結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2007年12月11日(火曜日)

国際チェーンストア協会日本事務局長・西村哲が甦った夜

12月10日、東京・虎の門パストラル。
「アーマ・ジャパン会」の忘年会が開かれた。
アーマ会1

アーマ・ジャパンは故西村哲さんが代表取締役だった会社。

アーマ・ジャパンはCIES(国際チェーンストア協会)日本事務局を担い、
西村さんは、その事務局長として活躍された。
コーネル大学のセミナーや通信教育も貴重な事業として、展開された。

西村さんが、3年前の11月6日、急逝されて、3年が経過する。

この夜は、西村さんに薫陶を受けた人々、
コーネル大学の卒業生等30数名が集まっての忘年会。

ニッコーレン(株)社長の本間健伍さんが、
すべてを仕切ってくださった。
心より、感謝。

ご挨拶は、日本生活協同組合連合会会長・山下俊史さん。やました日生協会長1
「最近、何かと露出しておりますが、
胸を張ってお話しさせていただいております」
山下さんは、この夏、会長にご就任されたばかり。
とたんにミートホープ問題が飛び出した。
キチンと対応された姿勢は、見事。

『生協法』が50数年ぶりに改正された。
生協のかじ取りは、極めて、重要な仕事。
よろしく頼みます。
山下会長山下さんと牧田きみよさん。
その後、全員が一言、挨拶。

この感じは、西村琉。

ずっとアーマ・ジャパンで、
西村さんのサポートをしていた牧田きみよさんも、
わざわざ富山から来てくださった。

元ダイヤモンド・フリードマン社長の岩崎幸久さんも、
顔を見せてくださった。

【結城義晴の述懐】
私は、30年前、(株)商業界に新卒として入社し、
『販売革新』編集部に配属された。
私の入社後の9月、西村さんは、
『チェーンストアエイジ』編集長というポジションを投げ打って、
アメリカのコーネル大学に留学された。
それだけでも凄いと、私は思った。

同時に西村さんは『販売革新』の特派員となって、
頻繁にアメリカレポートを送ってくださった。
特派員・西村哲との窓口になったのが、新米記者の私だった。

毎月の原稿のやり取りや、
特派員手当の手配を、
私は担当した。

入社2年目に、全米チェーンストアの取材に回った時には、
ニューヨークで西村さんのお世話になった。

その後、私たちの交流は、
流通に関するジャーナリストという関係以上に深まった。

私が(株)商業界の経営陣に入り、
現場の第一線を退いたときにも、
お祝いをしてくれた。
そのときにも、あの、人懐っこい笑顔で、
励ましてくれた。
「まあ、まあ、飲もっ」

今、私は、西村さんの仕事の一部を、
引き継ごうとしている。
コーネル大学関係の事業である。

不思議なご縁を感じざるを得ない。

あの世で、西村さんが、言っている。
「結城さん、あなたなら、立派にやれる」
「まあ、まあ、飲もっ」

合掌。

中締めは、第1期生、イトーヨーカ堂の松下伸吾さん。
三本締め、決まった。
松下さん

最後の最後に、全員で記念写真。
アーマ会2全員で、ポーズ。
アーマ3元気がないので、Vサイン。
アーマ4まだまだ、親指立てて、ポーズ。

アーマ5まだまだ元気が足りない。
拳骨でポーズ。
誰だ! パー出してるのは?
岩崎さんでした。

皆様、ありがとうございました。

西村さん、ありがとうございました。

<結城義晴>

2007年12月10日(月曜日)

12月商戦の「劇激変」と<正義の変革>

Everybody Good Monday!

