結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年04月13日(金曜日)

13日金曜日の流通SuperNews[決算記事]とFacebookの「陳謝」

13日の金曜日。

欧米のアメリカ、イギリスなど英語圏の国々、
さらにフランス、ドイツで不吉な日とされる。

「イエス・キリストが磔刑につけられた日」
この日が13日の金曜日だったとされる。
「磔刑」は「たっけい」と読んで、
はりつけ(磔)の刑に処されること。

しかしそれは史実には反するようだ。

ベラスケスのこんな絵画もあるけれど。
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欧米のホテルやビルには、
13階がない。

12階の次は14階が普通。
13階が忌まわしい数字だからだ。

なぜかは、定かではない。

まず13という数字そのものが、
忌(い)み数(かず)であること。

それから金曜日自体が、
不吉であるとされたこと。

だから13日の金曜日は、
不吉であるとされる。

昨日のこのブログのお詫び。
昨日の商人舎流通SuperNews。
ローソンnews|
6573億円4%増/11%減益/チェーン売上高2兆円超

この記事へのブログ上のコメントとして、
以下のように書いた。
「ただし成城石井がちょっと不振。
心配だ。頑張ってほしい」

すると大久保恒夫さんから、
すぐにメールが入った。
「成城石井は前期14カ月決算だったのを、
決算期変更で12カ月決算になって
そのための利益減少です。
同期間では大幅増益で、
好調を維持しています」

大久保さんはご存知、元成城石井社長。
同社をV字改革させた功労者。
その後、セブン&アイ・ホールディングスへ、
そしてセブン&アイ・フードシステムズ社長。

昨年、同社を退任して、
現在、(株)リテイルサイエンス社長。

まだまだ成城石井に愛着がある。
私のブログにすぐさま反応してくれた。
ありがとうございました。

言い訳になるけれど、
ローソンの決算短信
には次の表記がある。
「これらの結果、
成城石井事業の営業総収入は、
819億57百万円(前期比4.5%減)、
セグメント利益は、
68億54百万円(同0.8%減)となりました」

「決算期変更」の記述はない。

お詫びして、訂正します。

成城石井、大幅増益。
もっと頑張れ!!

今日の商人舎流通SuperNewsにも、
[決算]記事は8本で15社。

スーパーマーケット業態は9社。

マックスバリュnews|
6社1兆円グループの2018年2月期決算/オール減益
イオンのスーパーマーケット6社。
合わせると1兆円を超える。

昨日の決算記事は、
U.S.M.H.news|
年商6922億円1.1%増で業界トップ/マルエツ・カスミ好調
合計すると1兆7789億円。

この連結子会社以外にも、
(株)いなげや、(株)ベルク。
アコレ(株) 、イオンマーケット(株)、
(株)光洋 、(株)マルナカ、(株)山陽マルナカ、
マックスバリュ長野(株)、
マックスバリュ北陸(株)、
(株)レッドキャベツなど。

イオンはそのグループに、
日本唯一のナショナルチェーンをもつ。

ただし、記事のマックスバリュ6社は、
「オール減益」

アークスnews|
年商5139億円0.3%増・経常利益2.3%減/総店舗数336店

ヤマザワnews|
年商1143億円0.2%増・経常利益24.3%減の微増収減益

アークス、ヤマザワともに、
増収減益。

これが2018年2月期の、
日本のスーパーマーケットの営業傾向だ。

ホームセンター業態は3社。

DCMnews|
年商4435億円横ばい・経常利益2.7%減/商品分野別競争激化

ケーヨーnews|
年商1322億円10%減・経常利益11%増/DCMと商品統合進む

ケーヨーはいつ、DCMの傘下に入るのか。
現在も「DCMブランド」導入による商品統合と、
DCM棚割導入改装を進めている。

合計すると年商は5757億円で、
日本最大のホームセンターである。

ただし、売上げは減収または横ばい。
これが問題である。

拡大と膨張とは異なる。
亡き田島義博先生の声が聞こえる。

コーナンnews|
売上高3160億円・経常167億円の好決算/第2次中計策定

コーナンは好調を堅持している。
営業利益率5.5%、経常利益率5.3%。

ダイユー・リックnews|
ホームセンター&ペット事業統合で787億円24%増

ダイユーエイトとリックコーポレーション。
2009年3月に業務・資本提携を締結、
2016年1月に経営統合。
しかし増収減益。

ドラッグストアは業態全体が好調。
キリン堂news|
調剤伸長で1267億円8.8%増・経常42%増・純利益2倍増

キリン堂の営業利益は49.2%増、
経常利益は41.9%増、
純利益は103.4%増。

しかし、このトレンドが、
いつまでも続くわけではない。

そのときのための準備は必要だ。
それはユニークな企業、
ユニークな営業、
ユニークな組織文化をつくること。

毎日新聞巻頭コラム「余録」
最近はいい。

「ただより高いものはない」
本来の意味は、
「安物買いの銭失い」ではない。

「ただの物は返礼に苦労したり、
無理な頼みごとをされたり、
かえって高い代償を払う」

コラムはフェイスブックを話題にする。
創業者CEOマーク・ザッカーバーグ。
約8700万人の個人情報流出事件を起こした。
アメリカ議会で「私の過ちだ」と陳謝。
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「性格診断アプリで収集した利用者の情報が、
不正流出し、米大統領選で
ロシアに利用された疑いも強い」

