結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年12月11日(月曜日)

月刊商人舎12月号本日発刊!! 「変化は緩やかにあらわれる」

Everybody! Good Monday!
[2017vol50]

2017年第50週目。
そして12月第3週。

今年もあと3週間。

Weekly商人舎、
2週間販促企画

Amazon Japanの、
「サイバーマンデーセール」を指摘し、
12月13日の「正月事始め」を提案する。

さて、月刊商人舎12月号、
本日発刊!!
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[Cover Message]
2017年11月7日、八百幸成城店の登場。またぞろ、都心型スモール・スーパーマーケットの論議が沸騰してきた。もともとスーパーマーケットは小型だった。しかし1979年、大規模小売店舗法の第二次規制強化が始まると、規制逃れのご都合主義的な「アンダー500㎡」店舗が、全国のローカルチェーンによって雨後の筍のように台頭。その後、多産多死を繰り返した。大規模店舗立地法が施行された2000年から、店舗面積規制は緩和される。しかし世は超小型店のコンビニエンスストア時代を迎えていた。そして2007年、アメリカにテスコのフレッシュ&イージー・ネイバーフッドマーケットが出現すると、かの地のSmall Supermarketを学んで、日本のトップ企業が小型店開発に着手し始めた。イギリス本国におけるテスコエクスプレスの成功も、日本のマーケットに大きく影響を与えた。そのうえ今、コンビニエンスストアは一つの踊り場に来た。そんな2017年、コンビニで養われた日本国民の「小型店消費マインド」を追い風に、トップ・スーパーマーケットの側からの逆襲となって、大都市中心部に狙いが定められた。関西ダントツの万代の「アンダー1000㎡」、さらにライフコーポレーションとサミットストアの戦略的小型店。それぞれの計算と工夫によって、300坪以下のスーパーマーケットが開発されている。取材してみて、今度こそ、これはモノになりそうな予感はあるのだが……。

1977年4月1日。
私は㈱商業界に入社して、
販売革新編集部に配属された。

編集長はあの緒方知行さん。
その後、「2020AIM」を興した。

副編集長格に二人。
高橋栄松さんと五十嵐宅雄さん。
それから伊東清さんと高濱則行さん。

それぞれが全員、
のちに編集長となった。

その時代の「販売革新」誌にも、
表紙にCover Messageが載っていた。

文章を書いていたのは、
デザイナーの井上隆博さん。
(株)セル・コミュニケーション。

月刊商人舎を創刊したときに、
かつての販売革新を模した。

今月の特集は、
Small Supermarket Ageです。

目次は以下。。。

[Message of December]
大きな町には小さな店を。

結城義晴の巻頭論文
City Super-Marketing時代来る!
米国1万ft2/日本1000㎡以下が
社会から要請される理由

[Long Long Interview]
サミット社長 竹野浩樹
この2年間の「原因(Cause )と成果(Effect)」を語り尽くす!
第1部 変革はVisionから始まった
第2部 店舗・商品・サービス・信頼
第3部 Concept・戦略・Leadership

[店舗研究Ⅰ]
サミットストア下馬店
SM棟・総菜棟(178坪)に本格製造加工機能と
インストアベーカリー設置

[Long Long Monologue]
万代社長 阿部秀行
「売ったことない奴は売り方を知らん」
Ⅰ.店舗を語る
京阪神は「人がいるけど土地が高い」
Ⅱ.商品づくりを語る
「日本一の商品をつくろう」
Ⅲ.売場づくりを語る
レイアウトは「奇をてらったことはしない」
Ⅳ.販売促進を語る
来店頻度を上げる「究極のハイ&ロー」です。
Ⅴ.店長を語る
「部下を使えない店長はしんどい」
Ⅵ.「立ち売り」を語る
「自らやれ、本気度を見せろ」

万代は売場面積で稼がない!!
[250坪]郡津店と[98坪]塚本店が
証明する業界逆説理論
[店舗研究Ⅱ]
万代郡津店
252坪ながら単品爆発力で日販605万円
[店舗研究Ⅲ]
万代塚本店
坪効率1000万円の99坪繁盛店

[Strategic Eye]
ヤオコー社長 川野澄人
都市型小型店「八百幸成城店」の戦略的意味

[店舗研究Ⅳ]
八百幸成城店
スケルトン天井で291坪を感じさせない
都市型新フォーマット登場!!

