結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年04月25日(月曜日)

カメイドクロック内覧会の顛末と「不器用な人」

Everybody! Good Monday!
[2022vol⑰]

2022年第17週。
4月最終週から5月第1週。
つまりゴールデンウィーク。

今年はまず4月29日(金曜日)の昭和の日から、
土日曜日を含めて3連休。
5月2日の月曜日を挟んで、
3日の憲法記念日、
4日のみどりの日、
5日のこどもの日と3連休。

さらに6日金曜日を挟んで、
土日曜の連休。

2日と6日を休暇にすると、
最大10連休。

テレワークも進んでいるから、
大型連休のイメージはあるだろう。

計画通りに着々と仕事を進捗させて、
計画を超える成果を上げたい。

今日は東京・亀戸(かめいど)。
「KAMEIDO CLOCK」の開業内覧会。
「カメイドクロック」と呼ぶ。
IMG_26262
グランドオープンは28日(木曜日)。

「地域に住まう皆さまと共に
“亀戸”の記憶を紡ぎ、
新しい“時”を刻む生活創造拠点」

つまり「亀戸」で「時を刻む」。
だから「KAMEIDO CLOCK」となった。

喜び勇んで出かけた。
IMG_25472
野村不動産と野村不動産コマースの開発。
テナントは全136店舗。

初年度年商目標は200億円。
来館者数目標は1200万人。

核店舗で地下1階に入るライフは、
年商36億円。

商人舎流通スーパーニュース。
ライフnews|
563坪・36億円「ライフ カメイドクロック店」4/28開業

まず、そのライフコーポレーションの内覧。
流通報道記者会中心にカコミ取材。

皆川剛広報部長が丁寧に説明してくれた。
IMG_26322

ショッピングセンター内出店として、
随所に工夫が凝らされて、
とてもいい出来栄えだ。

2015年のヤオコーららぽーと富士見店が、
商業集積の店舗として話題になったが、
それとはまた違ったレイアウトの組み方で、
ライフらしさを出した。

ワインセラーはこれからのライフの特長となる。
IMG_26352
一通り店内を見て、写真など撮影して、
最後に幹部のみなさんと写真。

私の左から、
カメイドクロック店長の山内徳久さん、
執行役員首都圏ストア本部長の海野紀明さん、
取締役専務執行役員の並木利昭さん、
常務執行役員の荒井信一郎さん、
そして開発統括特命担当の依田宏さん。
IMG_25932
荒井さんは営業統括兼首都圏商品本部長兼近畿圏商品本部長。
依田さんは首都圏RE部兼首都圏施設・購買部部長。

ありがとうございました。

ライフの取材が終わると、
カメイドクロック全体のメディアツアー。IMG_26492

1階の共有スペースに集合。
IMG_26482

そしてゾロゾロと館内を案内してもらう。IMG_25992

まず地下1階は、
ライフのスーパーマーケットと、
食品専門店のゾーン。

次に4階に上がって、
フードコート。
IMG_26502

その4階のカメスポ。
e-sports studio。
IMG_26522

3階にはデコホームが入っている。IMG_26542

さらにファーストリテイリングのジーユー。
IMG_26582

2階はアパレル中心で、
ユニクロはこの2階に入居している。

1階には「ネコサポ」が入った。
ヤマト運輸に業務委託した、
インフォメーションカウンター。

インフォメーション業務はもちろん、
館内物流業務から車椅子の貸出、
落とし物・拾得物の取扱い、
ヤマト運輸の宅急便の発送・受取サービス、
クロークサービスまで行う。
IMG_26592

そして1階には「カメクロ横丁」の飲食店街。IMG_26602

一番最後に「やまと寿司」。
IMG_2625 (1)2

ここで食事。
IMG_26202

千葉県鴨川市のやまと水産の回転寿司。IMG_26232
このショッピングセンターに来たら、
一度、試してください。

店を巡るのは楽しい。
ショッピングセンターももちろん楽しい。
今日の万歩計は1万1900歩を記した。

カメイドクロックも、
黄金週間にグランドオープンする。

その飛び石三連休連弾も、
今週末から始まる。

4月10日の朝日新聞「折々のことば」
第2346回。

やはり私のメモに残ったことば。

頭が切れたり、
器用な人より、
ちょっと鈍感で
誠実な人の方が
よろしいですな。
(奈良の宮大工・西岡常一『木に学べ』から)
B07DTD4MXB.01._SCLZZZZZZZ_SX500_