つまり「無料のサービス提供の代わりに、
個人情報を活用した広告で稼ぐ」

陳謝したが、この事業モデルは、
「大きく変えぬ構え」

これもユニークなビジネスモデルではある。

Facebook, Inc.
2004年創業、2012年NASDAQ上場。
カリフォルニア州メンロパークに本社をおく。

世界最大のSNS「Facebook」を運営。
月間アクティブユーザー数は20億人超。
海外ユーザーの比率は約85%。
私もその一人。

世界中に1万5000人の従業員。

2008年12期の売上高は2億7200万ドルだった。
1ドル100円換算で272億円。
2017年12期には406億5300万ドル、
4兆0653億円。

約150倍。

総資産は845億2400万ドル、
自己資本比率は88.0%。

しかし、ザッカーバーグに、
ウィンストン・チャーチルの言葉を贈ろう。
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It is a fine thing to be honest,
but it is also very important to be right.
正直であることは立派なことだ、
しかし正しくあることも大事だ。

〈結城義晴〉

2018年04月12日(木曜日)

商人舎SuperNews[決算]記事とベンゲル「結果がすべてなのだ」

月刊商人舎4月号特集は、
2018生鮮3部門クライシス!!IMG_4275.JPG8

目次です。
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奥田則明さんとの徹底討論は、
面白かった。
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奥田さんは1970年代に、
ダイエーのウナギを開発した。
かつてウナギは、
鰻屋や料亭でしか食べられなかった。
高級料理だった。

その高級料理の鰻を、
大衆商品のウナギにした。

創業者の中内功さんのロマン、
それを奥田さんはウナギで実現させた。

千野和利さんのインタビューも、
実に意義のあるものだった。
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日本の高質スーパーマーケットは、
クイーンズ伊勢丹の故田村弘一さんが、
業界に先駆けて開発した。

伊勢丹百貨店ご出身。

その高質スーパーマーケットを、
完成させ、進化させ、
EATALYに負けないフォーマットを、
千野さんがつくった。
阪急百貨店ご出身。

それが「Kitchen&Market」

すばらしい。

さて昨日、横浜商人舎オフィスを、
(株)USEIのお二人が訪ねてくれた。
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社長の朝川康誠さん(右)と、
常務の嶋内仁さん。

朝川さんは立教大学院の結城ゼミ3期生。
つまり私の愛弟子。
パチンコホールの経営者で、
会社に破壊的革新を起こしている。

嶋内さんは商人舎特任研究員。
人事組織の専門家で、
慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。

二人ともMonthly商人舎で、
連載を書き続けてくれている。
忙しい社長と常務でありながら、
毎月毎月、力の入った記事を書き続ける。

朝川さんの連載は、
「経済心理学の世界へようこそ」
58回を数える。

嶋内さんのタイトルは、
「ポストモダンのチェーンストア組織論」
こちらは61回となっている。

経営やチェーンストアについて、
2時間くらいも議論して、
私は自分で話しながら、
自分の理論を確認する。

こんなことが話し合える相手は、
そうそういない。

二人ともMBAを修了していて、
高い知識レベルを持った商人だ。

だから話が発展して、
私にも意義のある時間が過ごせる。

ありがたい。

さて今日も商人舎流通SuperNews。
充実の記事が17本。

[決算]記事も9本。

ファーストリテイリングnews|
上期売上高17%・営業利益31%増の過去最高

中間決算の記者会見に柳井正さん登場。
私は参加できなかったが日経新聞が報道。
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「私は引退するつもりはないし、
創業者なので一生関わりたいが、
人間なので体力や精神力は衰える」

一生かかわりたいというのは、
僭越ながら私と同じ。
死ぬまで仕事する。

柳井さんが言う後継者の条件。
「全員から支持が受けられる人、
決断できる勇気を持っている人」

勇気ある決断。

いいねえ。

ウィンストン・チャーチルの言葉。
Courage is what it takes to stand up and speak;
courage is also what it takes to sit down and listen.
勇気とは、起立して声に出すことである。
勇気とはまた、着席して耳を傾けることでもある。

柳井さん。
「いつも午後3時30分には帰宅しているが、
それでも業績は好調だ。
現状の経営陣に何も心配していない」

この中間期で、
通期の2兆円の見込みを発表した。
さらに連結売上高3兆円の目標にも、
「あと数年で確実に達成できる」

「むしろ3兆円以降を
どうやっていくかが問題」

どうするかと言えば、
「商品と顧客サービスで
本当に差別化できる企業」を目指す。

ドナルド・トランプ大統領に言及。
「一国だけで存在することは不可能だ」

そして、言った。
「“何とかファースト”はありえない」

柳井さんに対して失礼かもしれないが、
座布団三枚!!!

