結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年04月13日(土曜日)

「四月、戸惑う」ときの「人間らしく生き、考えること」

「四月よ、四月はいったい
自分でどうしたらよいのか
分からないでいるのだ」

ドイツの童謡だそうだ。

先週水曜日4月10日の読売新聞、
巻頭コラムは「編集手帳」。

故倉嶋厚さんのエッセイから引用。
倉嶋さんはお天気博士で、
エッセイは「戸惑う四月」。

天候の変動が目まぐるしくて、
「人の心と体も、
どうしたらよいのか分からなくなる」

今日の土曜日は暖かかった。
しかし今週の東京・横浜の天気は、
「寒の戻り」そのものだった。

1日おきに日が射したり雨が降ったり、
雪までちらついたり。

一月、往ぬる、
二月、逃げる、
三月、去る。

そして、
四月、戸惑う。

四月は頭韻を踏んではいないけれど。

人々が戸惑う時こそ、
商売の出番がやってくる。

だから4月は商売の月である。
しかもその4月の終わりから、
5月の上旬にかけて、
初めて体験する10連休。

状況が変わる。
環境が変わる。

それを「転変」と表現してみた。
「転変時代」である。

ピーター・ドラッカーの考え方。
「事業の定義の三つの要素」
このブログでも何度も書いてきた。

第一は、組織を取り巻く環境である。
第二は、組織の使命すなわち目的である
第三は、使命を達成するために必要な
強みについての前提である。
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つまり、
⑴「環境」
⑵「使命」
⑶「強み」

それが企業や事業、そして仕事をつくる。

この⑴の「環境」が変わるとき、
事業の定義も変わらねばならない。

いま、その節目にある。

外山滋比古さんの名著『思考の整理学』
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今月の万代知識商人大学でも紹介した。
イオンの教育ツールの冊子でも、
イオンピープルへのお薦め書籍として、
私は『思考の整理学』をあげた。

もちろんドラッカーの著書や、
私自身の本も推薦させてもらったが。

この外山さんの本では、
一番最後の章「Ⅴ」の、
一番最後の「節」が、
「コンピューター」
初版は1986年4月24日。
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「これまでの知的活動の中心は、
記憶と再生にあった」

「それでは、
グライダー人間が多くなるのも
当然である」

外山さんは学校を、
「グライダー訓練所」と称する。

小売業もチェーンストアも、
「記憶と再生」の教育を施した。
「グライダー訓練所」であった。

しかし、
「記憶と再生の人間的価値が、
ゆらぎ始めた」

「コンピュータという機械が
出現したからである」

再び示すがこの本が書かれたのは、
1986年以前である。

それからもう33年が経過する。

外山さんのこの本は、
「知ること、よりも、
考えることに、重点をおいている」

知る活動の中には、
“機械的”側面が大きい。
それだけ、知る活動は、
“人間的”性格に問題をはらむ。

「人間が、真に、
人間らしくあるためには、
機械の手の出ない、
あるいは出しにくいことが
できるようでなくてはならない」

月刊商人舎の昨2018年1月号。
特集は、
「2018真の人間産業へ」
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私は提案した。
「人間の、
人間のための、
人間による産業」

もちろんエイブラハム・リンカーンから。
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外山滋比古さんの「人間らしくあること」。
「創造性こそ、
その最も大きなものである」

「本当の人間を育てる
教育ということ自体が、
創造的である」

同感だ。

「セールスや商売も
コンピュータでできないところが多い。
その要素が多ければ多いほど、
創造的であるとしてよい」

そう、「四月、戸惑う」の4月。
そして「転変時代」の今こそ、
創造的な人間らしい仕事ができる。

スーパーマーケットも、
総合スーパーも、
コンビニエンスストアも、
ドラッグストアも。

現状は「漸変消費」に苦しめられているが、
創造的な人間らしい仕事がある。
その意味で21世紀産業である。

外山滋比古さん。
「人間らしく生きていくことは、
人間にしかできない、という点で、
優れて創造的、独創的である」

「コンピューターがあらわれて、
これからの人間は、
どう変化していくであろうか。
それを洞察するのは
人間でなくてはできない。
これこそまさに創造的思考である」

創造的に考える。
それが人間らしさそのものである。

みたび繰り返すが、
この本は1986年の初刷である。

すごい洞察力であって、
これこそ創造力の賜物である。

もちろんコンピューターも、
AI(人工頭脳)へと進化して、
ディープラーニングという、
人間のような思考法を獲得した。

だからこそ私たちは、
「人間らしいこと」を考え続けねばならない。
それこそ人間の「創造性」だからである。

その意味でまず、
人間らしくないことは、
厳しく否定されねばならない。
人間として恥ずべきことは、
正しく指弾されねばならない。

最後に2018年1月のMessageを再び。

人の強みを発揮させよ。

人間の、
人間による、
人間のための産業。
それが小売流通サービス業だ。

平成の年号が変わろうと、
東京オリンピックが開かれようと、
それが人間産業であることは、
永遠に変わるものではない。

AIが仕事を変えようと、
IoTが広がろうと、
ビッグデータが活用されようと、
ロボットが現場に導入されようと。

人間の、
人間による、
人間のための産業。
それは変わらない。

しかし、好況が続けば続くほど、
失業率が低下すればするほど、
その人間産業に人間が集まらない。
ハイテク産業やIT産業に取られてしまう。

だから主婦を戦力化する。
高齢者の雇用を延長する。
外国人研修生を雇い入れる。
派遣労働者を確保する。

もちろんそれには深い意義がある。
ダイバーシティ経営へのシフトは、
21世紀人間産業の必然の軌道であるし、
未来を切り開く可能性を意味している。

そしてこのとき、
一人ひとりの人の強みが発揮される、
風土と文化と仕組みが、
用意されねばならない。

人間の、
人間による、
人間のための産業の、
人間一人ひとりの強み。

Human Industry SHIFTこそ、
好況のときに人間が集まる、
真の人間産業の、
望ましい未来図である。

〈結城義晴〉

2019年04月12日(金曜日)