「器用な人は
苦もなく先に進んでゆけるので、
往々にして
“本当のものをつかまないうちに”
作業を終えてしまう」

「反対に不器用な人は
“とことんやらないと得心ができない”から、
要所を疎(おろそ)かにせずに熟達する」

編著者の鷲田清一さん。
「画家の場合だとたしかに、
手がそつなく動く、
その器用さを不自由と感じ、
あえて利き手とは逆の手で
筆を持つ人がいる」

私の下手な筆字もそれだ。

しかし、商売には実は、
不器用な人が向いている。

では、みなさん、
今週も、仕事を楽しもう。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2022年04月24日(日曜日)

「はじまり」は 「終わり」を知る者によって開かれる。

「明日、また明日、また明日と、
小刻みに一日一日が過ぎ去って行き、
定められた時の最後の一行にたどりつく」

「きのうという日々は
いつも馬鹿どもに、
塵泥(ちりひじ)の死への道を
照らして来ただけだ」

「消えろ、消えろ、束の間のともし火!
人生はただ影法師の歩みだ」

「哀れな役者が短い時間を
舞台の上で派手に動いて声張り上げて、
あとは誰ひとり知る者もない」
ウィリアム・シェークスピア。
『マクベス』木下順二訳。
B00RF1QD3A.01._SCLZZZZZZZ_SX500_

この台詞。
まるでウラジーミル・プーチンのようだ。

スコットランドの将軍マクベスは、
勇猛果敢だが小心な一面もある男。
魔女の暗示にかかり、妻と謀って、
主君ダンカンを暗殺して王位に就く。
しかし内面と外面の重圧に耐えきれず、
錯乱して暴政を行い、
貴族や王子らの復讐に倒れる。

シェークスピアは不思議なことに、
1564年の4月23日に生まれ、
1616年の4月23日に没した。

「プーチンの戦争」は正念場を迎えた。
??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????
対ドイツ戦勝記念日の5月9日までに、
ウクライナ東部ドンバス地方の制圧を完了し、
一定の「戦果」として誇示したい意向のようだ。
しかしウクライナ軍は、
国際社会の軍事支援を受けて、
態勢が増強されている。

小心のプーチンの内面外面の重圧は、
いかばかりか。

朝日新聞「折々のことば」
第2266回は今年1月18日版。

これも印象に残る言葉だった。
メモ帳に残っていた。

「はじまり」は
「終わり」を知る者によって
開かれる。
これは絶望の底に潜む
希望です。
〈姜(きょう)信子〉

『忘却の野に春を想う』
歴史社会学者・山内明美との往復書簡。
51-89098sOL._SX340_BO1,204,203,200_

姜信子は1961年、横浜市生まれの作家。
1986年『ごく普通の在日韓国人』で、
ノンフィクション朝日ジャーナル賞受賞。
2017年『声 千年先に届くほどに』で、
鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。

山内明美は1976年、宮城県南三陸町生まれ。
宮城教育大学教育学部准教授。
歴史社会学・農村社会学を専攻。
東日本大震災以後は、
郷里の南三陸で農村調査を行っている。

ふたりの往復書簡は、
現代のひずみを描き出す。

「“復興”したとされる三陸沿岸の人影も
疎(まば)らな人工的な景色を見て、
ハンセン病療養所のそれをつい思う」
???????????????????????????????
「すべてが閉ざされ、断たれた後、
宗教や芸能は
発生時のいわばゼロ地点へと
いったん押し戻され、
そこから種を蒔(ま)くように
首をもたげるはずだ」