ちなみにファースト・リテイリングは、
「Fast Retailing」。
トランプは、
「America First」。

同じファーストでも、
ファースト違い。

ローソンnews|
6573億円4%増/11%減益/チェーン売上高2兆円超

商品売上高、つまり加盟店含む売上高が、
2兆円を超えた。

イオンモールnews|
年商2881億円6.8%増・経常利益5.6%増/海外黒字化

イオンモール絶好調。
そしてイオンは、
プラットフォーマーへと傾斜する。
私はそう見ている。

U.S.M.H.news|
年商6922億円1.1%増で業界1位/マルエツ・カスミ好調

ユナイテッドは、
スーパーマーケット業界トップを堅持。
マックスバリュ関東がもっと頑張らねば。

イオン北海道news|
1866億円1.2%・経常利益4%の増収増益は過去最高
イオン九州news|
2320億円2.8%減・経常利益45.4%増/利益率が課題

イオン北海道とイオン九州は、
鮮明に明暗を分けている。

ベルクnews|
年商2114億円9.2%・経常利益99億円4.2%の増収増益

ああ、ベルクが2000億円を超えた。
100店を超えたこともうれしい。
亡き原島功さんも喜んでいるに違いない。

ハローズnews|
新店・改装で年商1214億円5.8%増・経常利益8.3%増

創業60周年で増収増益。
大したものだ。

MrMax news|
既存店改装重視で営業収益1183億円・経常利益30億円

ミスターマックス・ホールディングスに、
会社を変えて、再出発。
期待しているよ。

毎日新聞巻頭コラム「余録」
ときどき、いい。

アーセン・ベンゲルの言葉。
アーセナル公式ホームページより〉wenger_appointed
英国サッカーのアーセナル監督。
日本ではかつて名古屋グランパス監督。
私は一度、ジャパン監督を、
引き受けてもらいたいと思っている。

「監督業をしていれば、
何の苦労もなく、
日々を過ごすのは不可能だ。
喜びに舞い上がることもあれば、
恐ろしく落ち込むこともある。
サッカーへの愛を失うことなく
失望に対処する方法を
身につけねばならない」

この「監督業」という言葉を、
「経営者」や「店長」に置き換える。
「何の苦労もなく、
日々を過ごすのは不可能だ。
喜びに舞い上がることもあれば、
恐ろしく落ち込むこともある。
会社や店への愛を失うことなく
失望に対処する方法を
身につけねばならない」

「代表監督は
マゾヒストでなければ務まらない」
これもベンゲルの言葉。

しかしこれは「経営者」や「店長」に、
お薦めはしにくいかもしれない。

ただし、私の経験からも、
トップはマゾヒストでなければ務まらない。

そのベンゲルの一言。
「結果は重要なのでない、
結果がすべてなのだ」

決算発表の時期にはとくに、
この言葉をかみしめねばならない。

〈結城義晴〉

2018年04月11日(水曜日)

イオンもセブン&アイも過去最高決算/ユニー・ファミマ正常化

第196回通常国会会期中。
今年2018年1月22日(月)に召集され、
会期末は6月20日(水)。

今日も衆議院予算委員会では、
加計学園や森友問題への質問が続いた。
いわゆる「モリカケ問題」。
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もう末期症状だ。

石破茂自民党元幹事長は、
都内で講演。
「逆らったら、もうダメだ
ということをやっていると、
誰も物を言わなくなる。
システムとして崩壊している」

「誰に」逆らうのかと言えば「政治家に」。
「誰も」とは「官僚」。

政治家に逆らったらだめ、
忖度しないとだめ。
官僚は毅然としてものを言わなくなる。

安倍内閣に苦言を呈した。

「行政は公平公正でなければならない。
お友達だから特に
便宜を図ってもらえるとしたら、
ばからしくて誰も
行政に信頼なんか置けない」

小泉進次郎自民党筆頭副幹事長も、
なぜか都内で講演。
柳瀬唯夫元首相秘書官が、
愛媛県や今治市の職員との面会を、
否定していることに対して、
「”記憶の限りでは”という注釈を
付けなければいけないのだったら、
会ってはいないと言い切ることは
できないのではないか」

もちろんこんな問題で、
貴重な時間を費やしてもらっては困る。
しかし政治家と官僚の信頼が失墜して、
それも払拭してもらわねば困る。
あるいはケジメをつけねばならぬ。

石破茂も小泉進次郎も、
それを憂慮している。

何やらの封印を解き
春たける 

〈朝日俳壇より 東京都・藤森荘吉〉

忖度をしろとは言わぬ
忖度が
動き出したら
もうとまらない

〈朝日歌壇より 小平市・北川泰三〉

いじめ方
嘘のつき方 隠し方 
責任のがれを
見ている子どもら

〈同 近江八幡市・寺下吉則〉

(永田和弘選評)
政治の言葉の劣化は
目を覆いたくなるばかり。
こんな言葉とともに育った子どもたちの
将来を考えると怖ろしくなる。

さて決算発表の季節。
商人舎流通SuperNews。
毎日、ざっと目を通してください。
見出しだけでもいい。
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タイトルの下のボタンから、
例えば[決算]を選んでクリックする。

今日の4月11日だけでも、
8本の決算記事がある。

イオンnews|
8兆3900億円・経常利益14%増で過去最高づくし

ユニー・ファミマnews|
’18営業収益1兆2753億円51%増/営業利益15%減

イズミnews|
「LECT」効果で営業収益7298億円4%増/経常も7%増

ライフnews|
出店&改装で営業収益6777億円3.8%増も経費増で減益

スギnews|
4570億円6.1%増・経常利益8.5%増と好調決算

良品計画news|
年商3795億円14%増/経常19%増/ネットは伸び悩み

エコスnews|
年商1173億円2.2%増・経常利益8.1%増の連続最高益

天満屋ストアnews|
営業収益754億円0.1%減・経常利益6.9%増の減収増益

1週間前には、
セブン&アイnews|
2月期6兆円超/純利益1812億円(87%増)で過去最高

イオンもセブン&アイも過去最高。
しかし両者の過去最高の意味合いは、
まったく違う。
そしてどちらもまだまだです。

エコスも2年連続最高益。
たいらやが貢献した。

良品計画は相変わらず絶好調。
スギ薬局も変わらず堅調。

ユニー・ファミマは回復。
ライフコーポレーションはわが道を行く。
天満屋ストアは業界平均で減収増益。

さて日経新聞オピニオン欄[時論]。
ジョセフ・スティグリッツ教授登場。
米国コロンビア大学で教鞭をとり、
2001年、ノーベル経済学賞受賞。
「米の保護主義に外圧を」
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トランプ政権の保護主義政策、
中国との「貿易戦争」リスクについて。