2007年12月第2週です。
いよいよ、楽しい時が迫ってまいりました。
年末商戦です。
ニューヨーク20071117ニューヨーク・ロックフェラーセンター。
というより、全世界的・全国的に、
クリスマス商戦に向けてまっしぐら。
これがいいのです。現在は。

そして、12月25日まで突っ走り、
12月26日は、ガラリ一変させる。
えっ? 別世界っ?
とお客様に、驚いていただくくらい激変させる。
売場を、店を、商品を、人を。
そして、日本的な年末年始へなだれ込む。

それが、今年の年末商戦です。

ほかのどの店よりも、激しい「激変」です。
劇的な激変です。
「劇激変」です。

それにはクリスマスまで、クリスマス一色で染める。

もちろん、年末年始の暮らしに対する布石は打って、
周到にお客様にはお知らせしておきます。

そして、「劇激変」させる。
売場を、店を、商品を、人を。

楽しいでしょ?

もう、楽しさが極まって、
25日の夜には、みんな、
家には帰りたくなくなってしまう。
高校の文化祭の前夜祭の気分。

いかがでしょう。
HEB2007-11-15その2
どうやって、お客様をびっくりさせるか。
家族や恋人にも、協力してもらいましょう。
乗りに乗って、劇激変に参加する。
周りを巻き込んで劇激変を高揚させる。
1年に一度くらいは、
こんなことも許される。

1年に一度くらい、
このお店はこんなことをやっている。
お客様に、そう感じてもらう。
その熱意や、意気込みが大切なのです。

こんな生き方をしている人が集まっているお店なんだ。
こんな人生観をあのお店の人たちは持っているんだ。

それを伝えることです。

人生を楽しんでいることを、伝える。

それが商売です。
それが仕事です。

商業とは、それを伝えることができる機能なのです。

さて、お知らせ。

2008年に入って、
私が最初の講演をするのは、
新春特別セミナー&賀詞交換会
「基調講演」です。
商人ねっと・日本経営コンサルタント株式会社が主催します。

毎年、私は、その年の最初の講演には、
その年のテーマを込めて、
いつも以上の力を入れます。

昨年までは、商業界ゼミナールの基調講演を担当していました。
だからそれに全力を挙げていました。
今年はそれがありませんので、
この「新春特別セミナー」の「基調講演」を、
それに代えようと考えました。

実は、来年の76回の商業界ゼミナールでも、
私は同じようなテーマを提案していました。

「自ら、変われ!」

いま、アメリカで、
「バリュー・イノベーション」
という言葉が使われています。

私の意図する「自ら、変わる」ことは、
このバリュー・イノベーション<価値ある変革>と同義です。

では「価値」と何か。
価値とは、「社会正義が求める良きもの」です。

したがって、<バリュー・イノベーション>は、
「正義の変革」と翻訳することができます。

時代逆行の変革もあります。

それでは意味がありません。
害毒をまき散らすようなものです。

ここで「メッセージ」。

自ら、変われ!

「正きによりて滅ぶる店あらば、
滅びてもよし。
断じて滅びず」<新保民八>

現実を顧みると、
正しくないものは即座に、
滅びる。
しかし、正しさを唱えるものが、
滅びてしまうことも、
大いにある。

なぜか。
正しくあることを目指しているのに、
なぜ、
滅びるのか。

それは、
イノベーションがないからである。

イノベーションとは、
不断の自己革新である。
「店が客のためにある」ことに向けた、
絶え間ない現状否定である。

「滅びてもよし。断じて滅びず」
商人の心意気のように聞こえる。

だが私は「滅びてもよし」と
「断じて滅びず」の間に、
「自ら、変われ」
という強い意志が、
横たわっていると考える。

商人の歩む道は、
「正義」を貫き、
「革新」を続けるところから、
拓かれるのである。

1月16日、「新春特別セミナー」
そして「基調講演」、
ご期待ください。
ご参加ください。

<結城義晴>

2007年12月09日(日曜日)

ジジと表彰状[日曜版]