ヨハネの福音書の「一粒の麦」と同じだ。

「はじまり」は、
「終わり」を知る者によって
開かれる。

プーチン戦争の終わりを知る者は、
プーチンではない。

したがって、はじまりを開く者は、
プーチンではない。

明日、また明日、また明日と、
一日一日を小刻みに闘う、
ゼレンスキーに違いない。

そして、
多くの死を悼みつつ乗り越えた、
絶望の底に潜む希望は、
必ず成就するだろう。

さあ、私たちも、
明日、また明日、また明日と、
小刻みな一日一日の仕事に精を出そう。

〈結城義晴〉

2022年04月23日(土曜日)

土曜日の1日、商人舎流通SuperNewsを活用して店クリ。

東急東横線のSDGs Trainに乗って。IMG_25352

中目黒から恵比寿へ。
セントラルスクエアの告知が、
恵比寿駅に出ている。IMG_25462

その恵比寿ガーデンプレイス。IMG_25372

土曜日の朝のひととき。IMG_25392

白いつつじも満開。IMG_25402

ロウリーズも出店している。
米国発ローストビーフレストラン。IMG_25412

商人舎流通スーパーニュース。
恵比寿ガーデンプレイスnews|
地下2階「フーディーズガーデン」盛況オープン

そのフーディーズガーデン。
明治屋ストアーが見える。IMG_25442

そしてライフコーポレーションの店。
セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店。
略称YGP。IMG_25452

ライフnews|
「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」4/15オープン

先週、岩崎高治社長にインタビューしたが、
週末の店を見ておきたかった。
上々の出来栄えで安心した。

重要な店はウィークデーにも見るし、
ウィークエンドにも訪れる。

夕方にも見るし、
午前中もウォッチする。

そして顧客の表情や買い方を見る。

収穫は大きかった。

恵比寿から渋谷へ。

渋谷のJRから井の頭線への連絡通路に、
長さ30m、高さ5.5mの巨大な壁画。
故岡本太郎作「明日の神話」。
1970年ごろの作品。
IMG_25472

その渋谷駅は人、人、人。
IMG_26222

有名な渋谷交差点。IMG_25482

井の頭線で下北沢へ。

駅前でフリーマーケットが開かれていた。
都会のウィークエンド風景だ。IMG_25542

その駅前にオオゼキ下北沢店。IMG_25512

大繁盛で、いい商売をしている。
つまり、安くはないが、それでも売れる。
IMG_25492

駅の反対側にダイエー下北沢店。IMG_25552

そして小田急線専用の改札口。IMG_25672

この改札口前に、
新しいショッピングゾーンができている。
今年1月20日開業のtefu lounge(テフラウンジ)。
IMG_25682

核店舗がビオラル。
ライフコーポレーションの新フォーマット。IMG_25642
オーガニックスーパーマーケットで、
その単独店の最新形。

ライフnews|
首都圏ビオラル2号店「ビオラル下北沢駅前店」2/26開設

右でオーガニックカフェを提供し、
左で小売りする。IMG_25662
まだ顧客はついていないが、
少しずつ認知されていくだろう。

下北沢をあとに、
京王線で経堂まで出る。

駅前にOdakyu OX経堂店があって、
同社の旗艦店舗だ。

さらに、
ライフnews|
食品売場拡げてライフ経堂店(東京・3層1823坪)2/23刷新
life_kyodo

サミットの新店を迎え撃つリニューアル。

そのサミットストア世田谷船橋店。
IMG_25692

サミットnews|
4/6新店「サミットストア世田谷船橋店」/GO GREENを体現IMG_25732
現時点のサミットの最高レベルの店だ。

中2階にサミカフェがあって、
イートインができる。
そして店内を見下ろすことが出来る。IMG_25812
米国ウェグマンズが得意とするパターンで、
ホールフーズも多用する。
日本ではカスミのBLANDE研究学園店が、
この方式を採用して成功を収めている。