「”戦争”というよりは”小競り合い”だ。
基本原則として
世界貿易機関(WTO)で解決すべき問題だ。
米国は国際法を順守する
約束をしているのだから、
問題があればWTOに提訴すべきだ。
今の国際法が気に入らないなら
それを改正する努力をすべきだ」

米国による制裁関税で、
欧州は除外したのに日本を対象にした。
日本はどう対応したらよいか。

「すべての国が、一致して
米国に”国際法に違反している、我々は
思慮深く毅然としたやり方で対応する”
と言うべきだ」

「何もしない日本の対応は融和政策で、
歴史的にもうまくいかない」

そして「米国の政治的に重要な基幹産業を
いくつか選び報復関税を発動すべきだ」

すごいこと言わはる!

日本政府も国会も本来、
モリカケ問題を長びかせている暇はない。

「誇張かもしれないが
世界は国際法に従わない”ならずもの国家”の
米国と北朝鮮の2カ国抜きで進むべきだ」

またまたすごいこと言わはる!!

「米国には外圧が必要だ。
トランプ氏はいじめっ子で、
融和政策は通じない」

「私の意見は決して反米ではなく
多くの米国民が共有している。
難しい時代だが、トランプ氏に、
国際秩序を破壊させてはならない」

賛成。

トランプはあんなものだが、
それに対してしっかりと、ズバリと、
モノを言う学者がいる。

もちろん忖度はない。

それがアメリカの良さである。

〈結城義晴〉

2018年04月10日(火曜日)

商人舎4月号「生鮮Crisis」とCornell Japan大髙愛一郎さん

月刊商人舎2018年4月号、
本日発刊!!

[特集]
2018生鮮3部門クライシス!!201804-coverpage-s

あらゆる業種業態が「食」に活路を求める競争時代――それが欧米や日本の先進的成熟社会である。しかしここでいう「食」とはグロサリーではない。生鮮素材であり、それを調理加工した惣菜である。さらにそれらを食べさせるグロサラントである。つまりコンビニエンスストアもドラッグストアも、ホームセンターもディスカウントストアも、もちろんデパ地下も、さらに書店までも、生鮮素材と惣菜とグロサラントを内包するストアフォーマットに変身する。しかしこんな新しい競争のとき、生鮮3部門を最大の武器としてきたスーパーマーケットや総合スーパーは、逆に「生鮮3部門の危機」を迎える。農業、水産業、畜産業の未来は無条件に明るいわけではない。野菜・果物は相場の乱高下に悩まされる。魚はどんどん食べられなくなっていく。肉は優等生の立場のプレッシャーに苦しむ。かくて近い将来、生鮮3部門は確実に売上高をダウンさせる。だが利益はアップさせることができる。阪急オアシスの革命的な「Kitchen & Market」がその「ジレンマ」に「解」を示してくれる。2018年の今、「生鮮3部門クライシス!!」――果たして危機脱出は可能か否か。その突破口と羅針盤をお届けしよう。

[Message of April]
新しい心・永遠の付加価値

[特集のまえがき]
生鮮部門Crisisと危機脱出の海図
Perishables Innovationを起こせ!!
〈結城義晴〉

[徹底討論]奥田則明✖結城義晴
生鮮と鮮魚の破壊的Innovationに挑め!
第1部|現状分析編
第2部|消費喚起提案編
201804_okuda1

巨匠の「目から鱗」!!
生鮮3部門決定的対策
「売上高は落ちるが営業利益は上がる!」
〈鈴木哲男〉
第1部 分析編
第2部 課題整理編
第3部 対策編

「惣菜的発想による店づくり」のススメ
第一人者が指導する生鮮・惣菜抜本改革策
〈林廣美〉

[特別企画]
KITCHEN & MARKETの革命
阪急オアシスはEATALYを超えたか?!
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{独白}千野和利の17年
3つの改革と「キッチン&マーケット」の未来
201804_senno1

「キチマはまさに一日にしてならず、です。私自身は、17年間の集大成と考えていますし、全従業員の成果が実ったと感じています」。㈱阪急オアシスの千野和利顧問は開口一番、こう言った。
大阪駅の商業施設ルクア地下2階に4月1日に誕生したフードホール。そのなかの核店舗が「キッチン&マーケット」、略して「キチマ」である。高質スーパーマーケットとして業界をリードしてきた阪急オアシスの決定版とも言える国内最高峰のグロサラント店舗だ。2001年段階で年商270億円の企業から、現時点で1200億円企業へと導き、さらに2兆円のグループを構築した17年の経営改革と、キチマに込めた想いを、千野さんに率直に語ってもらった。

