結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年04月04日(水曜日)

日経新聞と結城義晴&商人舎の小売流通サービス業への「ポジ出し」

元NHKアナウンサーの住吉美紀さん。
昨年末、12月2日の二人のビッグショーに、
ゲスト出演してくれた。
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その住吉さんも、毎日ブロガー。
その名も「すみきちブログ」。

すみきちさんも、
ネコ好き。

みなさんも、このブログを覗いて、
良かったら、住吉さんを応援してあげてください。

その住吉さん、このところ大活躍。
忙しい。

月曜日から金曜日まで、
毎日生放送の仕事がある。
それも二つ。

午前中はTOKYO FM『Blue 0cean』
8:30~11:00

午後は、フジテレビ系『知りたがり!』
14:00~15:52

さらに、BS朝日『おスミつき』(木曜日 22:00~)
これはエンタテインメントの収録番組。

そして、サンデー毎日『すみきちのぶっちゃけ堂』
毎週火発売の連載対談。

昨年の二人のビッグショーは、
大久保恒夫さんと私のショー。
大久保さんはご存知、㈱セブン・フードシステムズ社長。

それに住吉さんが司会兼コーラスで参加してくれた。
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人柄がざっくばらんで、
頭の回転が速くて、
歌もうまい。

私、いっぺんでファンになってしまった。
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彼女も愛猫家で、
私のブログ『ジジの気分』のファン。

住吉美紀がこれだけ頑張っていると、
私も精一杯、頑張る気になる。

さて、今朝の4大新聞一面コラム。
二派に分かれた。

読売新聞の『編集手帳』と毎日新聞『余禄』が、
昨日の春の嵐を取り上げた。

朝日新聞『天声人語』と日経新聞『春秋』は、
新入社員がらみの内容。

朝日、日経の巻頭コラムがよい。
『春秋』は、「ポジ出し」という造語を紹介。
「非難やあら探しなどダメ出しが幅を利かせる議論はやめ、
皆でポジティブ、つまり前向きな改善策に知恵を絞り、
行動する方が大事との発想だ」

「若手の『ポジ出し』に、
前例がないからとダメ出しで応ずるのは論外」

ダメ出し派とポジ出し派。
先輩のあなたはどっち派?

私はいつも、ずっと、
「ポジ出し派」。

㈱商業界の編集長や社長のときも、
立教大学院教授の今も、
少年ソフトボールチーム竹の子監督だったときも。

「ほめるとは人の価値を発見すること」。
そのとおり。

ピーター・ドラッカーの「マネジメント」を、
本当に絞り込んで一言でいえば、
「人の強みを発揮させて成果を上げること」

「ポジ出し」にはその姿勢があふれている。

一方の『天声人語』。
こちらは若者の酒を話題にする。
ウィンストン・チャーチルの言葉。
戦前戦後のイギリス首相。
「アルコールが私から取り出したものより、
私がアルコールから取り出したものの方が多い」

私もこの口。

コラムは「『浅酌(せんしゃく)』というゆかしい言葉」を引く。
「静かにほどよく酒をのむこと」

「百薬の長か、それとも災いと病の種か。
洋の東西を問わず、つまりは人次第となる」

結論はつまらないが、
チャーチルの言葉と「浅酌」は覚えておきたい。

4大新聞の巻頭コラム。
それぞれに毎日、特徴を出して書かれる。

しかし経済欄や小売流通・サービス業に関しては、
日経新聞が断然強い。

今日も、一面に、
「セブン&アイ、小売り初3000億円
今期営業益 イオンも最高を更新」

『企業総合』欄には、
「ユニクロ、3月5.1%増収
国内既存店、震災の反動で」

そして『マーケット総合』欄の「まちかど」では、
「牛丼戦争に新興勢力」の記事。

これは三光マーケティングフーズの記事。
「昨年6月から首都圏を中心に牛丼店『東京チカラめし』を展開」

この店の看板メニューは、「客が来店してから作る『焼き牛丼』」
「2012年6月期の単独経常益は2桁増益を見込む」

ゼンショー、松屋フーズ、吉野家の御三家に、
新興勢力として割って入る。

記事は「業界にとってさらなる消耗戦につながるのか」と結ぶが、
私は、業界の活性化につながり、
マーケットは拡大すると観る。

さらに『クローズアップ』では、
「流通系クレジットカード 高いポイント還元・割引率」の記事。
セブン&アイ・ホールディングスの「セブンカード」は、
店舗で買い物する際に1.5%のポイントが付く。
さらにイトーヨーカ堂では毎月8日、18日、28日が5%割引。

イオングループの「イオンカードセレクト」は年会費無料。
ポイント付与率は通常0.5%。
毎月5日と15日、25日は、
ポイント2倍。
毎月20日と30日は5%割引。
65歳以上は毎月15日も5%割引。

高島屋の「タカシマヤカード」は、8%が付く。

三越伊勢丹ホールディングス、
「三越 M カード」と「伊勢丹アイカード」は、
「年間利用額が20万円以上で翌年から7%、
100万円以上で10%」。

この記事、一般消費者に、
小売業系カードをお勧めする趣向になっている。

日経新聞が小売流通・サービス業を、
重視している姿勢は今日の紙面を追うだけでもよくわかる。

これはすなわち、
日経の小売流通・サービス業への「ポジ出し」なのだと思う。

私自身と商人舎はこの産業に対して、
日経とは違った「ポジ出し」をするつもりだが、
それは「士農工商」のかつての序列を、
翻すものというスタンスを貫くつもりだ。

<結城義晴>

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