[店舗研究Ⅴ]
ライフ堂島大橋店
売場257坪に9465SKUを詰め込んで
「小型店の枠を超えた小型店」づくりに挑戦

いかがでしょう。
小型店特集。

大店法と大店立地法という嵐に、
小舟のように翻弄された小型店。

いま、本来のマーケティングが、
求められているし、
そんな店が登場している。

さて今日は名人会。
1989年から続くからもう28年。
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名門多摩カントリークラブ。
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一番最後の組で10時04分スタート。
だからちょっと暗くなった。

鈴木國朗さん、土井弘さん、
そして浅香健一さん。

いつものメンバー。

2012年くらいまでは、
小森勝さんが、
リーダーだった。
しかし2013年9月に逝去された。

今日は存分にプレーして、
忘年会。
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(株)三徳が経営している瞬彩。
満足して、4人で写真。
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さて朝日新聞「折々のことば」
第958回。
鷲田清一さん編著。

変化はとても
ゆるやかに
あらわれたので、

日常という
闇にまぎれて、

人びとを
驚かすことは
なかった。

(ジャン・ジオノ著・絵本『木を植えた男』より)

「不毛の地といわれた南仏の山岳地帯で、
来る日も来る日も植樹を続けた
一人の名もない農夫」

「この見えない手入れのおかげで、
後にこの村へ移り住んだ人たちは
自然の恵みを享受しえた」

「人は戦争という途方もない
破壊にのめり込む一方で、
『神の行いにもひとしい創造』を
なしもする」

変化はとても、
ゆるやかに、
あらわれる。

だから日々、人々を、
驚かせることはない。

しかし何年も努力が続けられると、
大きな変化となる。

店づくりには大きな技術革新が、
一挙に表現されるが、
売場づくりや商品づくりは、
徐々に変化する。
そして人づくりやサービスは、
極めてゆるやかに変化するもの。

では、みなさん、
今週も、小さな変化を。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年12月10日(日曜日)

日曜版【猫の目博物誌 その53】皇帝ダリア

猫の目で見る博物誌――。
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季節は冬。
1年でいちばん短い日に向けて、
少しずつ昼の時間が減っていきます。

短日や皇帝ダリア咲き誇る
〈「末黒野」より 加藤八重子〉
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ダリアは夏の花。
皇帝ダリアは冬の花。

ダリアの和名は「天竺牡丹」。
花の形がボタンに似ている。

あつき名や天竺牡丹日でり草
〈正岡子規 〉

英語でdahlia、
フランス語でもdahlia、
学名もDahlia。

それに対して皇帝ダリアは、
「キダチダリア」「木立ダリア」、
あるいは「コダチダリア」などといわれる。

だから英語ではTree dahlia。

学名はDahlia imperialis。
キク科ダリア族。

日本語の「皇帝ダリア」は、
学名からとられた。

本来、高地や山地の植物。
メキシコ、コロンビアなど、
中米南米の原産で、
標高1500~1700mの地に生育する。

球根植物の多年草。

冬期には休眠し、
そのあと急速に伸びる。

3~4mとなるが、
10mになるものもある。

見上げたる皇帝ダリアに見下ろされ
〈「峰」より 村上倫子〉
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茎は竹のように節のある四角形。
葉は羽状複葉(うじょうふくよう)。
つまり葉軸の左右に小さな葉が、
羽状に並んでいる。

高い茎の先で、
花は下向きに咲く。

頭花は直径75~150mm。
8枚の舌状花。

ラベンダー色、
または紫がかったピンク色。
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短日植物で、
日照時間が短くなると花が咲く。

この点は長日植物ダリアと反対。

これは「光周性」という現象。
「こうしゅうせい」と読む。

昼の長さを「明期」といい、
夜の長さを「暗期」と呼ぶ。

生物はその明期と暗期の変化に応じて、
年周期の反応を行う。

皇帝ダリアは短日条件によって、
急激な生長を示し、
最初の霜の下りる前に開花し、
11月から12月に咲く。

初冬の街。
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木の枝に葉はない。
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花屋もまだ店を開けてはいない。
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皇帝ダリア冬日大事にしてをりぬ
〈「槐」より 犬塚芳子〉

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ダリアは長日性、
皇帝ダリアは短日性。
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面白いですね。

短日性という違いによって、
高い高い植物に育って、
それに皇帝の名前が与えられた。

いい皇帝なんですね。
ダリアの皇帝は。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

2017年12月09日(土曜日)

ユニー・ピアゴ大口店の「閉店売り尽くし」と「慰める・労る」

一昨日の日経新聞「ニュース一言」
柳井正さんが発言。
(株)ファーストリテイリング会長兼社長。photolib_portrait09l
「営業時間の短縮を、
検討しなければならない」
2018年の最大の課題の一つ。

「ショッピングセンターの営業時間は
あまりにも長い。
必要があれば数店舗で、
実験的に実施する可能性もある」

ファミリーレストランも、
2018年の正月などに、
休業日を設ける。

一部のスーパーマーケットは、
日曜日に営業休止したりする。

「当社は現在、
人手が足りているので
具体的な計画はないが、
状況に応じ検討する」

(株)万代は正月三が日を、
休業にしている。
これはもう、恒例。

アメリカのコストコの休業日は、
もう何度も、このブログで書いている。
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ストアロイヤルティが高くて、
休業しても顧客が他の店に行かない。
そのうえ生産性も高い。