紙が来ました。
イワサキさんというコーチの人が、
届けてくれました。

ユウキヨシハルさん、
喜んでいるみたいです。

家族の人は、
そうでもないらしいけれど。
表彰状1
ユウキヨシハルさん、
少年ソフトボールの監督、
していました。

ずいぶん、熱心だったらしい。

あるとき、
横浜市の大会で、
港北区の代表チームを率いて、
優勝しました。

ボクが生まれるずっとまえ。

それで、この前、
「表彰状」、
もらったんです。

でも「表彰状」には、
表彰状2
味がない。
臭いも、あまりしない。
食べられない。

表彰状3
だから、
ボクには関心、
ない。

ユウキヨシハルさん、
優勝トロフィーというのも、
出してきた。
トロフィー

トロフィー2
これも、味はない。
かび臭い。
食べられない。

表彰状4
ボクが好きなのは、
これです。
「シーバ」。
今日は、かつお&たい味。

表彰状5
それから、
お水。
ろ過水。

おいしい。

表彰状6
「ヒョウショウジョウ」
テーブルの上においてある。

ボクの定位置。
丸いテーブルの、
窓側のイスのところ。

ユウキヨシハルさん、
ボクには、一緒に、
喜んでもらいたいみたい。

表彰状7
今日は暖かい日曜日。
おなかもいっぱいだし。

ボク、定位置、
好きです。

なんというか、
安心する。
表彰状8

ボクは、
シンプルライフ。

それが、
いいんです。

ときどき、
ユウキヨシハルさんと、
一緒に、
喜んで、
生きていこうと、
思います。
<『ジジの気分』(未刊)より>

2007年12月08日(土曜日)

サミット店長連絡会と学習院マネジメントスクールで講演・講義

師も走る師走。
結城も走った。
12月第1週金曜日、7日。

朝から東京・西永福。
スーパーマーケット・サミット(株)本部。
店長連絡会で講演。
サミット講演1
全店長参集の上、商品部・本部スタッフがほぼ全員。
大会議室だけでは足りず、
隣の中会議室に大型ビデオスクリーンが用意され、
そこでも私の話を聞いてくれた。
総勢200数十人とか。
サミット講演3
田尻一社長も、朝6時の新幹線で大阪から帰社。
ビデオスクリーン組の中に入って聴講。
このあたりサミット流、田尻型。

さて私の掲げたテーマは、
「今、劇的な競争環境変革が起こっている!」
サミット講演2
2010年に向かって、不思議な感じのする変革が進んでいる。
最初はローマのユリウス・カエサルが決めた西洋の暦。
その人間自身が決めた12カ月、1年、10年、100年、1000年。
20回の100年と、10年。
ただそれだけのことなのに、
2010年に向けて、ざわざわとした感じがある。
私には、それが感じ取れる。

そんな産業構造や競争環境の変化を、
現象の列挙によって明らかにするのではなく、
本質的な問題を整理するというアプローチ法で解説。
いつものやり方。

ご理解いただけただろうか。

もちろん店長をはじめとする、
現場の人々のモティベーションアップも、
狙いとした。

ご清聴を、感謝したい。

今後、私の講演ビデオは、
各店舗で、この日に聞けなかった人々に見てもらえるらしい。

担当の人事部マネジャー藤谷佳且さんには、特に感謝。

講演の後、田尻さん、藤谷さんと、近くの寿司屋で昼食。
私の話の中にあった「商人の本籍地と現住所」には同感してくれた。
田尻一
今、田尻さんの関心はマーチャンダイジングにある。
その考え方の現場への定着を課題にしている。
最近リニューアルした町田店に体現されている。
私も早速、見に行きます。

田尻一さん、トップマネジメントとして、
堂々としてきた。
その考え方、話しぶり、振る舞い、
すべてにわたって、期待超越。
私も、我がことのように嬉しい。

後で藤谷さんのメールで知ったが、
「大変な反響」だったとか。
ありがとうございます。

そのままタクシーに飛び乗って、
環八、第三京浜を走り、新横浜へ。

日本チェーンドラッグストア協会事務総長・宗像守さんと面談。

いつも熱くなる。
今日も、熱くなった。

世の中を変革させることに挑戦する同志。

宗像さんは、この日本の薬事法改正にあたって、
業界、行政、立法を含めた全体のキーマン。

登録販売者制度への準備は
着々と整っている。
テキストには専門用語に丁寧にルビが振ってある。
試験問題も出来上がっている。
抽象化の力のつぎに、具現化の力が発揮された結果。
素晴らしい。

