結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年01月30日(土曜日)

金メダリスト上野由岐子投手の「苦しい時にはチームのことを考える」

今週も、時は早かった。
もう土曜日。

今日は、朝から立教大学キャンパス7号館。
大学院ビジネスデザイン研究科の報告会。
修士論文・調査研究レポートの口頭試問の日。

みんな緊張して臨みます。

主査一人に副査二人。
院生は自分の論文の説明を7分ほどして、
二人の副査の先生から質問を受ける。
一人20分、1時間で三人。

私の結城ゼミの5人も、
今週はこの報告会のために準備をしました。
ここで「合」が出れば、
晴れて修士、マスターとなる。

頑張ろう、楽しもう。
元気を出そう、勇気を出そう。

さて、商人舎ホーム―ぺージの巻頭テロップ。
「流通ニュース」  
おかげさまで絶好調です。

皆さんも、試してみてください。
パソコンのグーグルやヤフーの検索サイトに、
文字を打ってみる。
「流通」  
グーグルならば、
「流通・小売りyahoo」が最初に出てくる。
その次に、ウィキペディアの「流通」。
そして三番目に「流通ニュース」が出てくる。
そのあとに流通科学大学や、
日経流通新聞。

yahooに打ち込むと、
流通経済大学や流通科学大学、
そしてやはりウィキペディア、
そして流通ニュース。

もちろんパソコンとは、
よくもパーソナルコンピュータといったもので、
その人のアクセス件数や全体のトレンドで、
一つ一つのパソコンごとに、
この順位は変わってきます。

それでも、「流通ニュース」が、
最上位グループに入っていることは間違いない。

凄いことです。

私はその流通ニュースにコラムを持っているのですが、
本当に申し訳ないことに、昨年の夏以降、
更新していません。

松見浩希社長、心からお詫びします。

単行本があったり、
大学院のゼミや講義があったり、
とにかく精神的に余裕がなかったのです。

しかし、宣言します。

商人舎が3年目に入る2月1日より、
この絶大なるアクセス数を誇る「流通ニュース」に、
まず2週間に1回、コラムを書いていきます。
それから調子が出てきたら、1週間に1回。
宣言したからには、私は、実行します。

“Practice comes first!”

さらに商人舎ホームページ。
金曜日のお惣菜。
林廣美先生の連載。
ぜひ、毎週読んでみてください。

今週は、バイヤーが選んだコロッケ。
プロ中のプロが提案する役立つ情報です。

それから、中山政男のPOPを叱る
中山先生、このホームページにブログを連載し始めたら、
すぐに、専門雑誌から原稿の依頼がきました。
その雑誌は『食品商業』。
こちらも読んであげてください。
私の古巣のいちばん雑誌です。

さらにさらに、浅野秀二先生のアメリカ・レポート
人気のブログです。

もちろん、商人舎のアメリカ視察研修会に欠かせない先生。
絶好調ブログであると同時に、
浅野先生がいかに世界中を駆け巡っているかが、
よくわかります。

その商人舎ホームページ、
ウィークデーとウィークエンドは、
読者層がかわります。

ウィーデーは、
小売業、サービス業の経営者、幹部、
中堅、店舗の人々、
さらに消費財メーカー、卸売業の人々、
マスコミ、学者、コンサルタントなど、
識者と呼ばれる人々。

一言でいえば「知識商人」。

私は自ら、「商人の魂をもったジャーナリスト」を標榜していますから、
私たちも「ナレッジ・マーチャント」に含まれます。
最近は「商人の魂をもったプロフェッサー」ともいえます。  

そしてウィークエンドの今日のような土曜日は、
その知識商人の土曜出勤の人、
または家庭でもこのブログを読んでくださるフリークの人々。

日曜日だけは、ジジのファンが増えます。

そういった方々に支えられて、
このホームページとブログは成り立っています。

本当にありがたいことです。

「ありがたい」とは「有難い」。
2008年の8月に[毎日更新宣言]を始めた時、
さらに商業界を退任したときには、
考えられないことが起こっています。

もう2年半。

2月1日から、また新たな気分で、
スタートを切ります。

よろしくお願いします。

さて、そんなことを書いていたら、
もう夕方。

結城ゼミの5人全員の口頭試問が、
修了しました。

本当にご苦労様、
お疲れ様。

チームワークがとても良かった。

私は、上野由岐子投手の言葉を思い出していた。
女子ソフトボール北京オリンピック金メダリスト。
3試合連投413球を投げ抜いたピッチャー。

「苦しいときには、
チームのことを考えるんです。
そうすると不思議に、
心が落ち着いてきます」  

以前「ほぼ日」で糸井重里さんが書いていた。

何事も、それを成し遂げるには、
一人ひとりのモチベーションが不可欠です。
チームワークも極めて大事です。

しかし野球やソフトボールのピッチャーの仕事は、
実は孤立したものです。
「唯我独尊」的な性格を持った人が、
ピッチャーに向いているなどといわれます。
しかし、その半面、
ピッチャーほど繊細な人種はいません

私も、たくさんのピッチャーを育てました。
小学生のソフトボールの投手ですが。

私が自ら育てた最後のピッチャー。
彼が、今年の春の選抜高校野球に出場します。
神奈川県代表・東海大相模高校のセンター。
この子も、小さなときから抜群の運動能力で、
近隣に名前が轟いていました。
性格は繊細すぎるくらい。
しかし6年生のときにはピッチャーで、
4番でキャプテン。
だから傲慢に見えるところもありました。
またそれくらいでなければ、試合に勝てない。

ずいぶん前になりますが、
巨人軍の江川卓投手のゴルフ姿を、
テレビで見たことがあります。
典型的なイップス。

繊細な人が陥るゴルフ病。

傲慢であり繊細である。
これも「オクシモロン」ですが、
そんなピッチャーが、
緊張に勝つために、
「チームのことを考える」  

これがチームワークの本質です。

仲よくすることだけがチームワークではない。

一人ひとりが自主独立していて、
そのうえ「チーム」があって、
その「チームのことを考える」と、
個人が落ち着いてくる。
モチベーションが上がる。

それがチームワークとモチベーションの関係です。

今日の結城ゼミには、それがあった。

私は、心から感謝したくなりました。

心から、ありがとう。

<結城義晴>  

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