結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年11月20日(木曜日)

杉山昭次郎先生と「商業の現代化」論議「思想を変えるのが一番難しい」

2カ月に一回くらい、埼玉県の飯能を訪れる。
この地で隠遁生活を送る杉山昭次郎先生を訪ねて。

私の問題意識など、ぶつける。
すると、杉山先生から反応が返ってくる。

それが極めて有益。

私の父母より、一つ年下。
だから現在、81歳。
杉山2
それでも元気で、
週6日はフナ釣り。

フナに始まりフナに終わる。
例の究極のヘラブナ釣りである。

釣っては釣っては、放流する。

川辺に糸を垂れ、フナと会話し、
釣りあげたら逃がす。

また糸を垂れる。

それを7日のうち6日。

あとの1日はゴルフ。

こちらには、仲間がいる。

皆、90歳近いご老人。
だから杉山昭次郎が一番若い。
若者扱いされる。

私が訪れると、必ず「たぬき」という焼鳥屋に行く。

そこで、飲みながら話す。
4時間くらい、すぐに経過する。

さて、今回は、コーネル大学RMPジャパンのご報告。
杉山先生、大変に喜んでくださった。

「流通業界は、上から下に、
何かを教えるという姿勢が強すぎる。
下も、上から教わることを待っている。
その上で、真似ばかり。
それが一番よくない」

「自分で考え、自分で創り出す若い人が、
出てこなければいけない」

私は、「商業の現代化」のヒントを杉山先生から頂いた。

「倉本長治にできなかったことを、
結城義晴がやらねばならない」

杉山先生は、こう言いつづけて、
私を、脅し、励ました。
叱咤激励である。

「倉本が商業の近代化に尽くしたのなら、
結城はその現代化である」

こうなった。

それが商人舎開設の動機ともなった。

今、現代化のために何をするか。
コーネル大学RMPジャパンがその一つ。

上から教えるだけでなく、
相互に影響しあいながら、
考え、新しいものを創り出す。

私は、コーネルをそう持っていきたい。

そして、杉山先生は言う。
「思想を変えるのが一番難しい」

思想を変えるには、
まず行動を変えねばならない。

Beheiviorを変えること。

その上で、
行動の変化が実績に結び付かねばならない。
杉山先生はそれを強調する。

アクションを変える。
それが数値となって表れる。
それを繰り返す。
すると思想が変わってくる。

これが「現代化」をもたらす。
杉山1

杉山先生には、
コーネルのフォーマット論を紹介した。
フォーマットとポジショニングが、
バナーをつくる。

この理論。

いたく感心して、
研究してみる、とのこと。

「ポジショニングを、何か、いい日本語にしなければ…」
先生のご提案。

私の研究対象も、いま、この方向に向かいつつある。

「ジャーマン先生に会ってみたいな」
杉山先生、別れ際に、こう漏らした。

隠遁生活をしているが、
まだまだ好奇心に衰えは見られない。

私には、それがうれしかった。

「明日は、朝5時起きで、フナだ」
杉山先生、そう言って、手を振った。

<結城義晴>

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