そうなれば、多くの休業日を、
設けることもできる。
そうすれば、働く人たちも、
集まりやすくて、
人手不足の問題も起こりにくい。

その逆になると休業できないし、
そうなると人が辞めていく。

好循環企業、
悪循環企業。

どこで循環を良い回転にするか。

さて昨日の商人舎流通SuperNews。
ユニーnews|
UDリテール吸収分割契約締結/ドンキとの協業進む

今年8月31日にユニー(株)は、
(株)ドンキホーテホールディングスと、
資本・業務提携契約を締結。

そしてこの11月13日に、
UDリテール(株)を設立した。
100%ユニーが株式を保有する。

そしてユニーの店舗群の資産を、
UDリテールに移管する。

我が家から一番近い総合スーパーが、
ピアゴ大口店である。IMG_3769.JPG7

現在、「閉店売り尽くし」セール実施中。IMG_3762.JPG7

年末商戦なのか、閉店セールなのか、
良くはわからないが紅白の腰巻幕が、
売場を覆っている。IMG_3764.JPG7

1階の衣料品売場も30%off、20%offで、
閉店売り尽くし。
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2階の雑貨売場も平台に、
売り尽くし商品を集める。IMG_3759.JPG7
年末はこの売り尽くしセールを展開し、
1月に休業して、2月にオープン。

MEGAドンキになるのだろうか。

それは明らかにされていないが、
UDリテールに移管されるのだろう。

買物をして、
レジの店員さんに声を掛けたら、
ちょっと寂しそうだった。

UDリテールのUはユニー、
Dはドン・キホーテ。

ユニーグループは、
ファミリーマートの傘下に入って、
サークルKサンクスはそちらに移管。
さらに総合スーパーは、
ドンキと資本提携して、
UDリテールに移管。

そしてユニーのグループは、
資本だけの存在になるのか。

創業者の西川俊男さんは、
2015年1月に89歳で亡くなった。

1963年に西川チェンを興し、
1971年、ほていやと合併して、
ユニーを設立。
1976年に社長に就任し、
その後、1991年、会長に。
そして1997年に名誉会長に退いた。

この1997年は山一證券が破たんし、
日本の総合スーパーのピークの年だった。

それから20年。

マイカルが破たんし、
西友はウォルマートの買収され、
ダイエーはイオンの傘下に入り、
ユニーは、イオン、セブン&アイに次いで、
大手チェーンストアの三番手だった。

そのユニーが消えようとしている。

私がずっと言い続けてきたのが、
「寡占から三占へ、そして複占へ」

いま、日本の総合スーパー企業は、
複占状態になろうとしている。

これまで利用してきたピアゴ大口店の、
閉店売り尽くしセールだけに、
その実感は強くて、深い。

糸井重里さんの「ほぼ日」
巻頭言は「今日のダーリン」

「慰めること、労ることなどは、
芸術を語る場面などでは、
ちょっと低く見られるが、
とても大事なことだと、
年をとってから強く思っている」

ここでは「労る」は、「いたわる」と読む。

「ただ慰めるということは、
なにを解決することもないが、
気をとりなおさせてくれて、
つらくなくしてくれる」

「つらくないだけで、
人は歩き出せるように思う」

ユニーの店員さんを、
慰めたり、労ったりしても、
何も解決しないだろうが、
気を取りなおして、
つらくなくなるかもしれない。

そしてつらくないだけで、
人は歩き出せる。

そう思って、
閉店売り尽くしの品を買った。

これまで、ありがとう。

〈結城義晴〉

2017年12月08日(金曜日)

師走の自己破産・民事再生法申請、そして新しい仕事と「習慣」

商人舎流通SuperNews。
二つの破たんの話が同時に沸き上がった。

やまとnews|
山梨ローカルチェーン自己破産/9店閉鎖・全員解雇

(株)やまとは山梨県のスーパーマーケット。
創業は大正元年(1924年)、鮮魚商。
ピークは16店で78億円。
1店平均4億8750万円。

12月7日に自己破産した。
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現在は全9店舗で27億4700万円。
1店3億0522万円。

約170人の従業員は全員解雇された。

しかし人手不足の現在。
もしかしたら、
引く手あまたかもしれない。

それが唯一の救いだ。
周辺の企業の皆さん、
すぐにでも採用してあげてください。

小樽ベイシティnews|
「マイカル小樽」開業から28年・道内今年最大の民事再生

1999年3月オープンのマイカル小樽。
私も取材に行った。
初期投資額600億円、延床面積34万㎡。

長時間滞在型巨大商業集積として、
日本中の話題をさらった。

しかし、このマイカル自身の、
命運をかけた事業が、
マイカルの命を縮めた。

現在は(株)小樽ベイシティ開発。
12月7日、札幌地裁に、
民事再生法適用申請。

負債総額は約280億円。
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ただし民事再生法申請後も、
通常通り営業は継続。

