結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年03月27日(木曜日)

セブン-イレブン・JR西日本「駅中コンビニ」と帯広「パンドラの箱」

商人舎オフィスの裏の遊歩道。
このあたりの一番桜。
20140327192144.jpg

これからソメイヨシノの季節。

今日は、グレート・アイランド倶楽部で、
第10回ドクターズ杯。

私は初めてのベストグロスだったが、
ハンディキャップが辛くて、5位。

優勝は伊藤園副社長の江島祥仁さん。
三度目のドクターを獲得。

おめでとうございます。

そのまま、松井康彦さんと、
商人舎オフィスに戻った。
商人舎エグゼクティブプロデュサー・アドパイン代表。
20140327192156.jpg
お疲れ様。

夕方、顧問税理士の宮田昇先生、来訪。
後藤周太郎税理士も同道。
20140327192205.jpg
㈱商人舎6回目の決算。

昨年度は、
月刊『商人舎』や商人舎magazineを発刊。
実に有意義な仕事であることを実感したが、
それらの経費も増加して、
残念ながら黒字にはならなかった。

みなさん、是非ともご協力ください。

新年度が始まっていますが、
よろしくお願いします。

宮田先生、後藤税理士、
そして山崎香織税理士、
ありがとうございました。

さて、日経新聞一面トップ記事。
「駅にコンビニ500店」

あらゆるメディアが報じた。
日経は西日本のコンビニ出店競争の視点。
近畿・北陸・中国の2月末の店舗数は、
ローソンが約3300店、
セブンが約3200店。

「セブンの国内『空白』地帯の解消」と、
日経は書く。

商人舎Magazineの、
Daily商人舎でも取り上げた。

ただし、商人舎独自の問題提起をした。
ご覧いただきたい。

さて、昨日の日経新聞総合欄。
『迫真号砲・流通再編2』
「パンドラの箱、帯広で開く」

北海道帯広市。
いちまるとダイイチ、
そして福原の3社。

代理戦争を描く。

まず、2002年、
福原が北海道最大のラルズと経営統合。
アークス方程式が打ち出された。

それに対して、いちまるは、
当時ラルズと提携関係にあった。
そこで2005年に解消。
ダイイチと共闘体制を採る。

しかしダイイチは昨年7月、
イトーヨーカ堂と資本業務提携。

さらにいちまる・ダイイチ・ヨーカ堂、
3社連携が持ちかけられた。

ところが、日経の記事によるといちまるは、
「容認できない要求を突きつけられる」。

そこでいちまるは、
「ダイイチとの決別を決意」。

今度は9月、
イオンから4割の出資を受ける。

一方、ダイイチも、
「2007年ごろにはイオンのグループ子会社と
経営統合する構想もあった」。
マックスバリュ北海道だ。

だが、ヨーカ堂は、
「イオンよりも独立性を重んじてくれる」。
それがダイイチ社長の鈴木達雄さんの判断。

「大手の代理戦争ともいえる競争が始まった」

最後はダイイチの鈴木さんの苦笑。
「私はパンドラの箱を開けてしまったな」

期せずして同じ昨日の日経新聞コラム。
『大機小機』は「M&Aの落とし穴」。

「M&A完了後も、気は抜けない」。
三つの鍵を指摘する。

①何を目的にM&Aをやるのか。
これを「戦略整合性」という。

②いくらで買収するのか。
「経済合理性」。

③どのような効果を出すのか。

「シナジーの実現性」。

北海道帯広の3社三すくみは、
M&Aの中の資本提携で、
この視点はイトーヨーカ堂やイオン、
アークスにこそ必要なものだが、
戦略整合性、経済合理性と、
シナジーの実現性は、
変わらないセオリー。

開けられたパンドラの箱。
今からでも遅くはない。

当事者全員が、
戦略整合性とシナジーの実現性は、
検証しておくべきだろう。

〈結城義晴〉

2014年03月26日(水曜日)

