結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年02月19日(月曜日)

小平菜緒の「人間性も金メダル級だ」と「〆切主義の効用」

Everybody! Good Monday!
[2018vol8]

2018年も第8週に入る。
2月も第4週で、
一月、往ぬる。
二月、逃げる。

しかし、今年の2月。
なんだか長く感じる。

平昌冬季オリンピックのおかげ。

それにしても、
小平菜緒。31歳。DSCN7555.JPG8

女子スピードスケート500m。
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24連勝中の実力を存分に発揮した。DSCN7587.JPG8

今回から一発勝負。DSCN7593.JPG8

それでも見事なフォーム。DSCN7595.JPG8

美しい。
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一分の隙もないスケーティング。kodaira3

芸術的なフォーム。1小平28

そしてこの鋭い目つき。koraira5

36秒94のオリンピック新記録で金メダル。kodaira 4

銀メダルの韓国イ・サンファに歩み寄って、
韓国語で「よくがんばった」と慰労した。DSCN7548.JPG8

イも語っている。
「小平とのレースで、
嫌な気持ちになったことがない」

イはバンクーバー、ソチと、
オリンピック2連覇の天才。kodaira6

韓国経済電子版は伝えた。
「2人の友情にアイスリンクも溶ける」

韓国各紙もたたえた。
「小平の人間性も金メダル級だ」
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感動した。

まだまだ続く平昌オリンピック。
2月は逃げてはゆかない。

さて、月曜朝一・2週間販促企画。
今日は二十四節気の「雨水」

ソチ五輪のプロモ―ションを、
どんどん展開しようと薦める。

「売り方次第で売れ方が変わる」

今週いっぱいで終わる冬季五輪。
そして視野は3月3日のひな祭りへ。

美しく消ゆるは難し残る雪  
〈朝日俳壇 東京都・徳竹邦夫〉
(稲畑汀子選評)各地で厳しい積雪が続く。
降り積もる時は美しい雪も、
消えゆく時の道路などのぬかるみは
美しいとは言えない。
雪道の修羅場を対照的に捉えた秀句。
美しい五輪の後に、
修羅場の国際政治が残るのか。
一つ知り二つ忘るる日向ぼこ  
〈同 平塚市・日下光代〉

年寄りの日向ぼっこ。

北陸をはじめ、日本海側には、
まだまだ雪が残る。
富山県高岡市の俳人。

春立つと天は言へども屋根の雪 
〈同 高岡市・四津三樹夫〉

雨水は啓蟄の前の15日間。
「空から降るものが雪から雨に変わり、
雪が溶け始めるころ」

さて今週の私のスケジュール。

今日は1日、横浜商人舎オフィス。

明日は海浜幕張で、
商業界ゼミナール。
基調講演をします。

ご清聴をお願いしておきます。
テーマは、
「商業界精神の未来」

明後日は、
午前中、鈴木哲男さんと打ち合わせ。
午後は、毛利英昭さんと対談。
現在、「飲食店経営」「コンビニ」の編集長。

木曜日は、商人舎マガジンWeb会議。

それでも結構、余裕がある。

さて、朝日新聞「天声人語」
「締め切り」について書く。

「いちど遅れるとくせになるらしい。
そして言い訳も凝ったものになる」

作家・井上ひさしは、
「遅筆堂」を任じた。

私も「〆切主義」を標榜する。

ビル・ゲイツもそんなことを言っている。
「なんでもギリギリにすると、
一番スピードが上がって効率がいい」

天声人語は言う。
「締め切りを守らぬ点では
日本銀行の黒田東彦総裁も
かなりのものだ。
デフレ脱却のため掲げた2%の物価目標が
なかなか達成できず、6度先送りした」

井上ひさしの挽回策の一つ。
「良い本を書き上げ、
内容のよさで遅れを勘弁してもらう」

私も全くの同感。

天声人語は黒田総裁に望む。
「日本経済のかじ取り役も、
願わくはそんな姿勢で」

胸を張って言えることではないが、
「良い内容で遅れを勘弁してもらう」

内容をよりよくするという点では、
「ギリギリ主義」にもよい点がある。

人によるのだが。

でも、みなさんは、
punctualityで、時間厳守を。

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2018年02月18日(日曜日)

日曜版【猫の目博物誌 その61】イチゴ

猫の目で見る博物誌――。
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スーパーマーケットの売場に、
イチゴが並んでいます。
イチゴの季節はいつなのでしょう。

イチゴはバラ科の多年草。
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一般には、バラ科オランダイチゴ属。
学名はFragaria ×ananassaDuchesne ex Rozier。

