結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年12月20日(火曜日)

ヤオコーとしまむらの「戦略的人材資源マネジメント」

12月も20日になったのに、
横浜では暖かい日が続く。

小春日和。

Daily商人舎に、
日本とアメリカのニュース。

Japan Newsは、
[11月百貨店]
既存店売上高▲2.4%
高島屋だけ1.1%増の不思議

この中で日本列島全部、
百貨店は前年比ダウン。
ところが高島屋だけ、
プラス1.1%。

11月に良ければ、
12月商戦は確実に、
高島屋のリードで動く。

食品2.8%プラス、雑貨4.9%プラス。
免税品は、プラス9.2%。

マークしておきたい。

World Newsは、
米国ホリデーシーズンの
小売業販促費・割引率と
返品処理システム

これは必読。

特に「返品処理システム」に関しては、
読んでおいてほしい。

さて今日は、
染谷剛史さん、来社。
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㈱リンク&モチベーション、
執行役カンパニー長。

リンク&モチベーションは、
人材採用・育成のコンサルティング会社。
東証一部上場企業だ。

染谷さんはその中で、
小売・流通・外食等のサービス事業に
特化した新規事業MEチームの長。

彼のビジョンと志に感銘を受けて、
12月6日に、商人舎と、
特別コラボセミナーを開催した。

セミナーの主題は、
「流通サービス業の
“戦略的人材資源マネジメント”を考える」

全国から有力企業の、
人事担当幹部、トップが、
参集して、中身のあるセミナーになった。

今日はその後の展開の話。

来年はまた、
一緒に仕事ができるだろう。

その染谷さんのお土産。
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いま、大ヒット中のチョコレート。
「Minimal」
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染谷さんの後輩の山下貴嗣さんが、
2年前に起業した店。

会社は㈱bace bace Inc.
山下さんはその代表取締役。

小さなチョコレート店舗だが、
東京の富ヶ谷本店のほか、
銀座と白銀高輪に支店がある。

素材や製法にこだわりをもつ、
「Bean to Bar」チョコレート。
豆(Bean)から板(Bar)にする工程全てに、
手間暇をかけて、
カルチャーとして製造する。

ニューヨーク・ブルックリンの、
「マスト・ブラザーズが始まり。
この「Bean to Bar」概念は、
現在、ヨーロッパにも伝わっているが、
日本の先駆けが「Minimal」

この商品は、クリスマスエディション。
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1枚1100円~1500円。
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板チョコだが、
カカオの味がしっかりあって、
種類ごとにアロマやフレーバー、
舌触りが異なる。

まるでワインを楽しむような、
特別のチョコレートだ。
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現在、すぐには買えないほど、
大ヒット中。

染谷さんの後輩だけに、
目の付け所が面白い。

さて『しまむらとヤオコー
小川孔輔さんの単行本があった。
小川さんは法政大学大学院の、
イノベーションマネジメント研究科教授。

この本は2011年の発行だった。

今日、この2社のニュースが、
日経新聞に載った。

ヤオコーの記事は、
来年度の連結決算予測。
これは投資家のための情報。
http://magazine.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2015/09/201509-cover2.png

2017年3月期連結売上高は、
3385億円を見込む。
これは前期比4%増。
税引き利益は94億円で、
これも4%増。

対して2018年3月期連結売上高は、
4000億円前後へと飛躍する。
2017年対比2割増。

その理由の第1は、来年4月の、
㈱エイヴイの完全子会社化。
同社は神奈川県を地盤にする、
ディスカウントスーパーマーケット。

ローコスト・ロープライスが、
唯一最大の戦略で、
ゆっくりと成長してきた。
2016年3月期売上高は、
483億円で、前期比10%増。

このエイヴイの売上げがそっくり、
ヤオコーの連結決算に乗ってくる。

第2に、ヤオコー自身でも、
6~7店の新規出店計画をもつ。
さらに一部店舗は改装する。

エイヴイの全発行済株式を、
約115億円で取得する。

エイヴイの側から、
売り込みがあったという話だが、
ヤオコーにとっては、
「いい買い物」だった。

対極的な体質の会社が、
グループに入る。

互いの社風は異なっても、
急ぐことはない。

ゆっくりとゆっくりと、
融合していけばいい。

その点は、
米国クローガーがお手本となる。

一方の、
しまむら。
こちらは例によって、
日経だけの事前情報で、
第3四半期までの決算。

2016年3~11月期の売上高は、
4300億円前後で、
前年同期比5%増の見込み。
連結営業利益は380億円前後で、
こちらは2割増。
過去最高益を更新。

記事に書かれているのは、
「気温の低下に伴い
冬物衣料の販売が伸びた。
ベビー用品も好調だった」

そのうえ、「値引き販売の抑制」
これで採算が維持された。

とりわけベビー用品の「バースデイ」が、
25.1%増と目立った。

月刊商人舎12月号
キッズ・ベビー特集の「逆説の力」

しまむらのバースデイも発揮している。

商品開発も奏功している。
「ウラモコ」は、
裏地に起毛をほどこしたスエットなど。
「裏地あったかパンツ」は、
発売3年目で販売が一巡したが、
ブルゾンやスカンツなど、
トレンドの商品が伸びた。