立教大学大学院学位授与式で一緒に修了! おめでとう・ありがとう。

昨日は立教大学の卒業式と、
大学院の学位授与式。
20140326132451.jpg

キャンパスはすっかり春。
20140326132504.jpg

私は11号館地下1階の控室へ。
20140326132533.jpg

ガウンを着せてもらう。
20140326132550.jpg

いかがでしょうか。
20140326132601.jpg

にっこり。
20140326132609.jpg

そして出発。
20140326132619.jpg

整列。
20140326132629.jpg

待機。
20140326132638.jpg

式場のタッカーホール。
20140326132647.jpg

式場の入り口。
20140326132657.jpg

聖歌隊が入って、
教授団の入場です。
20140326132709.jpg

一歩一歩、壇上へ。
20140326132719.jpg

いちばんうしろは、
チャプレンのみなさん。
20140326132730.jpg

そして登壇。
20140326132740.jpg

聖歌317番が流れる。
20140326132752.jpg

立教大学大学院4研究科の、
学位授与式が始まった。
20140326132803.jpg

宮﨑光チャプレンの聖書朗読。
「教える人は教えに、
勧める人は勧めに、
精を出しなさい。
施しをする人は惜しまず施し、
指導する人は熱心に指導し、
慈善を行う人は快く行いなさい」

(ローマの信徒への手紙第12章)

そして研究科ごとに、
代表に学位記授与。

その後、吉岡知哉総長の式辞。
600年の歴史をさかのぼって、
ユマニスト(humaniste)と識者の話。

おわりに立教大学のリベラル・アーツを語って、
吉岡さんは祝辞とした。

よかった。

祈祷、祝祷に続いて、
校歌斉唱。

最後に聖歌333に送られて、
降壇。
20140326132814.jpg

すぐに着替えて、
祭壇の前で、
結城ゼミ5期生3人と写真。
20140326132826.jpg
右から山﨑亮さん、
足立幸一さん、
倉内和博さん。

さらに清水満さん、入江泰之さんが、
加わってくれた。
20140326132836.jpg

その後、ひとり一人に学位記が授与され、
最後に第一食堂。
20140326132847.jpg

伝統のホール。
20140326132857.jpg

懇親。
20140326132905.jpg

結城ゼミ+1で写真。
20140326132928.jpg

今年修了の7人で、
結城ゼミOB・OGは、
30人になりました。
20140326132918.jpg
全員が優秀な成績で、
修士となりました。

結城義晴も一緒に、
修了しました。

すべての皆さんに、
心から感謝します。

さて、日経web刊。
丹羽宇一郎氏の経営者ブログ。
「トップの発言は撤回できない」

元伊藤忠商事社長・会長、
さらに初の民間出身中国大使。

「最近、それなりの地位にある方が発言し、
思いのほか騒動になったり、
反発があったりすると、すぐに撤回して
火消しに務めようとする動きが目立ちます」

しかし、
「組織のトップの発言は
最後の砦です。

決してキャンセルできないし、
もし舌禍事件となり
事態が予想を超えて悪化すれば、
トップは辞任するなりして
責任を取らねばならないのです。
トップの発言というのはそれだけ重い」