働く人々の雇用も継続される。

年の瀬になると、
倒産や自己破産の話が出てくる。

そんなときにも、
いちばん大事なのは、
ヒューマンリソースマネジメントであり、
フィナンシャルマネジメントである。

さて今日は1日、
横浜商人舎オフィス。

名古屋文彦さんが訪ねてくれた。IMG_3728.JPG7
立教大学院ビジネスデザイン研究科修了。
教授時代の結城ゼミ第1期生のゼミ長。
そして結城ゼミOB/OG会会長。

その名古屋さんがこのたび、
(株)ユニマットキャラバンへ転職した。

日本マクドナルドから、
セブン&アイ・フードシステムズへ。

いずれも最後はコーヒー事業を担当した。

マクドナルドでは、
プレミアムローストコーヒーの開発、
セブン&アイでは白ヤギ珈琲店の開発。

今度は、1928年創業の、
横浜キャラバンコーヒー。
企画部長。

頑張ってほしい。
応援します。

結城ゼミと言えば、
武藤麻代さんも起業独立した。
結城ゼミ第4期生の才媛。
もちろん経営管理学修士。

「学びの食卓」プロデュース代表。
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商人舎SpecialMemberでもあって、
Monthly商人舎に連載を書き続けている。

医食同源で新しい価値をつくる仕事。

具体的な活動領域は5つ。
①企画プロデュース
②教育・研修
③市場調査
④デモンストレーション
⑤取材・執筆
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イオンスタイル碑文谷などで、
実績を積んでいる。

頑張ってほしい。

そして、宮﨑文隆さん。IMG_3731.JPG7
(株)カメガヤ執行役員に転職。

その前は、
(株)ニューフォーマット研究所副社長。
「月刊マーチャンダイジング」編集長。

その前は(株)商業界「販売革新」編集長。

私が商業界取締役のころ、
採用面接も担当して採用し、
同社長のころ、
最後に編集長に任命した男。

行動力があって、
好奇心旺盛で、
弁も立つし筆も立つ。
マッチングを得意とする。
(褒めすぎか?)

優れ者です。

カメガヤは、
Fit Care DEPOTを展開する、
神奈川県のドラッグストア。

社長の亀ヶ谷博之さんは、
実に勉強熱心な経営者。
月刊商人舎も熟読してくれている。

そのカメガヤの創業の店が、
東横線妙蓮寺駅前にある。

私の地元で、
よく利用していた。

その店が大改装中だった。
11月26日の写真。IMG_3573.JPG7

楽しみにしていたが、
昨日の12月7日オープン。

12月7日は、自己破産の会社あり。
民事再生法適用申請のSCあり。
そしてリニューアルオープンの店あり。
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駅前小型店なので、
「Fit Care Express」。

月刊商人舎2014年11月号特集。
Express Store大研究
グローバルリテイラーの大潮流
「店舗小型化」の謎を解く
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この店は間違いなく成功する。

おめでとう。

店も人も、
新しい局面を迎える。
それはいいことだ。

ブレ―ズ・パスカル。
早熟の天才。
フランスの思想家。

その『パンセ抄』
鹿島茂編訳。
②index

「一生のうちで
いちばん大事なのは、
どんな職業を選ぶかということ、
これに尽きる。

ところが、それは、
偶然によって左右される。

習慣が、石工を、兵士を、
屋根葺き職人をつくるのだ」
〈断章九七〉

偶然。

その通りだ。

「人間は、
屋根葺き職人だろうとなんだろうと、
生まれつき、
あらゆる職業に向いている。
向いていないのは部屋の中に、
じっとしていることだけだ」
〈断章一三七〉

そう、だから、
すぐに動くべきなのだ。

「習慣の力というのは、
じつに偉大なものであり、
自然が人間というかたちでしか
つくらなかったものから、
ありとあらゆる身分や職業の人間を
つくりあげるのである」
〈断章九七〉

だから最後に、
マザー・テレサのことば。

Be careful of your thoughts,
for your thoughts become your words;
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

Be careful of your words,
for your words become your deeds;
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。

Be careful of your deeds,
for your deeds become your habits;
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

Be careful of your habits,
for your habits become your character;
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

Be careful of your character,
for your character becomes your destiny.
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

みんな頑張れ。
私も頑張る。

〈結城義晴〉

2017年12月07日(木曜日)

Wal-Mart社名変更と万代上野芝店/ライフ堂島大橋店

ウォルマートが社名変更する。
ウォルマートnews|
来年2/1「Walmart Inc.」に正式社名変更して「脱Stores」

1969年、創業者の故サム・ウォルトンが、
「Wal-Mart Stores, Inc.」と名称を決め、
その翌年にNY証券取引所に上場。
cdn.corporate.walmart.com