そんな地味な商品開発を展開しつつ、
在庫管理を徹底した。

商品数を前年比で2割程度絞った。
アイテムごとに割引率を設定。
値引きせずに販売する体制を整えた。

既存店売上高前年同月比は、
9月13.8%減、10月5.4%減と低迷、
その間、在庫管理が効果を出した。
そうすると11月の既存店は、
16.4%の増加を見た。

2017年2月期通期売上高は、
5751億円の見込み。
前期比5%増、
営業利益は462億円で、
16%増。

総合スーパーや百貨店の衣料品は、
相変わらず不振だが、
それを横目で見つつ、
好調を維持している。

ヤオコーとしまむら。
どちらも埼玉県小川町出身の企業。

食品と衣料品で、
4000億円と5000億円台の、
日本有数のチェーンストアとなってきた。

小川町は古くから、
起業家精神が盛んな土地として知られる。

しかし私は、両者ともに、
戦略的人材資源マネジメントに、
優れた企業だと評価している。

〈結城義晴〉

2016年12月19日(月曜日)

Check-out革命と「くり返しの中に客は何かを見つける」

Everybody! Good Monday!
[2016vol51]

今年も52週目。
あと2週間。

1月1日の週を第1週と数えると、
1年は53週になる。

だから今週は第52週。

その今週の水曜日の21日は、
1年で昼が一番短い冬至。

昨日のブログに書いたけれど、
冬至には柚子湯につかって、
かぼちゃを食す。

いいもんです。

そして金曜日の23日は、
天皇誕生日。

土曜の24日がクリスマスイブ、
日曜の25日がクリスマス。

つまり今週末は、
年末商戦第1ラウンド。

そのあたりは、Weekly商人舎、
月曜朝一2週間販促企画にて

先週に続いて、
今年の年末年始商戦のスケジュール表。
㈱紀文食品作。7574615577c459bf9d4b11051acdc344
さて今日の月曜日は、
師走も押し詰まってきた割には、
暖かい。

まさに小春日和。

昼の月の海を探すや日向ぼこ   
〈朝日俳壇より さいたま市・久保田恵子〉

(金子兜太選評)昼の月の面に、
うっすらと浮かぶ月の海。
映像面白し。

私は、日向ぼっこに魅力を感じる。

多言語の雑踏の中歳の市 
〈同 立川市・笹間茂〉

(長谷川櫂選評)さまざまな人々。
さまざまな言葉。
思えば、なごやかな風景。

石川啄木の短歌を思い浮かべる。
ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく

1年の終わりには、
ますますそんな気になる。

来し方の記憶の嘘や冬ぬくし   

〈同 さぬき市・鈴木幸江〉

暖かい冬です。

熱燗の冷めて議論の沸騰す   
〈同 川崎市・神村謙二〉

そんな議論も、
しなくなったなぁ。
ああ。

今日は、横浜商人舎オフィス。
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夕方、㈱寺岡精工の三木桂さん来社。
営業ポータルグループ部長。IMG_0207.JPG-6
右は松井康彦さん、
商人舎エグゼクティブプロデューサー。

それから横浜駅に移動して、
横浜ベイシェラトンホテルで、
西村馨さんと合流。
同社グローバルビジネスデベロップメント部門本部長(私の右)。IMG_0217.JPG-6

月刊商人舎2014年2月号特集は、
Check-out Service革命
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西村さんにも三木さんにも、
たいへんお世話になって、
特集は大好評だった。
(現在も販売中。年間購読していただければ、
いつでもネットで読めますし、そこからの印刷も可能です。
㈱商人舎)

