結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年06月03日(日曜日)

[日曜漫歩]オークボさんと上総モナーク

神の物語。
DSCN7871.JPG7
神は一日目に、
昼と夜をつくった。
二日目には、
天をつくった。

三日目に海と地をつくって、
植物を茂らせた。

四日目に今度は大仕事、
太陽と月と星をつくった。

五日目に、魚と鳥をつくり、
六日目に、動物をつくった。
この日、神は自分に似せて、
男と女を創造した。

名はアダムとイブ。
lgp01a201304021800

そして、七日目。
神は、休んだ。
DSCN7872.JPG7
だから日曜日は休む。

私の日曜日は、
今日もホームコースで漫歩。

帝王ジャック・ニクラウスの設計。IMG_4443.JPG888

7056ヤードの18ホール、パー36。

main-map

パター練習グリーンには時計。
IMG_4446.JPG8

今日もインの10番からスタート。
IMG_4442.JPG8888
朝の7時07分、一番のスタート。

そして名物ホールの一つが13番。
ニクラウスはバンカーを13、つくった。
しかしグリーンからふり返ると、
その13のバンカーは一つも見えない。IMG_4435.JPG888

後半の名物ホールは、
8番パー3のショートホール。
ゴルフコースの全景が見える。
IMG_4921.JPG8

日曜漫歩を楽しんで、
あしたの月曜日から、
また、頑張ります。   IMG_4922.JPG8

オークボ・ツネオさんも、
一緒に頑張ります。
IMG_4923.JPG8

おつきあい、ありがとう。
IMG_4924.JPG8

二人で疾走します。IMG_4925.JPG8

アジサイが笑っていた。IMG_4926.JPG8
神も帝王もきっと、
笑っているに違いない。

〈結城義晴〉

2018年06月02日(土曜日)