だから社名の変更は、49年ぶりのこと。

ただし「Stores」をとるだけの変更。
つまりリアル店舗のStoresだけでなくて、
eコマースのサイトやピックアップなど、
ウォルマートのオムニチャネル化は進む。

だからこその社名変更で、
これはいわば歴史的な出来事だ。

もうひとつ商人舎流通SuperNewsから。
サミットnews|
「Yahoo検索大賞・ローカルカテゴリー」面白チラシ受賞

ポータルサイト「Yahoo!」は毎年、
「検索大賞」を開催している。

「Yahoo!検索大賞」とは、
この1年間で最も検索数が上昇した、
人物、作品、製品に授与される。

2004年からスタートしたアワードだ。

そして2017年の今回から、
「ローカルカテゴリー」が設けられた。
これは47都道府県ごとに、
検索急上昇ワードを選出するもの。

サミットはこの「ローカルカテゴリー」の、
「東京部門」を受賞した。

受賞対象は、サミットのチラシ。
もちろん東京は一番競争が激しいし、
圧倒的に検索数も多い。

私の推測だが、実質的には、
「日本一のローカル検索大賞」
と、いうことになるだろう。

チラシだけではない。
昨年から今年まで、
サミットの営業企画は大いに弾けている。

直近の「ホワイトフライデー」セール、
10月24日の「ドラフト会議セール」、
10月4日の「マル秘セール」。
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7月の「オール☆スターセール」、
そして6月の「総菜選挙」。

それはサミットのVisionから発している。

「日本の
スーパーマーケットを

楽しくする」

月刊商人舎12月号で掲載するが、
竹野浩樹社長のLong Long Interviewに、
その内容が詳細に描かれている。

さて今日も目覚めたのが、
アゴーラリージェンシー堺。

そうしたら商人舎公式ホームページが、
システムダウンしていた。

慌てて、ホテルの部屋を、
レイトチェックアウトにして、
修復作業などに終始した。

サイトに訪問してくださった人たちに、
ご迷惑をおかけしたと思う。

心からお詫びしつつ、
今後の対策を講じたい。
さらなるブログの充実にも、
まい進したい。

さて、1時過ぎにホテルを出て、
万代上野芝店に向かった。IMG_3700.JPG7
今年10月13日オープン。

店舗面積は3300㎡で、
1階がスーパーマーケットの万代、
2階がカジュアルファッションのしまむら。

最強のコンビネーション。

万代の天井は高く、
青果部門は視界が開ける。IMG_3690.JPG7

右手にカットフルーツの対面売場。IMG_3691.JPG7

手前が低いひな壇陳列で、
万代の価格と品質と鮮度が、
ググッと顧客に迫ってくる。IMG_3693.JPG7

青果部門左手には、
「近郊野菜」コーナー。IMG_3694.JPG7
その奥は2核の鮮魚部門。
売場の中のロの字型と壁面の対面。
ロの字の中には作業スペース。

万代がどれだけ水産に力を入れているか。
この店にはよく表れている。

奥壁面はもちろん精肉部門。
ここは高次安定のパワーを持つ。

店舗左サイドが惣菜部門。
R型ケースの対面売場から、
セルフデリ売場まで、
これはホールフーズやウェグマンズ様式。IMG_3686.JPG7

そしてインストアベーカリー。
スープバーもあって、
最新のサービスレベルだ。IMG_3687.JPG7

2階には、しまむら。IMG_3695.JPG7
隣接して西友のSCがあって、
土曜日曜はこの付近、大渋滞。

そのあと、すぐ近くの堺市堺区大仙町。
仁徳天皇陵へ。
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日本の第16代天皇。
「日本書紀」では、西暦399年正月に崩御。
同年10月に百舌鳥野陵に葬られた。

日本最大の前方後円墳。
墳丘長486m、後円部の高さ35.8m。
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付近には百舌鳥古墳群があって、
この仁徳陵がその中核。

古墳を囲む堀は三重になっている。IMG_3708.JPG7

堺市は「世界三大墳墓」として、
エジプトのクフ王のピラミッド、
秦の始皇帝墓陵と並べているが、
異論もあるようだ。IMG_3713.JPG7

しかしそれでもすごい古墳で、
私、少なからず感動した。IMG_3704.JPG7

その後、大阪市に入って、
ライフ堂島大橋店へ。IMG_3719.JPG7
こちらは11月15日のオープン。
売場面積は847㎡の257坪。

「小型店の枠を超えた小型店」。

入り口の青果部門は、
アンダー1000㎡とは思えない広さ。IMG_3715.JPG7

店舗右コーナーには惣菜売場があって、
こちらも充実している。IMG_3716.JPG7
もう、250坪で十分だ。
そんな感じさえする。

このライフ堂島大橋店も、
月刊商人舎12月号で丁寧に取材・掲載し、
「結城義晴の評価」を書いておいた。

それにしても、
Wal-Martの社名変更、
時代の変貌を感じさせられる。

それから仁徳天皇陵。
1618年前につくられた。
すごい。

〈結城義晴〉

2017年12月06日(水曜日)