「セミセルフ」のチェックスタンドは、
寺岡精工が開発して、
このレジは爆発的に普及した。

今年末で1000店に導入された。

日本発チェックアウトイノベーションは、
他業態、他業界、他国にも、
普及し始めている。

感慨深い。

さて、日経新聞巻頭コラム『春秋』

セブン-イレブンの名前の由来から入る。
朝7時から夜11時まで店を開けて、
「開いててよかった」

それが24時間へ。

ファストフードやファミレスも、
それに続いた。

しかし。

「外食業界で
24時間営業を

とりやめる動きが
相次いでいる」

理由①
アルバイトやパートタイマーなどの
働き手が集まらない。

理由②
社員やオーナーが
穴埋めに入るのにも
限界がある。

理由③
客も若者層が減り高齢者が増えたため、
深夜より朝から午前中にかけての方が
力を入れるべき時間帯になった。

そして感慨深げ。
「このまま24時間型の店が減り、
深夜の街から明かりが
消えていくのだろうか」

さまざまな声。
「暮らしが落ち着きを取り戻す。
長時間労働が減る。
夜道が暗くなり不安」

結論は、
「労働力不足時代ならではの
新サービスを企業は生み出せるか」

ファストフードは立地を選んで、
24時間営業店が残るだろう。

コンビニエンスストア、
特にセブン-イレブンは、
24時間がコンセプトそのものだから、
死に物狂いで、
まさに「死守」するだろう。

ニーズがあれば、
店は開ける。
そして人を集め、
採算をとる。

交番や警察署は、
24時間で活動している。
救急病院や消防署も、
24時間で動き続ける。

Marketingと捉えるか
Managementと見るか
それともMissionと考えるか。

それによって、
判断は反対にもなる。

それだけだ。

朝日新聞『折々のことば』
鷲田清一さん編著。

時間よりも、むしろ
何を何回やったかという
「回数」のほうが、
大事なんです。
(横尾忠則)

「ほぼ日刊イトイ新聞」の鼎談。
糸井重里、細野晴臣、そして横尾忠則。

イエローマジックオーケストラ発足の時、
横尾さんは細野さんに誘われて、
バンドメンバーに入る予定だった。

意外だが、事実。

そんなところから始まった三人の話。
横尾忠則がぼそぼそっとつぶやいた。

「恋人たちの逢瀬でも客商売でも、
1回の時間より、何度会えるか、
来てくれたかが大事」

商売では客数主義を意味する。

「人生もどれだけ時間が残っているかより、
回数券をどれだけもっているかが大事」

横尾の名言。
「くり返しの中に人は、
何かを見つける」

「お百度参りも千羽鶴も
南無阿弥陀仏も、
反復にこそ意味がある」

24時間営業も繰り返し。
チェックスタンドも反復。

「くり返しの中に客は、
何かを見つける」

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2016年12月18日(日曜日)

【日曜版・猫の目博物誌 その27】カボチャ

猫の目で見る博物誌――。
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猫の目は季節を見分ける。
そんな目で見る博物誌――。

今年の冬至は、
12月21日。

1年で一番昼間が短い日。

その冬至には、
カボチャを食べる。
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なぜか。

理由のひとつは、縁起担ぎの「運盛り」
「運盛り」は「ん」のつくものを食べると、
「運」がつくという、いわば駄洒落。

にんじん、ぎんなん、きんかん、
だいこん、れんこん、うどん、……
そしてなんきん。

この「南京」がカボチャのこと。

さらに「いろはにほへと」は、
「ん」で終わる。

「ん」には、
年賀状の言葉にも使われる、
「一陽来復」の意味が、
込められている。

「一陽来復」は、
冬が終わり春が来ること。
冬至から春分を経て、
夏至に向かう。

悪いことが続いた後で、
幸運に向かうこと。
陰の気がきわまって、
陽の気に変わること。

そんな深い意味もある。

理由のふたつは、
カボチャの栄養素。
ビタミンAやカロチンが豊富。
だから風邪に効く。
脳血管疾患の予防にもなる。
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カボチャは、
ウリ科カボチャ属。

学名はCucurbita。
もちろんラテン語で、
「ウリ」の意味。

それが転用された。

英語には、実は二つある。
①pumpkin(パンプキン)
②squash(スクウォッシュ)

パンプキンは果皮がオレンジ色。
ハロウィンなどに使われる。
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その他の種類はみなスクウォッシュ。