まったくもって、ごもっとも。

そのトップに就任した人ふたり。

イトーヨーカ堂の戸井和久さん。
現在、取締役兼常務執行役員。

月刊『商人舎』9月号で、
亀井淳社長とともに、
インタビューに応じていただいた。
20140326144626.jpg

5月15日付けで社長兼COOに就任。

戸井さんは食品の専門家。
2011年から衣料品事業部を統括し、
3年で立て直した。

手堅くて、しかも現場に強いトップが、
イトーヨーカ堂全体を蘇生させる。

59歳。

亀井淳さん(69歳)は顧問。
ご苦労様でした。
これからは、ゆっくりしてください。

会長兼CEOは変わらず、
鈴木敏文さん(81歳)。

一方、ローソンは、
玉塚元一COOが社長の座につく。

5月1日付け。

新浪剛史さんは、
代表取締役会長。

今回、玉塚さんの意思だと思うが、
CEO職、COO職を廃止。
社長の権限を強化するため。

ここはイトーヨーカ堂とは異なる。
つまりあちらはCEOの力が、
依然として強いということ。

玉塚さんは、
4年後の2018年2月期の数値目標を発表。
連結営業利益1000億円、
自己資本利益率20%。

昨2013年2月期は、
営業利益662億円、
自己資本比率15.2%だった。

日経新聞の記事では、
玉塚さんの見解が披露されている。
「小商圏における製造小売企業として
世界一になる」

そのためにM&Aに意欲を示す。
「シナジーや関連性のある企業など
様々チャンスがある」

この発言は、
実現可能性の高い数値目標と比べると、
大風呂敷の感が強いが、
丹羽さんの指摘することとは違う。

すぐに撤回することも、
その必要もないだろう。

社長として、
世界一の小商圏製造小売業を、
目指し続ければいいからだ。

しかしローソンの眼前の、
セブン-イレブンという高い高い壁。

これは慶應義塾體育會蹴球部が、
早稲田大学ラグビー蹴球部を破るのとは、
わけが違う。

慶応蹴球部とオールブラックスぐらいの差、
といったら言い過ぎか。

トップの発言としては、
それが成し遂げられなければ、
責任をとるくらいの心持ちだろうし、
そのことを玉塚さんは言いたいのだろう。

しかし、いずれにしても玉塚さんは、
ユマニストではなさそうだ。

教える人は教えに、
指導する人は指導に、
精を出そう。

社長は社長職に、
会長は会長職に、
精を出そう。

勧める人は勧めに、
売る人は売りに、
つくる人はつくりに、
精を出そう。

立教大学大学院修了生諸君、
心から、おめでとう。

〈結城義晴〉

 

2014年03月25日(火曜日)

5月並み陽気とユニバース三浦紘一「Customers,our Priority」

今日は日本列島、
5月中旬並みの陽気。

東京都心22.0度、横浜市22.1度、
前橋市23.2度、宇都宮市22.6度、
仙台市でも19.2度。

ソメイヨシノも一斉に開花。

私は昨日の夜、青森県八戸市から帰浜。

その昨日午後は、インタビュー。
お相手は㈱ユニバース社長の三浦紘一さん、
㈱アークス会長でもある。
20140324194349.jpg

2時間半の長丁場となった。
20140324194417.jpg
終始にこやかに、
そしてじっくり考えながら、
真摯に質問に答えていただいた。

内容は月刊『商人舎』4月10日号にて。
20140324194443.jpg
三浦紘一さんほど、
「商売に対してストイック」な経営者は、
日本中を探しても見当たらない。

それがユニバースという会社に貫かれている。

そのユニバースの考え方。
「Customers,our Priority」。

「Customers(「顧客」)」とは、
「繰り返し、ご来店してくださるお客様」。

「Priority」は最優先する対象。

だからユニバースは、
いつでもどこでも、
何かを決める時にも、
日常の行動や新たな行動を起こす時にも、
「Customers,our Priority」を基準にする。

「いつでもどこでも 顧客最優先」。

ホームページの企業理念の項にある。
「変わらなければいけないもの」と同時に
「変えてはいけないもの」がある。

「Customers,our Priority」の姿勢を貫く。
それが唯一、変えてはならないもの。

消費増税に対する考え方にも、
それは貫かれていて、
三浦紘一の真骨頂が表れていた。

実にいい話でした。

4月号、是非、手に取って、
ご覧ください。

三浦さんに、深謝。
20140324194613.jpg

Interviewが終わったら、
幹部の皆さんが見送ってくれた。
20140324194624.jpg
左から三浦建彦さん、取締役営業企画部長。
重田博さん、常務取締役。
井上浩一さん、取締役情報システム部長。