「自分ファースト」の時代の「商人の本籍地と現住所」

6月に入って、
いい天気の土曜日。
毎年忙しいJuneだが、
今年も同様。
IMG_4901.JPG8
6月の結城義晴のスケジュール。

今日は大久保恒夫さんとゴルフ。
IMG_4443.JPG8

明日の月曜日と火曜日は、
月刊商人舎最終責了日。

そして水曜日からアメリカ。
シアトルに行く。

日曜日の10日に帰国して、
月曜日の11日は、
商人舎web会議。

火曜日12日は仙台。
(株)ヤマザワで講演。

水曜日の13日は、
イオンリテールの講義。
夕方から生団連総会の懇親会。

夜、大阪に入って、
翌14日、15日は、
万代知識商人大学講義。
合宿。

マーケティングマネジメントを語る。

16日の土曜日は、
鈴木國朗さんとゴルフの予定。
IMG_4445.JPG8

17日の日曜日は、
大木ヘルスケアホールディングスの、
なんと360周年記念式典。

火曜19日から水曜21日は、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
湯河原の定宿。

23日の土曜日は、
宮谷小学校の同窓会。

そして25日月曜日から、
月刊商人舎7月号の入稿。

27日水曜日は、
(株)TrueDataの株主総会。

そして29日の金曜日は、
日本スーパーマーケット協会の、
総会と記念パーティー。

頑張ります。

さて日経新聞の連載「就活異変」
その(下)は、
「自分ファースト」の時代

新卒入社して定年まで働く「滅私奉公」。
それから、自分のキャリアや人生観、
そしてスキルに価値を置く、
「自分ファースト」へ。

日本生産性本部の毎年の意識調査。
新入社員向けに実施される。

「条件の良い会社があれば
さっさと移る方が得だ」の回答。
2018年で39.1%。

1999年以来の高水準。
この時期は就職氷河期。
会社への帰属意識が薄れていた。

好景気に沸いたバブル経済期は、
今と並ぶ「超売り手市場」だった。

しかし、そのころでも、
新卒入社した人々の意識は、
現在とは少し違った。

そのバブル絶頂期の90年に、
新卒入社した人が、
3年以内に離職した割合は26.5%。

「現在より5ポイント以上低かった」
その後も92年にかけて離職率は低下。

つまり売り手市場でも、
離職率は低かった。
しかし「人生100年時代」の現在。

「長い職業人生」――
その中で新卒入社した会社」は、
一つの通過点に過ぎない。

「企業に入って経験を積み重ねた
30年前の新入社員とは、
キャリアプランが異なる」

それはそれで、
私は悪くないと思う。

以前から言い続けているが、
「商人の本籍地と現住所」
「ビジネスマンの本籍地と現住所」
大事なのは「本籍地」としての、
教育・訓練ができるかどうかだ。

それが本籍地として、
その人の人生に貢献できるかどうか。

新入社員の意識の変化に対応し、
企業もキャリア形成のあり方を変える。

その一つが、
退職から5年以内の人を対象にした、
「再雇用制度を導入」。

つまり「元社員」の受け入れ制度。

さらに職歴やスキルを重視する中途採用。
だからこれまで新卒の応募枠から外れた、
20代後半の受け皿を用意する。

「新入社員を、
自社のカラーや文化に
染め上げるのではなく、
あえて他社と積極的に交流させる」

いや、これは本来、「自社の本籍地」を
実感させるためのものだろう。

「自分ファースト」でいい。
それが強い人は、
「本籍地」を大切にする人間だ。

本籍地を持たない人間こそ、
一番の問題である。

だからミッションマネジメントは、
企業にとっても、本人にとっても、
何よりも大事なことになる。

〈結城義晴〉

2018年06月01日(金曜日)