日本産のカボチャは、
kabocha squashと呼ばれる。

通説だが、「カボチャ」は、
ポルトガル語のCamboja(カンボジャ)。
これはカンボジアの国名。

日本の方言で、
「ぼうぶら」「ボーボラ」などという。
これもポルトガル語のabóbora(アボボラ)。
アボボラは「カボチャ」や「ウリ類」の意味。

天文年間(1532年~1555年)に、
ポルトガル人が、
カンボジアから持ち込んだ。

だからこんなネーミングとなった。

中国語では、南瓜(ナングァ;nánguā)、
それが日本で「南京」になった。

だから「唐茄子(とうなす)」ともいう。

カボチャは意外に、
多彩な名称を持つ。

原産は南北アメリカ大陸。
現在の主要生産地は、
中国、インド、ウクライナ、アフリカ。

葉は一枚ずつが大きくて、
ハート型。
斑模様がつくこともある。
花は黄色、または橙色で、
星形。
O
らいちゃんの家庭菜園日記より〉

日本では春に種をまき、
夏から秋に果実を収穫する。

野菜の中では、
とりわけて生命力が強い。

だから栽培法は簡単。
オーガニック栽培も簡単。
播種・植えつけ後は、
放置しておけばいい。

3種類が栽培されているが、
いずれも南北アメリカ大陸で、
栽培化されて世界に広まった。

①セイヨウカボチャ。
主に大型のカボチャで、
日本で多く採れる。
アンデス山脈の高地で栽培化された種。
「栗カボチャ」とも呼ばれて、
ほくほくとした食感。

②ニホンカボチャ
中米の熱帯地方で栽培化された種。
黒皮南瓜や鹿ケ谷南瓜などの、
いわゆる日本カボチャ。

③ペポカボチャ
北米南部の乾燥地帯で栽培化された種。
ドングリカボチャ、キンシウリなど。
ハロウィンのオレンジ色のものもペポ種。
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ズッキーニもペポカボチャの一種。

形や食味に風変わりなものが多い。
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栄養素はまず、
ビタミンAを豊富に含む。
カロチンも含有。

皮は硬い。
長い時間、低温で加熱すると、
柔らかくなり、甘味が増す。
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収穫後、約1カ月頃が、
糖化のピークとなる。

保存性に優れる。
数カ月、常温での貯蔵が可能。

だから夏や秋に収穫して、
冬至に食べることができる。
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ただしカボチャの季語は秋。

朝市にころがる南瓜選びをり
〈『春耕』より 小林螢二〉

撫でてやり叩きてもやり初南瓜
〈『濱』より 村越化石〉

丈夫で栄養価も高いカボチャ。
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冬至にかぎらず、
食べてやりましょうね。
元気で長生きするために。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

2016年12月17日(土曜日)

師走の考察「企業巨人化と起業減少時代」の将来

Daily商人舎、
公開中のニュースは、二つ。

ジャパン・ニュースは、
福岡シーホークの免税店競争。
サツドラとラオックス。

サツドラはサッポロドラッグストアー、
ラオックスはかつての家電量販店。

北海道から九州福岡まで、
出張ってきて免税店を展開する。

すごい。

社長は、富山浩樹君。

ラオックスは、
中国第1の小売業に買収された。
家電量販店チェーン蘇寧雲商。

こちらも、いまや免税店チェーン。

インバウンド消費は、
売れ筋商品の傾向が、
がらりと変わった。

だから百貨店の商材はもう、
「爆買い」されることはない。

しかしドラッグストアは、
いまだインバウンド購買業態。

Daily商人舎ワールドニュースは、
「米国2017最も働きたい職場」
Best Places to Work 2017。

Fortune「働き甲斐のある企業」とは違う。
インターネットサイトglassdoorの調査。

小売サービス業は、
7位にインナウトバーガー、
27位にHEB、
33位にトレーダー・ジョー、
34位にコストコ・ホールセール。

私の推薦する企業ばかり。
50位にはウェグマンズが滑り込んだ。

Daily商人舎もよろしく。

さて、日経オンライン経営者ブログ。
みなさん、自分の手で執筆していて、
文章はごつごつしているけれど、
率直で、真理を突いている。

とりわけ、鈴木幸一さん。
日本のインターネットの草分けでIIJ会長。
「企業が巨人化し、
起業が減少する時代」

「米国の実情を見ると、
最近の起業数は1970年代以来、
もっとも少なくなって、
起業数よりも多くの企業が、
廃業に追いやられている」

中小企業の起業が、
その国の経済の活力である。

どんな国でも、
中小企業が躍動していなければ、
将来の発展はない。

「IT分野でも、多くの創業者は、
株式公開するまで
企業を育てるのではなく、
さっさと創業した会社を
売却することが目標となっている」

アメリカの小売業界も、
同じ発想である。

古くはマーヴィンズ、
マーシャルズ。
トレーダー・ジョーがそれだし、
マリアーノスも最後はそうなった。

「いまや超巨大企業が君臨して、
創業者の夢も、その枠組みの中で
利益を得ることでしか
なくなってしまったのかもしれない」

英国エコノミスト誌10月24日号。
時価総額に見る世界のトップ10企業。
2006年と2016年の比較。

2006年.
1位エクソンモービル(エネルギー)
2位GE(製造業)
3位ガスプロム(エネルギー)
4位マイクロソフト(IT)
5位シティグループ(金融)
6位バンク・オブ・アメリカ(金融)
7位ロイヤル・ダッチ・シェル(エネルギー)
8位BP(エネルギー)
9位ペトロチャイナ(エネルギー)
10位HSBC(金融)

10年後の2016年。
1位アップル(IT)
2位アルファベット(IT)
3位マイクロソフト(IT)
4位バークシャー・ハザウェイ(金融)
5位エクソンモービル(エネルギー)
6位アマゾン・ドット・コム(IT)
7位フェイスブック(IT)
8位ジョンソン&ジョンソン(ヘルスケア)
9位GE(製造業)
10位チャイナテレコム(通信)