イチゴとして流通・消費される商品は、
ほぼすべてがオランダイチゴ。

英語ではstrawberry。
これもオランダイチゴ属。

しかし広くとらえると、
キイチゴ属とヘビイチゴ属など、
「野イチゴ」も含まれる。

イチゴにとって、
光が当たることは重要だ。
それが発芽の条件となる。

この性質を「光発芽種子」という。
「こうはつがしゅし」と読む。
あるいは「明発芽種子」(めいはつがしゅし)
「好光性種子」(こうこうせいしゅし)という。

イチゴは果物として食べられる。
その食べる部分は実ではない。
「花托」(かたく)が発達したもの。

花托は茎が厚くなったもので、
そこから花が育つ。

イチゴの表面に粒粒が分布している。
その粒々の一つひとつが、
実は果実である。

このような現象を「偽果」という。
特にイチゴの場合は「イチゴ状果」と呼ぶ。

食べ方は生食が一番。
牛乳やコンデンスミルク、
あるいはヨーグルトをかけて食べる。

ケーキやタルトのトッピングにされる。
ジャムやジュースにされることも多い。

なお、加工用のイチゴ味のほとんどは、
イチゴの成分を含んでいない。
酢酸アミル、アネトールなどを配合して、
イチゴ香料をつくり、赤の着色料を使う。

可食部分の成分は、
一般的には9割が水分で糖質が1割。
タンパク質と繊維質が約1%。
総カロリーは100gで35kcal。

また、イチゴは、
豊富なビタミンCを含有する。
「アスコルビン酸」である。
さらにアントシアニンを含む。
これはポリフェノールの一種。
キシリトールも含有されている。

こうしてみると、
イチゴは実に素晴らしい食品だ。

野生のイチゴは、
人類が始まったころから、
ヨーロッパやアジアで食べられていた。

現在のオランダイチゴは、
200年ほど前に、
南アメリカと北アメリカの品種が、
自然交雑した品種が始まり。

日本には江戸時代に入った。
しかし本格的な栽培は1872年から。
さらに産業化されたのは戦後のこと。
新しい果物である。

イチゴは1年中、出荷されるが、
「一季成りイチゴ」は、
冬から春に実をつける。
これが旬のイチゴ。
「四季成りイチゴ」は、
夏から秋に偽果が成る。
これが「夏イチゴ」と呼ばれる。

農産物には種苗法に基づいて、
品種登録制度がある。
植物新品種育成者の権利保護を行い、
新品種の育成の振興を図ることが目的。

イチゴに関しては、
2016年11月14日の時点で、
登録品種は258種。
そのうち登録維持されているのは129種。

代表品種は「とよのか」と「女峰」(にょほう)。
「東の女峰、西のとよのか」と言われた。

とよのかは1984年に久留米野菜試験場で、
「ひみこ」に「はるのか」を交配した品種。
酸味が少なく大粒で甘い。

女峰は1985年、栃木県農業試験場で、
それまでの「麗紅」の代替品種として開発。
その「麗紅」と「はるのか」「ダナー」を交配。
甘酸っぱい味が特徴。
色が鮮やかで見栄えがよい。
だからショートケーキなどに使われる。

いま、売場に並ぶ品種。

「とちおとめ」
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1996年に栃木県農業試験場において、
「とよのか」と「女峰」を交配。
東西の融合だ。
さらに「栃の峰」も交配。

粒が大きく甘さも強いし、
日持ちが良い。

現在、日本最大の生産量。

「あまおう」
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2003年、福岡県農業総合試験場園芸研究所。
「久留米53号」に育成系統を交配。
「あかい、まるい、おおきい、うまい」の、
頭文字をとって、
「あ・ま・お・う」とネーミング。
ひと粒40g以上にもなる。

「紅ほっぺ」
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2002年に、静岡県経済連が、
「章姫」と「さちのか」を交配。
章姫より果心の色が淡く、
房当たりの花数が少ない。
さちのかよりも果実が大きい。

「きらぴ香」
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2017年に品種登録された最新品種。
静岡県農林技術研究所の育成系統を交配。
形は大粒で縦長の円錐形。
赤く染まった果皮にはツヤがあり、
果実はかため。

イチゴの品種は多い。
そして主役はどんどん入れ替わる。

「東の女峰、西のとよのか」から、
「とちおとめ」へ、「あまおう」へ、
そして「きらぴ香」へ。

開発者の努力のたまものだろうが、
これまたコモディティ化現象と、
競争しながらポジショニングを構築する。
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ほろほろと手をこほれたる苺哉
〈正岡子規〉

子規には、イチゴの句が多い。

1年中、
ショートケーキなどにのっているから、
イチゴは季節がなくなった。

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でも、やっぱり、いまが、
イチゴの季節です。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

2018年02月17日(土曜日)

羽生結弦と藤井聡太とエブリイOkanaka津高の未来

羽生結弦、23歳。
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天才フィギュアスケーターの、
鬼気迫る演技。
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感動した。
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冬季オリンピック2連覇。
宇野昌磨もフリー演技3位の評点で、
銀メダルを獲得。

金銀独占。
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別に国粋主義者では全然ないけれど、
胸に迫るものがある。