「セブン&アイ・データラボ」発足と2011年の「@WalmartLabs」

6月です。
商人舎オフィスから見る空も、
まさに初夏。
IMG_4889.JPG8

2月決算の企業は今日から第2四半期。
3月決算の企業は第1四半期最後の月。

それにしても4月、5月は不調だった。
この売上げダウンは全国レベル。
とくに食品スーパーマーケット。

ブログ「てっちゃんの店長日記」
大越鉄夫さんが毎日更新。

4月5月は業績不振で、
年度初めにつくったはずの、
プランやコンセプトが崩れてくる。

てっちゃんはわかりやすく説明する。
「業績好調店舗は、
競合店が閉店した店舗。
業績不振店舗は、
ドラッグ出店した店舗」

今、日本のドラッグストアは、
スーパーマーケットの天敵だ。
かつての薬屋が食品の取り扱いに関して、
破壊的イノベーションを起こした。

かつてからの食品の専門家からすると、
これは厄介なことだ。
専門家だと思っているから、
あそこまではできない。

しかし、永遠に、
それが続くわけでもない。

6月の熱い闘いが繰り広げられる。

その6月のイベント。
月曜朝一・2週間販促企画。
Weekly商人舎の日替わり連載。

今日の6月1日から食育月間。
さらに夏の省エネキャンペーン期間。
9月30日まで。

クールビズも本格化。
衣替えはもう古いかもしれないが、
生徒や児童の制服は変わる。

来週月曜日の4日から10日の日曜までが、
歯と口の健康週間。

5日の火曜日は環境の日。
11日の月曜日が「入梅」。
しかし今年の梅雨入りは早まる。

6月14日の木曜日から、
FIFAワールドカップ ロシア大会。
7月15日(日)までの約1カ月間。

日本代表23選手が発表された。
本田圭佑、頑張れ。

日本の初戦は6月19日(火)のコロンビア戦。
日本時間では19日の21時から。

6月第3日曜日の17日が父の日。
さらに21日の木曜日が夏至。

この夏至の日から7月7日(金)まで、
CO2削減/ライトダウンキャンペーン開始。

23日(土)が沖縄県制定の「慰霊の日」。

6月は結構、イベント目白押し。
その丁寧なプロモーションで、
顧客と一緒に歩みたい。
顧客と一緒に生きていきたい。

「目の前の得」を提供するよりも、
顧客と一緒に生きていく店になりたい。

さて今日のランチタイムは、
商人舎オフィスから散策。

浅間下から三ッ沢に続く大坂(おおざか)。
IMG_4892.JPG8

今日の夕方から、
浅間神社の大祭。
IMG_4896.JPG8

商店街の人々が準備に忙しい。
IMG_4894.JPG8

山門の鳥居にも「浅間神社大祭」の提灯。
IMG_4895.JPG8

今夜から日曜まで、
地元のお祭り。
IMG_4898.JPG8

楽しいな。
IMG_4897.JPG8

うれしいな。
IMG_4899.JPG8

お祭りです。
IMG_4901.JPG8

真っ赤な鳥居。
IMG_4902.JPG8

桃色の提灯が並ぶ。
IMG_4903.JPG8

本殿前の鳥居。
IMG_4904.JPG8

さて、商人舎流通SuperNews。
セブン&アイnews|
「セブン&アイ・データラボ」発足/異業界データの相互活用

7i_datalabo

「セブン&アイ・データラボ」が、
今日、発足した。

複数企業間のデータを活用する研究会。

米国ウォルマートにも、
「@WalmartLabs」がある。

ウォルマートは2011年4月に、
コスミックス社を3億ドルで買収した。
シリコンバレーに拠点を置く、
ソーシャルメディアのベンチャー企業。

このコスミックス社を、
ウォルマートラボにした。

さらにウォルマートは、
イーベイ社から副社長を引き抜いて、
ウォルマートラボのトップに据えた。
名前はジェレミー・キング。
201703_yuuki_02
キングはWalmart USのCTOを兼務して、
eコマースのウォルマート・コムを、
あっという間にシステム改革した。

現在、@WalmartLabsは、
2200人のIT技術者を擁して、
次々と有力IT企業を買収している。

そのWalmartLabsは、
「インハウス・マーケティング・ラボ」だ。

つまりウォルマートのビッグデータを、
専門にマーケティングする機関。

「セブン&アイ・データラボ」は、
セブン&アイを中心に、
NTTドコモ、
ANAホールディングス、
ディー・エヌ・エー、
東京急行電鉄、
東京電力エナジーパートナー、
三井住友フィナンシャルグループ、
三井物産など10社が集って、
まずは研究をする。

セブン&アイの来店客数は、
1日約2300万人。
その購買データがある。
ドコモの携帯利用者は、
約7600万件。

それらを中心に、
ビッグデータを構築し、
AIを使ったデータ分析の精度向上を図る。

セブン&アイは1992年から、
チームMDによって、
PBの製造・販売をしている。

だから複数企業の相互共同活動は、
得意とするところだし、実績がある。

ただし@WalmartLabsを見ている限り、
中核となる人間がセブンにも必要だ。
本気のプロデューサー。

そしてスピード感は何より大事だ。

日経新聞も朝刊一面トップで、
「データ共有で競争力」と取り上げた。

「ビッグデータの共同活用に乗り出す」

経産省も産業データの共有を、
全面支援する制度を始める。

参画する企業に補助金を出す。
さらに「生産性向上特別措置法」で、
減税措置を取る。

しかし「セブン&アイ・データラボ」。
だれが本気のプロデューサーになって、
どんなミッションを果たすのか。

それが問題だ。

最後に、
「福岡伸一の動的平衡」
朝日新聞DIGITALの連載。
生物学者の福岡伸一。
私、ファンです。
512wYzjGnzL._SX313_BO1204203200_

昨日の記事だがタイトルは、
「分解と合成、死の上に生あり」

「人間以外に自殺する生物はあるか」
福岡さんの知る限りでは、
「答えはNO」

「レミングの集団自殺」というのがある。
レミングは寒冷地に棲むネズミの一種。

「大繁殖すると個体数を調節するため、
次々と崖から海に身投げして
“自殺”すると長らく信じられてきた」

「しかしこの説を広めた記録映画は
ヤラセであった」

福岡さんは敬虔な気分で言う。
「生物はいずれも必死に生き、
そして自らの運命をただ静かに
受け入れているように見える」

ただし別の視点を示してくれる。
「私たち生命体の内部では
“自殺”が今この瞬間にも
大量に起こっている」

「細胞の自殺である」
これを「アポトーシス」という。

「分解と合成の動的な平衡こそが
生きているということであり、
その回転をとめないために
絶えず細胞が自発的に死に、
同時に新生されている」

「つまり死の上に生がある」

「それは音のない、
大瀑布(ばくふ)のような流れとして
生命の内部を貫いている」

ビッグデータも大量情報も、
細胞と全く同じだ。
「死の上に生がある」

スピーディーな多産多死状態にある。
それが血となり肉となっている人間が、
なんとしても求められると思うが、
いかが?