もちろんサミットストア世田谷船橋店も、
とてもいい感じで取り入れている。
0407_3

そして「GO GREEN」チャレンジ宣言。IMG_25862
サミットは必ず新しい挑戦をして、
それが成長に結びついている。

千歳船橋駅に出て、
それから吉祥寺へ。IMG_26182

駅前に喫茶室ルノアール。
タバコの臭いが充満しているが、
それでも満員御礼で、
待たねば入れない。IMG_26162
時代と逆行する店だが、
大都市ではそれもサバイバルの手段となる。

そして「文化ストアー」IMG_26132
時代に取り残されたものが、
「レトロ」として評価される。

その吉祥寺駅前から人の列が続く。
向こうに〇1〇1が見える。IMG_26192

そう、丸井吉祥寺店。IMG_25882
土曜日の人出は多いが、
丸井吉祥寺店は全26店中19番目。
昨年度の売上げは41億7700万円で、
前年比83.0%。
売場は1万1950㎡もある。

そこで1階にビオラルを入れた。IMG_25892

ライフnews|
12/19オーガニック型「ビオラル丸井吉祥寺店」首都圏初出店

これが大繁盛。
狭い店だが20人ほどの顧客が、
レジ待ちして行列を作っている。IMG_26102
日本のスーパーマーケットで、
本格的にオーガニックに挑戦しているのは、
このライフのビオラルと、
イオンのビオセボン。

むしろ2社しかないのは、
淋しい限りだ。

月刊商人舎5月号で、
そのあたりも指摘しよう。

それにしても、
商人舎流通スーパーニュースを使って、
土曜日の1日、店舗クリニックした。

大いに楽しかった。
またやろう! ヤマモト君。

〈結城義晴〉

2022年04月22日(金曜日)

日本初のスーパーマーケットはどこか? 意外な答えです。

毎日新聞巻頭コラム「余禄」

「日本初のスーパーマーケットはどこか」

うれしいねぇ。
「余禄」で日本のスーパーマーケットの起源を、
論じてくれる。

「時期は東京・青山の紀ノ国屋が最も早い。
1953年にセルフサービス方式を採用している」

一般にはそう言われることが多い。

ただし、丸和フードセンター第1号説もある。
現在の北九州市小倉北区に、
1956年に誕生。

創業者は伝説の吉田日出男。

紀ノ国屋に比べれば、
比較的大型店で、
しかも安売りを旗印にしていた。

世界初のスーパーマーケットは、
米国のキングカレンで、
1930年に登場した。

カレンはクローガーの社員だったが、
トップマネジメントに新フォーマットの提案をした。

それまでのグロサリーストアを、
倉庫型の大型店に変えて、
ディスカウントを武器にする店をつくる。

その上申が拒否されて、
カレンは自分で事業を始めた。

それがキングカレンである。
セルフサービスのグロサリーストアが、
スーパーマーケットに変わった。

その意味では日本の第1号は、
丸和フードセンターであろう。

紀ノ国屋は、
セルフサービス1号店と考えてもいい。

そのセルフサービスは、
1916年のピグリーウィグリーが世界最初だ。
クラレンス・サンダースが発明した。

吉田日出男は、
「主婦の店」を象徴的な店名にして、
「主婦の店」運動の中心人物となっていった。

主婦の店多治見は現在のバローだ。
主婦の店秩父はベルクである。
徳島主婦の店はキョーエイであるし、
淡路主婦の店はリベラルだ。
主婦の店大船渡店はマイヤであるし、
潮来主婦の店はセイミヤだ。