将棋では、藤井聡太。
第11回朝日杯オープン戦で初優勝。
あっという間に六段に登ってしまった。

準決勝に残ったのは4人。
羽生善治七冠現竜王、
久保利明王将、
広瀬章人八段。

いずれもA級棋士。

将棋界は階級制である。
それが順位戦と言われる、
名人を目指す階級世界だ。

最高峰の一番上がA級。
超のつく天才でも、
このクラスに入ることは難しい。
たった10人しかいない。

その次が「鬼の棲家」と言われるB級一組。
ここには13人。

以下、B級2組、C級1組、
そして最下級のC級2組だ。

藤井聡太はプロ棋士になったばかり、
当然、最下級のC級2組。
しかし現在、全勝でこの組を脱する予想。

名人戦を目指す順位戦のほかに、
将棋界にはタイトル戦がある。

竜王戦
王位戦
王座戦
棋王戦
王将戦
棋聖戦

ここまでを七大タイトルと呼んで、
羽生善治はこの七大戦を5回以上獲得して、
永世七冠となっている。

七大タイトルの次に位置づけられるのが、
朝日杯将棋オープン戦である。

全棋士に女流棋士3人、
そしてアマチュア10人が、
一次予選からトーナメントを闘い、
最後に残った4人が準決勝、決勝を競う。

C級2組の藤井聡太五段は、
その4人に残った。

他の3人はみなA級棋士。

ただしこの棋戦は持ち時間が、
40分と短いのが特徴。

藤井聡太は、
準決勝で羽生善治竜王(47歳)を下し、
決勝では広瀬章人八段(31歳)を撃破して、
タイトルを獲得。

時間の短い棋戦では、
もうおそらく藤井聡太が最強だろう。

この優勝によって昇級して、
六段となった。

五段に昇進したのが、
今年2月1日だから、
1カ月を経ずして六段へ。

史上最年少六段、
史上最年少タイトル戦優勝。

記録をすべて塗り替える。

これも言葉に尽くせないくらい、
すばらしい。

何度も書くが、
日本の未来は明るい。

さて私は岡山。

岡山駅前から車で15分ほどで、
エブリイOkanaka津高。DSCN7473.JPG8

昨年4月7日の商人舎流通SuperNews。
エブリイnews|

(株)エブリイホーミイホールディングス。
純粋持株会社。

この会社が開発した、
期待のショッピングセンター。

32年間、イズミヤが、
総合スーパーを経営していた。

そのイズミヤが一昨年の2016年9月に閉鎖。
そのあとに入ったのがエブリイホーミイ。

1階には、
(株)エブリイのスーパーマーケット。
新フォーマット「IKOCCAエブリイ津高店」

2階には(株)ホーミイダイニングが、
一括運営をするフードコート「FOOD PARK」

この2核を中心にして、
4フロアを埋めた。

敷地面積9468坪、
売場面積3513坪。

午前中から午後4時まで、
このショッピングセンターを堪能して、
しかも話を聞いた。

エブリイは岡山県内では9店舗目、
全体では37店舗を展開している。

柴田昇さんと坪井一人さん。DSCN1901.JPG8

柴田昇さんはこのエブリイOkanaka支配人、
ホールディングス取締役。
坪井さんは、
㈱エブリイIKOCCAエブリイ津高店店長。DSCN1896.JPG8

それから岡崎真悟さんと道下大輔さん。DSCN7453.JPG8
岡崎真悟さんは、
㈱ホーミイダイニング社長。
道下さんは執行役員外食事業本部本部長。

さらに岡本美幸さん(中)と高橋祐圭さん。DSCN7484.JPG8
岡本さんは、
エブリイOkanka津高企画運営部企画運営部門チーフマネージャー。
高橋さんはホールディングス秘書広報室広報担当チーフマネージャー。

ありがとう。
勉強になったし、
すごく楽しんだ。

最後にバックヤードに、
見たことのあるものが。DSCN2039.JPG8
「もったいない、ありがたい」
[Message of April]

「売れない」のではない。
「売っていない」のだ。
「売り損なっている」のだ。

鈴木敏文さんが言い、
故緒方知行さんが追従(ついしょう)した。
これは機会損失撲滅の本質を突いた。

だからセブン-イレブンは、
加盟店とスーパーバイザーに徹底した。
「売れ筋でロスを出せ!!」

しかし残念ながらこの時代は終わった。
値下げロス・廃棄ロスと機会ロスは、
本来、二律背反の関係にあるからだ。

だから戦略的に、組織的に、
もう1人、もう1品、もう1円の改善。
そしてもう1パーセントの努力。

フィリップ・コトラーが読みきった、
マーケティング1.0は、
製品中心の時代だった。

マーケティング2.0は、
消費者志向の時代で、
売り手市場から買い手市場に移行した。

そしてマーケティング3.0の今は、
価値共創の時代である。
ソーシャルマーケティングの時代である。

「売れない」のではない。
「もったいない」が足りないし、
「ありがたい」が少ないのだ。
〈結城義晴〉

最後は「折々のことば」
未来があると
信じているから
怒るのである。
〈森村誠一〉

編著の鷲田清一さん。
「病気、失職、被災、事故、
大切な人の死。
思いもしなかった事態が
それまで描いていた可能性を
突如封じる

「そのときに強い憤りを感じるのは、
それでも希望をつなげる未知数の可能性に
必死で探りを入れているからだ」

「どうあがいても
行き着く先は同じと思えば、
人はきっと怒りすら表さずにどこかへ
姿をくらますことだろう」

未来があるから、
それを信じるから怒る。

だからときには怒ろう、
未来を見つめて。

〈結城義晴〉

2018年02月16日(金曜日)

