結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年10月08日(水曜日)

コーネル大学RMPジャパン・フォト講義録とイノベーション

ノーベル物理学賞を、
南部陽一郎さん、小林誠さん、益川敏英さんが受賞。
本当に嬉しい。
理論のイノベーションに貢献した先生方。

戦後の荒廃した日本を元気付けたのは、
湯川秀樹さんの素粒子理論によるノーベル賞受賞だった。

現在の、経済の混乱時に、
このニュースは嬉しい。

しかし、ドラッカー先生の言葉、
「イノベーションが、
最も強調されなければならないのは、
技術的変化が劇的ではない分野において
である」

我々の仕事にこそ、イノベーションが必要。
物理学に負けてはならない。
そう思う。

さて、サブプライムローンによる損失は、
円に換算すると、世界中で140兆円。
IMFが調査、発表した。

日本でも、株価が低迷。
貨幣経済という「膨張しきった妖怪」が縮む。
それが実体経済に、どれだけ影響するか。

世界経済の命運は、ここにかかっている。

今日、私は、アメリカに発つ。
肌で実感してくる。

自分の専門領域のスーパーマーケットやチェーンストアを、
視察し、勉強することで。

1930年、ニューヨークで、マイケル・カレンは、
「キングカレン」という店をオープンさせた。

これが世界初のスーパーマーケットだった。
その1930年の前の年、世界恐慌は起こっていた。

現在の、世界的な金融危機。
米国大統領ジョージ・ブッシュが、ホワイトハウス声明を発した。
「危機的な局面を迎えている」
9月30日。

10月3日、世界最大のウォルマートは、アリゾナ州フェニックスに、
4店舗の新フォーマット「マーケットサイド」をオープンさせた。
これがマイケル・カレンのようなイノベーションなのか。

それほどのものではないが、
世界恐慌のときに、新フォーマットは登場する。

「ただし、イノベーションはたいていの場合、
インディペンデントによってもたらされる」

コーネル大学ビル・ドレイク教授は、こう言う。

さて、そのコーネル大学RMPジャパンの講義が始まった。
今日はそのカメラレポート第二弾。

第一弾は公開開校セミナーだった。
セミナーのあとの懇親会も、200人の参集で盛り上がった。
こちらは、コーネル大学RMPジャパン公式サイトで、ご覧いただきたい。

その翌日、10月4日。東京。
飯田橋の法政大学のキャンパス。
ボアソナード・タワーという高層ビルがある。
その25階のイノベーション・マネジメント研究センター・セミナー室。
ここが我々の教室。
1年間ここをお借りした。

授業の1時間も前から続々と第一期生が「登校」。
そして9時開校。

まず、日本セルフ・サービス協会の
三浦正樹専務理事のご挨拶。
協会50周年記念式典のビデオを使って、
この学校の趣旨を説明してくれた。
三浦

ここでも、切り回しは大高愛一郎事務局長
副学長の最初のスピーチ。
1950年代にアメリカで始まった企業内大学。
私たちは、この学校を、
日本のスーパーマーケット&食品ビジネスの「産業内大学」したい。
そんな話。

荒井伸也首席講師の、
スーパーマーケットに対する熱い思いの挨拶のあと、
法政大学教授・矢作敏行先生のご挨拶。
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター長。

矢作先生は、1976年、フルブライト客員研究員として
コーネル大学で1年間勉強された。
いわばコーネル大学の大先輩。
ジャーマン名誉教授とは30年以上の長いお付き合いがある。
「結城さんのお話を聞いていて、この学校が、
産業に貢献することを確信します」
そんなことまで言ってくださった。

その後、ジャーマン先生、ドレイク先生の自己紹介、
第一期生全員の自己紹介。

そしていよいよ、講義開始。今日は4時限、6時間の講義。
すべてコーネル大学の核心講義。

まずドレイク先生から「戦略と戦略計画」
“Strategy & strategy planning”

そしてジャーマン先生から、「チームワーク」。

本当に勉強になる。
寝ている者は一人もなし。

教室の後ろのブースでは、同時通訳の人たちが、3人、
緊張して待機し、いい仕事をしてくれた。

25階の窓の外には、
土曜日の東京の晴れ切った町並みが見えた。

こんな環境で勉強できる。
幸せなことだ。
私は、コーネル大学ジャパンが創設されて、
もちろんカリキュラムをつくり、
講師を選定し、自身も講義を担当するが、
誰よりも勉強できると思っている。
そのあとで、来年、7月、
イサカのコーネル大学が待っている。

昼食をはさんで、午後は、ジャーマン先生の「フォーマット論」、
そしてドレイク先生の「成長戦略」。

最後に、二人の先生との質疑応答。

第一期生は、凄い。
的確な質問が、次々に飛び出す。
両先生は「Good question」という言葉を、
何度も使わねばならなかった。

受講生の質問のあとは、首席講師の総括。

そして副学長のまとめと課題レポート。

今日でお別れのジャーマン先生、ドレイク先生への拍手。
しばらく鳴り止まなかった。

最後に、第一期生と先生方とで、
記念写真。

みんな、充実した顔つき。

これからです。

第一期生の一人。
「凄いレベルで圧倒されました。
同期生も凄い人ばかりで、
ついていくのが大変です」

そうです。
イノベーションは競争の中から生まれる。
そして、自らの行動を変えることができる者が、
イノベーションを実現できるのです。

Good Luck! Everybody!

<結城義晴>

[追伸]
これから1週間、アメリカです。
ブログ・アップの時間が、不定期になることが予想されます。
ご容赦ください。

アメリカレポートをお送りします。

では。

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