そのあと、目白へ。
夜の学習院大学目白キャンパス。
西5号館3階301号教室。
学習院1
学習院マネジメント・スクールで講義。

『田島義博記念・DSCM基礎コース』
学習院2

テーマは「グローカル時代の流通業の課題と対策」

製造業・卸売業・小売業の若くて、意欲的な人財が、
秋から冬にかけて、毎週金曜日の夜、11回にわたって勉強、研究する。

その、第10回目。
皆、仕事が終わってから、駆け付けてきての勉強。
それでも熱心。
私も、張り切って、脱線も多かったが、
2時間15分ほど、語りまくった。

実は、私、無性に嬉しかったのです。

若い人たちに、
自分が体験してきたこと、
考えていること、
こうなって欲しいと思うこと、
それを伝えること。

学習院3
講義が終わってから、アサヒスーパードライで乾杯。
一人ひとり、全員が、感想や質問を語ってくれた。
私は、できる限り丁寧に、正直に、答えた。
これも、無性に、嬉しかった。
不思議です。

ありがとう。

家に帰って、気がついたら、
一日中、立ちっぱなしで、
講義したり、ディスカッションしたり。
腰が痛かった。

師は走るではなく、
結城、立ちっぱなしの一席。

お後がよろしいようで。

<結城義晴>

2007年12月07日(金曜日)

ヤオコー川野幸夫会長の「全員参加経営」と『ブルーオーシャン戦略』

12月6日。東京。
トヨタ自動車池袋ビル14階スターライトラウンジ。
恒例のムラカミ研究室年次大会。

村上忍さんは日本のレイバースケジューリング啓蒙と指導の第一人者。

私は、村上さんの実質的な処女作『レイバースケジューリング原理』を、
担当させていただいた。
私の商業界時代の重要な仕事のひとつであったと思う。

村上さんは次に『チェーンオペレーションバイブル』を、
続編として書かれた。
この時も『食品商業』誌上での連載が、単行本につながった。

さてこの年末恒例の同志・同窓懇親・交流の集いには、
60人くらいの人々が集まった。

冒頭の村上さんのご挨拶は、
チェーンオペレーションに対する見識を、見事に表明していた。
アメリカのスーパーマーケットには、
それぞれ独自のチェーンオペレーションがある。
セーフウェイ、ボンズ、パブリックス、アルバートソン、
そしてHEバット。

それらを村上さんとそのグループは、
徹底したフィールドワークで、究明してきた。

この功績は多大である。

日本のチェーンストアに、
独自のオペレーションシステムの確立が望まれている。

私もまったく同感。

チェーンオペレーションの特長が、企業の特長である。
チェーンオペレーションの差異性が、企業の差異性を表す。

さて冒頭のご挨拶は、ヤオコー会長の川野幸夫さん。

川野さん、このたびの株主総会で、
社長の座を譲り、会長にご就任。
「これまでは、男性をマネジメントして来ましたが、
これからはパートナーさんをはじめとする女性とお付き合いする」
うらやましい。

「競争は激しくなるばかり。
世の中の変化も著しい。
そこで変化に対応する。
変化対応こそが、競争対策となる」

このロジック、見事。
これにもまったく同感。

「私たちは、ライフスタイルアソートメントを、
標榜してきた。
しかし優しくいえば、
それはおいしいものをたくさんつくって、
売るということ」

ライフスタイルアソートメントが、
きわめて分かりやすくなってきた。

「変えてはいけないものがある。
企業の精神や理念。
変わるものがある
商品構成や売場づくりなどなど」

「私たちは、第1に全員参加の商売をしようと考えている。
そして第2に、『ブルーオーシャン戦略』で商売する。
出来るだけ、競争しない、という戦略だ」

この『ブルーオーシャン戦略』――
大海原には青い海が広がっている。
そのブルーオーシャンに乗り出せば、
誰も競争相手はいない。
そんなブルーオーシャンを目指す戦略。