三浦建彦さんはコーネル・ジャパン実行の3期生。
おなじく3期生の長崎善人常務が、
今回の段取りを組んでくれた。
皆さん、ありがとうございました。

さて日経新聞経済欄。
「夏の成長『10%』の条件」

「17年ぶりの消費増税まで1週間」。
現場はいま、売価変更などで、
慌ただしいが、
記事は、4月以降の景気を見通し、
アベノミクスの次の課題を探る。

来年10月に消費税率が10%に上げられる予定。
今年末にその判断が迫られる。

しかし「すべては7~9月にかかっている」。
財務省幹部のつぶやき。

その7・8・9月期の国内総生産は、
11月に公表される。

民間調査機関による最新の予測。
この3カ月の実質成長率は、
年率で2.2%。

内閣官房では、
10%増税の判断基準の条件の一つとして、
「2~3%の実質成長率」達成を挙げる。

日本総合研究所湯元健治副理事長。
「増税後に株価が下がれば、
消費は大きく落ち込む恐れがある」。

今、期待がかかるのは、
国内設備投資と海外輸出振興。

しかし前者は昨年11月がピーク。
今、設備投資は盛り上がりに欠ける。

後者は「円安にもかかわらず伸びない」。

記事の結論。
「安倍首相はまずは
法人税改革に取り組むつもりだろう」。

これでは、日本の将来、
思いやられる。

小売りサービス業が、
いかに国内消費を盛り上げるか。

風が吹いたら桶屋が儲かる。
そんな気分ではいけない。

自分の店の需要を最大化する。
自分の商品の売上げを伸ばして、
顧客の生活を豊かに導く。

日経の記事には書かれていないが、
一人ひとりの商人の、
その一つひとつの仕事が、
日本の経済を支える。

国内総生産をつくり上げる。

三浦さんとユニバースの理念、
「Customers,our Priority」。
「いつでもどこでも 顧客最優先」。

これが貫かれたら、
法人税改革しか手だてがないという状況を
打ち破ることができるに違いない。

変わらなければいけないもの、
変えてはいけないもの。

この見極めがカギを握る。

首相や政治家、官僚や行政だけではなく、
商人たち一人ひとりが、
消費をつくるし、景気をつくる。

5月並みのポカポカ陽気の中で、
「Customers,our Priority」を思う。

〈結城義晴〉

2014年03月24日(月曜日)

青森・八戸の店巡り&美味いもの巡り、そして消費増税後の支出

Everybody! Good Monday!
[2014vol12]

2014年第13週。
3月最終週。

甲子園高校野球大会は1回戦が進み、
今週末からプロ野球開幕。

まさに「球春」。
いい季節です。
朝日新聞の巻頭コラム『天声人語』。
淀川にひとり相撲の触れ太鼓
朝日川柳欄の一句。

大相撲春場所と大阪市長選挙。
同じ日に始まり、昨日、同時に千秋楽。

相撲は鶴竜が優勝し、
三人目のモンゴル人横綱。
もう日本国は、モンゴル共和国と、
義兄弟の契りを結ばねばならない。

一方、橋下徹市長は再選なるも、
投票率史上最低で、
大阪都構想は進まず。

よくできた川柳。

私は昨日から青森。
3時間23分かけて、
夕方、新青森駅に到着。
20140324191253.jpg

時間があったので、駅近隣へ。
紅屋商事のCub Center視察。
20140324183513.jpg
日曜日の夕方で、
大繁盛。

それから㈱丸大サクラヰ薬局本部へ。
20140324183523.jpg

櫻井清社長と熱談。
20140324194706.jpg

社長室の窓の外には、
美しい八甲田山系が見えた。
20140324194656.jpg

それから櫻井さんの店ハッピー・ドラッグへ。
20140324193547.jpg
ヘルス&ビューティを中核に、
食品を強化し、
店長自らダイエットを成し遂げて、
それを提案するというドラッグストア。

さらにユニバース青柳店。
20140324193525.jpg
比較的に小型店。
このオーソドックスなフォーマットが、
しっかりと利益を出すことができれば、
ユニバースは出店スピードを、
急速に上げるに違いない。