〈結城義晴〉

2018年05月31日(木曜日)

「誰かが読んでくれているから、書いている」

月末です。

今日は一日、
横浜商人舎オフィス。

月刊商人舎6月号の入稿、
それからアメリカのテキストづくり、
さらに流通SuperNewsの原稿チェック。

月末だから雑誌など届く。
IMG_4886.JPG8
「Harvard Business Review」は、
渡米中に届けられていた。
特集は、
「会社はどうすれば変われるのか」

この中で[名著論文再掲]は、
「社風を活かして変革する企業」
ジョンR.カッツェンバックらの執筆。

経営者が企業を変革しようとする。
往々にして組織文化には手をつけず、
戦略を転換して、変えようとする。
しかし、企業文化を触媒として、
企業を変革することができる。

その5つの原則が整理されている。

とてもいい。

それから「AJSNetwork」
オール日本スーパーマーケット協会の、
月刊機関誌。

私も10年ほど連載を書いていたし、
荒井伸也さんもずっと、
連載で論陣を張った。

石川和夫さん監修の漫画があった。

それら外部筆者の原稿が全部なくなって、
ちょっとつまらなくなった。

自分で言うのも何だが。

ほかにも「販売革新」や「月刊コンビニ」、
「月刊ボランタリー」、
「セルコレポート」などなども。

ざっと目を通すが、
やっぱり「月刊商人舎」が一番好きだ。

当たり前か。

さて、「ほぼ日」の糸井重里さん。
巻頭essayは「今日のダーリン」

「ぼくは、うすうす想像していた。
人はだんだん
年をとっていくにしたがって、
だんだん仕事を減らしていくものだ
と、ね」

「しかし、現実の我が身を
振り返ってみると、
年をとるほどに
仕事を増やしていることに気づく」

「なんでもそうなのかもしれないが、
経験が重なるほど、
それを生かして出来ることも
増えていくものだ。
そして、出来ることが多くなれば、
したいことも増える。
そしたら、年をとったら
仕事が増えていくのも道理だ」

「だから、ぼくは年々
“はたらき者”になってきた
…ということのようだ」

糸井流の謙虚さを出す表現法。
しかし、私も同感。

「世間の人に
“さぞかし忙しいんでしょうね”と
思われていた時代は、
実はそれほどじゃなかった。
そうだなぁ、いまの半分も
忙しくなかったかと思う」

「じぶんなりに
いっぱいいっぱいだと
思っていたけれど、
そんなに頭も使えてなかったし、
遊んでばかりいた」

「それと比べてもしょうがないけれど、
年をとってからは、
ほんとによくはたらいてる」

そういう感じがする。
私も。

(株)商業界の編集長や編集統括、
社長の時代も忙しかった気がするが、
今のほうが断然、仕事をしている。

「徹夜もできなくなったし、
歩くのも遅くなったのに、
なんでだろう、
やれば出来るものだと知ってしまった」

「どれだけ大変だとしても、
嫌なことをしてないとか、
好きじゃない人に会わなくて済むとか、
自由にいられる場面ばかりになったのも
原因だと思う」

しかし。

「ええかっこしいに
聞こえないように言うのは、
ほんとうにむつかしいのだけれど、
いつのまにか、
“だれかがよろこぶことを選んで、
一所懸命にやるようになった”
からだと思えるのだ」

ん~、私は、そこまで、
かっこよくは言えない。

「じぶんのためだけに
なにかをやるのは、
つらすぎる」

「そこから、うまく逃げられたおかげで、
よく仕事をする人間に
なっちゃったような気がする」

同じような心持ちだ。
それを糸井さんが言ってくれた。

「あとは、もっと、
休み方が上手になれたら、
もっといいよね」

これはまったく同感。

糸井さんほど、
凄い仕事はしていないが、
ほんとによく働いている。

誰かが読んでくれているから、
書いている。

それが自分でもうれしい。

誰かが聴いてくれるから、
語っている。

誰かが役立ててくれるから、
考えている。

私の場合、そうだな、
ゴルフは自分のためにやっている。
小説や文学なども自分の楽しみで読む。
美術館や映画なども自分の楽しみ、
音楽やシルクドソレイユも、
…………ああ、結構、楽しんでいる。

だから「時間はいつも赤字」だ。
ドラッカー先生が言っていた。

それでも、年をとってから、
よく働いている。

これは嘘偽りのない本音だ。
そうして2018年の6月に入る。

〈結城義晴〉

2018年05月30日(水曜日)