今後のヤオコーの鍵を握るものとなりそう。

いい会だった。
ムラカミ研究室2川野幸夫さん(中)、村上篤三郎さん(右)
多くの人と、話をした。

終会後、池袋で、たいらや社長の村上篤三郎さんと一献。

こちらの村上さんは、今年5月の私のアメリカ視察セミナーの団長さん。

いつもお世話になりっぱなし。

エコスのグループの重鎮。
北関東のあの激しい競争の中で、
川野さんのブルーオーシャン戦略につながる作戦を実施。

詳しくは、言えないが、それが功を奏して、好調。

村上さんのキャリア、ご経験とお人柄が、それを可能にしている。

たいらやも全員参加の経営である。

「全員参加」と『ブルーオーシャン戦略』。
この夜の収穫。

川野さんと、お二人の村上さんに感謝。

<結城義晴>

2007年12月06日(木曜日)

2008スーパーマーケットとレードショーと「抽象化能力・具現化能力」

富士朝の新宿から富士山が見えた。
富士2新宿中央公園は紅葉真っ盛り。

抽象化の能力と、
具現化の能力。

私たちが仕事をしたり、
生活したり、
趣味を楽しんだり、
さまざまな行動、活動をするとき、
必要なもの。

進歩する。
進化する。

それは、抽象化の能力と
具現化の能力の、
相互往来によって、
もたらされる。

マイケル・ポランニーのいう「暗黙知と形式知」にも、
この抽象化と具現化の力は作用する。

「知」そのものが、抽象化によって、もたらされる。
その抽象化されたものが記号化されると、形式知になる。

形式知を使って、具現化の能力が発揮され、
「暗黙知」が生まれる。

セブン&アイホールディングス名誉会長・伊藤雅俊さん、
アークス社長・横山清さんと、
会っていて、
そんなことを考えた。

横山さんとは、30時間ほど、同じ場所に居た。

昨12月5日は東京新宿のハイアットリージェンシー東京で、1日中、
日本セルフ・サービス協会の目白押しの会合。

午前中は、同協会正副会長会議。私も同席。
昼からは、2008スーパーマーケットトレードショー実行委員会。
来年、2月20日22日、東京ビッグサイト東館を借り切って開催される。
その後、協会設立50周年記念事業推進委員会。
同時並行で、トレードショーの正副実行委員長・協会会長の座談会。
私はそのコーディネーター。
その後、トレードショーの記者発表会。
そして、日本セルフ・サービス協会新会員歓迎懇親会。
中島さん懇親会の中締めは、恒例の副会長・中島元一郎さん。

2008スーパーマーケットトレードショーはもう満コマ。
すなわち、コマが売り切れ状態。
商売繁盛。

ドイツの食品メッセ「アヌーガ」はしっかり利益を出している。
フランスの「シアル」はトントンか。
アメリカのFMIは、転機を迎え、ラスベガスに会場を移す。
日本のトレードショーは絶好調。

なぜなのか。

主催者側の努力の賜物だろうが、
それだけではないような気がする。

人々が、集いたがっている。

競争は激化する。

2010年に向けて、
何かが収斂するように、
時代が動いている。

私には、それがびんびんと感じられる。

その中で、トレードショーのような集える存在が、
クローズアップされてくる。

最も高く大きく具現化されたものに、
人々は結集する。

そしてそこにマスが集うことによって、
次の時代の抽象が導き出される。

私は、1日中、新宿にいて、
そう考えた。
新宿

だから具現化の力の次に、
今、抽象化の力が求められている。

<結城義晴>

2007年12月05日(水曜日)

