結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年05月05日(月曜日)

ゴールデン・ウィーク最終章、マイクロソフトのヤフー買収断念とグーグル、IBMの歴史的意味 

Everybody! Good Monday!

今日はこどもの日、
そして明日は振り替え休日。
2008年ゴールデン・ウィーク最終章。
首都圏・阪神圏など、都会では、
Uターンラッシュと潮干狩りなど近場の行楽に話題が集まる。

サラリーマンは4連休。

サラリーマンという典型的なライフスタイルの人が、
少なくなった。

連休中は、都心では熟年が目立つ。
熟年カップルという人々。

行楽地は、家族連れに若者。

以前より、ライフスタイルは個性化・多様化したように見えて、
もしかしたら属性別の類型化は、
逆に進んでいるのかもしれない。

どうもそんな気がしてならない。

団塊の世代という大きな塊、
そのベビーブーマーという大きな塊。

日本全体に人口が減少してくると、
大きな塊が目立つようになる。
嫌でも。

それが大型連休などになると、
顕著に表れる。
値上げに次ぐ値上げが発生すると、
類型化の消費パターンは、
さらに顕著になる。

これは、マーケティングする側からすると、
やりやすい。
そして、やりやすい仕事は、
強大化・寡占化に進みやすい。

ただし、顧客たち個々は、
それを拒否したがっている。
不思議な消費模様が展開される。

ここで、やりにくい仕事が生まれる。
難しい仕事は、巨大化や寡占化の対極に位置する者が、
担当する。

中小の生き残り、いや存在価値は、
細かくて難しい仕事にこそある。

さて、マイクロソフトがヤフーの買収を断念。
そのマイクロソフト会長のビル・ゲイツが、
7日水曜日に来日して、記者会見する。
私はアメリカに行っているが、
面白いタイミングの来日だ。
好奇心をくすぐられる。

「買収の断念が、株主や従業員の最大の利益」
こう表現したが、面白い。

ファーストリテイリングの柳井正さんは、
米国バーニーズの買収を止めたときに、言った。
「失うものは、何もない」

時代は、どんどん変っている。

米国のこの世界だけでも、
主導権を握るものが変る。
かつての王者インターナショナル・ビジネス・マシーン社(IBM)から、
アップルとなり、
マイクロソフトとなり、
グーグルとなる。

グーグルは、今回、ヤフーの救済に動き、
マイクロソフトによる買収を阻んだ。

ご存知、「最も働きたい企業ランキング」第一位企業。

機械をつくったIBM、
OSというソフトウェアをつくったマイクロソフト、
そして検索エンジンによって情報循環をつくったグーグル。
グーグルは、中規模の会社だ。

人間にたとえると、いまや、
機械は静脈、
ソフトウェアは動脈。
情報循環は心臓。

その先に無数の毛細血管がある。

これらはすべて、クリティカル・マスの達成を、
突破口として、以前の王者をしのいできた。

新しい機能や新しい社会からのニーズが生まれる。
そこにビジネスが発生する。
その小さな枠組みやカテゴリーの中で、
最初に17%の圧倒的シェアを獲得すると、
これまで圧倒的なパワーをもっていた存在を、
視界に捕らえ、肩を並べたり、追い越したりすることが出来る。

グーグルの勝利は、
心臓と毛細血管の意味の重さを、感じさせる。

そして小売業・外食産業・ホスピタリティビジネスの店舗は、
大きな商業・サービス業の毛細血管であることに違いない。

だからいつでも、店は客のためにあるのだ。

ラストスパートに向けて。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

追伸
今日、ラスベガスに向けて、発ちます。
明日から、10日間にわたって、
2008年FMIと最新アメリカ流通業報告記が始まります。
ご期待ください。

 

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