
ユウキヨシハルのお父さんから、
よばれました。
ふりむいたら、
大きな「キョーリュウ」。

写真ですが。
ボク、イスの下にはいった。

ずいぶん大きな、
ほんもののキョーリュウ。

ボクも、チェンバロの上に、
立ちあがった。

負けずに「ガオッ!」
でも、にらみあったら、こわい。
逃げだす。
シッポふって。

スーパーマンもいる。
高いテンジョーにむかって、
トラックをせおって、とんでる。

フシギなところ。
どこですか?

「ニューヨークのトイザらス。
タイムズスクェアというところにあるんだよ」
「お店のなかには、観覧車まである」

「とってもおもしろいお店で、
毎日、たくさんのお客さんが来てる」
「このお店をつくったから、
たくさんのお金がかかった。
それでトイザらスという会社、
おかしくなったという噂まである」
「ほんとうはウォルマートという怪物に、
負けたんだけど」
でも、キョーリュウは、
すごい。
こわい。
キョーリュウよりカイブツのほうが、
強いのでしょうか。
ボクは「オバケだぞ~」を
やってみました。

「こわいもの見たさ」というのが、
あるそうです。

ボクも、
こわいもの見たさ。
ニューヨーク、
いってみたいです。
キョーリュウに、
あってみたい。
いつか。
お父さんと。
<『ジジの気分』(未刊)より>





