万代知識商人大学の米国報告会とMDD会定例会の講演

今夜、商人舎方式ホームページが、
システムダウンした。

見ることができないだけでなく、
入稿することもできなかった。

せっかく、閲覧しようと、
やってきてくださった皆さんには、
ご迷惑をおかけした。
お詫びしたい。

早急に手当てをして、
回復した。

さて、将棋の羽生善治
将棋界の永世七冠を獲得した。

同じ「よしはる」の名前を持つ天才。
我がことのように喜ばしい。

「神様と将棋を指して勝てますか」
かつて、そう聞かれた羽生が答えて曰く。
「神様が角落ちなら勝てる気がする」

毎日新聞巻頭コラムの「余録」。

将棋は、
「互いに手の内をさらす
理詰めのゲーム」

「神も人もAIも特別扱いのない
透明で対等なゲーム」

将棋の神様と指して、
「角落ち」ならば勝てる。

謙虚なようで傲慢なようで。
しかし羽生善治は、
極めて率直で正直な人間なのである。

昨夜、大阪入りした。

今朝は堺市のアゴーラリージェンシー。

ホテル4階のダイヤモンドルームで、
午前中は万代知識商人大学。
2期生のサンフランシスコ視察報告会。DSCN8113-1

2期生32名。
そして阿部秀行社長と結城義晴、
人事部をはじめ事務局が揃った。
DSCN1794-1

司会は東尾里江さん。
人事部マネジャー。
DSCN1801-1

11月13日から17日まで、
サンフランシスコに修了旅行をした。
その視察研修は、
6班のチームごとに、
あらかじめ研究テーマを決め、
それぞれ課題を持って学習した。

その米国で学んだ内容をもとに、
会社に改善提案をする。

その提案報告会である。

この6チームを、
さらに3班ずつの二組に分けた。
加藤健組と松岡俊行組。

その両者がプレゼンで競い合う。
真剣勝負。

万代の社員は、こういった競争に強い。
こういった競争に燃える。

一つのDNAと言ってよい。

だから二組に分けて、
競い合わせることによって、
成果はさらに大きくなる。

代表者がくじ引きで、
先攻、後攻を決める。DSCN1804-1

後攻を引き当てた特攻隊長の西田淳さん。
松岡組は後攻めとなった。DSCN1805-1

先攻と後攻の1チームずつが、
それぞれ20分間のプレゼンを行う。
そのプレゼンに質疑応答がなされ、
それを阿部社長と結城学長が審査する。
それを3回戦って、
勝利チームを決める。

その前に社長のコメント。DSCN1807-1

まず1回戦がスタート。

先頭を切ったのは4班。
テーマは、
「お客さまに選んでいただけるお店」。
クレンリネスへの実際の取り組みと、
サードプレースの提案。DSCN1811-1

会場内の参加者がその報告を聞き、
丁寧にメモする。
DSCN1813-1

後攻の2班。
報告テーマは、
「ネット・外食に勝つリアル店舗の実現」
万代のリアル店舗の強みを、
どう活かしていくかを提案した。DSCN1819-1

プレゼンが終わると、
相手チームから、
審査員から質問や意見が飛ぶ。

それらも考慮されて、
厳正な審査。

1回戦の勝者は松岡組の2班。

結城義晴がそれぞれを講評。DSCN1826-1

2回戦は先攻は6班。
ノンコモディティの視点から、
「万代でわくわくどきどきお買い物体験を!!」
DSCN1833-1

3班のテーマは、
「日本一のダントツ催事へ」。
顧客対応の催事を考察した。DSCN1843-1

質疑応答の場面では、
相手チームへの質問攻撃。

そして2回戦勝者は加藤組の6班。
DSCN1842-1

1勝1敗で迎えた3回戦。
これで勝敗が決する。

先攻の加藤組5班。
「『際だった』ポジショニング戦略と強み」
を課題とした。
DSCN1850-1

そのうえで、
万代の商品と売場の強みづくりを考察。
DSCN1851-1

迎え撃つのは、松岡組の1班。
DSCN1857-1

「店舗オペレーションの改善」
唯一、作業の効率化をテーマにした。DSCN1863^1

最終決戦。
DSCN1864.-1JPG

この3回戦で勝者が決まる。
ドキドキの瞬間。
DSCN1866-1

結果は、5班の勝ち。
加藤組の勝利が決まった。

おめでとう。

加藤組長に結城義晴より賞品を贈呈。
横浜名物崎陽軒「昔ながらのシュウマイ」
わざわざ横浜から持参して、
1人1パックずつを贈った。
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僅差で負けた松岡組長。
皆の頑張りを評価しつつ、
前向きに締めくくる。
DSCN8117-1