速くできない・手が抜けない・思い通りにできない「雨乞い」

来週火曜日の6月5日は「環境の日」。
国連人間環境会議が1972年の6月5日に、
「人間環境宣言」を採択した。

これを記念して、
「世界環境デー」が設けられ、
日本では1993年に「環境の日」と制定。

その前に1991年度から6月を、
「環境月間」と定めている。

今日の商人舎流通SuperNewsから。
イオンnews|
「イオン チアー ズクラブ」が環境の日に河川の水質調査実施

イトーヨーカ堂news|
6月の環境月間にペットボトルリサイクル推進

いいことです。

商人舎流通SuperNewsは、
米国2大チェーンの第1四半期決算報告。

ウォルマートnews|
第1Q総収入4.4%増・純利益6.1%減/eコマース33%増20160910_yuuki_01

ウォルマートは増収減益。
しかしeコマースはこの四半期に33%増。
通年では40%増を見込む。

ターゲットnews|

第1Q168億ドル3.4%増/既存店客数3.7%・EC28%増
20170910_hyper_target
ターゲットの既存店客数は3.7%増加。
この10年で最も高い伸び。
つまり絶好調。

2週間前に私も訪れたが、
店頭は完全に回復した。

「5年後にターゲットがつぶれるかも」なんて、
とんでもないデマが飛んでいるらしいが、
大間違いのデタラメ。

さて今日は朝から東京・浜松町。
5分ほど歩いて芝大神宮。
IMG_4877.JPG8

浅野神社は、気持ちが洗われる。
IMG_4879.JPG8

それから東京タワー。
IMG_4881.JPG8

隣は愛宕ヒルズ。
IMG_4882.JPG8

(株)True Dataの取締役会。
中期3カ年計画を取締役会が了承した。

月刊商人舎2017年10月号は、
特集「中計病の処方箋」

その巻頭に結城義晴の提案。
「戦略計画」のすゝめ
トランスフォーメーションを目指せ!

ピーター・ドラッカーは、
3つのプロセスを提示してくれている。
⑴リスクを伴った意思決定
⑵体系的な組織づくりと実行
⑶成果と目標の比較・検証

今回の中期計画。
まあまあでしょうか。

さて、日経ビジネスon-line。
「今日の名言」

大企業になればなるほど
皆が保身に走り、
結局は組織が
おかしくなる事態に
陥りやすい。
〈川野 幸夫ヤオコー会長〉
20171010_kawano_chairman_01
川野さんの危機感が表れている。

「経営者がイエスマンで
周りを固めるのではなく、
率直に諫言してくれる人を
置けばいいのだが、
案外これができない」

「社外取締役の役割は重要だが、
結局は経営者がイエスマンを
連れてくるのでは意味がない」

True Dataの社外取締役陣には、
幸いなことにイエスマンはいない。

朝日新聞「折々のことば」
鷲田清一さん編著。

第1122回は一昨日。

速くできる、
手が抜ける、
思い通りにできる。
……ありがたいことですが、
困ったことに、
これはいずれも

生きものには合いません。
〈生命誌研究者・中村桂子〉
『科学者が人間であること』から。

「”便利さ”と
そのために開発された機器の”豊かさ”を
進歩の印と思い込む人は多い。
が、生の充実とはまさにこの逆」

「思い通りにならないものを
手塩にかけて育むこと、
時間を”飛ばす”のではなく、
“紡ぐ”こと」。

速くできる、
手が抜ける、
思い通りにできる。

それはそれで便利そうに見える。
しかしそればかりでは、
本当の仕事はできない。

本物の計画もつくれない。

私の場合、原稿執筆が、
まさにこれだ。

速くは書けない。
手は抜けない。
思い通りに書けない。

しかし時間を紡ぐように書いていくと、
いいものが書ける。

本当の仕事とは、
そんなものだ。

もうひとつ「折々のことば」
今日の第1124回。

考えることは
雨乞いのようなものである。
〈哲学研究者・野矢茂樹〉

エッセー集『哲学な日々』から。

「考えることは
論理的な営みだと思われがちだが、
論理は”考えるための下ごしらえ”に
役立つだけ」

その通りだと思う。
ロジカル・シンキングは、
下ごしらえに役立つだけ。

しかしそれも知っておかねばならない。

「考えるとは
今の考え方では
うまく解けないもやもやを
晴らすことだから、
予(あらかじ)め従うべき
どんなマニュアルもない」

書くことも同じ。
マニュアルはない。

「問題をじっくり育て、
あちこちにアンテナを張って、
これまでにない発想が
舞い降りてくるのを待つほかない」

だから雨乞いのようなもの。

日々、雨乞いをしながら、
速くはできないこと、
手は抜けないこと、
思い通りにできないことに、
立ち向かう。

ここでもドラッカー。
理想を求め、
手持ちの道具で、
ケースバイケース。
一歩一歩。

仕事も事業もこれしかない。

〈結城義晴〉

2018年05月29日(火曜日)