’19年2月期スーパーマーケット決算の厳しさと「強すぎる願い」

衝撃は、昨日から続く。

2019年2月期決算。
食品スーパーマーケットというか、
ローカルチェーンというか。

厳しい決算だらけだ。

商人舎流通Supernews。
その[決算]のバー。

今日のスーパーマーケット企業の記事。
リテールパートナーズnews|
’19年2月期営業収益2291億円・経常利益9.8%減
ハローズnews|
年商1273億円4.9%増/創立60周年記念イベント功を奏す
ヤマザワnews|
純損失2億4500万円/売上高1107億円の減収減益
アオキスーパーnews|
営業収益1062億円横ばい・経常利益9.7%減

良くて微増収減益。
悪ければ赤字。

頑張れ! 辛抱だ!!

それしか言えない。

今月の商人舎4月号の特集。
「値段下げずに売る商売」
令和元年に何を貫くか?
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ホームセンター企業は、まだいい。
コーナンnews|
積極出店で年商3335億円5.5%・経常利益16.1%の増収増益
DCMnews|
年商4458億円0.5%増・経常利益7.7%増/DCMブランド伸長

しかしDCMグループの㈱ケーヨーは、
営業損失・経常損失の赤字。

ミニストップnews|
’19年2月期2053億円0.8%減・下期伸びず営業損失5億円

コンビニ業界第4位にして、
イオングループのコンビニ部隊。
営業損失。

ここまでの決算発表で、
スーパーマーケットを並べておこう。

ライフnews|
連結収益6987億円3%・経常2%の増収増益/小売収益は過去最高
アークスnews|
年商5122億円0.3%減、地震被害響くも経常利益0.2%増
マックスバリュnews|
6社1兆円グループ’19年2月期決算/中部・九州以外減益
U.S.M.H news|
’19年商6943億円0.3%増・経常利益13.6%減の増収減益
エコスnews|
’19年商1211億円3.2%増・経常利益5.7%増の好調決算
サンエーnews|
’19年2月期営業収益1898億円2.1%増、人件費アップで減益
オークワnews|
年商2651億円1.3%減・経常利益29.1%増の減収増益

ライフコーポレーションとエコスが、
増収増益を果たした。

他業態がひどく悪い時にも、
食品スーパーマーケットは、
それほど悪くはなかった。

つまり波の小さな業態だった。
もちろん他が良い時にも、
それほどいいわけでもない業態だったが。

その安定感が一番の業態ばかりが悪い。
だとすると、当然ながら、
食品を最大の核とする総合スーパーも、
ドン・キホーテを除いて悪い。

こちらに関しては月刊商人舎3月号。
[質問]ドンキはなぜ好調か?
「業態ライフサイクル」不可逆性の転回を考察する
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元気といえば、㈱万代の渋川店。
「本日のイチオシ!」
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ミンククジラお造り。
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クジラ肉の食べ方。IMG_48989

レンコ鯛。
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太刀魚。IMG_49019
良いもの・鮮度あるものを安く。

これこそ貫かれねばならない。

「ほぼ日刊イトイ新聞」
巻頭言は糸井重里。
「今日のダーリン」
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「絶対に、必ず
“願いが叶う”というのが気味悪い。
つまり、願いが叶うには
なにか代償があるのではないか」

「強く願うということには、
大きななにかを失わせるような
“狂わせる”ものが
あるような気がしてならない。
必死とか、何がなんでもとか、
ぼくはあんまり…である」

糸井重里の「願いの代償」。
強く願うことによって、
大きな何かが狂ってくる。

糸井重里さんが最後にジョーク。
「健康のためなら死んでもいい、
という冗談もあったよね」
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今週月曜日の朝日新聞「折々のことば」
第1427回は萩本欽一さんのことば。
人間の欠点てのは
長所になるときがある。
その欠点の長所になったときが
その人間の大活躍するとき。
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編著者は鷲田清一さん。
「”虫が大嫌い”という女優に
突然”虫だよ”と
突きつけるふりをする欽ちゃん。
女優はぱっと退き、身構える。
その動作、体のあらゆるところを
使っているところがいいんだと指南する」

「自分がコケるのも鳩がコケるのに
感動してそれに習った」

欽ちゃん。
「私の師匠ってのは鳩ですから」

欠点が長所になる。
そのときが大活躍のとき。

鳩からも学んだ萩本欽一。

ピーター・ドラッカー先生のいつもの言葉。
「理想を求め、
手持ちの道具で、
ケースバイケース。
一歩一歩」

故中部銀次郎は言った。
日本ゴルフ界の球聖。
「最悪を覚悟して、
最善を尽くす」51K5JTPP7HL._SX332_BO1,204,203,200_

「強すぎる願い」には、
我田引水の臭いがする。

〈結城義晴〉

2019年04月11日(木曜日)