ダイエー創業者の中内功も、
大阪千林の1号店に
「主婦の店ダイエー薬局」と名づけたが、
吉田日出男の主婦の店とは関係なかった。

勝手に主婦の店を名乗った。

しかししかし、
日本列島に最初に登場した、
本格的なスーパーマーケットは、
米軍立川基地の中にあった。
紀ノ国屋よりも先にオープンした。

顧客は米軍の幹部や兵士。
それを㈱商業界の先生方が見に行った。
故渥美俊一先生は加わっていなかった。

故倉本初夫二代目主幹から、
一度だけ聞いたことがある。

もっと丁寧に聞いておけばよかった。

なるほどGHQの職員や兵士たちが、
家族とともに毎日の生活を維持するには、
スーパーマーケットが不可欠だ。

だから全国の米軍基地には、
ミニスーパーがあったに違いない。

現在も「エクスチェンジ」と呼ばれる、
チェーンストアがあって、
世界に3100店を展開している。

正式名称は、
「army air force exchange store」である。

「余禄」はその吉田日出男が戦時中、
強制撤去された市場の復興に尽力し、
入り口に店舗を構えたことを報告する。

その「旦過(たんが)市場」が、
4月19日に火事に遭った。

残念なことだ。

さて今日は、
商人舎オフィスに来客。
ユースキン製薬㈱のお二人。

代表取締役社長の野渡和義さんと、
企画部部長の野渡毅之さん。IMG_2528 (002)2
私は横浜の中高一貫教育の私立学校に通った。
その器械体操部の3年先輩が野渡さんだった。

中学1年で入部して、
高校生と一緒に練習した。

野渡さんは私の一番のあこがれの先輩だった。
いつも見上げるようにしていた。

2012年、
サッポロドラッグストアーの講演会で、
44年ぶりに再開して、
それ以来、交流が続いている。

貴之さんはそのご長男で、
ユースキン製薬の将来を担う。

このブログデビューです。
よろしくお願いします。

新型コロナウイルス感染拡大で、
人々は頻繁に手洗いをするようになった。

手洗い、マスク、ディスタンス。

そこで手が荒れる。

ユースキン製薬の業績も、
順調だという。

最後に私の本をプレゼントした。IMG_25322

夜、家に帰る時に、
いつも長光山妙蓮寺の前を通る。IMG_2525 (002)2

その門の前に毎月、
住職の言葉が掲げられる。IMG_2523 (002)2
よわねをはくな
くよくよするな
なきごというな
うしろをむくな

ウクライナの人々も、
いま、こんな気持ちなのだろうか。

しかし私は思う。

よわねをはいてもいいよ、
くよくよしてもいいよ。
なきごといってもいいよ、
でもうしろをむいてはいけないよ。

よわねをはいても、
くよくよしても、
なきごといっても、
まえをむいていこう。

〈結城義晴〉

2022年04月21日(木曜日)

プーチンの「アゾフスタリ宣言」と3月の業態別営業統計

日本電産の永守重信会長がCEOに復帰する。
nagamori
日産自動車からスカウトした関潤社長は、
CEOを外れてCOOに。

2020年4月1日、
永守さんは述懐した。
「集団指導体制への移行は、
創業以来最大の間違いだった!」

「(集団指導体制は)呼び名はいいが、
強いリーダーがいないとだめ。
5、6人で決めていたのではだめだ」

そこで日産のナンバー3の関さんをスカウトして、
COO兼社長にした。
さらに昨21年6月、関社長はCEOに就任。

しかしそれでもコロナ禍とウクライナ戦争。
永守会長による経営指導体制で、
「スピード感のある経営」を取り戻す。

その永守信条は、
すぐやる、
必ずやる、
できるまでやる。

同時に日本電産は社名を変える。
「ニデック」(NIDEC CORPORATION)