時価総額で比較する限り、
金融業とエネルギー産業が、
IT巨大企業にとってかわられた。

鈴木さんも指摘する。
「巨大企業がますます
巨大になっていく傾向は、
どの産業も変わらない」

米国上位100社のGDPシェア。
1994年は33%、
2013年には46%。

五大銀行の金融資産。
2000年が25%、
現在45%。

エコノミスト誌の分析。
「巨大企業がM&Aによって、
ますます巨人化することは、
競争を押し潰すものだ」

「巨人を緊張させ、
巨人の陰に隠れている企業に
チャンスを与えるために、
世界は健全な競争を必要とする」

同感。

だから巨大企業はいつも緊張し、
健全な競争に参画しなければならない。
自ら企業内起業家を多数、
排出しなければならない。

中小企業も、
自ら新しいイノベーションに、
挑戦しなければいけない。

あくまでも、自ら。

鈴木幸一さんの述懐。
「IIJを創業した頃は、
IT業界の巨人と言えば、
マイクロソフトくらいだった」

「インターネットは技術的に大変な割に、
どこで収益を上げるのかがよく見えない、
そんなことを言っていた彼らも、
3年もたつと、ウィンドウズ95を発売し、
インターネット分野でも
巨人の存在となってしまった」

つまり巨大企業のマイクロソフトも、
インターネット分野で企業内起業した。

「起業家の中には、
事業をマイクロソフトに売却し、
若いうちから富を得て、
優雅な生活を始めた知人も多い」

「巨大な数の顧客を確保し、
巨大なデータを集めるほど、
巨人として優位になる」

それがビッグデータ化に、
拍車をかける。

「起業家の関心が、
巨人に緊張感を与える技術をつくりあげ、
時間をかけて発展させることよりも、
売却に走るようになった」

鈴木さんは、やや、悲しそう。
「しかたのないことかもしれない」

そして自分のIIJの過去を振り返る。
「あらゆる可能性があったはずのIIJ」

「なによりもまず、
様々な挫折の
苦い記憶が浮かんでくる」

「師走は、物事を否応なく
振り返らされる季節のようだ」

苦い挫折の記憶。

そしてIT業界の若者たちは、
「世界の巨人を凝視しながら、
将来を考えるほかないのである」

しかし小売サービス業は
自分の顧客の世界をもつ。

たとえ世界の巨人と闘うとしても、
その自分の商圏内でのことだ。

ITの若者たちよりも、
その分、幸せだとも考えられるし、
逆に小ぢんまりしてしまうともいえる。

中小小売サービス業のなかに、
世界を見渡すほどの人間が、
出てきてほしいものだ。

師走はそんな将来のことも、
考えさえてくれる季節である。

〈結城義晴〉

2016年12月16日(金曜日)

イオンスタイル碑文谷ソフトオープンの「想像を超えた!!」

安倍vsプーチン首脳会談。

時代掛かっている。

安倍晋三首相が、
地元・山口県長門市を会談場所にすれば、
ウラジミール・プーチン大統領は、
2時間遅れてやってきた。

宮本武蔵と佐々木小次郎の、
巌流島の決闘のようだ。

1998年、当時の橋本龍太郎首相が、
ボリス・エリツィン大統領を招いたのは、
静岡県伊東市川奈。

この時、北方領土問題は、
「川奈提案」で一応の成果を見た。
すなわち、
四島の北側で国境線を画定し、
返還は別途協議する。

今回は「川奈提案」のような名称もつかず、
巌流島のごとく小次郎が負けるのか。

それでも、安倍晋三は、
昨日、今日とプーチンと会談し、
クリスマスの後でハワイを訪れ、
バラク・オバマ大統領とともに、
真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する。

この行動力は、
大いに評価しよう。

問題はそのあとの、
ドナルド・トランプと、
習近平なのだが。

さて、今朝は、
東京・碑文谷へ。

イオンスタイル碑文谷、
ソフトオープン。
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41年前の1975年、
ダイエー碑文谷店が誕生した。
その後、ずっとこの店は、
ダイエーの旗艦店、看板店となって、
様々なイベントや記者発表は、
いつも碑文谷で行われた。

私が㈱商業界に入社したのが、
1977年だから、
碑文谷店開店の後の記者会見などに、
何度、通ったか。

その店が、
イオンスタイルに生まれ変わった。
イオンスタイル碑文谷。
ただし、この年末は、
1階から4階までの4フロアの、
ソフトオープン。

この判断は、よろしい。

ソフトオープンでも、
私には、感慨ひとしお。

午前11時、オープン。
その前にマスコミを集めての内覧会。

9時半から、
7階会議室で記者会見。

大島学さんが
店づくりの意図と抱負を、
丁寧に説明。
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イオンリテール(株)専務執行役員で、
南関東カンパニー支社長。