阪急オアシス渾身の「Grocerant」フォーマット
KITCHEN & MARKETの全貌
Mercaゾーン
SWEETS AT HOMEゾーン
Fresh Gardenゾーン
DELI Stationゾーン
Gourmet Cornerゾーン
la Petiteゾーン
Meet&Eat Squareゾーン

[結城義晴の述懐]
地球イータリー化現象とEATALYを凌駕する条件

[商人舎magazine]Monthly連載
■新谷千里の「お客と社員に支持される生産性向上策」
■朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」
■嶋内仁の〈ポスト・モダン〉チェーンストア組織論
■當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論
■石澤&長﨑の「こちら人事部」今月の経営人事・労務情報

今月も充実の内容となりました。
ご協力くださった皆さんに感謝します。

クライシスを指摘しましたが、
それはその危機を乗り超えるために、
必須の現状認識の共有です。

だから超一流の、実績も経験もある先生方に、
解決の考え方を教授してもらいました。
阪急オアシスの千野和利さんにも、
そのブレイクスルー型イノベーションを、
実証してもらいました。

そして千野和利さん、
17年間、本当にご苦労さまでした。
これからも業界への貢献をお願いします。

さて今日も1日、横浜商人舎オフィス。
午前中と夕方に来客。

夕方は、大髙愛一郎さん。
現在、(株)セブン&アイ・ホールディングスで、
デジタル戦略部デジタルマーケティングオフィサー。  IMG_4264.JPG8

2008年10月に、
コーネル大学RMPジャパンが創設され、
開講セミナーが開催された。
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RMPはリテールマネジメントプログラムの略。
大髙さんはその初代事務局長。
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私は初代副学長として、開講講演をした。
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日米店長のパネルディスカッションもした。
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コーネルの先生方も来日して、
現在のコーネル・ジャパンの礎が築かれた。

真ん中がエドワード・マクラフリン学長。
右端前列が私、後列が大髙さん。
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大髙さんはコーネル大学ホテルスクール卒業。
だから向こうの先生方とも親交があった。

大髙さんとともに私は、
この産業内大学のコンセプトをつくり、
カリキュラムを組み上げて、
アメリカのコーネル大学と交渉をした。
そして快く了解をいただいて、
コーネル・ジャパンがスタートした。

大髙さんはいわば私の相棒だった。
左はビル・ドレイク教授。
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その大髙さんの手によって、
「伝説の第1期生」の写真集ができた。
それを持ってきてくれた。
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久しぶりの交流。
楽しかった。
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ありがとうございました。

さて朝日新聞「折々のことば」
今日の第1075回。

時間は幾らでも
出来るわけだが、
「閑」にはならない。
(河野与一随想集『新編学問の曲り角』から)

「閑」は「ひま」。

編著者の鷲田清一さん。
「稀代(きたい)の人文学者は、
教職を離れた時、こう思った」

今朝、この言葉を見たとき、
私はまったく同感した。

2011年の11月に、
私はコーネル・ジャパンの副学長を退いた。

立教大学大学院教授の職は、
2009年4月に就任して、
2014年3月に退任した。

「ギリシャ語のスコレー(閑)は、
スクール(学校)の語源とされるが、
学校を去って時間が増えても
閑になるわけではない」

そのとき、その後も、同じことを感じた。

「それは時間ではなく空間の問題だ」

なるほど。

「時代を透徹した眼で見るには、
全体を俯瞰しつつ、
しかも出来事に沿って自由に移動できる、
そういう余裕のある距離感が必要だと」

「出来事に沿って
自由に移動できる、
余裕のある距離感」

これは学校だけではない。

会社から去るとき、
職場を移るとき、
自由に移動できる、
余裕のある距離感。

それは私にも大髙さんにも、
必要なことだし、
互いにそうしてきた。

ありがとう。

〈結城義晴〉

2018年04月09日(月曜日)

企業ガバナンス論のブレーキと経営の「アクセル&ハンドルさばき」

Everybody! Good Monday!
[2018vol15]

2018年第15週。
4月の第2週。

春真っただ中。
その春の中で、
初夏を思わせる陽気の日があると、
これは最高。

人生の喜びを感じられる。

人生最高の喜びと言えば、
ゴルフのマスターズ。

パトリック・リードが逃げ切り優勝。DSCN8749.JPG8
テキサス州サンアントニオ生まれ、
オーガスタ州立大学出身の27歳。

ジョージア州オーガスタナショナル。
18番ホールの名前は「ホーリー(Holly)」
パー4、465ヤード。
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リッキー・ファウラーに一打差で、
最後のショット。
DSCN8748.JPG8

そしてウィニングパット。DSCN8754.JPG8
アクセル全開のパワーゴルフで、
みごと優勝して、
義弟のキャディと抱き合った。
DSCN8757.JPG8

マスターズ優勝者のグリーンジャケット。
前年優勝のセルヒオ・ガルシアから、
プレゼントされて、人生最高の喜び。
DSCN8767.JPG8

16番ホールは「レッドバッド」。
パー3、170ヤード。DSCN8728.JPG8

41歳のチャーリー・ホフマン。DSCN8729.JPG8

ホールインワン。
マスターズ史上20人目。ho-ruinnwn .png8

わが松山英樹は、
最終日チャージを見せて、
3アンダーの19位。
DSCN8737.JPG8
よくやった。

一方のカリフォルニア州アナハイム。
00tani 0.png8
メジャーリーガー大谷翔平。
ロサンゼルス・エンゼルス。

今度は先発投手として出場。00tani1 0.png8

7回1安打無失点で12奪三振。
みごとな勝利投手となった。ootani23.png8

バッティングだけでなく、
ピッチングフォームも、
実に優雅で美しい。
普通に投げて96mileの速さ。
154.5キロの直球をどんどん投げる。
ootani4.png8
最速163キロ。