「無印良品外伝」と流通学者・渦原実男教授との対面

平昌冬季オリンピック。
いよいよ佳境に入ってきた。

フィギアスケート男子。
羽生結弦登場。
前回のソチ五輪金メダリスト。
怪我からの復活をかけた演技。

ショパンのバラード第1番、
ピアノの旋律。
悲壮感漂う羽生のスケーティング。
ターン、ステップ、ジャンプ、スピン。

ショートプログラムで111.68点。
感動した。

このあともまだまだ、
花形競技が待っている。

それにメダルを取れなくとも、
カーリングの面白さは、
われわれを魅了する。

政治性が強い今回の冬季五輪も、
アスリートたちの真摯な競技姿によって
洗い流されるような気分だ。

さて今日は、
午後から横浜商人舎オフィスで、
商人舎マガジンWeb会議。DSCN7276.JPG8
この春から夏にかけて、
大リニューアルを図る。

そのための議論は熱を帯びる。DSCN7281.JPG8

Web会議メンバーと入れ替わるように、
渦原実男先生。
福岡の西南学院大学商学部教授。DSCN7286.JPG8
専門は流通論。

Facebookでの友達だが、
ずっとお会いしたかった学者だ。

ざっくばらんなお人柄で、
すぐに意気投合。

日本の商業学会の話から、
アメリカや日本のチェーンストアの話、
経営者のエピソードなど、
互いに知識と情報を交換した。

渦原先生の半生を聞かせていただき、
私は商人舎設立のときのこと、
商業の現代化と知識商人、
そして月刊商人舎のことなど、
懐かしい級友にあったような感覚。
1951年生まれで一つ年上。

これからも長いお付き合いになりそうだ。

さて、日経新聞「私の履歴書」
松井忠三さんが今月の主役。
もちろん(株)良品計画元会長。

そして今日は、
第15回「無印良品誕生」

松井さんは東京教育大学に進み、
学生運動で逮捕される。
そして厳しい就職の壁に阻まれ、
1973年に西友ストアー(当時)に入社。

店舗での様々な経験は、
実に面白い。

そして1976年、人事部厚生課に転任。

そんな時に「無印良品」は開発される。

「石油危機後は節約志向が強くなり、
大手スーパーは、
PB商品の開発に力を入れる」

「当時は『ノーブランド商品』として
人気となるが品質が軽視され
短命に終わる」

ノーブランドは「ホワイトブランド」、
あるいは「ゼネリック」と呼ばれた。

もちろんアメリカで大隆盛。
それが日本に直輸入された。

ダイエーが先鞭をつけ、
イトーヨーカ堂もジャスコも、
ニチイもマイカルも、
みんなノーブランドを開発して販売した。

「そんな時、主婦の率直な声が
西友の開発部隊を動かした」

「マッシュルーム缶詰は
素材の10%を捨てている」

「見栄えのために
両端を使っていなかったのだ。
全てを使えば低価格で作れる。
これが無印良品の誕生のきっかけ。
本質的な指摘だった」

西友から依頼を受けて、
この主婦の声を集めたのが、
(株)ドゥタンク・ダイナックスだった。

当時はやりの「Think Tank」ではなく、
「Do Tank」を標榜していた。

前者は「=考える集団」、
後者は「=行動する集団」。

46歳で早世した天才・小野貴邦率いる、
先鋭的なコンサルタント集団だった。

いま、そのマインドは、
小野さんの舎弟の稲垣佳伸さんによって、
(株)ドゥ・ハウスに受け継がれている。

稲垣さんが贈ってくださった。
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小野さんの書画。
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私は1977年4月に、
(株)商業界に入社して、
月刊販売革新編集部に配属された。