勝利を手にした加藤組長は、
嬉しそうにコメント。DSCN1879.-1JPG

結城義晴の総評。
「ノーサイド」の宣言をして、
今後のイノベーションを祈念した。DSCN1885-1

最後は阿部社長のメッセージ。DSCN1889-1

皆メモを取り、
社長の講話を聴く。DSCN1895-1

万代知識商人大学2期生。
2月からスタートした。DSCN1896.-1JPG

最後の最後に、
修了レポートを書き上げて、
そのうえで1月に、
厳しい考査がある。

そのあとで修了式が行われる。DSCN1897-1

大学も最終盤。
DSCN1898-1

年末年始の忙しい時期だが、
レポート執筆に全力を傾けてほしい。DSCN1899-1

次世代を担う万代の幹部候補生。
DSCN1900-1

9時から13時まで、
緊張の報告会も無事終了。

昼食会を終えて、
午後はロイヤルホール。

「万代ドライデイリー会定例会」
通称MDD会。
DSCN1904-1

会場にはMDD会メンバーが勢ぞろい。
メーカー、卸の皆さんが集う。DSCN1917-1

さらに万代幹部も顔を揃えた。DSCN1906-1

11月7日から4泊6日で、
MDD会として、
ニューヨークを視察研修した。

こちらもその報告を兼ねて、
万代への取り組み提案を行う。
DSCN1905-1

10の班が次々に報告していく。

それぞれ前向きで、
実に有意義な取り組み提案だった。

これが万代の強さを生み出している。DSCN1914-1

報告と提案が終わると、
結城義晴の1時間の講演。DSCN1931-1

ニューヨーク視察で見聞したことは、
日本の「すでに起こった未来」である。DSCN1934-1

今回のテーマは、
伸びている企業の伸びている理由。DSCN1935-1

それは産業や業界、業態の、
大きな壁を乗り超え、
二つ、あるいは三つの、
機能を融合させることである。DSCN1956-1

今回は最後に、
「製造流通食品小売業」を提案した。DSCN8124-1

講演の後に、
それぞれ商品別分科会が開かれ、
最後は夕食懇親会。DSCN8136-1

開会のあいさつは、木村敏弘さん。
万代ドライデイリー会副会長で、
加藤産業㈱専務。
DSCN8138-1

カンパーイ!
DSCN8139-1
90分の懇親会は、
名刺交換やあいさつで
あっという間にお開き。

中締めは同じく副会長の
寺町豊さん。
㈱日本アクセス西日本営業部門近畿統括。DSCN8141-1

3本締めが決まった。
寺町さんは、最後に「オー!」IMG_4296-1

全員の懇親会の後は、
MDD会理事の最後の懇親。

あいさつは畑中秀太さん。
(株)あらた関西支社長。
IMG_4299-1

皆さんをねぎらって、乾杯。IMG_4302-1

MDD会会長の今津龍三さんから、
里美憲司さんへ花束の贈呈。
今津さんはMDD会会長、
里美さんは、花王グループカスタマーマーケティング㈱
近畿支社チェーンストア部長。
そのお役目を終えて、東京に異動する。
IMG_4308-1

岡崎忠勝さんにも、
阿部万代社長から花束。

岡崎さんは、この度、
ケイ低温フーズ㈱社長にご就任。

おめでとうございます。IMG_4310-1
みんな、それぞれに昇進し、
出世していく。

いいことだ。
頑張ってほしい。

最後は、
MDD会と万代幹部の全員で記念写真。DSCN8151-1

そして最後の最後は、
万代幹部の皆さんと写真。
私の右隣は下岡太市副社長、
その横が黒田久徳取締役。
右は阿部社長、
和久正樹デイリーシニアマネジャー、
入江正徳惣菜シニアマネージャー。DSCN8156-1
あとは年末商戦を闘うのみ。

こちらも頑張ってほしい。

最後に昨日の「折々のことば」
もちろん朝日新聞。
鷲田清一さん編著。

冒険の現場というのは、
概ね退屈で、
冒険に行くだけでは
面白い文章が書けないことが多い
〈角幡唯介『探検家の憂鬱』から〉

「冒険の現場は、
人が思うほど劇的ではない。
苛酷をきわめる北極探検も、
『雪の上を歩いた。寒かった。
飯を食った。寝た。』の
22文字ですむ。
これが何十日も続くのが冒険で、
だから遭難でもしないかぎり
面白い話にはならない」
早稲田大学探検部出身の41歳、
探検家・ノンフィクション作家。