あんまりいい社名とは思えないが、
グローバル企業としてイメージ刷新。

「コロナは時間を早める」と言い続けているが、
最速の意思決定や迅速な行動変容は、
ほんとうに難しいということだ。

永守重信、77歳。

もう、後継者はいないかもしれない。

さて、
ロシアの「マリウポリ制圧宣言」。
??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

プーチンとショイグが、
ファミレスの席に向かい合うようにして、
報告を受け、指示を受けた。
プーチンショイグ

ポール・セザンヌの絵を思い出した。
「カード遊びをする男たち」
145112607

ウラジーミル・プーチンは大統領、69歳。
セルゲイ・ショイグは国防相、66歳。

ショイグの報告では、
アゾフスタリ製鉄所には、
まだ2000人以上の兵士が中にいる。
作戦は「3~4日で完了する」

しかしプーチンは、
マリウポリ制圧の成功を祝福しつつ、
アゾフスタリへの攻撃を止め、
「ハエも通れぬ封鎖」を命じた。

テレビでは二人のやり取りを、
同時通訳でずっと流した。

結局、アゾフスタリを、
陥落させることはできなかった。

プーチンの失敗。

それを出来損ないの小芝居で、
国内と世界に露出した。

こんなに重要なことを、
小さな正方形のメモをめくりながら、
延々と報告するショイグ。

右手でテーブルの端を握りながら、
身体の揺れを抑えるように、
内外に嘘を重ねるプーチン。

まだまだウクライナでの闘いは終わらない。

これからウクライナの平原を舞台に、
正念場の「戦争」が起こるのだろう。
240_F_130813105

それでもロシアの行き詰まりは見えた気がした。

プーチンにも、
その意志を継ぐ後継者はいない。

ロシアはどうなるのだろうか。
ケインズの「平和の経済的帰結」も、
視野に入ったのかもしれない。
41REDejdRQL

さて、商人舎流通スーパーニュース。
29本のニュースが並んだ。

そのなかで3月の統計。

3月チェーンストア統計|
総販売額1兆1123億円2.0%増/食料品・住関堅調

全体の売上高は前年同月比102.0%、
既存店売上高は101.9%。
対象企業数は56社、店舗数は1万1808店。

食料品は102.1%(既存店101.2%)。
衣料品は94.8%(同99.2%)、
住関品は104.9%(同105.9%)。
サービスは額は少ないが180.6%(同182.0%)。

衣料品はさらに悪くなっているが、
それ以外は回復基調だ。

3月スーパーマーケット統計|
既存店0.9%増/総売上高9962億円2.3%増

総売上高は前年同月比102.3%。
食品合計は102.5%。

青果105.4%、水産100.1%、畜産100.8%。
惣菜106.6%、日配101.8%、一般食品101.5%。

非食品も100.3%。

チェーンストア協会と類似している。

企業数270社、8308店舗。

1店舗平均月商は1億1629万円。
単純12倍すると13億9548万円。
平均14億円となる。

意外に見えるかもしれないが、
1店年商が上がってきている。

つまり良い店が残っている。
弱い店は閉鎖したか、
改装している。

270社の結果がそれを物語っている。

売場1㎡当たり売上高は7万円。
これも1年にし、坪当たりにすると277万円。

地域別では近畿地方だけが前年同月を下回った。
また店舗規模別では10店舗以下の企業が、
前年同月を下回って、苦戦している。

3月コンビニ統計|
既存店売上高8754億円1.2%増/天候不良で客数は1.5%減

店舗売上高は既存店ベースが前年同月比101.2%、
全店ベースで101.7%。
4カ月連続のプラス。

全店舗数は5万5912店、前年比0.2%増。

しかし客数は既存店で1.5%減、全店で1.1%減。
平均客単価は、既存店2.7%増、全店2.8%増。

コンビニも完全に飽和だ。

かくて業態間競争も激化する。

商人舎4月号の巻頭言。
[Message of April]
カットスロートコンペティションへ。

争うこと。
競うこと。
闘うこと。
生死を分けること。

コロナパンデミックが往って、
ポストコロナの時代がやってくる。
競争のあり様は変わる。
強い者同士のより厳しい競争となる。

カットスロートコンペティションは、
喉を掻き切る競争。
激しくて途切れない競争。
消耗と革新の連続。

「戦争における行動は、
重たい液体の中で運動するようなもの。
ただ前進することも水中では、
敏捷、正確には行えない」(クラウゼヴィッツ『戦争論』)