夜は櫻井さんと積る話で盛り上がった。
20140324193645.jpg
右はチーフマネージャーの浅利真登君。

ドラッグストア産業のこと、
その経営のこと、
アメリカの情勢、
商業の哲学。

櫻井さんは、
業界を代表する勉強家。
だから話は弾んで楽しかった。

ありがたい。

明けて、今日は、
今年最高気温。

新幹線で八戸に移動。

そして㈱よこまち本部を訪問。
20140324193700.jpg
左から取締役管理部長の尾崎淳さん、
専務の横町浩明さん、
店舗運営部長の横町正俊さん、
商品部次長の松森広明さん。

本部に隣接する一番町店を視察。
20140324193718.jpg

案内してもらってから、
気づいたことを指摘。
20140324193732.jpg

そして昼食は、
八食センターへ。
八食市場寿司。
20140324193754.jpg

店内は100席ほどもあろうか。
週末ともなると、
大行列ができる人気の回転寿司店。
20140324193808.jpg

カウンターに座って、
大間のマグロを味わう。
赤身、中トロ、大トロの三点セット。
20140324193859.jpg

そのマグロ。
20140324193847.jpg
ぼたんエビやサバの三点セットなど
八戸漁港に水揚げされた旨い寿司を堪能。

その後、八食センターを視察。
20140324193918.jpg

漁港そばにあった専門店が集まった。
この和宏鮮魚店は特にいい。
20140324193950.jpg

店で買った魚介類を、
自分で調理して食べることのできる七輪村。
20140324193931.jpg
コンセプトは、
バルセロナのサン・ジョセップ市場と同じ。
観光客もバスを連ねてやってくる。

入口に飾られたB級グランプリのコーナー。
20140324194005.jpg
今でこそ全国的なB級グルメが話題だが、
発祥は八食センター。

八戸は観光地として、
さまざまな仕掛けをしている。

「観光資源」は日本国にとっても、
青森県や八戸市にとっても、
消費産業とともに最重要のファクターだ。

それを堪能させてもらって、
大いに満足。

最後に、横町浩明さん、
横町正俊さんと写真。
20140324194133.jpg
浩明さんはコーネル・ジャパン奇跡の二期生、
正俊さんは実行の三期生。

頑張ってほしい。
青森から八戸。
美味いもの尽くしの2日間。
心から感謝。

と、ここまで書いて、
次の展開は明日のブログへ。

さて、日経新聞一面の世論調査。
「支出、増税後も維持51%」の記事。
日経リサーチが全国の成人男女から、
有権者のいる1527世帯に電話調査。
回答率69.4%の1059件。

安倍内閣の支持率は59%。
「2月の前回調査から3ポイント上昇」。
「不支持率は29%で4ポイント低下」。

まずは安定政権だ。

消費増税後の家計の支出。
「変わらない」の回答が51%。

「減らす」は44%。

意外な反応。
7~8割は支出抑制派だと思っていた。

ただし世帯所得増加は、
「期待できる」が12%。
「期待できない」は83%。

所得は増えないが、
3%の増税では支出に対する思いは半々?

消費税率は来年10月に、
10%に再引き上げの予定。
「賛成」は29%。
前回調査より2ポイント低下。
「反対」は64%。
2ポイント上昇。

来年のさらなる2%の増税には、
反対が3分の2。

ただし昨日の日経新聞一面、
「社長100人アンケート」では、
「駆け込み需要や増税後の反動減による
年間売上高への影響」は、
『5%未満』と『なし』の回答が
合計で71.6%。

「影響は軽微との見方」。

さらに国内景気に関して、
「9月ごろまでに上向く」の回答が、
55.4%。

まあ社長100人といっても、
上場企業で小売りサービス業は以下。
田川博己(JTB)
山本良一(J・フロントリテイリング)
谷真(すかいらーく)
村田紀敏(セブン&アイ・ホールディングス)
木本茂(高島屋)
サラ・カサノバ(日本マクドナルド)
大谷和彦(ニュー・オータニ)
柳井正(ファーストリテイリング)
中山勇(ファミリーマート)
青井浩(丸井グループ)
大西洋(三越伊勢丹ホールディングス)
三木谷浩史(楽天)
新浪剛史(CEO・ローソン)