商人舎4月号「転変時代の漸変消費」と上場企業2月決算の危うさ

月刊商人舎4月号。
特集は、
「値段下げずに売る商売」
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令和元年が5月から始まる。
万葉集から採用された元号。

だから特集タイトルも、
七五調でつくってみた。

この特集の根拠は、
昨今の消費マーケットの動静にある。

それを一言で称すれば、
「転変時代の漸変消費」
転変は「てんぺん」、
漸変は「ぜんぺん」。
転変はくるくると変わること、
漸変はゆっくりとしか変わらないこと。

その真意は、雑誌を読んでいただきたい。201904_contents
ケーススタディは、
ヤオコー久喜菖蒲店、
サミットストア鍋屋横丁店、
阪急オアシス新町店。
さらに、イオンスタイル上麻生、
イオンリテール南関東カンパニー。

いずれもアップスケール型店舗。
特集の趣旨に沿っていた。

私の記事では、
万代神戸北店と、
ロピア・ノースポート店も、
紹介した。

そして今月のMessage。
ワンプライスに命をかけよ!

価格はたった一つ。
それがワンプライス商法。
同じ一つの商品に対して、
値段を上げたり下げたりしない。

より良い商品を探し出し、つくりだして、
そのうえで徹底的に無駄を省いて、
初めからぎりぎりの価格を出す。
真っ正直商売、最高のインテグリティ。

アメリカのトレーダー・ジョー。
日米のコストコ・ホールセール。
そしてウォルマート。
日本のセブン-イレブン。

成功している商売は例外なく、
ワンプライスに命をかける。
初めから終わりまで、
一物一価を貫徹する。

一番古く、歴史に残るのは三井高利。
1673年に開業した江戸時代の「越後屋」。
「一銭にても空値申上げず候間、
御値切り遊ばされても負けは御座なく候」

そしてジョン・ワナメーカー。
1886年、米国フィラデルフィアの百貨店。
ワンプライスと返品保証を謳って、
絶大なる人気を誇った。

戦後の日本では、倉本長治らによって、
「正札販売運動」が展開された。
イオンの前身「岡田屋」の岡田卓也も、
正札販売にのめりこんでいった。

平成から令和に変わる日本の今。
ある種のお祭り騒ぎの一方で、
小売業の六重苦に追い打ちをかけるように
NB値上げと消費増税・軽減税率導入。

その2019年春、「値下げ」商略が登場する。
他に手立てがないから値下げする者。
今になって、慌てて安売りする者。
売上至上主義に陥る者。

それらは絶対に衰える、滅びる。
マーケットがシュリンクする日本で、
それは自らの未来の、
先食いに他ならないからだ。

価格はたった一つ。
他にない、より良い商品を生み出して、
そのワンプライスに命をかける。
自らの命をかけぬ者に客の命は守れない。
〈結城義晴〉

一昨日からシェラトン都ホテル大阪。
昼頃、新幹線で帰浜。

滋賀の米原では伊吹山。
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静岡の富士は、
裾野だけちょっと見えた。
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そして神奈川に入ると、
丹沢山系が現れる。
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最高峰の蛭ケ岳には雪が残る。DSCN72759

東海道新幹線、今年、何度、
行ったり来たりしているだろう。

それでも毎回、楽しめる。

さて、商人舎流通Supernews。
2019年2月期決算発表記事。
続々と登場するが、その記事は、
流通スーパーニュースのタイトルの下の、
バーの左から4番目の[決算]を、
マウスや指でクリックすると、
ずらりと並んで出てくる。

今日の決算記事。

イオンnews|
年商・経常利益過去最高を更新/純利益は3.6%減
ライフnews|
連結収益6987億円3%・経常2%の増収増益/小売収益は過去最高
アークスnews|
年商5122億円0.3%減、地震被害響くも経常利益0.2%増
ローソンnews|
7006億円6.6%増・経常11.4%減/成城石井好調

こちらは上半期決算。
ファーストリテイリングnews|
上期売上高6.8%・営業利益1.4%増の過去最高

昨日の決算記事。
ユニー・ファミマnews|
営業収益6172億円/ユニーの全株売却で減収
良品計画news|
営業収益4097億円8%増過去最高/ネット売上高10%増

私がソウルにいた一昨日。

イズミnews|
年商7321億円0.3%増・経常利益8.1%減の増収減益
U.S.M.H news|
年商6943億円0.3%増・経常利益13.6%減の増収減益
ニトリnews|
売上高6081億円6.3%・経常利益8.6%の増収増益
エコスnews|
年商1211億円3.2%増・経常利益5.7%増の好調決算

先週の記事。

フジnews|
営業収益3123億円1.3%・経常利益3.4%の減収減益
サンエーnews|
営業収益1898億円2.1%増、人件費アップで減益
平和堂news|
営業収益4376億円0.1%減・経常利益1.9%減で減収減益
セブン&アイnews|
年商6.8兆円12.5%増、営業収益・利益ともに過去最高