プロイセン王国の軍人クラウゼヴィッツは、
ロシアに侵攻したナポレオン軍が消耗し、
敗退するさまを目の当たりにした。
そして「戦争論」にまとめた。

戦場で軍の動きを拘束し、
その計画を台無しにするもの。
予想外の偶然や事故の連鎖を、
クラウゼヴィッツは「摩擦」と呼んだ。

会社の経営や店の運営も、
「重たい液体の中の運動」になることがある。
すると敏捷さと正確さが失われる。
それが「摩擦」であり、摩擦が生まれると負ける。

カットスロートコンペティションでは、
強敵ばかりの少数の闘いが展開される。
それは「重たい液体の中の運動」に似る。
その覚悟をし、腹を決めた者だけが生き残る。

カットスロートコンペティションでは、
現実を正確に認め、
夢を計画化した者だけが勝ち残る。
分析力と創造力、行動力だけが味方である。

ただし激しい競争であっても、
カットスロートコンペティションは、
戦争ではないし、殺し合いではない。
正々堂々の腕と知恵の競い合いである。

だからかならず、
それに参画する者にご利益がもたらされる。
勝利した者にも惨敗した者にも、
成長の証を示してくれる。

ただし、そこから逃走した者には、
大きな罰が下される。
参画しなかった者には、
なんのご利益も与えられない。

コロナパンデミックが往って、
ポストコロナの時代がやってくる。
競争のあり様は変わる。
強い者同士のより厳しい競争となる。

?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????
ウクライナの闘いは、
もっともっと悲惨だ。

それは一刻も早く終わらせねばならない。

〈結城義晴〉

2022年04月20日(水曜日)

ライフ岩崎高治社長インタビューとYGP(恵比寿店)取材

桜が終わると新緑。
IMG_23682

昨日は午前中、東京・小平。
第一屋製パン㈱の取締役会へ。

新小平の駅を出て、
少し歩く。

幼稚園か保育園か。
園児たちの散歩に行き会った。

「おじいちゃ~ん、こんにちは」IMG_23712

あらら、おじいちゃんか。

思わず我を振り返って、
スマホで自撮りした。
IMG_23722
取締役会は、
つつがなく終わった。

今日は同じく、
朝から東京・大門。
IMG_23752

芝大神宮。
IMG_23782

久しぶりに鳥居の前を通った。
IMG_23772
㈱True Dataの取締役会。
オンラインでの参加が続いていたが、
リアル会議もいい。

昨年12月に、マザーズ市場に株式公開。
おかげさまで絶好調です。

それでも米倉裕之社長は、
リスクマネジメントを忘れない。

もちろんリスクも恐れない。
常に前向きだ。

ピーター・ドラッカー。
「経済活動の本質とは、
リスクを冒すことだ」
Drucker57899999

玉生弘昌さんにも久しぶりに会った。
㈱プラネット会長。
お元気そうだった。

ちょうど正午に終わって、
すぐに秋葉原へ。

㈱ライフコーポレーション本社。IMG_23792

こちらも久しぶりに、
岩崎高治社長のインタビュー。IMG_25172

1966年生まれだから、
私より14歳年下。

もう50代半ばとなって、
押しも押されもしない、
日本一のスーパーマーケットの経営者。

創業者の清水信次さんが、
名誉会長に退くことになって、
岩崎さんの双肩にすべてがかかる。

1999年に三菱商事㈱から、
ライフコーポレーションへ。

ちょうどそのころ、
韓国視察研修会でご一緒した。

私は商業界の取締役編集統括で、
コーディネーターだった。

カルフールが日本に進出してくる直前で、
韓国にはそのカルフールと、
ウォルマートが進出していて、
激烈な闘いを展開していた。

それを視察して学ぶセミナー。

ライフからは取締役が、
ほぼ全員参加して、
岩崎さんは一番の若手だった。

実にさわやかで賢い青年で、
私は一目で好感をもった。

ライフの先輩たちにも、
他者の参加者にも、
等しく配慮しつつ接していた。

その後、2006年には、
代表取締役に就任して、
30代の社長となった。

23年が経過する。

今日のインタビューでは、
ポストコロナの時代を概観してから、
本論は「スーパーマーケット4.0」。
IMG_25182
セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店。