2014年7月に、
私のコーディネートで、
イオンリテール米国視察研修が、
ダラス&ワシントンDCで行われた。

この第1回研修で、
大島さんは団長を務めた。

その成果がどんどん、
店づくりに現れている。
うれしいかぎりだ。

その後、夏秋の研修は、
今年まで続き、
来年も予定されている。

記者会見の後は、
2チームに分かれて、
店内ツアー。

私は、町野弘幸店長の説明を聞いた。
町野さんは、
この秋の第6回アメリカ視察のメンバー。

売場のスタッフに、
次々に声を掛けながら、
記者に対して堂々たる解説。
あっぱれ。
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私もカメラ片手に、
くまなく売場を見る。
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2つのチームがぶつからないよう、
誘導する広報スタッフ。
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店内ツアーが終わると、
再び、7階会議室に戻って、
質疑応答。

次々に投げかけられる質問に、
大島さんは即答。
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大島さんは、
二つのことを力説した。

第1は、碑文谷地区を、
戸別訪問して、
徹底的に顧客の声を聴いたこと。
そして徹底的にその要望に、
応えようとしたこと。

このオープンで、
チラシは一枚もまいていない。

その代わりに、
戸別訪問に、
そのチラシのコストを活用した。

すなわちこれは、
徹底的なマーケティングを意味する。

第2は、ダイエーの力量を、
大きく評価したこと。

例えば、この店の精肉部門は、
イオン全店最大の規模と品揃えだ。

それは「肉のダイエー」の力を、
最大限に生かしたからだ。

今年5月5日の閉店後、
各地に散らばっていたダイエー従業員が、
ほとんど戻ってきてくれた。

この店の成功によって、
イオンとダイエーの融合は、
完全なものになる。

もちろん碑文谷の顧客も、
それを大歓迎してくれる。

店づくりも意欲にあふれているが、
私はこのイオンスタイル碑文谷の、
店づくりの姿勢を評価した。

補足したのは大前一也さん。
南関東カンパニー東京事業部長。
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大前さんも2014年の研修参加者。

記者会見の後、11時開店に向けて、
報道陣は出入り口で待機する。
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11時ぴったりに開店。
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今年一番の冷え込みの朝、
オープンを待ちわびたお客たちが、
次々にやってきた。
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どんな店も、開店の瞬間はいい。
売場に人があふれていく。DSCN2918-1

2階では、
スタバとイオンのバルをつなげた。
これが実にいい。
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詳細は商人舎magazineで、
他誌を完全に圧倒する内容で、
報告したい。

乞う! ご期待。

岡崎双一イオンリテール社長とは、
売場を回りながら、
何度も遭遇し、
何度も話し合った。
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そして久木邦彦さん。
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執行役員副社長商品担当、
兼 キッズ商品企画本部長。
久木さんとも何度も遭遇し、
意見を言った。

大島さんもうれしそうだ。
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誰よりも満面の笑顔は、
町野店長。
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2014年から3年間、
アメリカ視察に引率した、
イオンリテールの幹部、ミドルは、
すでに200人を超える。

だから、売場では次々に、
参加したメンバーから挨拶され、
自分の売場づくりの意図を説明してもらう。

剱持彰さんは、
食品商品企画本部畜産企画部商品部長。
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大森修さんは、南関東カンパニー
H&BC商品部部長。
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前島宣子さんは、
イオンリテールH&BC商品企画、
ユニット開発本部リーダー。
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沢田泉さん(左)と板垣荘佐さん。
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沢田さんは、
イオンリテール住居余暇商品企画本部
ホームファニシング商品部長。
板垣さんは南関東カンパニーの
住居余暇H&BC商品部マネージャー。

そして、河井祐介さん。
イオンスタイル御嶽山前店長で、
現在はソーシングを担当。
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みんな、おめでとう。

私は多くのイオンピープルに語った。
「想像を超えた!」

いい出来映えだ。

もちろん、まだまだ、
問題点は多い。

その都度、意見を言ったり、
改善案を提示したりした。

それでも日本の総合スーパーの、
閉塞状況を突破する店舗である。

3月31日には、
5階から7階までのフロアが、
満を持してオープンして、
イオンスタイル碑文谷は完成する。

中内功さんも喜んでくれるだろう。
岡田卓也さんも注文をつけつつ、
それでも評価してくれるだろう。

イオンスタイル碑文谷、
おめでとう。
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初心忘るべからず。

碑文谷のお客様に、
本当に応えるのは、
これからだ。

〈結城義晴〉

2016年12月15日(木曜日)

