山梨県の「提携案件」とベルクの「BARK」の一所懸命

暑かった7月最後の日。
土用二の丑。
7月19日が一の丑。
31日が二の丑。
丑の日が二度訪れるのは、
縁起がいい。
そのうえ今年のウナギは安い。
いい商売ができて、
お客も喜んでくれたに違いない。
月刊商人舎8月号責了の日。
1日中、最後の原稿を書き、
ゲラの校正に勤しんだ。
50回やると息が切れる。
それでも体調は万全。
8月号も実にいい出来栄えです。
いろいろな懸案事項が解決して、
気分も爽快。
さて商人舎流通SuperNews。
津波警報関連news|
7/31付でチェーン各店で通常営業を再開
7月30日(水)8時25分ごろの、
カムチャツカ半島地震。
津波警報によって、
チェーンストア各社は、
一部店舗で営業を休止した。
1日が経過して警報から注意報に変わった。
各社は休業店舗の営業を再開した。
それをホームページ上で発表した。
とくにホームセンターは、
営業再開の状況を詳細に発表した。
カインズ、DCMホールディングス、
コーナン商事、コメリ、アークランズ。
年商5000億円台のカインズと、
DCM、コーナン。
3000億円台のコメリとアークランズ。
いずれも防災・災害対応関連商材を、
しっかりと扱う。
コロナ禍を経て、
その業態特性はさらに鮮明になってきた。
M&Aのニュース。
さえきセルバnews|
山梨のアマノ、フードパークスと業務提携を検討
㈱さえきセルバホールディングスが、
傘下の㈱山梨さえきとともに、
山梨県の㈱アマノ、㈱フードパークスと、
4社で業務提携する。
山梨さえきは、
県内16店と静岡県御殿場市1店の17店、
アマノがパークスアマノの4店、
フードパークスはサンマルシェと甲府生鮮市場。
合わせると23店舗になる。
オギノが山梨県店に35店舗(全体で47店)、
いちやまマートが13店(全体で15店)。
イオンのザ・ビッグが山梨県に13店。
イオンモール甲府に加えて、
甲府駅前にロピア甲府店、
南アルプス市にコストコ南アルプス倉庫店。
広域型のモールや店舗もある。
山梨さえきとアマノの業務提携は、
ある意味で自然な流れだ。
今のところ業務提携だが、
ホールディングカンパニーのもとで、
緩やかな資本統合に進むかもしれない。
一所懸命な議論が必要だ。
さらに商品販促のニュース。
ベルクnews|
PBエナジー飲料の認知拡大イベント「ベルクナイター」8/1開催
プライベートブランドは、
「くらしにベルク」(kurabelc)。
このブランドから、
「BARK」シリーズを出している。
2021年12月18日発売のエナジードリンク。
6月に販売累計本数が300万本を突破した。
もう7アイテムに増えている。
ちょっと驚いた。
このアイテムを中心に、
8月1日に「ベルクナイター」を開催する。
5月6日(火)~6月30日(月)の期間に、
キャンペーンを展開した。
「埼玉西武ライオンズ キリンブランドを購入して
ベルクナイターを観戦しよう!」
その当選顧客と共に開催するイベント。
ベルクナイターの8月1日当日は、
ベルクで製造した惣菜や弁当各種を販売する。
8月9日は「野球の日」
や(8)きゅう(9)の語呂合わせ。
同時に「エナジードリンクBARKの日」
バー(8)ク(9)。
そこでナイターで、
BARKを販売し、
プロモーションビデオを流す。
ベルクは一所懸命に仕事を楽しんでいる。
朝日新聞「折々のことば」
第3452回。
全身全霊のコミットメントは、
何も考えなくていいから、
楽だ。
〈三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』から〉
「創造的な仕事であれ
強いられた労働であれ、
すべての努力と時間を
一つのことに注げるのは、
苛酷に見えても実際は楽なのだ」
同感だ。
「生存の文脈を一つに集約するのは、
生存に欠かせない他の文脈を
余計なものとして視野から外すこと」
これは「一所懸命」のことを言っている。
それが実は一番楽なのだ。
ただし、ただし。
「だがそれは、家族をはじめ、
他の人びとのケアに負うことでしか、
可能でない」
以て自戒とすべし。
〈結城義晴〉