最後に原子力発電所のあり方。
「徐々に減らし最終的にはゼロ」が50%、
「徐々に減らしある程度は残す」が28%。
「新設も含め主要な電源として維持」は8%。

月刊『商人舎』3月号特集は、
3・11――3年目の正直。

今月の商人舎標語は、
「元気を出そう・元気を売ろう」

それに徹しよう。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年03月23日(日曜日)

ジジとはやぶさの旅[日曜版2014vol12]

ジジです。
20140323153354.jpg

春分の日がすぎて、
日曜日。
20140323153819.jpg
ユウキヨシハルのおとうさん、
出張です。

はやぶさの旅。
20140323153836.jpg

東京駅はファミリーで、
ごったがえす。
20140323153854.JPG

駅弁もよく、うれています。
20140323153914.jpg

東北新幹線の終点まで。
20140323153943.jpg

上野を超え、大宮。
20140323154112.jpg

関東平野は広いです。
20140323154130.jpg

はやぶさも、
はやい。
20140323154154.jpg

那須連峰。
20140323154215.jpg

イオンのモール。
20140323154230.jpg

窓のそとには、
日本の景色。
20140323154331.jpg

福島の街と吾妻連峰。
20140323154355.jpg

蔵王は見えなかった。
20140323154436.jpg

そしてつきました。
仙台。
20140323154503.jpg

仙台を過ぎたら、
北上川。
20140323154522.jpg

そして奥羽山系。
20140323162633.jpg

ボク、ねむくなった。
20140323154819.jpg

それから盛岡。
20140323154632.jpg

岩手山。
20140323154543.jpg

凄い山。
20140323154759.jpg

眠っていられません。
20140323154600.jpg

盛岡を過ぎたら、
雪景色。
20140323154840.jpg

二戸、八戸をこえて、
十和田。
20140323154858.jpg

そして新青森。
20140323154919.jpg
終点です。

よぐきたねし、あおもり。
20140323154959.jpg

ねぶた。
20140323155013.jpg

ながい長い旅。
20140323155029.jpg
でも、3時間23分。

おつかれさま。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年03月22日(土曜日)

立教大学・結城研究室撤収と西武所沢店と塩野七生の台所感覚

今日は午後から、東京・池袋。
立教大学。
20140322185433.jpg

研究室の片づけと撤去。
20140322185544.jpg
といっても、
このマキムホール5階の研究室には、
2年前に引っ越してきたので、
それほど散らかってはいない。