マルト安島浩・英城さんとWeb会議&「戦略的な人手不足解消」

「泥酔の翌朝に於ける
しらじらしい悔恨は、
病んで舌をたれた犬のやうで、
魂の最も痛々しいところに
噛みついてくる」
〈萩原朔太郎 散文詩「宿命」より〉

「夜に於いての恥ずかしいこと、
醜態を極めたこと、
みさげはてたること、
野卑と愚劣との外の
何物でもないやうな記憶の再現は、
砒毒のやうな激烈さで
骨の髄まで紫色に変色する」

朔太郎の反省文は、
自分に向かって激烈な表現となる。

「ああ泥酔と悔恨と、
悔恨と泥酔と。
いかに悩ましき人生の
雨景を蹌踉することよ」

「蹌踉」は「そうろう」と読んで、
足もとが定まらず、
ふらふらとよろけるさま。

昨夜は一年に一度の泥酔。
朔太郎のように、
ああ。悔恨。

午後、
安島浩さんと英城さん来社。
私の悔恨の気分を、
お二人に完全に晴らしてもらった。DSCN9173.JPG-6
安島浩さんは、㈱マルト社長。
英城さんはその次男。
現在、三菱食品㈱勤務。

11月にめでたく結婚して、
来年2月25日に披露宴。

実に丁寧なことに、
二人そろって、その報告に、
やって来てくれた。

こころより、おめでとう。

福島県いわき市に、
厚いドミナントを築くマルト。

2011年の3・11のこと、
ライフラインとなった店のこと、
その後の余震のこと、
福島原発のこと、
人手不足のこと、
ベトナム人労働者のこと、
しみじみと語り合った。

「マルトは日本商業の誇りです」

ところが今朝の日経新聞一面トップ。
「英原発に1兆円支援」

日本の政府が、
英国の原子力発電所建設プロジェクトを、
資金支援する。

「総額1兆円規模になる公算が大きい」

「安倍晋三政権はインフラ輸出を
成長戦略の柱と位置づけている」

福島原発問題は、
何ら解決に向かっていない。

昨日も書いたが、
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」
その茶番劇が繰り返されている。

喉元過ぎれば熱さを忘れる。

朔太郎の悔恨のほうが、
よほど、まじめだ。

今日は夕方から、
月に一度の、
商人舎Web会議。
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内田憲一郎さん(右)は、
フェイスブック研究者で、
その内田さんの解析を、
みんなで聞いた。

猪股信吾さん(私の隣)は、
Webコンサルタントで、
いつも鋭い分析と、
秀逸な提案をしてくれる。

それから㈱プラージュの池内雅人さん。
システムエンジニア。

みんなの力で、
商人舎サイトは、
magazineも公式ホームページも、
日々、改革を進めます。

ありがたい。

会議は要点を押さえつつ、
素早く終わらせて、
忘年会へ。

岡野町の中華料理。
まず全員にフカひれ。
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そして四川料理が、
次から次へと、
速射砲のように供されて、
満腹。

しかし会議同様、
忘年会にしては、
素早く終了。
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私の悔恨のたまものです。

みんな、ありがとう。

さて日経新聞経済コラム『大機小機』
タイトルは、
「戦略的な人手不足解消を」

「個人消費をはじめ
内需が力強さを欠くなかで、
雇用指標の改善が続いている」

この10月の有効求人倍率は、
季節調整値で1.40倍。
25年2カ月ぶりの高水準。

完全失業率も3%の低水準。
完全失業者数は200万人を下回って、
21年8カ月ぶり。

「年末を前に
人手不足感が強まっている」

深刻なのは、
「介護などのサービス業や建設業」
有効求人倍率はパートを含む常用で、
3倍を大きく上回る。

一方、事務的職業の有効求人倍率は、
0.4倍程度で、人手は逆に余っている。

「人手不足だからといって
一律に労働力を
増やせばいいのではない」

「労働力不足が深刻な職種の人材を
増やす必要がある」

結論。
「真の労働力不足の解消には、
戦略的な人材育成が欠かせない」

これは月刊商人舎11月号そのもの。
[特集]
働き方改革×人材マネジメント
戦略的HRMしか
小売りサービス業を
救うものはない!!