入社してすぐに販売革新誌上で、
「素材缶詰開発ストーリー」を特集した。

西友から全資料を提供してもらって、
極めて革新的な誌面だった。

この素材缶詰の開発コンセプトが、
松井忠三さんのマッシュルームの話だ。

だから私にとって今日の「履歴書」は、
あの駆け出しの頃を思い出させてくれて
本当に懐かしかった。

今から40年前のことだ。

「さて商品名をどうするか。
堤清二さんやデザイナーの田中一光さん、
コピーライターの小池一子さんらが
議論を重ねた」

「ノーブランドでは、
同業他社との差が打ち出せない」

そして「ノーブランド」を直訳して「無印」、
さらに「安かろう悪かろうのイメージ」を
払拭する意味の「良品」。

このオクシモロンのネーミングも、
秀逸だった。

「無印良品の第1弾が
西友の店頭に並んだのは80年12月。
店内にこんなポスターが貼られた」

小池一子さんのコピー。
「わけあって、安い。」

すばらしい。

他社のノーブランドは、
アメリカの物真似だった。

しかし「無印良品」は、
独自のイノベーションに満ちていた。

ダイエーのノーブランドは、
その後、セービングに受け継がれた。

西友はウォルマートに買収されたが、
「無印良品」は「良品計画」を生み出した。

小野貴邦のスピリットとマインドは、
きっとこれらの商品のなかに、
脈々と生きているに違いない。

「無印良品外伝」
勝手に書いてしまって、
まことに恐縮。
お許しください。

しかし毎日の「私の履歴書」
ぜひ読んでください。

〈結城義晴〉

2018年02月15日(木曜日)

組織改編と人事異動の季節のドラッカーの「不補充」

春は組織改編と人事異動の季節。
商人舎流通SuperNewsでも、
そんな報道が増えている。

今日のSuperNews

アークスnews|
組織変更・人事異動3/1付け/「品質保証推進室」を新設
ラルズnews|
3/1付けで組織改編・人事異動/「3商品部体制」へ変更
東光ストアnews|
楠美秀一社長は3/1付けで営業企画室担当を兼務

イトーヨーカ堂news|
3/1付で機構改革・人事異動/「デジタル戦略室」新設

昨日は、
セブン&アイnews|
3/1付組織変更/機能別上位組織「6本部」を新設

もちろんユニーファミリーマートなども、
大幅な組織改編と人事異動をする。

イオンはその都度、変更するが、
組織改編の頻度は激しい。

大きな会社組織ともなると、
毎年毎年、そういったことが必要になる。

しかし、組織を次々に変更し、
人事をくるくると回すことが、
経営そのものだという錯覚に陥ると、
これはいい兆候とは言えない。

本当に必要な組織改編や人事異動なら、
そのことを考えついた途端に、
即断即行すべきだろう。

定期異動や定期の組織改編は、
古き良き時代の、
のんびりしたマネジメントだ。

季節がやってきたから、
組織改編と人事異動というのでは、
これこそ「くるくる」がマンネリになって、
むしろ弊害のほうが多くなる。

今月の月刊商人舎2月号。
「風変わりなリーダーシップ論」
ドラッカーは店長たちにこう助言する!!

井坂康志ドラッカー学会事務局長が、
すごくいい原稿を書いてくれている。

ドラッカーの「不補充」の考え方。

「あるポストが定年退職、死亡、
辞職によって空席になっても、
自動的に埋めてはならないし、
検討すらしてはならない」

「そして、6カ月から8カ月、
空席にして静観する。
補充への強い要求がなければ
そのままポストを廃止するべきだ」

なかなかできないことだが、
これが正しい。

「組織は放っておいても、
人と仕事が増えていく。
有能な人が多くを占める組織ほど
仕事を増やす誘引は強くなる。
階層も多くなっていき、
やがては動脈硬化に陥る」

「エントロピーの法則」という。

放っておくと、
組織は陳腐化する。  

ドラッカーは言う。
「ミドルの増加の多く、
おそらくそのほとんどは、
まったくの水ぶくれである」

今日は恒例の名人会。
1989年から行っていて、
もう29年になる。
来年は30周年。

永遠に名人を目指す。

最近は毎月1回。
多摩カントリークラブ。
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こも巻き。
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梅が満開。
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桜もいいが、梅もいい。
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ゴルフも暖かくなるにしたがって、
いい状態になってくる。

今年は人生最高のゴルフになりそうだ。
そんな予感がする。
がんばります。

それでも商人舎オフィスに戻って仕事。
「Meiji Marketing Review」が届いていた。
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この季刊誌にも、書き続けて、
11年目に入る。

私の連載タイトルは、
「小売業のスーパーマーケティング」
今回は第40回で、
テーマは「店舗ダウンサイジング」

手に入るみなさんは読んでみてください。

さて、日経ビジネスオンライン。
「今日の名言」
日本がAIと自動化を活用し、
どのように生産的で裕福な
21世紀の社会を創るのか。
誰もが関心を持っている。

ビル・エモットさん。
イギリスの「エコノミスト」誌元編集長。

いいことを言ってくれる。
リップサービスもあるかもしれないが。

「2020年に日本は東京五輪を控えている。
このイベントは、世界に対して、
AIと自動化の先進国であることを
アピールする格好の機会となるはずだ」

オリンピックはスポーツの祭典だが、
それだけではない。

「1964年の前回の東京五輪は、
新幹線を象徴に日本は
世界に対して技術力をアピールした。
AIと自動化が世界を席巻する今の時代、
日本が次代の技術力を世界中に
披露する場が巡ってきたのは、
偶然ではないだろう」

運命論的に言えば、
まことに偶然ではない。

AIと自働化において、
世界の最先端を行く日本を見せつけたい。

同時に小売サービス業においても、
そのマーチャンダイジングや、
ホスピタリティの進化を、
世界中に実感させるchanceだ。

それこそ、
「スーパーマーケティング」である。

〈結城義晴〉

2018年02月14日(水曜日)