カルビー松本晃のRIZAPへの転身とファミマPBの「現場主義」

先週月曜日に、
2週間のアメリカ出張から帰国。

それから1週間。
講義、講演の連続。

イオンリテールと、
学習院マネジメントスクールと、
万代知識商人大学。

今日、久しぶりに、
横浜商人舎オフィス。IMG_4875.JPG8

曇り空だが、木々の緑は深い。
IMG_4876.JPG8

遊歩道を犬と散歩する女性。IMG_4873.JPG8

午前中には、常盤勝美さん来社。
ご存知、「商品前線」の気象予報士。
天候マーチャンダイジングの第一人者。IMG_4869.JPG7
もちろん商人舎magazineでは、
「2週間天気予報」の連載が大好評。

その常盤さんが本を出した。
「だからアイスは
25℃を超えると
よく売れる」

基礎から学ぶ「ウェザーMD」

発行元は(株)商業界。
編集担当は木村俊雄さん。
昔の私の部下。

常盤さんの人生の転機。
大いに祝福したい。

夕方には、小松崎雅晴さん。
(株)イトーヨーカ堂の腕利きバイヤー。
その後、コンサルタントに転身。
産能大学では経営開発研究本部主幹研究員。IMG_4871.JPG8
(株)商業界時代に、
売場革新や商品分類などに関して、
多くの原稿を書いてもらった。
単行本も発刊した。
「売場革新と新商品分類」はよく売れた。

久しぶりに会って、
ずいぶんと話し込んだ。

さて、松本晃さんの転職先が、
決まった。
(株)カルビー会長兼CEO。
photo01
行先はRIZAPグループ、そのCOO。
カルビーを退社して6月24日にRIZAPへ。

同社は個人向けトレーニングジムを中心に
ゴルフレッスン、料理教室など、
76社を展開。

2021年3月期の年商は、
現在の2.2倍の3000億円を目標に掲げる。

松本さんは自信満々。
「この会社の成長に、
寄与できると確信している」
(日経新聞記事)

カルビーでは、
2009年からの9年間で、
売上高を2倍、営業利益率を3倍にした。

多分、RIZAPグループも、
同じように成長させるだろう。

その松本さんの日経新聞夕刊の連載。
「あすへの話題」

昨日の連載タイトルは、
「現場主義です」

エッセイのイントロダクション。
「現場はいつも楽しい。
そこにはいつも真実だけがある」

日曜の朝は定点観測をする。
コンビニ6店、スーパーマーケット4店。
「同じルートで散歩がてら3時間」

メーカーから見た、
両業態の違いを明らかにする。

「コンビニの棚の商品は
週ごとにドンドン変わる。
限られた棚スペースを
メーカーは激しく奪い合う。
ここで勝つためにはメーカーは
強くならなければならない」

「コンビニは顧客と共に
メーカーを鍛えてくれているのだ。
厳しいけれど感謝している」

「一方、スーパーは
商品そのものももちろん重要だが、
同時に価格が厳しい。
少し値段を高く設定すると販売は
途端に激減したりすることが度々だ」

「顧客は間違いなく
我々メーカーよりはるかに賢い。
顧客をなめるとたちまち
しっぺ返しを食う」

「我々はここでも日々
顧客に鍛えていただいている。
品質を向上しながら
製造原価低減の努力を続けている」

そして、言う。
“Office is the most comfortable place,
but the most dangerous place in the world”
「オフィスは、
世界で最も快適な場所だが、
世界で最も危険な場所だ」

働き方への警鐘。
「オフィスで思いつき、
オフィスで商品開発し、
価格もそこで決めてしまって
発売する。
そして度々失敗する。
しかも反省せず現場も見ず
同じことを繰り返す。
全ての真実は
現場にあるのにもかかわらず」

これはカルビーに対する、
置き土産の言葉だ。
そしてすべての製造業や卸売業、
小売業のバイヤーに対する警鐘の言葉だ。

学者にもジャーナリストにも、
コンサルタントにも、
もちろん当てはまる。

私、松本晃のファンなのです。

最後に商人舎流通SuperNews。
ファミマnews|
糖質量押さえたRIZAP監修デザート&ラーメン3品発売

ここでもRIZAPがからむ。
ファミリーマートのPB。
デザートとラーメン。
糖質を抑えたアイテム。
レアチーズは糖質8.8gで173Kcal、
プリンは糖質8.9gで204Kcal、
またラーメンは糖質14.5gで302Kcal。famima_rizap_201805
ファミマとRIZAPグループの共同開発。
開発商品数は累計で約70アイテム。