それに私は研究室には、
資料を置かない。
すべて横浜の商人舎オフィスに、
集中させている。
3時間ほどで、
撤収終り。

結城ゼミ2期生の山本知己さんが、
顔を出してくれた。
20140322185602.jpg
現在、博士課程後期を履修している。

片付け終って、
ほっと一息。
20140322185620.jpg
元通りになりました。
お世話になりました。
20140322185655.jpg

名札。
20140322185713.jpg
最後の「在室」。

メールボックス室。
20140322185735.jpg

ここにもお世話になりました。
20140322185754.jpg

ガラス張りのドアです。
20140322185813.jpg

5階ロビー。
20140322185842.jpg

そして1階のネームプレート。
20140322185912.jpg

お世話になりました。
20140322185948.jpg
ほんとうにありがとう。

2007年8月に㈱商業界を辞して、
2008年2月に㈱商人舎を創立し、
2009年4月に大学院特任教授に就任。

あっという間の5年間だったが、
結城ゼミ生はきっちり30人。

私の講義を履修してくれた院生は、
兼任講師の時代を含めて、
ざっと数えて250人くらい。

ありがとう。

すべての人々に、
心から感謝したい。

さて日経新聞に、
編集委員の田中陽さんが書く。
「女性が作るデパート 元気」

西武所沢店の実験。
「百貨店全館を
ほぼ女性だけの職場にして2年。
売上高は増え、
会議や残業の時間は激減した」

いいことづくめ。

当然のことだとも思うだが、
一般ビジネス社会から見れば異常。
田中さんは、単刀直入に、
山本まゆみ店長に聞く。

「女性はおしゃべりが好き。
時間を有効に使い、
無駄なことはしたくない。
やるべきことが理解できたら徹底する」

ワイガヤと即実行と徹底。

所沢店は来店客の8割が女性。
運営は女性だけ。

いわば女性社会。

「女同士、店頭では
顧客との商品選びの会話も弾み、
欲しい商品やサービスの勘所をつかめる。
同僚との何気ない会話も
売り場作りの話が多い」

男性主体ビジネスへの批判が続く。

「目指す売り場を実現するのに、
時間がかかった。
会議の連続で机上で考えた企画が多く、
肉付けのデータも必要」

男ども、良く聞け。

「顧客に向き合うより
机に向き合う仕事だ。
残業時間は増え、
資料は分厚くなるばかり」

「段取りにこだわり、いい提案でも
売り場に反映されるのは
約1カ月半後がザラだった。
今では2週間で売り場が変わる」
結果として売上げは
前年に比べ8%増えて、
現在も勢いがある。

同店の強みは、
顧客目線の店作り。

一方でそれを支えてきた、
雑談の延長線上ともいえる車座会議は、
これまでの意思決定の手順、命令系統とは
大きく異なる。

メアリー・フォレットの状況の法則。

フォレットも女性で、
アンリ・ファヨールの管理論を否定した。

それがピーター・ドラッカーや、
ヘンリー・ミンツバーグにつながった。

鈴木敏文セブン&アイ会長。
「変化の激しい世の中に対応するには
組織を思い切って変えることも必要だ」

山本まゆみ店長。
「売上高や業務効率で
いい数字を出し続けることが
いい組織だと思う」

考え方は、男性も女性も変わらない。
むしろ山本さんは男性的。
百貨店は都市部順調・地方不調。
毎年3%前後の売り上げ減。
しかし同店は2年連続のプラス成長。

藤本圭子セブン&アイ・プロジェクトリーダー。
「男性の仕事とされてきた職種でも
女性ができることがわかった」。

田中さんの結論。
「店や働き方は時代と共に変わっていく」

しかし私はもっと、
リアリティのある理由を感じる。

塩野七生著『再び男たちへ』。
文芸春秋社刊。
その第18章「女の反乱」。

「ちゃんと『男』をしてくれない男たちに対して
女たちが反乱を起こす」

「この反乱を鎮めるには方策は二つしかない」

「第一は男たちが一念発起して
姑息でない政治をすること」

「第二は、女の議会をつくってしまうこと」

西武所沢店は、第二の方策をとった。

第19章「台所感覚」。

「いかに有益な政策でも、
表面上はソンになりそうだったり、
または外見がぱっとしなかったりすると、
民衆(台所感覚)の賛同を得るのは、
至難のわざとなる――」

山本まゆみ店長や、
藤本圭子プロジェクトリーダーに、
会ったことはないが、
なんとなく塩野さんの風貌を思い浮かべる。

春は女性のシーズンだ。

〈結城義晴〉

2014年03月21日(金曜日)

春分の日に「セブン-イレブン不当労働行為認定」問題を考える

春分の日。
20140321183730.jpg
空は青く、
風は強く、
雲は白い。

木々の姿も、
はっきりとしてきた。
20140321183722.jpg
祝日法第2条の主旨。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」