この店にライフのすべてが込められた。

長いネーミングなので、
「YGP」と略しているそうだ。
YEBISU Garden Placeの頭文字。

このYGP開発の5つのステップを、
丁寧に理論的に説明してもらった。

私も「腹落ち」した。

そのすべては、
月刊商人舎5月号で披露する。

他にないロングインタビューです。
ご期待ください。

皆川剛広報部長もずっと同席して、
いろいろと配慮してくれた。IMG_25192

インタビューが終わると、
いつものようにツーショット。IMG_25162
ありがとうございました。

それが終わると、
すぐに恵比寿へ。

サッポロビールの工場跡が、
新しいショッピングセンターとなった。

それが恵比寿ガーデンプレイス。IMG_23822

オフィスゾーンと住宅ゾーン、
そして商業ゾーン。
その中核として三越がオープンしたが、
結局、撤退。
IMG_23832

そのあとにできたのが、
フーディーズ・ガーデン。IMG_23852

スーパーマーケット2核となった。

明治屋ストアーと、
ライフのYGP。
IMG_23862

商人舎流通スーパーニュース。
ライフnews|
「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」4/15オープン

そのライフYGPの青果部門。
トマト売場が素晴らしい。
IMG_23952
この店で岩崎さんは、
商圏の拡大と客層の拡大を狙った。

だからライフの集大成となった。

商圏と客層の拡大には、
惣菜部門の強化は必須だ。

それが実現されている。
IMG_24322

さらにビオラルは全面展開。
スーパーマーケットのインショップとして、
一定以上の成果が上がるフォーマットとなってきた。
IMG_24752
この店も月刊商人舎5月号で詳細に報告する。

最後にインタビューに答えてくれた皆さんと、
ブログ用の写真撮影。

私の隣から新井信一郎さん、
松原雅昭店長、
そして皆川さん。
IMG_25212
荒井さんは常務執行役員営業副統括。
荒井さんと皆川さんには、
これからもお世話になります。

ありがとうございました。

ライフコーポレーションも、
岩崎高治も、
リスクに挑戦した。

経済活動の本質とは、
リスクを冒すことである。

〈結城義晴〉

2022年04月19日(火曜日)

吉野家前常務の「不適切発言」に思う

㈱吉野家前常務取締役の「不適切発言」。

舌禍事件には違いないだろうが、
つい、言い過ぎたという印象ではない。

「生娘をシャブ漬け戦略」

日頃からこんな言い回しをしていたのだろう。
そしてこの言い回しを、
自分で気に入っていたに違いない。

「田舎から出てきた
右も左も分からない若い女の子を
無垢(むく)、生娘なうちに牛丼中毒にする」

それを「戦略」と称した。

早稲田大学の社会人向けマーケティング講座で、
トップバッターとして登場した、
その講師としての発言だった。

受講生のSNS発信で明らかになった。

吉野家も泥を塗られた。
早稲田も汚名を着せられた。

情けないことだけれど、
常務に人事するときの、
講師にキャストするときの、
「人を選ぶ目」が曇っている。
ひどく安易だ。

そして何より、
「マーケティング」という概念が、
傷つけられた。

ちょっとした実績を上げたからといって、
その考え方や方法を、
「マーケティング」と認めてはいけない。

「教養」の意味は、
「学問・知識を
しっかり身につけることによって養われる、
心の豊かさ」とある。

文章を書くとき、
言葉を発するときに、
「アナロジー」が使われる。
「類比」と言われる。

創造性のある発想ができる人間は、
共通してこのアナロジー思考に長けている。

しかし当該の前常務は、
ロイヤルカスタマーになってもらうことを、
「シャブ漬け」と言い換えた。

若い女性をターゲティングする、
その対象を「生娘」と言い、さらに、
「田舎から出てきた右も左も分からない」と、
解説を加えた。

類比が妥当ではない。

「心の豊かさ」や「奥ゆかしさ」は、
微塵も感じられない。

ドナルド・トランプや、
ウラジーミル・プーチンのような存在が、
必要以上に露出してきて、
「フェイク」を連呼する姿が、
社会に影響を及ぼしているのかもしれない。

「嫌な渡世でござんす」

仕事や商売をするうえで、
この手の「マーケティングもどき」は、
断じて退けねばならない。

それを強く思った。

吉野家も早稲田も好きだからこそ、
それを強く思った。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年1月
« 12月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.