ファミマとRIZAP、伊藤忠商事が、
2016年10月に業務提携。

この協業の成果が70品目のPBとなった。

そして松本COOは伊藤忠の出身。
松本さんを中心に、
こういった協業は「現場主義」で、
進むんだろうな。

これからは確実に、
アライアンス(同盟)の時代です。
その際、核となる人物と現場主義が、
鍵を握る。

〈結城義晴〉

2018年05月28日(月曜日)

塙昭彦・三枝富博交遊抄の「恕」と万代知識商人大学「SHRM」

Everybody! Good Monday!
[2018vol22]

2018年第22週、
5月の最終週。
今週金曜日から6月。

白といふ色の力や更衣
〈朝日俳壇より 川越市・渡邉隆〉
(長谷川櫂選評)
国によっては白は空虚の色。
しかし、日本では美しい力ある色。
白に染まる日本の夏。

今週は衣替えとなる。
白に染まる日本の夏。
いいもんです。

Weekly商人舎の月曜朝一。
2週間販促企画。

梅雨入りの情報を提供する。
「今年の梅雨入りは、
東・西日本では平年より早く、
東北では平年並みか平年よりも早い」

「平年より早いとすれば、
6月に入ると次々に
梅雨入り宣言が出されそうだ。
今週から来週にかけて、
九州から西日本は次々に
梅雨入りの可能性がある」
2018tsuyu_0526

いいことが書いてある。
「気象庁の天気予報が正確になってきた。
人々は天気予報で行動する。
天気がどうなったかという現象も大事だが
気象庁の天気予報という情報も、
商売にとっては重要になってきた」

そのとおりだ。

さて、流通SuperNews。
ユニー・ファミマnews|
ドン・キホーテとの共同実験コンビニ6/1から順次開店

日経新聞は一面で取り上げた。
「ファミマ、ドンキ流店舗」

ファミリーマートが順次、
「Produced by ドン・キホーテ」の店を、
新フォーマットとして出店していく。

それをポジショニングの観点から、
【結城義晴の述懐】として書いておいた。

もうひとつ日経新聞から、
最終面の「交遊抄」。
三枝富博さん登場。
イトーヨーカ堂現社長。

「私は2017年3月まで20年間、
中国に駐在していた。
きっかけとなったのが、
当社元専務の塙昭彦氏だ」

塙さんとの交遊抄である。
「かつての上司部下という関係を
超えた付き合いが続き、
どう生きるべきかを
私に示してくれる存在だ」

その塙さんの有名な言葉。
「利口はいらない。
バカもいらない。
大バカが欲しい」

イトーヨーカ堂は1996年に、
中国進出を決定した。
その責任者となったのが、
次期社長と言われた塙さんだ。

残念ながら社長には就任できず、
代わりに過酷な中国事業の立ち上げを、
塙さんは任された。

その赴任前の全社朝礼での言葉が、
「大バカが欲しい」

「この言葉に衝撃を受け、
私はその場で立候補を決めた。
中国赴任という人生の一大転機となった」

それからは塙さんとの一対一の関係。
「中国では常に自分で考えることを教わり、
根っからのコーチだ」

4年前、塙さんは、
グループの役職をすべて退いて、
コンサルタントとなった。

その後、塙さんと三枝さんは、
中国の山東省「孔子廟(びょう)」を訪れた。

中国の精神を理解するためだった。
そして塙さんは孔子の「論語」を示した。

三枝さんは、
孔子の「恕(じょ)」に感銘を受け、
その後の生き方の指針とした。

恕とは、「思いやりの大切さ」である。

商業界の故倉本長治主幹も、
「恕」を大事にした。

だから箱根の菩提寺の墓標の横には、
小さな「恕」の石碑が建てられている。

塙さんの口癖。
「人生すべて当たりくじ」

「前向きに捉えて行動すれば
良い結果につながるという意味」
いかにも塙さんらしい。

三枝さんも、
塙さんの教えを生かして、
イトーヨーカ堂の再建を、
成し遂げてもらいたいものだ。

さて私は東大阪市の㈱万代へ。

今日は終日、会議棟で、
万代知識商人大学。

第3期も3回目の講義。 DSCN9877-1

3回目のテーマは、
ヒューマンリソースマネジメント。DSCN9879-1
今日は4時間半の講義を受け持つ。

私のタイトルは、
Strategic Human Resource Management。
つまりは「戦略的人間力経営」
SHRMと略す。
DSCN9884-1

最初にマネジメントの体系を記す。
万代知識商人大学の1年間は、
この体系に沿って、
カリキュラムが組まれている。
DSCN9897-1
午前中は、第1講義と第2講義。