イオンもセブン&アイも、
良品計画もニトリも、
ライフコーポレーションも、
過去最高。

しかしイオンは期初計画には満たず。
セブン&アイも米国セブン-イレブン頼み。

イズミ、サンエーといった優秀企業も、
増収だが、減益となった。

今日の記者会見で、
ライフ社長の岩崎高治さん。
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増収増益で満足げで、
「人、店、商品への
積極投資を3本柱に掲げ、
減益覚悟の18年度だったが、
うまく着地できた」

しかし、
「第4四半期は極めて厳しく、
減収に陥った」とか。

この岩崎さんの認識は、
私の「転変時代の漸変消費」の分析と、
シンクロしている。

消費と小売りの現場では、
10月の消費増税でまた落ち込むのか、
といった観測が出始めた。

令和元年は厳しい8カ月になる。

そんな時こそ、
命をかけるひとつのものを、
明らかにしなければならない。

〈結城義晴〉

2019年04月10日(水曜日)

商人舎4月号「値段下げずに売る商売」と万代カレッジ第4期第2講義

月刊商人舎4月号、発刊!!
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特集は、
値段下げずに売る商売
令和元年に何を貫くか?
[Cover Message]
5月1日から「令和元年」が始まる。目出度い。しかし、相変わらず「小売業の六重苦」は解消されない。⑴市場縮小、⑵競争激化、⑶人手不足、⑷原料費アップ、⑸建設費高騰、⑹光熱費上昇。経費項目には、「⤴」ばかりが並ぶ。2015年1月号の本誌Messageで書いたことだから、もう5年もそれが続くことになる。アベノミクス効果は小売りサービス業には及んでいない。だから「目出度さも中くらいなり」である。それに追い打ちをかけるが如く、世界の穀物の需給などを原因として、この春にはナショナルブランドの値上げが相次ぐ。1年だけの新天皇即位の大型10連休が控える。10月には消費増税と軽減税率導入が待っている。「目出度さ」の影響度が読みにくい。そんな今、小売業界には「値下げ」モードが蔓延している。読みにくい、わからない。だからとりあえず「値下げ」。しかし、「値下げ」は自分の売上げの先食いに他ならない。なんの意味もない。まったく意味がない。ヤオコー久喜菖蒲店、サミットストア鍋屋横丁店、阪急オアシス新町店、イオンスタイル上麻生店のケーススタディを通して、これから貫かねばならぬ王道を明らかにしよう。令和元年の「値段下げずに売る商売」である。201904_contents

今日は万代知識商人大学。
通称は万代カレッジ。
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第4期の第2回講義。
テーマは、
「ロジカルシンキング」

万代カレッジでは毎回、
講義のレポートを提出させる。

その第1回レポートの内容を、
二人が報告。
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髙橋佳代さん。
郡津店デリチーフ。DSCN0392-1

皆がその報告内容を、
真剣に聞いている。DSCN0395-1

そして渡邉篤史さん。
川西加茂店店長。
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二人ともよかった。

1年後には、もっともっと、
成長しているに違いない。

午前中は、
結城義晴の講義。
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ロジカルシンキングに関して、
前提となる考え方を講義する。DSCN0405-1

はじめにサブテキスト紹介。
外山滋比古著『思考の整理学』DSCN0413-1
ぜひ、読んでほしい。

まずはドラッカー。
⑴“Practice comes first.”
「実践が第一である」
⑵“Theories follow events.”
「理論は現実に従う」
⑶“As a rule, theory does not precede practice.”
「原則として、理論が実践に先行することはない」

論理的に考えるまえに、
実践こそが大事だ。

それを冒頭で強調した。

それからブレーズ・パスカルと、
ルネ・デカルト。
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ちょっと難しそうに見えるが、
論理を追求した歴史に残る二人の、
名前くらい知っておいてほしい。

メインの講義は、
演繹法と帰納法。

毎日、仕事している。
それはかならず演繹法か帰納法の、
どちらかのアプローチをしている。

実践的な使い方を含めて、
ていねいに丁寧に説明した。

最後は、SWOT分析とPPM分析。
2時間半ほどの講義。
どうだっただろう。

チェーンストアやスーパーマーケットは、
論理性と客観性と科学性を有する。

そのアプローチがなければ、
自分も会社も成長することができない。

最後は、店長やチーフ一人ひとりに、
自店のPPM分析をしてもらって、
意見を求めていく。DSCN0418-1

9時からスタートした午前中の講義は、
こうして終了。
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昼食はいつものように、
万代渋川店で弁当を調達。
牛肉弁当とシラスいなりで満足。
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午後の講義は、
ロジカルシンキングの実践方法。DSCN0422-1

講師は津田睦さん。
人事部マネジャー。DSCN0400-1

スライドを使って、
わかりやすい講義。

津田さんはカレッジ1期生の級長で、
2期目から講義を担当している。

3回目となると、
実に話しぶりも堂々としていて、
良い内容だった。
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その後は6班に分かれて、
ロジカルシンキングの手法を使って、
グループワーク。

テーマは月刊商人舎3月号。
「なぜ、ドンキは好調なのか?」DSCN0425-1

活発な議論だ。
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ドンキで買物をしているから、
その経験や印象から、
網羅的に情報を集める。DSCN0429-1

その網羅的な情報から、
親和図をつくり、MECEの考え方で整理し、
ピラミッドストラクチャーから、
ロジックツリーをつくる。
このワークショップを通じて、
論理的なアプローチの初歩を体験する。DSCN0430-1