ツーシームやスライダー、
チェンジアップを織り交ぜて、
空振りの三振を連続奪取。

三振を取るとガッツポーズ。ootani2 .png8
現地では「Sho Time」と呼ばれて大人気。
「翔平の時間」は我々にとっても、
至福のときです。

月曜日からスポーツネタばかりで恐縮。
しかしそれで元気になるのだから、
こんなにいいことはない。

商売にも活気が出る。

一方、サッカー日本代表の監督解任。
ハリルホジッチ。

もうカオスに迷い込んで、
普通のチーム運営すらできない現状。

こちらは早急に手を打たねばならない。
そんなところに来ている。
ロシアでのFIFAワールドカップは、
6月14日開幕。

もう2カ月しかない。

さて、日経電子版の経営者ブログ。
宮内義彦オリックスシニア・チェアマン。
3月30日のブログだがとてもいい。
〈オリックス(株)ホームページより〉
about-photo-miyauchi
「日本のガバナンス、
本質を問い直そう」

コーポレートガバナンス、
つまり企業統治の話。

「欧米の今のガバナンスが
完璧だと思うのは早計です」

実に宮内さんらしい指摘だ。

「できれば将来それを超えるものを
日本発でつくり上げることで、
企業社会の活性化に貢献したい」

そのとおり。

では、ガバナンスとは何か。

「それぞれの組織が
持っている目的や目標を、
最も効果的に達成するために
求められる組織のあり方」

「組織の目標が先にあり、
それを最も効果的な方法で
実現するための体制を
つくり上げていくこと」

だから二つの機能が必要。
第1は「目的に向かって、
全力で疾走する組織の執行部」
第2は「横から監督し過ちを犯さない、
運営体制を確保するチェック機能」

両者が相まって、
効率的な結果が生まれる。

「しかし現状の日本経済を見ると、
長い停滞、低成長に陥っています」

残念ながら多くの企業が、
サラリーマン社会となっている。

結果としてイノベーティブな動き、
チャレンジ、リスクテイクが、
いつの間にかないがしろになっていく。

これに反して欧米企業のトップの多くは、
ただ前を向いてひた走る。
「何もしない」という選択肢は彼らにはない。
己の信じる方に全力でアクセルを踏む。

だから欧米では、
執行部とは異なる立場の
社外取締役などを置いて、
全力で走っていることを確認する、
行き過ぎた場合には歯止めをかける。

また、間違った方向に行かないよう、
コンプライアンスに目を向ける。

それが欧米のガバナンス論。

それを金融庁と東京証券取引所が真似て、
ガバナンスコードなどで縛りをかける。

日本の現在のガバナンス論は、
「ブレーキの整備」に偏重しすぎている。
これが宮内さんの考え方。

同感だ。

チャレンジ精神のないCEOにとって、
ブレーキ型ガバナンス論は、
「何もしないことに安住できる盾」となる。

その結果として、
「イノベーティブな事象を起こそう」と、
走り回っているのは、
「オーナー社長くらいになってしまう」

トップの承継についても、
何か「新しいことをやってやる」という人を
引っ張り上げて据えるのではなく、
「この人なら今までの秩序を乱さず、
無茶をしない」という人が選ばれる。

アクセルを踏み込む人が少ないのに、
ブレーキの話が先行している現状。

だから社外取締役が逆に、
アクセルを踏む役割になったりする。

「ブレーキをかけないといけないような、
野心的な経営者を育てるべきです。
一心不乱に新しいものへチャレンジして、
前に向かっていく経営者が台頭し、
それに応じてガバナンスシステムを
作っていくのが本来あるべき流れです」

そのとおり。

「まずはチャレンジする素質のあるCEOを
どのようにして選び出せるか。
またチャレンジした成果を
どのように評価し、何で報いるか。
成果が上がらない、
あるいは不適切な行為があった場合、
どれだけ早期に歯止めをかけられるか」

これがガバナンスの本質論。

「ブレーキ強化論」よりも、
「アクセルやハンドルさばきの
見事な運転を見たいものです」

宮内さんのガバナンス論。
素晴らしい。

特に流通業でも上場企業など、
ブレーキ強化論が持ち出され、
その専門家などがとうとうと、
ブレーキについて語ったりするが、
アクセルとハンドルさばきこそ、
必須のものだ。

これは企業全体の話だけではない。
部門も店もアクセルとハンドルさばき。

それができる組織にだけ、
ブレーキが求められる。

ハリル・ジャパンも同じこと。
日本サッカー協会も同じこと。

アクセル全開のリードの勝利、
大谷翔平の「Sho Time」。

これがなければ、
ブレーキをかけても意味がない。

では、みなさん、
今週も、アクセル全開で、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2018年04月08日(日曜日)