伊藤雅俊イトーヨーカ堂創業者が語った「経営の真髄、商いの心」

12月4日、夕方、18時30分。
東京・目黒区松見坂、イタリアレストラン「グースト」。

日本セルフ・サービス協会の会長・名誉会長を囲む忘年会。
私にとっては、生涯、忘れられぬ年を忘れようという会か。

協会会長(紀ノ国屋社長)の増井徳太郎ご夫妻。
名誉会長(アークス社長)の横山清さん。
<このたび目出度く藍綬褒章を受章されました>
副会長(スズキヤ社長)の中村洋子さん
同副会長(あおき会長)の青木巌さんご夫妻、
㈱パレ社長の田村弘一さん。

そして、特別ゲストは伊藤雅俊さんご夫妻。
ご存知、イトーヨーカ堂グループの創業者で、
セブン&アイホールディングス名誉会長。

それに協会専務理事・三浦正樹さんと私。
20071241
レストラン・グーストは、小松岳史さんが開いたイタリア料理の店。

スペインとイタリアで修行した元アパレルマン。

客席20人くらいの小さなレストランを借り切っての、
ゆったりとしたひととき。
増井ご夫妻増井徳太郎さんご夫妻。
さて、食事を取りながらの話題は、
世界中を飛び回った。
経営の真髄を垣間見ることも出来た。
青木ご夫妻青木巌さんご夫妻。

この夜は、奥様が不在の横山さんが、
自ら狂言回しの役を演じてくださり、
従って、ユーモアの中に、
本質的な問題点が明らかになる、といった趣向。

「酒の所為です。お許しください」と、
断った上で、伊藤さんにも、どんどん質問を浴びせかける。
伊藤さんも、それに答えつつ、
逆に横山さんから、次々に話を引き出す。
横山・中村横山清さんと中村洋子さん。
ご夫妻ではありません。

突如、横山さんから私に、
昨今の「値上げ問題」に関するコメントを求める刃が振ってくる。
横山さんと藍綬褒章、本当におめでとうございます。
そんなスリリングで、楽しい忘年会だった。

伊藤ご夫妻伊藤雅俊さんご夫妻。
伊藤語録を少々。
「アメリカのドロシー・レーン、私は大好きです。
かつて20店を超えたところで一度潰れた。
今、3店だけれど、お客の顔が見えている。
お客の顔が見えることが、一番良いんじゃないですかね」

伊藤さんは、「オーナーシップ経営」こそ最強である、という考え。
私も、ある面、ローカルスーパーマーケットなどは、
「オーナーシップ経営最強論」を唱えるものだ。
ただし、創業オーナーが交替期に差し掛かっている。
最強でないオーナーシップ経営は危うい。

強いオーナーの存在が、「オーナーシップ経営」の肝となるのだ。

そして、伊藤さんは、「個店経営主義者」。
「各店仕入れをやっていらっしゃる会社がいい。
各店仕入れをやらないと、人間が伸びない」

ウェグマンやHEバット、パブリックスなど、
極めて詳しい。

この秋、私がアメリカを訪れて解説したHEバットの経営戦略。
「オーナーシップ経営の迅速さ」
「イーチストアの強さ」

HEバットは304店舗、112億ドルで、
この二つを実現させている。

伊藤さんの経営に対する考えも、このあたりに収斂しつつある。

「本質的なことをやっていれば、大丈夫」
これが伊藤雅俊の信念である。

伊藤さんと
最後に、「商人に必要なこと」。
「才覚というのがある。
これがないと駄目ですね。
ただし、才覚だけでも上手くいかない。
そろばんがないといけない」

ごもっとも。

82歳の「商いの心」を見た一夜だった。

追伸 お料理紹介。
料理1
海の幸の前菜。北海道昆布森産カキ、根室産帆立貝とタスマニアサーモンのタルタル、真アジのマリネ、槍イカのソテー、江戸前穴子と焼ナス。

料理2根室産毛ガニと菜花のタオリーニ。

ご馳走様でした。
料理も、会話も。
心より感謝。

<結城義晴>

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