最後に、ホワイトボードに、
それぞれの班の分析を書き込む。DSCN0433-1

そして発表。
1班は小西忠治さん。
河南町店店長。
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2班は青野克宣さん。
八尾店店長。
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3班は原田明博さん。
泉北深阪店店長。
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皆、それぞれの分析を
興味深く聞く。
質問もする。
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4班は箱石大秋さん。
ドライグロサリー部チーフ。DSCN0449-1

5班は米澤一朗さん。
堺土師店店長。
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6班は山中一高さん。
宇治土樋ノ尻店店長。DSCN0456-1

それぞれの分析も発表も良かった。DSCN0466-1

ただし顧客として、
外側から見た分析だから、
内的要因については、
これからの研究対象になる。DSCN0468-1
ロジカルシンキング実習を総括したが、
毎日毎日、考えることが、
何より大事だ。

人間は考える葦である。
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朝9時から始まった第2回目の講義は、
夕方5時に終了。
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今日一日聴講してくれた加藤徹さん。
万代油脂工業㈱社長。
そして万代知識商人大学の理事長。DSCN0470-1
ありがとうございました。

そして布施駅に移動して、
第4期生の懇親会。

乾杯は級長の川嶋敏宏さん。
第二営業部エリアマネジャー。 IMG_6228-1

講義を終えたばかりだが、
話は弾んで、
チラシの有無について議論した。
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みんな、満足そうだ。IMG_49219

20代から50代まで。IMG_49249

万代の将来を担う第4期生。IMG_49269

その第4期のほとんど全員に、
人事部担当も集って、
総勢34名の大宴会。IMG_6238-1

中締めの挨拶では、
彼ら自身の成長と活躍が、
会社に後継することを強調した。IMG_6237-1

2時間の懇親。
最後は「大阪締め」で終了。IMG_6241-1
打ーちまひょ、パンパン。
もひとつせ、パンパン。
祝うて三度、パパン、パン。

長い1日だった。

〈結城義晴〉

2019年04月09日(火曜日)

IDRトップ研修会で「三番目のA」アスクル・ロジパーク横浜を視察

今日は横浜市鶴見区の生麦。
有名な生麦事件があったところ。
「ASKUL Logi PARK 横浜」

一般社団法人流通問題研究協会の、
トップ研修会。
IDRの略称がある。

今回は、
アスクル㈱の物流センターを視察。

アスクルの創業は1993年3月。
プラス㈱のアスクル事業部として発足。

4年後の97年3月には、早くも、
インターネットによる受注を開始する。

そして1997年5月、
アスクル㈱として独立。

その名の通り、
「明日来る」を実現させたのは、
1998年3月。
インターネットによる受注分のみ、
東京23区内限定だが当日配送を開始。

最初は文具・オフィス用品の、
しかもB2Bの通信販売業だったが、
それが少しずつ商品領域を広げた。

2000年11月、JASDAQに上場。
外から見ると順調な成長を遂げ、
2012年10月にはBtoC事業を開始。
一般消費者向け通販サービス「LOHACO」

2015年には、
「LOHACO BEAUTY」をオープン。
これは化粧品専門のネットショップ。

このASKUL Logi PARK 横浜は、
「第4世代」の物流センターだ。
全国に7つのセンターを配備するが、
横浜はBtoBとBtoCの両方に対応する。001l

はじめに会議室で、
20分ほどのレクチャーを受ける。
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センターの機能と最新の設備について、
丁寧な説明を受けた。DSCN9756-1

その後、センターを視察。

まず最上階5階の社員食堂。

入口に手づくりのパネル。
アットホームな感じでいい。
DSCN9764-2

食堂は「健康経営」をテーマにしている。IMG_48529

今日はトップ研修会ということで、
会長や社長の皆さんがそろった。IMG_48549

4階から順に降りて、
センターを見学する。IMG_48609

最新のソーター、
ピッキングシステム。
商品在庫のラック。

整理整頓が行き届いたセンター。
階ごとのラックやトートボックスを、
「色」で管理する分類の工夫。

そして仕分けされて、
ボックスが流れていく、
そのスピード感に驚かされた。

興味津々の内容で、
ご紹介したいところだが、
機械の画像は企業秘密(!)でご法度。
IMG_48649

エレベーターの中でも、質疑応答。IMG_48789

90分ほどセンター内を歩き回った。
IMG_48809

再び会議室に戻って、質疑応答。
アスクル幹部の皆さんが、
真摯に対応してくれた。
DSCN9776-1

まとめはIDR会長の玉生弘昌さん。
冒頭の発言。
「ずいぶんたくさんのセンターを訪れたが、
まったく臭いがないのが素晴らしい」DSCN9778-1
そのあとセンター開発の歴史を語って、
さらにこの施設の評価をしてくれた。

「いい工場は静かだ」
ピーター・ドラッカーの言葉。
ソーターなどの音はするが、
人々の動きは実に静かだった。
いや、人々は動かなかった。

ASKUL Logi PARK 横浜に、
私は「静かな現場」を感じ取った。

2時間ほどのセンター視察。

川島謙司さん、大久保賢治さんをはじめ、
アスクルの皆さんにお世話になった。
川島さんはBtoCカンパニーライフクリエイション本部フード/リカー事業部長。
大久保さんは同本部のFMCG/ヘルスケア事業部マーチャンダイジング1部長。

