結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年01月19日(火曜日)

火曜日のアメリカHot情報「スーパーメルカド・デ・ウォルマート」のターゲティング

はじめに大切なお知らせ。

3月9日火曜日、東京・お台場の「タイム24」にて、
[商人舎2周年記念・二人のビッグセミナー]
開催します。

大久保恒夫㈱成城石井社長&結城義晴㈱商人舎社長  
「2010知識商人の経営の流儀」  

株式会社商人舎を発足させてから、お陰様で2年が経過します。
ご支援とご愛顧に、心から感謝いたしまして、
絶好調の㈱成城石井・大久保恒夫社長とのコラボレーション。

大久保さんは、イトーヨーカ堂で「商人の本質と業革の真髄」を学び、
ユニクロ・良品計画でコンサルティングの流儀を構築し、
ドラッグ・イレブンで企業再建を果たし、
今また成城石井の業績と企業体質を一変させつつある経営者。
まさに現代の「知識商人」。

さらに成城石井本部は、横浜市西区北幸にあって、
㈱商人舎オフィスとは隣組。

大久保恒夫と結城義晴に共通する「二人の主義・主張」は、
「はじめにお客様の満足がなければならない」
すなわち「顧客主義と現場主義」

これが2010年時点の「知識商人」のあり方でもあります。
大久保さんとの熱いディスカッションを交えて、
2010年の「経営の流儀」と「仕事の流儀」を鮮明に描き出します。
ご期待ください。

[スケジュール]
第一講座 2010年の情勢分析と「知識商人の流儀」――結城 義晴
第二講座 大久保恒夫の『経営と仕事の流儀』――大久保恒夫
第三講座 大久保恒夫&結城義晴、徹底議論と質疑応答「2010年の行動の流儀」

申込みは、商人舎公式サイト http://www.shoninsha.co.jp/ へ。  

さて、昨日のブログの中のお二人の発言が漏れていた。
亀井淳イトーヨーカ堂社長と茂木友三郎キッコーマン会長。

まず、日本チェーンストア協会会長の亀井さん。
k
「今、二つの傾向があります。
第一は、消費の低迷で、これは一過性のものではない。
第二は、商品と店舗の飽和という状況。
そのことを強く認識しておかねばならない。
そのために三つの対策が必要となる。
①新しい経営、新しい商売を創り出すこと。
②明るく前向きの姿勢を持つこと。
③現場を大切にすること」  

私も大賛成。

「節約、倹約。もったいない」のマインドは続く。
商品はコモディティ化し、店舗はオーバーストア化。
だからこそ「差異が価値を生む」  
「Practice comes first!」
「元気を出そうよ」

そして、キッコーマンの茂木友三郎さん。
m
「二つの課題と二つの政策がある。
課題の第一は、デフレからの脱却。
第二は、新しい経済の構築。
そのために日本の経営者に二つの提案をしたい。
第一は、価格競争に陥らないこと。
すなわち低価格原理主義からの脱却。
第二は、企業が自ら需要を生み出し、顧客を創造すること」  

茂木さんは、自分に語りかけるように語った。

私は、低価格原理主義者は、それを貫徹すべきだと思う。
しかし、誰もが低価格原理主義になる必要はない。
全体が、低価格原理主義に陥ってしまうことは危険だと思う。
もちろん低価格原理主義は、顧客主義の一つのあり方だが、
低価格原理主義ではない顧客主義もある。

顧客は、その多様性を望んでいる。

さて、火曜日はアメリカHot情報の日。  
今回は、ウォルマートの「スーパーメルカド」。  
今年3月の商人舎アメリカ視察研修会Hot編でも、
もちろん、訪れる。
m1
ウォルマートが、テキサス州ヒューストンと、
このアリゾナ州フェニックスで実験中の店舗。
m2
同社の食品スーパーマーケットを改装して、
ヒスパニックにターゲットを絞った店をつくった。
すなわちメキシコ系移民や中南米系アメリカ人。
アリゾナ州のフェニックス・メサ・スコッツデール地区は人口410万人で、
30.3%が、このヒスパニック系。

まず、生鮮食品が圧倒的によい。
p1
青果部門など、鮮度・品揃えは、
ネイバーフッド・マーケットよりも断然よい。
p2
惣菜やデリも対面コーナーを設けて販売し、
ペーストリーとコーヒーを供するカフェが併設されている。。
d1
精肉売り場も対面方式を採用している。
m1
カラーコントロールは、メキシコ人の好むカラフルなもの。
m2
店舗奥壁面の日用品売り場も、圧巻の陳列。
g1
ドライグロサリーの品揃えは、絞り込まれ、単品大量低価格販売。
g2
そして最後にファーマシーの売り場がある。
d1

この店は6月10日にオープン。
3万9000f2(約1100坪)のワンフロアで、品目数は1万3000。

120名の従業員は、英語とスペイン語を話すバイリンガル。
店内サインは、すべてスペイン語で、
背景に薄く英語の文字が配されています。

大変興味深いことに、私たち日本人から見たスーパーメルカドは、
ネイバーフッド・マーケットよりも、インパクトのある「良い店」なのです。
ご一緒した団員すべてが、そのことに感激したものです。

マーケティングの基本三要素は、
セグメンテーションとターゲティング、そしてポジショニング。

スーパーメルカドは、まさにこの三要素が明確な店となっていました。
従って、この店は、もちろんターゲットにしたヒスパニックの顧客たちからは、
絶賛されています。
しかし、それ以外の顧客からも、
日本人の私たちからも、
好ましい店として、受け入れられるのです。
 
すなわち、的確なターゲティングと上手なポジショニングによって、
「客層は広がる」ことになる。

私は、現地で解説しました。

「ひとりの女性が、恋をする。
ターゲットはひとりの男性。
女性は、その男性のために、
美しくなろうと努力をします。
顔も体も心も。

必死の努力の結果、その女性は、
見事に変身して、美しくなります。

ここで、不思議なことが起こります。
ターゲットとされた男性以外の、多くの男性にも、
彼女は、美しく、素敵な女性という存在になるのです」  

ウォルマートの新しいバナー「スーパーメルカド」
ご一緒しましょう。

「差異が価値を生む」の実験が、実を結ぼうとしています。

<結城義晴>  

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.