[日曜漫歩]オーガスタのアーメンコーナー

神は最初の月曜日に、昼と夜をつくり、
次の火曜日には、天をつくった。

水曜日に海と地をつくり、
植物を茂らせた。
木曜日には、
太陽と月と星をつくった。

金曜日に、魚と鳥を、
土曜日に、動物をつくった。
そしてこの日、自分に似せて、
男と女を創造した。

アダムとイブである。
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そして、日曜日。
神は、休んだ。
DSCN7872.JPG7
私も日曜日は日曜漫歩。

今日はテレビ観戦でアメリカに飛ぶ。

Augusta National Golf Club。
米国ジョージア州オーガスタのゴルフ場。

世界4大ゴルフツアーの一つ、
ゴルフの祭典「マスターズ」。

1934年、ボビー・ジョーンズが始めた。

他の3つのゴルフメジャーは、
毎年会場を変えて行われる。

しかしマスターズだけは、
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ。

全18ホールに、
個々のネーミングがなされている。

そのうちの11番、12番、13番。
「アーメンコーナー」と呼ばれる3つのホール。

11番ホールのネーミングは、
ホワイト・ドッグウッド(白いハナミズキ)
パー4、505ヤード。

12番はゴールデン・ベル(れんぎょう)、
パー3、155ヤード。

そして13番ホールはアザレア、ツツジ。
パー5、510ヤード。
このホールの最多ストローク13打。
1978年の中嶋常幸。

アーメン。

ではムービング・サタデーと呼ばれる、
今年3日目のアーメンコーナーを日曜漫歩。

11番のハナミズキ。
イギリスの天才ロリー・マキロイ。
DSCN8655.JPG8

505ヤードのパー4を、
みごとにツーオン。DSCN8657.JPG8

そしてパッティング。DSCN8658.JPG8

ん~。
DSCN8659.JPG8

はずれた。
DSCN8660.JPG8

12番はパー3のショートホール。DSCN8682.JPG8

池にかかった小橋を渡ってグリーンへ。DSCN8683.JPG8

難しいピンポジション。DSCN8672.JPG8

花に囲まれた12番。DSCN8678.JPG8

わが松山英樹。
DSCN8712.JPG8

パットが入らない。DSCN8713.JPG8

ん~。
イーブン―パーのプラマイゼロ。DSCN8714.JPG8

そしてアーメンコーナーの13番。
リーシュマンのティーショット。DSCN8641.JPG8

ナイスショットを打っても、
左にクリーク(小川)。DSCN8642.JPG8

ぐんぐんと進んで…。DSCN8644.JPG8

グリーンが見えてくる。DSCN8648.JPG8

11番は505ヤードのパー4。
13番は510ヤードのパー5。DSCN8650.JPG8

グリーンの前にクリーク。DSCN8681.JPG8

ほとんどの選手が、
第2打でグリーンオンを狙う。DSCN8654.JPG8

わが松山はティーショットが、
フェアウェイをとらえられない。DSCN8636.JPG8

しかしスウィングは素晴らしい。DSCN8637.JPG8

ツーオンは果たせないものの、
エッジに運んで、
超級の腕前のアプローチ。DSCN8638.JPG8

しかしそれでも今年は、
寄らない、入らない。DSCN8653.JPG8

天才マキロイもツーオン狙い。DSCN8685.JPG8

世界一のスウィング。DSCN8686.JPG8

それでもクラブを落とすミスショット。DSCN8687.JPG8

ボールはどこへ?
DSCN8689.JPG8

ツツジの中で見つかった。
DSCN8693.JPG8

ん~。
DSCN8695.JPG8

打ちます。
DSCN8696.JPG8
そして驚くべき成果。
でてきました。

そしてアプローチショット。
DSCN8699.JPG8

これはやわらかい。DSCN8700.JPG8

オーガスタでは観客を、
ギャラリーとは呼ばない。
パトロンという。
厳しい目を持ったパトロンたち。DSCN8701.JPG8

13番に最終組。
つまりトップに立つ者。
パトリック・リード。DSCN8690.JPG8

第2打でグリーンを狙う。DSCN8708.JPG8

腕力のある飛ばし屋の、
美しいフィニッシュ。
DSCN8709.JPG8
リードはオーガスタ州立大学出身。
まさに地元中の地元。

ツーオンの後のパッティング。
DSCN8719.JPG8

イーグル!!
DSCN8726.JPG8
ムービング・サタデーは、
動きの出る土曜日。

伏兵の地元リードが14アンダーまで突っ走った。

一方の輪が松山英樹。
DSCN8674.JPG8

顔色もさえない。
イーブンパーで21位。DSCN8677.JPG8
まさに、アーメンのプレイだった。

パトリック・リードが、
無心のラウンドでトップ。
DSCN8711.JPG8
松山の調子はいまいちだが、
アーメンコーナーをプレイできるだけで、
世界最高プレイヤーの資格はある。

私も一緒にアメリカの土曜日の、
日本の日曜漫歩を楽しんだ。

いつか私もオーガスタでラウンドしたい。
アーメンと祈ろう。

〈結城義晴〉

2018年04月07日(土曜日)

ゆとり・さとり世代と大谷翔平型とAIにとってかわられる仕事

毎日書いているが、
大谷翔平。
ロサンゼルス・エンゼルスの大リーガー。
ベーブ・ルース以来の二刀流。
投手と打者の両刀遣いで、
世界最高峰のベースボールの世界で、
新人記録を樹立しそうだ。
oogani 2.png8