最後に入口のアスクルのマークの前で、
全員で記念写真。
DSCN03359
今日ご一緒したのは前列の、
エステー㈱の鈴木喬会長と鈴木貴子社長。

㈱久世からは3人。
久世健吉会長、
久世真也社長、
関本正彰物流本部長。

牛乳石鹸共進社㈱の宮崎悌二社長。
ユースキン製薬㈱の野渡和義社長。

そしてIDRからは玉生会長と、
専務理事の橋本佳往さん。

商人舎からは私と、
亀谷しづえゼネラルマネジャー。

最後の最後に、野渡先輩と握手。
中学高校時代の器械体操部の3年先輩だ。DSCN03389

アスクル横浜センターを視察して、
私はとてもいい気分のまま、
新横浜から東海道新幹線。

丹沢山系が美しい。
DSCN03459

小田原の手前で、
夕日に映える富士山。DSCN03489

そして三島のあたり。DSCN03629

今日はとりわけ雄大だ。DSCN03759

富士川を渡るときに全景が見えた。DSCN03789

ありがとう、富士の山。DSCN03879

アメリカも中国も、世界中が、
eコマースに席巻されるかに見える。
その代表は米国のアマゾン、
中国のアリババ。

しかしどっこい、
日本にもう一つのAがある。

それが「明日来る」だ。

eコマースは商品も大事だし、
プロモーションも重要だ。

しかしラスト1マイルを決定づけるのは、
ロジスティックスである。

それを確信した。

〈結城義晴〉

2019年04月08日(月曜日)

韓国ソウルのEマート・ハナロマート・ピエロ、面白い!!

Everybody! Good Monday!
[2019vol14]

2019年第15週。
4月第2週。

どんどん春が進む。

月刊商人舎webコンテンツ。
月曜朝一・2週間販促企画。

今の時期の4つのポイント。
第1に新入学、新学期の文具。
第2にヘルス&ウェルネス。
第3にアウトドアスポーツ需要。
第4がGW前のトラベル用品。
トラベル用品に関しては、
なぜかドン・キホーテが、
魅力的な品ぞろえをしている。

食品のスーパーマーケットでも、
ドラッグストアでも、
シーゾナル商品として、
あるいは「売り切れ御免」商品として、
旅行用品は重要なコンセプトだ。

商人舎流通スーパーニュースでは、
2月期の決算報告が相次いでいる。

サンエーnews|
営業収益1898億円2.1%増、人件費アップで減益

決算の優等生のサンエーまで、
増収減益。

それでも営業利益率は7.4%、
経常利益7.6%とすごい。

フジnews|
営業収益3123億円1.3%・経常利益3.4%の減収減益

昨年10月にイオン(株)との間で、
資本業務提携契約を締結したが、
小売業の六重苦もあって減収減益。

好調企業でも増収減益、
普通の業績の企業で減収減益。

厳しい決算が続く。

さて私は昨日から韓国ソウル。
韓国のキャッシュレス化は、
このグローバル化した世界で、
8割を超えて断然トップ。

その実態も体験しておきたかった。
遅きに失した感がある。

さて朝一番で肉の市場へ。
マジャン(馬場洞)畜産市場。
IMG_47429

1990年代までは屠殺場があった。
そしてソウル第一の卸売市場だった。

日本と同様、いやそれ以上に、
卸売市場の近代化が図られて、
マジャン洞もリニューアル。

現在は卸売市場と公設市場、
そしてモクチャコルモッ(食い倒れ通り)。IMG_47489

ずらり並んだ店では、
朝から枝肉処理作業が行われていた。IMG_47469
近代化によって、
卸売りと小売り、そして外食。
コストコホールセールのような、
三つの産業を超えた機能を持つ。

おもしろい。

次にスターフィールド・コエックスSCへ。
逆に超近代的な展示場と、
ショッピングセンター。DSCN01419

地下1階のゾーンが、
「スーパーストア」を集めた、
大型ショッピングセンター。
つまりテナント店舗面積を、
通常の1.5倍から2倍にした商業施設。
UNIQLOもZARAもH&Mも入る。DSCN00919