ちょっとでいいから、
自然に親しみたい。
生物を慈しみたい。

それによって、
生きる活力を得たい。

今日から、
第86回選抜高校野球大会。

甲子園も国民に、
生きる活力をもたらしてくれる。

三連休、
商売や仕事に勤しむ人も、
仕事を休む人も、
活力を得てもらいたい。

商人舎MagazineのWeekly商人舎。
金曜日は、
売れ筋&リピート品目がわかる
ABCL®ランキング

IDを持っている人は、
是非、見ておいてください。

既述の仕方を変え、
写真も多用し始めました。

それから昨日のDaily商人舎。
ダラー・ゼネラルの増収増益と
「ライフサイクル・リモデリング」


1879年に、
フランク・ウールワースが、
ワンコインストアという新業態を発明した。
当初はバラエティストアといった。

サム・ウォルトンも、
バラエティストアのフランチャイズに加盟して、
商売の世界に入った。

その1945年は、
5セントと10セントの店だった。

ウォルトンズ・5&ダイム・ストア。
ダイムは10セント硬貨のこと。

それが現在は、
ダラーストアと呼ばれる。
1ドルストア。

5セントが1ドルまで、
20倍にレートが上がった。

しかし今、ダラーストアは元気がいい。
そのトップがDollar General。
1万1123店で、年商175億ドル。
1兆7500億円。

1店当たり1億5733億円。
1万平方フィートの小型店。

そのダラー・ゼネラルが、
生鮮食品まで取り扱い、
さらに小型の店を展開する。

店舗網の目がどんどん小さくなって、
いずれも生鮮まで扱う。

だから全米第2位のセーフウェイが、
業績を悪化させ、買収されてしまった。

チェーンストアの競争原理から、
解き明かさなくては、
アメリカを理解できない。

しかもそのチェーンストア原理は、
商業現代化の中で変質しつつある。

それをどう説明しきるか。

私は今日、
原稿を抱えつつ、
自宅で休養。

考えてみると、
1977年の4月に㈱商業界に入社してから、
原稿を抱えずに休暇を過ごしたことはない。

いつもいつも、
何らかの原稿書きが、
目の前にあった。

さて昨日のニュースだが、
「セブンイレブンの不当労働行為認定」
各紙が報じたが、以下は時事通信から要約。

岡山県労働委員会が、
セブン-イレブン・ジャパンが
コンビニ加盟店ユニオンとの
団体交渉を拒否したことを、
「不当労働行為と認定」。
交渉に応じよと命じた。

セブン-イレブンは、
この岡山県労働委員会に対して、
「フランチャイズシステムのビジネスモデルを
真っ向から否定するものと受け止め、
上級庁や司法の適正な判断を求めていく」。

同ユニオンの結成は2009年。
コンビニ加盟者の全国組織だが、
連合岡山傘下の労働組合。

一方、セブン-イレブンは、
「加盟店主は独立した事業者」として、
労働組合と認めていない。

だから団体交渉を拒否。

そこで同ユニオンが、
「不当労働行為の救済」を申し立てた。
2010年3月のこと。

裁定まで4年がかけられた。

しかしこんな場合、
労働委員会は大抵、
「不当労働行為」と認定する。

命令書には書かれている。
「事業者とはいえ独立性は希薄で、
労働組合法上の労働者に当たる」。

実に現代的な問題だ。

一方は、主張する。
セブン-イレブンのオーナーたちは、
オーナーという一事業者ではないのか。
なぜ、労働組合に加盟できるのか。
労働法が適用されるのか。
他方は反論する。
いや、その実態を見れば、
労働者以外の何者でもない。

昨日の日経ビジネス・オンライン。
【続報】ユニクロ・柳井正氏が語る
パート、アルバイト正社員化の真意


3月11日の入社式の講演を、
全文掲載。

それがいい。

この中で、
柳井さんは述懐する。

「一番大きな失敗は、
店長を主役にしたこと」

「販売員は機械じゃない」

「部下がおびえる経営者はいらない」

柳井さんは、
販売員こそが商売の主役だという。
コンビニで言えば、
店員のアルバイトやパートタイマー。

そして一番好きな言葉。
「店は客のためにあり
店員とともに栄え
店主とともに滅びる」

これは倉本長治先生の言葉。
柳井さんに第1回商人大賞が授賞された時、
私が贈った言葉。

セブン-イレブン加盟店オーナーで、
同時にコンビニ加盟店ユニオンの組合員。

労働委員会からは支持されたが、
自分たちは長治の言う「店主」ではないのか。

またセブン-イレブンは、
少なくとも労働問題に対して、
「不当労働行為」と断じられてしまった対応を、
真に考え直す必要がある。

商業現代化の典型パターンが、
ここに現れてきている。
そして議論は次の段階で深められる。
よい三連休を。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
サンフランシスコ&サクラメント視察研修会
2026年USA研修会
国内研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年8月
« 7月  
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.