本拠地アナハイムで、
アスレチックス戦が行われ、
8番・指名打者で先発出場。

これがまずすごいことだ。
9人の先発メンバーに入るだけでも、
大リーグの野手としては難関のことだ。

そのうえ2回には3試合連続ホームラン。
5.png8

2アウトランナーなしの場面。
3球目のツーシーム。

美しくて、大きなスウィングで、
センターバックスクリーンに運んだ。
6.png7
評価はうなぎのぼり。

エンゼルスのソーシア監督。
「背番号を2つあげたいくらいだ」

野手の背番号と投手の背番号。

投げて、打って。
子どもの野球や高校野球が、
メジャーリーグで実現してしまう。

分業で、専門家を目指すのが、
近代の発想だと思わせてくれる。

「現代化」のなかでは、
こういった大谷翔平型人財も、
アリなのかもしれない。

大谷翔平もメジャーリーグでは、
新入社員だが、
それに対して日経新聞「大機小機」
「今年の新入社員は何型?」

「今年の新入社員はどんなタイプ」かの調査。

シンクタンクの産労総合研究所の命名。
「SNSを駆使するチームパシュート型」

ちょっとトレンドを追いすぎだとも思うが。

平昌冬季五輪の日本女子金メダル種目。
スピードスケートのパシュートのように、
「少数の仲間同士でSNSを使って協力し、
スピーディーに内定というゴールを目指した」

「要領はいいが、会社に見切りをつける
逃げ足も速いのではないか」

エン・ジャパンの調べた今年の新入社員の特徴。
「慎重に空気を読み、出る杭になりたがらない」
「安定したキャリアを望み、私生活を重んじる」

人手不足が深刻になるなかで、
ここ数年の就職戦線は売り手市場。

ちなみに就職氷河期だった1999年は、
「形態安定シャツ型」と呼ばれた。
現代コミュニケーション・センターの調査。

「厳しい指導にも耐え丸洗いOK」

しかしその一方で多くの会社には、
その前の「バブル入社組」もいる。
これらは売り手市場の時代の入社。

その前のバブル末期の91年の新入社員は
「お仕立券付きワイシャツ型」だった。

「価格が高くて仕立てに時間がかかる」
「形態安定シャツ」型とは大違い。

今年の新入社員の世代は、
ゆとり教育を受けた「ゆとり世代」、
あるいは高望みや浪費をしない「さとり世代」。

昨年の第一生命のサラリーマン川柳1位。
ゆとりでしょ? 
そう言うあなたは 
バブルでしょ?

かくて、現在の多くの会社は、
「バブル世代」「氷河期世代」に、
「ゆとり・さとり世代」の、
3世代を抱えることになる。

コラムニストの結論。
「社内の多様な世代がパシュートのように
協力して力を発揮できるのが、
本当に強い会社なのかもしれない」

私も「パシュート」型人財は、
小売サービス業やチェーンストアの特長に、
ぴったりだと思うが、
大谷翔平型も必要だ。

大谷は1994年7月5日、
岩手県奥州市生まれで、
193㎝の超大型。

ゆとり・さとり世代に入る。

現代化の時代、
ポストモダンの時代とは、
多様性こそが本質である。

パシュート型も、大谷翔平型も、
バブル世代型、氷河期世代型も、
すべて受け入れ、活かすのが、
ポストモダンのマネジメントだ。

ちょっと、きれいにまとめすぎか。

今月3日の「Financial Times」
日経新聞特約。

「AIが奪う仕事、実は少ない?」

経済協力開発機構(OECD)の新しい報告書。
「先進国ではロボットに
置き換えられる可能性のある労働者が
これまでの予想より少ない」

OECD加盟国では約14%の仕事が、
「自動化される可能性が高い」

同じような業種の労働者が、
取り組む作業の違いをOECDは分析した。

オックスフォード大学の二人の研究者、
カール・フレイとマイケル・オズボーンの予想は、
「米国では47%の仕事が、
コンピューター化の影響を受けやすくなる」

つまりAIの影響が大きいとの指摘だったが、
今回のOECD調査は、
将来なくなる可能性のある仕事が、
それよりはるかに少ないと示した。

AIとロボット工学の急速な発展により、
機械が労働者に取って代わり、
幅広い業種で失業が増加する。

しかし、OECDの雇用労働社会政策局長、
ステファノ・スカルペッタの調査。

大工場の生産ラインに勤務する場合と、
独立した自動車修理工場で働く場合の違い。

「自動車修理工場の整備士は大工場の整備士に比べ、
機械が完全に代替するのが難しいかもしれない」

小売業やサービス業の仕事はこれだ。

「技術進歩による大規模失業が、
ある程度、誇張されている」

むしろ、比較的低賃金で、
「特段、面白くもない」仕事に就く労働者と、
高賃金の労働者との格差が拡大する。

スカルペッタの指摘。
「機械に置き換えられる可能性が高いのは、
専ら低技術労働者だ」

今回の調査では、
AIやロボットに代替される仕事の割合は、
他の調査よりもはるかに低かった。

しかしそれでも調査した32カ国では、
そんな労働者が約6600万人。
アメリカだけでも1300万人。

彼らがやがて、
仕事を失うこともあり得る。
これがOECDの報告だ。

日本のゆとり・さとり世代と、
大谷翔平型と、
AIにとってかわられる仕事。

それらを全部含めて、
ポストモダンの時代が進行していく。

〈結城義晴〉

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