幕張メッセのSMTS2018と松本光雄さんとの交流

雪がつもればクリスマス♬
思いがつのればバレンタイン♬
赤いリボンで結ばれた
贈り物が待ってる
贈り物が待ってる♪
〈山﨑眞幹作詞・作曲〉

今日はバレンタインデー。
日経新聞経済コラム「大機小機」

「最近は男子禁制で
女子(ギャル)だけでパーティーを楽しむ
『ギャレンタイン』というイベントも
はやっているようだ」

そしてバレンタインデーの歴史を紐解く。

「もともとはローマ時代に殉教した
聖バレンタインにちなんだ祭日だった」

「日本では女性が思いを寄せる男性に
チョコレートを贈る日になった」

「1930年代に日本のチョコレート会社が
販売促進のために広告を出したのが最初」

「定着したのは70年代ごろ」
私が18歳のときが1970年だから、
そのあとのことか。

「小中高校生から流行しはじめ、
しだいに職場にも広がる」

そして「義理チョコ」の風習が広がる。

転機が訪れたのは90年代後半。
バブル経済崩壊、リストラ、
女性事務職員の採用抑制、
非正規社員への切り替え。
「義理チョコの勢いが衰えてきた」

現代の日本は、
「結婚・出産後も働き続けるのが当たり前」

「女性の社会進出が進んできた」

「女性に興味を持たない草食系男子が増え、
非婚化も進むなかで登場したのが、
自分へのご褒美チョコや、
女性だけの『ギャレンタイン・デー』」

歴史の整理は面白いが、
結論はつまらない。

「ガラパゴス的に発展してきた
日本の国民的行事『バレンタインデー』に
我々はもっと学ぶべきではないか」

バレンタインデーは、
山﨑眞幹の歌のように、
「思いがつのるもの」だ。

女性から男性への意思表示。
それが骨太に貫かれる中核コンセプトだ。
その中核がしっかりしているから、
派生的なコンセプトが活きてくる。

義理チョコや自分へのご褒美や、
ギャレンタインは派生的コンセプトだ。

雪がつもればクリスマス♬
思いがつのればバレンタイン♬

今日は一日、忙しかった。

午前中は東京・小平。
第一屋製パン㈱の取締役会。

厳しい意見を述べるのも、
社外取締役の役目だ。

取締役会を終えると、
新小平から武蔵野線に乗って、
関東平野を大移動。

そして千葉県・海浜幕張へ。
幕張メッセで開催されているのは、
スーパーマーケット・トレードショー。
IMG_4818-1

到着すると、すぐに会場を巡る。

まずプログレス・デザインのブースへ。
もう恒例となったポーズ。
同社社長の西川隆さんと、
コンサルタントの鈴木國朗さん。
DSCN0029.JPG7

そのあと全員で元気よく。DSCN0032.JPG8

㈱商業界社長の中嶋正樹さんと握手。
来週は第86回商業界ゼミナール。
私は基調講演をします。
DSCN0033.JPG8

それから約束していた中澤圭介さん。
元『宣伝会議』編集長で、
現在はアドテック日本事務局。
マーケティングカンファレンスの、
コムエクスポジアム・ジャパン㈱。
iMedia Chairman。
小笠原理恵さんはセールスエグゼクティブ。
IMG_4180.JPG8

それから中内潤さん。
もちろん流通科学大学学長・理事長。
清水美香さんと曽賀希歩さんは1年生。
IMG_4819-1

伊藤園ブースでは、
水出し煎茶と抹茶入りの青汁を試飲。
IMG_4823-1
青汁もなかなかイケる。

伊藤園のお二人をバックに写真。
隣は松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブプロデューサー、
アドパイン代表。
IMG_4825-1

お弁当・お惣菜大賞のブース。IMG_4830-1

弁当の最優秀賞は、
「天然真鯛のゆずめし弁当」
いかりスーパー。
おめでとう。
IMG_4182.JPG8

ここで、芹澤政満さんとばったり。
㈱シジシージャパン常務取締役。
久々の再開だったが、
芹澤さんの活躍はうれしい。IMG_4826-1

サミット㈱の中村聖さんとも遭遇。
広報室マネジャー。
優秀賞に輝いたサミットのブリ大根。
その商品を手に持って。IMG_4829-1

㈱折兼の二人。
伊藤崇雄さんと秋田豊晴さん(右)。
伊藤さんは折兼社長、
秋田さんは営業企画グループマネジャー。IMG_4833-1

㈱岡村製作所では山本文雄さん。
常務取締役事業本部長。IMG_4834-1

㈱イシダでは
商品に透明バーコードプリントを使って
読み取るチェックアウトのデモ。
IMG_4837-1
参考展示だが、
ウェグマンズやトレーダー・ジョーでは
透明バーコードプリントは、
すでに使われている。