もう一度、
熟読してください。

そこで再び、
11月号のMessage。

売上高は人材に比例する。

人手が足りない。
店が回らない。
猫の手も借りたい。

人が辞める。
人は集まらない。
派遣の手も借りねばならない。

しかし小手先の細工で、
人を募集しようとしても、
思うような成果はあがらない。

ここは安倍晋三に先駆けて、
「働き方改革」を進めねばなるまい。
人材マネジメントを確立せねばならない。

働きがいのある店に人は集まる。
良い職場に人は定着する。
最良の会社で人は育つ。

かつてのチェーンストアでは、
売上高は売場面積に比例した。
企業規模は店の数によって評価された。

しかし現在の小売りサービス業では、
売上高は人材に比例する。
企業価値は人材の数と質によって決まる。

だからこそ、急がば回れ。
一歩一歩、働き方を改革する。
その改革のスピードを上げていく。

それが企業存続の唯一絶対の条件となる。
いま、小売りサービス業を救うのは、
戦略的に人的資源をマネジメントすることだ。

未来を築く力を生み出すのは、
明日をつくるために今日、
何をなすべきかを決めることである。

〈結城義晴〉

2016年12月14日(水曜日)

USP研究所「天竹」の望年会とTDRの「権限と責任」

忘年会続きです。

酒も好し料理も美味し年忘
〈西川寿賀子〉

「年忘」は「としわすれ」で、
忘年会のこと。

私は、飲み疲れ。

しかし、考えてみると今年は、
風邪もひかず、病気もせず、
元気に一年を過ごすことができた。

ありがたや、ありがたや。

今日は午前中、
㈱成城石井の管理本部から、
三人の皆さんが、
商人舎オフィスにやってきてくれた。

といっても、成城石井本社から、
商人舎まで歩いて5分。

隣組なのです。

深澤祐三子さん、
千葉文雄さん、
石井香名さん。
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千葉さんは人事部部長、
深澤さんはCS推進課主任、
石井さんは採用教育課。

社長の原昭彦さんは、
コーネル・ジャパン奇跡の2期生。

現在、親会社がローソンになったけれど、
とてもいい経営状態で、
来年の創業90周年を迎える。

おめでたいときに、
100周年に向けて、
さらなる成長を期する。

夕方、東京・青山へ。IMG_0160.JPG-6

成城石井青山店。
IMG_0161.JPG-6

青山通りに面した小型店。
24時間営業で、
生鮮三品、惣菜までそろった、
スーパーマーケット。

入り口からワンウェイコントロールで、
突き当りに精肉の対面売場がある。

もちろん、成城石井自慢の、
プライベートブランドも満載。
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その青山通りを挟んだ向かい側に、
ヴィルマルシェ。
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こちらはイオンの小型実験店。
11月25日にオープン。
IMG_0156.JPG-6
オーガニックコーヒーが、
今年いっぱい100円で販売される。

こちらはアップスケールした、
エクスプレスストア。

なかなかによろしい。

ビオセボンの要素も盛り込んで、
オーガニック商品も、
PBのグリーンアイも満載。

イオンの「都市シフト」戦略の一環で、
アップスケールタイプとして、
意欲的な実験店だ。

その後、夕方には、
築地「天竹」
明治創業のフグの名店。
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USP研究所の「望年会」
USPは「ユニバーサル・シェル・プログラミング」の略。
流通関連の情報システムを、
Linuxを駆使して構築するIT企業。

當仲寛哲さんが主宰。
創業13年目を迎え、
スタッフは今年50名を超えて、
ポルトガルとカナダに、
関連会社を設立。

国際企業にならんとする。

その當仲さん、かつて、
6人の仲間と、この「天竹」で、
忘年会を開いた。

それがいまや、
130人が集まる、
全館借り切りの、
大「望年会」となった。
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私たちのテーブル。
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その後、二次会はいつもの、
銀座の森夢林。

大久保恒夫さんと、
カラオケ三昧。
㈱セブン&アイ・フードサービス社長。
IMG_2221-1
今年もいい年でした。

年忘乱に至らず終りけり
〈毎日新聞『余禄』から。大橋桜坡子〉

さて、丹羽宇一郎さん。
伊藤忠前会長。
日経オンラインの経営者ブログ。

「ニュースに事欠かない一年」

「このまま黙って新しい年を
迎えるには何ともスッキリしない」

底流に共通した根本問題がある。
それをズバリ、言い切る。
「権限と責任の問題です」

例えば第1に、
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」
茶番劇のような状態が続いている。
「原発を何が何でも推進したい
電力業界の『村民』と、
政府という『名主』の出来レース」

そしてひとこと。
「技術は
ウソをつきませんが、

技術者は人間ですから、
時として
ウソをつきます」

例えば第2に、
築地市場の豊洲移転問題。
「誰が、いつ、どこで、
どんな決定をしたのか」

「決定する権限を持った人間は
それだけの責任を負うもの」

丹羽さんは“TDR”という要素を使う。
透明性(Transparency)
情報公開(Disclosure)
説明責任(Responsibility)

TDRの3要素を満たしてはじめて、
ガバナンスが発揮される。

「権限と責任というものは
常に裏表の関係にあります」

「無責任に決められたことを
おざなりに放置してしまうことは、
日本人の最も悪い習慣という以上に
文化とさえ思われます」

年の瀬に、
新しい「年」を望みつつ、
TDRの「権限と責任」を思った。

〈結城義晴〉

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