小売流通業の現場も全く同じだ。

鷲田さん。
「私たちの日常もきっとそう。
日々無事に、
過ごすだけでも大仕事なのに、
それをことばにすると
なんか凡庸になる」

ピーター・ドラッカー。
「イノベーションの必要性を
最も強調すべきは、
技術変化が劇的でない
事業においてである」

忙しい年末商戦も、
面白い文章になるといったものではない。

しかしそれだけでも大仕事なのだ。

〈結城義晴〉

2017年12月05日(火曜日)

CVShealthのエトナ買収とカゴメの「トマトから野菜へ」

月刊商人舎12月号責了の日。

今年も12冊の特集号をつくりました。
その最後の12冊目。

いい出来栄えです。

ご協力くださった皆さん、
本当にありがとうございました。

商人舎オフィスの裏の遊歩道。
落ち葉が美しい。
IMG_3658.JPG7

夕方、新横浜からのぞみ号に乗り込む。
相模川のところでもう日が暮れる。IMG_3661.JPG7

新大阪に到着して、
すぐにタクシーで堺へ。
アゴーラリージェンシー堺。
もうなじみのホテル。

23階の自室から堺港を見下ろす。IMG_3671.JPG7
このホテルに2泊。

頑張ります。

さて、商人舎流通SuperNews。
昨日の記事は、
CVSヘルスnews|
米国医療保険会社3番手のエトナを690億ドルで買収

CVSヘルスは、
全米トップのドラッグストアチェーン。
店名はCVSファーマシー。

2007年にCaremark RXと合併。
この会社はPharmacy Benefit Manager、
つまり「薬剤給付管理会社」だ。

そこで社名はCVSケアマークとなる。
さらに2014年には企業名を、
CVShealthに改称。
健康関連企業に変身を図る。

そのために2014年9月には、
たばことたばこ関連品を、
全店の全売場から撤去して、販売中止。

今回の医療保険会社Aetna(エトナ)買収は、
その延長線上の戦略である。

エトナは2016年度売上高631億ドル。
つまり6兆3100億円。

これでCVShealthは24兆円企業となって、
ウォルマートに次いで2番目に、
2000億ドルを突破した小売業となる。

それ以上に大事なのは、
CVShealthが一つの業態や産業を、
超越しようとしていることだ。

それはコストコに通じるし、
ファーストリテイリングにも共通する。

コストコは小売業であり、卸売業である。
ファーストリテイリングはSPA、
すなわち小売業であり、製造業である。
そして今また、柳井正さんは、
情報産業でもあろうとする。

つまり情報製造小売業。

そしてこれは食品産業でいえば、
ウェグマンズのGrocerantに通じるし、
EATALYの市場・食堂・学校にもつながる。

日経ビジネスオンライン。
「今日の名言」の今日12月5日編。
寺田直行カゴメ(株)社長。

「トマト」を
スローガンに残しては
過去を引きずり、
変化は難しい。

寺田さんが掲げているビジョンは、
「トマトの会社から、野菜の会社に」
img_main
〈カゴメ(株)ホームページより〉

カゴメ(株)の2016年12月期決算は、
年商2025億3400万円、
連結営業利益109億4600万円。
営業利益率5.4%の優良企業。

「『野菜の会社』とすれば、
事業領域は幅が出ますし、
トマトという『モノ』から、
健康という『コト』へと
事業もずらしやすい」

だから「健康寿命を延ばすといった
社会課題の解決にも
取り組みやすくなります」

カゴメはトマトの会社という印象が強い。
1年間の日本国内消費量の約3割のトマトを
様々な商品で市場に供給している。

それを「野菜の会社」へと変容させる。

すると「モノからコトへ」と、
事業が展開される。

これもCVShealthやコストコと同じだ。

ただし、カゴメはトマトで、
3割を占めるガリバー企業だ。

強みを持つ企業。

それがあるから、
コンセプトの発展・展開に、
大いに効果が出る。

産業や業態の枠を超える。
それがポストモダンの作法である。

最後に2月の商人舎標語。
[Message of February]
仕事の垣根を越えよう!

仕事の垣根を越えよう。
自分の仕事の枠組みを広げよう。
隣の仕事と結びつこう。

何のために?

顧客を喜ばせるために。
新しい価値を生み出すために。
他の追随を許さぬ事業を創造するために。

たとえばコストコホールセール。
小売業と卸売業の垣根を超えて、
圧倒的な低価格を実現させた。

たとえばユニクロ。
アパレル小売業が製造機能を獲得して、
SPAの新しい世界を切り拓いた。

そしてイータリー。
食品小売業と外食業を融合させて、
「食べる・買う・学ぶ」店を生み出した。

業界の慣習を乗り越えよう。
自分の壁を壊して新しい船に乗り込もう。
隣の世界と結びつこう。

何のために?

シュンペーターは読み切った。
イノベーションは、
「ニュー・コンビネーション」である。

それが新しい価値を生み出す。
模倣困難なビジネスを創造する。
そしてこの現象は地球上に広がり始めた。

〈結城義晴〉

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