私の隣は取締役営業本部長の中川喜勝さん。
説明をしてくれた笠井剛さんは、
北海道イシダ㈱社長。
IMG_4839-1

そして寺岡精工㈱新社長の山本宏輔さん。IMG_4842-1

終わりのチャイムが鳴る中、
ばったり出会ったのは、
京都の㈱マツモトの皆さん。
私の右隣は専務の松本健司さん。IMG_4845-1

さらに㈱成城石井の服部吉宏さん。
執行役員商品本部長。
今日は成城石井展示ブースで営業を担当。
お疲れさま。
IMG_4848-1

安島英城さん。
三菱食品㈱商品開発本部に勤務。
結婚して、ますますの活躍。
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さらにさらに、
氏家良典さんともばったり。
㈱ウジエスーパー社長。
IMG_4851-1

最後は約束していた、
㈱マック食品のブースへ。
藤井聖史さんはFacebook友達。IMG_4854-1

あわただしく幕張メッセを後にして、
東京・麹町へ。

日向地鶏と焼酎の店「おはな」。
松本光雄さんとの会食。
オール日本スーパーマーケット協会前専務理事。
IMG_4856-1
昨年の総会で退任されて、
今はAJS顧問。

元松坂屋ストア社長の専務理事。
私は「社長経験者の専務理事」を、
ずっと高く評価した。

その松本さんと、
3時間を超えて懇親。

スーパーマーケットの協会のこと、
スーパーマーケット産業のこと、
65歳を超えた後の人生のことなど、
大いに語り合って、
楽しい時間を過ごした。
IMG_4858-1

日経新聞社の白鳥和生さんが、
セッティングしてくれた。
ありがとう。
IMG_4862-1
雪がつもればクリスマス♬
思いがつのればバレンタイン♬

「思いがつのる」のが、
何よりも大切だ。

〈結城義晴〉

2018年02月13日(火曜日)

「ツキジデスのわな」と「プロセス志向の見える化」

月刊商人舎2月号。
おかげさまで好評です。IMG_4178.JPG8
特集は、
優れた店長 愚かな店長
ポストモダンのストアマネジャー・リーダーシップ

どんな店長も尊い仕事をしています。
しかし、それでも、優劣はついてきます。

マネジメントとリーダーシップに、
一人ひとり、差があるからです。

それはどんなことなのか。

イオンリテールの井上良和店長。
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サミットの君和田貴信店長。
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わざわざ人選していただいて、
すごい店長が登場してくれました。

感謝します。

ピーター・ドラッカーは、
どんなアドバイスをしているか。
井坂康志さんが、
素晴らしい原稿を寄稿してくれました。
ドラッカー学会事務局長。

商人舎特任研究員の嶋内仁さんは、
学術論文を寄稿してくれて、
「ポストモダンの店長論」を展開します。

私は荒井伸也さんと、
渥美俊一・川崎進一両先生の店長論、
そしてマーカス・バッキンガムを引用。
バッキンガムのマネジメント理論は、
知っておく必要があるでしょう。

通常は年決め購読ですが、
店長特集ですので、
単品販売をします。

申込書はこちら。
月刊『商人舎』2018年2月号申込書
プリントアウトして、FAXください。

または、商人舎お問い合わせまで。

それからもう一つお知らせ。
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この商人舎公式ホームページのトップに、
恒例の研修会二つのお知らせがあります。
①商人舎ミドルマネジメント研修会
②USA視察研修会Basicコース

①のミドルマネジメント研修は、
中堅幹部のための勉強会。
もう13回目になります。
6月19・20・21日の火水木曜日。

いつもご参加くださっている企業は、
早めの申し込みをお願いします。

席は申し込み順です。
つまり、前のほうの席は、
早い申込みで確保できるのです。

初めてご参加の企業は、
出来ればトップマネジメント、
社長、専務、取締役、
または人事教育担当の皆さんが参加して、
どんな内容の研修かを知ってください。

商人舎の人間力経営の考え方が、
よくわかっていただけると思います。

②のUSA研修Basicコースは、
2010年にスタートして、
もうすでに400名を超える参加者を輩出。
日程は5月15~21日。
ラスベガスに腰を据えて1週間、
アメリカ小売業を学びながら、
「見る・聞く・考える」を徹底します。
「虫の目・鳥の目・魚の目」で、
日米流通業を学びます。

どちらの研修も基本テーマは、
「自ら、変わる!」

参加してください。
派遣してください。

さて、平昌冬季オリンピック。
日本のメダルラッシュはうれしいけれど、
何とも政治色が強くて、
本来の精神が損なわれている。

日本経済「オピニオン」の「創論」。
「米中は共に栄えるか」

アメリカと中国の二人の学者が登場。
「ツキジデスのわな」
これをテーマにそれぞれ見解を披露する。

ツキジデスは古代ギリシャの歴史家。
ペロポネソス戦争を題材にした、
『戦史』の著者。

まずハーバード大学グレアム・アリソン教授。
クリントン政権で国防次官補を務めた。

「ツキジデスは、
新興国が覇権国の地位を脅かすときに
生じる危険な状態を論じた。
通常なら容易に
処理できる出来事であっても、
そうした状態では
どちらかが何か対応が必要と感じ、
相手も対応せねばと考え、
ついに望まなかった
戦争に至るような状況が
生まれることを教えている」

