」

マスメディアに限らない。
小売流通業もサービス業も。

商売のテクノロジーがいくら進化しても、
インテリジェンスの進歩にはつながらない。

技術の進化と知性や品性は、
まったく異なるものだが、
むしろそれは反比例したりする。

テクノロジーとインテリジェンスは、
正比例させることができるし、
正比例させたいものだ。

正比例させねばならない。

〈結城義晴〉


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