その核店舗が、
「ピエロ」
DSCN01329

ひとことで言えば、
ドン・キホーテの模倣店舗。DSCN00999

地下1階と地下2階。
エスカレーターでつながれる。DSCN01009

これでもかと面白い商品が並ぶ。DSCN01069

しかも圧縮陳列。
DSCN01159

家電などは日本のドンキより、
むしろ洗練されている。DSCN01129

そして「驚安」のような、
安さの打ち出しは少ない。DSCN01179

サークル型の通路は、
ドンキの新店と同じ。DSCN01189

ワインの品揃えは高級店並み。DSCN01209

アパレルはハンガー陳列。DSCN01279

生鮮と惣菜を除く食品はある。
ドンキよりもそれは少ない。DSCN01289

レジは銀行方式。
DSCN01299
ドンキを模倣して、
ドンキの初期の店のようになった。

おもしろい。

そして話題の小型スマートストア。
Eマートのエブリデー。DSCN01489

50坪ほどの小型店が200店を超える。DSCN02149

タイム・セーブ、
マネー・セーブ。
エコ・セーブ。
DSCN01519

完全なミニスーパー。DSCN01719

日本でいえばイオンのまいばすけっと。
DSCN01869

品ぞろえは2700品目。
トレーダー・ジョーと同じくらい。DSCN01879

スマホのアプリをダウンロードして、
顧客は購買商品のバーコードを、
自分でスキャンする。DSCN01569

するとアプリにその購買履歴が出る。DSCN01579

あとはかごに入れるだけ。DSCN01589

購買履歴の合計。
DSCN01639

ボタンを押すとバーコードが出てくる。DSCN01649

これをゲートでスキャンすると、
ドアが開いて店を出ることができる。DSCN01669

出口は一つの通路。
一方通行で入り口ではない。DSCN01969

セルフチェックアウトだ。DSCN01689

清算はクレジットカードか、
新世界百貨店のプリペイドカード。
Eマートは同百貨店のスーパー部門。DSCN01739

店長のウー・チーフンさんが、
丁寧に説明してくれた。DSCN01989

昨年オープンして、
今、実験中だが、
省力化・省人化が進んだ。

全員で写真。
DSCN02069

ウー店長と握手。
DSCN02109

つぎにそのEマート、
レギュラー店。
DSCN02219

3000坪の総合スーパー。

バナナの売り方はホールフーズの真似。DSCN02419

鮮魚はロの字型作業場が売場の中にある。DSCN02389

バルク販売にも挑戦。DSCN02459

農心の「辛ラーメン」が、
ゴンドラ1本を埋め尽くす。
市場シェアの6割以上を占める。DSCN02289

ワインショップにはセラーもある。DSCN02319

家電も充実。
DSCN02249

非食品ハードライン、アパレルもあって、
総合スーパーとして何とかやっている。DSCN02269
日本ほどではないが、
総合スーパーもやや低調となる。

ウォルマートもカルフールも撤退。
テスコもサムソンに会社を売却。

Eマートとロッテマートが、
複占の状態を示す。

Eマートのエコバッグ。
500ウォン、約50円。
DSCN02539

最後はハナロマート。IMG_48269

いわば巨大な 農協店舗。DSCN02569

産地直送の青果部門が核売場。IMG_48029

コメ売場も広大だし、
全韓第一の品揃えだ。IMG_47829

通路が広くて、
土曜・日曜は大繁盛店だ。IMG_47889

精肉部門も広いし、圧倒的な品ぞろえ。IMG_47739

全国に大きな農協が5つある。
そのうちの一つで、
全国から農産品、畜産品、
その加工品を集荷する。DSCN02709

もちろん飲食スペースも充実。IMG_48179

チェックスタンドはもちろん、
キャッシュレスシステムもある。IMG_48209

ハナロマートの本社でインタビュー。
ウェルカムボード。DSCN02859

会議室でビデオを見て、
それから会議のようなインタビュー。DSCN02919

右が韓国側、左が日本側。
和やかに、丁寧に、親密に交流する。DSCN02959

ハナロマートを経営するのが、
農協の一つNHグループ。
そのPR部門取締役のリー・スーエルさん。
右は農心ジャパン社長のキム・デハさん。DSCN03029

加藤徹万代油脂工業社長と、
今津社長の今津龍三さん。
そしてミラクル前田。DSCN03049

この店は3000坪で1日1億円の売上高。
年間350億円を超える。
そのマーチャンダイジングから物流、
経営全般を語ってくれた。DSCN03059

そして全員で写真。DSCN03249

リーさんとは固い握手。DSCN03279

最後の最後にキムさんと握手。
長い付き合いとなるだろう。
DSCN03309

インチョン空港にむかって、
夕方のOZ108便。
IMG_48289

海も空も美しい。
PM2.5 が舞い散るというのに。IMG_4840

3本の滑走路がある。IMG_48359

飛び立ってソウルの上空。
夜景が美しい。
IMG_48489
2日間の弾丸ツアー。
20世紀の最後に、
㈱商業界が韓国の企業と、
包括的業務提携を結んだ。
未来トレードという会社だった。

私は取締役でこの提携をまとめた。
その頃は何度もソウルを訪れた。
その後、カルフールやウォルマートの、
視察研修を何度か行った。

それ以来、韓国とは縁が薄れた。

国と国、国民の感情と感情、
それは今、よくない状態だ。

しかし小売業や消費産業で見ると、
両国は協力していかねばならない。

東アジアの経済圏は、
世界をリードする役割の一翼を担う。

それを強く感じた2日間だった。

では、みなさん、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

 

2019年04月07日(日曜日)