「私たちが過去500年間を調べたところ、
新興国が覇権国の地位に
脅威をもたらしたケースが16件あり、
うち12件は戦争になった」

「米中戦争が不可避とみるのは
正しくないが、
歴史を根拠に米中の状況は
きわめて危険だというのは正しい」

つまりアリソン教授は今、
米中関係は危険であるという認識。

それを回避するには。

「とてつもない想像力と適応力だ。
歴史を学び、戦争につながった
過去の政府による過ちや、
戦争を避けるのに役立った行動を
知ることだ」

つまり「魚の目」をもつこと。
私がアメリカに行く時にいつも強調する。
「虫の目・鳥の目・魚の目」

「虫の目」とは現場を見る力。 
細部まで丁寧に「見極める能力」。
これを支えるのが、専門性と現場主義。

「鳥の目」は大局を見る力。 
全体像を俯瞰しながら「見渡す能力」。
これを支えるのが、情報量と知識。

「魚の目」は流れを見る力。  
時間の経過の中で、
現在と未来を「見通す能力」。
これを支えるのは、経験と見識。

「ツキジデスのわな」はもちろん、
魚の目のことだ。

「かつて覇権国だった英国は、
米国が台頭してきたとき、
重大な国益と単なる既得権を
区別して対応した」

かつてのイギリスは賢かった。

もう一人は中国人。
清華大学の閻学通国際関係研究院院長。
カリフォルニア大学バークレー校で、
博士号取得。
中国を代表する国際政治学者の一人。

「ツキジデスのわな」に関して。

「まず『わな』の意味を
はっきりさせる必要がある。
ツキジデスは既存の覇権国家スパルタと
新興のアテネが対立し、
最後は戦争に至った例を取り上げた。
もし『わな』が戦争を
避けられない状況を意味するなら、
私はアリソン氏の考えに同意できない。
いまの中米間に
戦争が起きる危険はないからだ」

閻院長は戦争は起きないと断定する。

理由は3つある。
「第1に両国は核兵器を持っている。
冷戦期に米国とソ連は
どんなに対立しても、
戦争にはならなかった。
核兵器が戦争の回避を保証していたのだ」

「第2にグローバル化の進展だ。
両国民の往来は飛躍的に拡大した。
冷戦期の米ソ間にはなかったことだ。
中国人と米国人の国際結婚が
これだけ増えている状況のもとで、
戦争は両国民の支持を得られない」

「そして第3に、中米両国とも
世界のリーダーになりたいと
思っていない。
重い責任を背負わされれば、
自国の経済発展に影響すると
心配しているからだ」

「冷戦期には米国が資本主義の、
ソ連が社会主義のそれぞれ
リーダーになろうとした」

「いまの中米はまったく違う。
むしろ責任を押しつけ合っている。
だから私は中米間で戦争どころか、
冷戦も起きないと考えている」

戦争は起きない。
だが競争は激化する。

「中米関係の本質は競争にある。
新しく勃興した大国と、
すでに存在する覇権国とのあいだに
競争が生まれるのは必然だ」

「貿易戦争という言葉はあっても、
人が死ぬわけではない。
それは競争の結果にすぎず、
たいして危険ではない」

私は思う。
「ツキジデスのわな」は知っておくべきだ。
そのうえで、戦争は避け、
競争は起こしてしかるべき。

冬季オリンピックでも、
米中、そして南北朝鮮も日本も、
どんどん競争すべきだ。

ただし競争には、
正当なルールがなければいけない。
そのルールがゆがんだりしないように、
コンセンサスが必要だ。

スポーツにはそれぞれに、
厳然たるルールがある。

国家間の経済の競争にも、この、
厳然たるルールはないものか。

日経ビジネスオンライン「今日の名言」
業務の中身を精緻に検証して
問題を見える化し、
きちんと対策を打つ。
良い品質は良いプロセスから
生まれます。
〈佐々木 眞一トヨタ自動車技監
日本科学技術連盟理事長〉

「問題は大きくなる前に
『見える化』すること」

「不正が起きたという
結果ばかりを見るのではなく、もっと
プロセス志向になる必要があります」

米中関係も、日米中関係も、
南北朝鮮関係も、
プロセス志向で、
「見える化」できるといいのだが。

もちろん私たち自身の仕事や業務も、
プロセスを大切にして、
「見える化」したいものだ。

自分の仕事をあるべき形にできれば、
トランプにも習近平にも、
キム・ジョンウンにもムン・ジェインにも、
そして安倍晋三にも、
一市民として堂々と向き合える気持ちに
なれるというものだ。

そのときに「虫の目・鳥の目・魚の目」は、
私たち自身の武器にもなる。

〈結城義晴〉

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