第1講義は、
人材マネジメントのフレームワークと、
人的資源の戦略的な活用の意義を説明。

さらにマネジメントを知るには、
マネジメント史を学ぶのがいい。

アダム・スミスの分業から始まって、
アンリ・ファヨールの管理過程論。
それから行動科学と人間関係論、
そしてマネジメントの父ドラッカーから
ミンツバークにいたるまで。
DSCN9912-1

第2講義は、
日本のマネジメントの問題点を指摘し、
ドラッカーのマネジメント論を、
わかりやすく整理した。DSCN9915-1

昼食は万代渋川店で見繕う。
本社1階の旗艦店だ。DSCN9931-1

入口を入ると青果売場。
月曜日は「葉物フェアー」。DSCN9927-1

左から、青葱、ニラの二束158円均一。DSCN9930-1

チンゲン菜も二束158円。
このボリューム陳列。
DSCN9928-1

小松菜も二束158円。
良いものが安い。
DSCN9929-1

その裏では根菜類のばら売り。DSCN9934-1

突き当りの鮮魚売場では、
立ち売りを展開していた。DSCN9936-1
ロの字型の売場の中に作業場がある。
声掛けしながら接客販売をする。

今日の目玉は、
タイムセールのタラバカニ。
DSCN9916-1

やや小ぶりながら2杯598円。安い。
DSCN9917-1

旬の天然真鯛1尾500円。DSCN9918-1

今日はサバの日でもあって、
特大真サバ1尾580円。
もちろん切り身パックも展開する。DSCN9920-1

店舗奥壁面の惣菜売場。DSCN9926-1

唐揚げバイキングのコーナー。
1個68円。
DSCN9923-1

渋川店の惣菜売場は
奥壁面に多段冷蔵ケースを並べ、
その前に主通路に平台を設ける。DSCN9937-1

私が昼食に選んだのは、
牛焼肉重398円。
DSCN9924-1

おいしかった。
ふきの煮物とサラダも買い添えて、
大満足の昼食だった。DSCN9938-1

午後の講義は、
「労務管理の基礎知識」。DSCN9940-1

社内講師は河野竜一さん、
取締役人事部長。DSCN9941-1

労務管理に関する基本的な考え方から、
採用、賃金、労務時間、
そして懲戒・契約解除などまで、
法律の知識を、事例を交えて、
実にわかりやすく講義してくれた。DSCN9946-1

人事担当でこれだけ詳細に、具体的に、
かつわかりやすく語れる人は少ない。
DSCN9947-1
最終講義は、再び結城義晴。

後列で、終日、
河野さんが聴講してくれた。DSCN9949-1

最後のテーマは、
リーダーシップ論。

ドラッカーからデール・カーネギー、
ジョン・マックスウェルまで、
それぞれのリーダーシップ論。DSCN9952-1

さらに月刊商人舎2月号の、
マーカス・バッキンガム。
優れたマネジャーと優れたリーダー。
最後はケン・ブランチャード。
リーダーシップの方法論。DSCN9957-1

リーダーの4つのスタイルを、
一人ひとりに問いかけ、
答えてもらいながら講義を進めた。DSCN9958.-1JPG
長い長い一日だった。
充実した万代知識商人大学の一日。

帰りの新幹線から見えた真っ赤な夕陽。DSCN9960-1

新幹線の窓から見える景色の中で、
大きな夕日はあっという間に沈んだ。DSCN9963-1
衣替えの白と夕日の赤。

それが今日、心の中に残った。

孔子の「論語」の神髄は、
「忠恕(ちゅうじょ)」である。
「忠」はまごころ、
「恕」は思いやり。

イトーヨーカ堂にも、
万代知識商人大学にも、
「忠恕」こそ大切である。

では、みなさん、
今週も忠恕の精神で、
Good Monday!

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
国内研修会
第2回 バイヤー研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年5月
« 4月  
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.