[日曜漫歩]韓国ソウルの先進小売業と消費産業の役割

今日は地方統一選挙。

今日の日曜漫歩は、
ちょっと足を伸ばした。

私は朝6時のリムジンバス。
横浜シティエア―ターミナルから、
ベイブリッジ。
DSCN98499

東京湾側に朝日が昇る。DSCN98529

1時間半で成田国際空港。DSCN98589

アシアナ航空107便に乗り込んで、
関東平野はちょっと雲混じり。DSCN98599

そして2時間ちょっとのフライトで、
韓国はソウル上空。DSCN98629

永宗島と龍遊島の間の干潟を埋め立てて、
インチョン(仁川)国際空港が開港。
2001年3月29日のことだった。DSCN98649

大韓航空とアシアナ航空の拠点。DSCN98669

私は2012年以来の来訪。DSCN98689

空港のあるインチョン市と、
首都ソウル市の間に、
次々に高層マンションが建設中。DSCN98719

到着してすぐにランチ。
本家ソルロンタン。DSCN98749

それから話題の店舗。
ロッテマートのグムチョン店。DSCN98759

超高級マンションの下の、
箱型ショッピングセンター。DSCN98909

そこにスマートストア1号店が登場。
昨年の12月13日。
ゲートはスマホのアプリで、
Mカードをダウンロードして入る。DSCN98829

そのアプリがこのシステムの肝。DSCN98849

QRコードをかざして進むと、
ドアが開いてくれる。DSCN98859

カードホルダーは、
売場で商品を見ながら、
自分の購買アイテムを選ぶ。

そのあとはスマホで購買すると、
時間指定で宅配してくれるし、
あるいはそのまま持ち帰ってもいい。

そしてポイントが付く。
このポイントが顧客にとっては、
大きな特典だ。

さらにリコメンデーションシステムで、
お買い得商品のお勧めがなされる。

副店長のチョン・ウー・ソクさんが、
店舗をくまなく案内して、
解説してくれ、質問に答えてくれた。DSCN98869

売場では盛んに試食をする。DSCN98979

このバナナの売場は、
ホールフーズに似ている。
ぶら下がっているのは、
プラスティックだが。
DSCN99009

フレッシュミートの売場。
ここで肉を買って、
次のコーナーにもっていく。DSCN99099

このステーキコーナーで、
2000ウォン(200円)で焼いてくれる。DSCN99109

魚でも同じようなサービスをする。
そしてイートインコーナーがある。
ここで食べることができる。DSCN99679

エンドなどには盛んに、
デジタルサイネージの仕掛けがあって、
商品をお勧めしている。DSCN99489

チェックスタンドは、
セルフレジとレギュラーレジ。DSCN99709

最後にチョンさんとディスカッション。
隣の女性は、
大同㈱代表取締役社長の国府文淑さん。DSCN99809

そして今回のメンバーと写真。DSCN99759
私の向かって左隣が、
万代油脂工業㈱社長の加藤徹さん、
右となりは㈱今津社長の今津龍三さん。
お二人を中心にしたチームに、
私が参加した。

万代油脂工業は㈱万代の親会社。

チョン副店長と握手。DSCN99829

次にロッテマートの新フォーマット。
VICマーケット。DSCN99929

私はむしろ、この店を評価した。DSCN99999

VICはバリュー・イン・カスタマーで、
コストコに挑戦した店だ。

詳細は次の機会に。

ここでも加藤・今津チーム全員に、
案内してくれたお二人が加わって写真。DSCN0023i9

私の隣の安さんが笑わない。DSCN00269

お願いして、笑顔をもらった。DSCN00289

さらにホームプラス。DSCN00389

かつてサムソン商事とテスコが、
合弁でつくった会社。

総合スーパー(ハイパーマーケット)を展開。
しかし競争の中でテスコは撤退。
テスコのノウハウだけが残った。DSCN00419

韓国流の惣菜も充実。DSCN00429

生鮮食品もそこそこ。DSCN00439

地産地消を強力に進めている。DSCN00449

牛肉のアメリカ産は、
チョイスが基本でプライムもある。DSCN00499

売られていた韓国風おでん。DSCN00559

食べてみました。
DSCN00539

典型的なハイパーマーケット。
しかしカルフールは撤退し、
ウォルマートもEマートに店舗を売却。

結局、サムソンテスコの店が残った。DSCN00579

日本のラーメンは高い。DSCN00589

寿司はロボットが握った商品。DSCN00629

ベーカリーはテナントか。DSCN00639

最後にワインショップ。DSCN00649

食品が地階にあり、
1階はハードライン。DSCN00669

2階がソフトライン。DSCN00679

そしてフードコート。DSCN00689

しかし地階の食品以外は苦戦中。
日本と全く同じだ。
店頭の彫刻だけがやけに目立つ。DSCN00709

今日の最後は魚市場。
ノリャンジン水産市場。IMG_47349

卸売市場であり、小売市場でもある。IMG_47199

太刀魚。
IMG_47329

刺身盛り合わせ。
DSCN00749

2階に上がるとやっぱり市場があり、
その奥にシーフードレストランが多数。IMG_47229

下で魚を買って、それを、
2階で調理してもらって食べる。  IMG_47279

卸売業と外食業。
両者が一体化した巨大施設だ。IMG_47319

2階ではパフォーマンスを展開中。IMG_47259

私たちを運ぶのは、
ベンツのバン。

ソウルに180台しかない。
そのうえ大物スターが、
愛用していると決まっている。
だからこのバンから乗り降りすると、
結構、周りの人たちに注目される。DSCN00789

ソウル市内中心部の市庁舎。DSCN00809

その向かいのソウルロッテ本館が宿舎。DSCN00849

夜は韓定食の「韓日館」。
三ツ星レストラン。

一番右の今津さんの隣が、
㈱農心ジャパン社長のキム・デハさん。
後ろの列のその隣が、
企画管理部部長のパク・ヨンセンさん。IMG_47419
今日一日、アテンドしてくれて、
さらに通訳もしてくれた。

心から、感謝。

韓国と日本は政治レベルで、
厄介な問題の渦中にある。

だが小売業や消費産業に従事する人々は、
まったくそんなことがない。

親切で、案内してくれるし、
丁寧に、説明してくれる。

そして日本との繋がりを、
もっと深めたいと考えている。
ここでも消費産業の国際交流は、
大きな役割を果たすことになる。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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