結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年01月17日(日曜日)

ジジのモグモグ[2010日曜版③]

寒い日が、つづきます。
でも、そのほうがいい。
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寒いときには、寒い。
暑いときには、暑い。

それがいいと、
ボクはおもいます。

ユウキヨシハルのおとうさん。
先週は、ほんとうに、
いそがしかった。

そのいそがしいなかで、
シュッチョウもしました。

といっても、うちのちかく。
みなとみらい。
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ホテルで会合があった。
ボクは、うちで、まっていた。
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ミナトとマチに、
朝日があがる。
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ミナトとマチが、
あかるくなる。
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ヨコハマのミナト。
ボクはだいすきです。
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おとうさん、やっと、
かえってきた。

おかえりなさい。  
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かえってきたら、
ヤクソクの、あれ、
おねがいします。  
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そう、そう、それです。
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いただきます。
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おとうさん、
モグモグ。

ほんとうに、
モグモグ。

いそがしかったですね。
カリカリ。

たんへんでしたね。
カリカリ。

ボクも、おなか、
モグモグ。

すいてました。
モグモグ。

ありがとう。
ごちそうさまでした。
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でも、あんまり、
シュッチョウばかり、
しないでね。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2010年01月16日(土曜日)

米国GMと日本航空の「秩序ある破綻」の違い

小沢一郎も、危なくなってきた。
民主党の小沢一郎幹事長。
公設第1秘書の大久保隆規容疑者が逮捕されたうえ、
さらに元秘書の石川知裕衆院議員まで逮捕となった。

資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反容疑。

しかし小沢幹事長、
「与えられた職責を全力で果たしていく」と発し、
幹事長職続投の意向を示した。

辞めようが、続けようが、
民主党にとって「小沢抜き」は考えられない。
ジョーカーを抜いて「婆抜き」をやるようなものだ。

だとすれば、続投で権力を握っていたほうが、
検察との闘いもやりやすい。

そんな論法だろう。

一方、日本航空は、京セラの稲盛和夫さんが、
CEOに就任して再建に臨むが、
来週火曜日の19日に会社更生法の適用を申請する。

株価はとうとう7円になった。

この日航の再生のお手本は、
ゼネラル・モーターズ。

日経新聞の記事がわかりやすい。
アメリカ合衆国政府は、
ゼネラル・モーターズのためにシナリオを書いた。
「秩序ある破綻」と「再出発」である。

ここでいう「秩序ある破綻」は、
まさに「オクシモロン」。

オクシモロンとは、“oxymoron”と綴る。
ギリシャ語でoxyは鋭い、賢いという意味。
moronは鈍い、愚かだという意味。
両方合わせた造語がオクシモロン。
「対立する語句を並べて新しい深い意味を主張する語法」のこと。
有名なシュンペーターの「創造的破壊」がその代表例。

「秩序ある破綻」も典型的なオクシモロン。

米国政府によるGMの「秩序ある破綻」は、
連邦破産法11条適用による法的整理によって抜本再建を図る。
その一方で、政府が肩代わりして、
周辺関連企業群への破産の影響を極力抑え、最小限にする。

日航も「秩序ある破綻」を目指す。
発想は、まったく同じ。

日経新聞は、両者の違いを指摘しつつ、これを正す。
「日航に与えられた法的整理への準備期間はGMの6分の1」

「あまりにも短く、余波は読みにくい」と。

日航再建に当たって、
会社更生法の活用方針が固められたのが、
この8日で、申請は19日に行われる。
申請までに、11日間。

一方、アメリカのGMでは、
昨2009年6月にチャプター11適用を申請。
オバマ大統領が「秩序ある破綻」のための破産法適用を示唆したのは、
昨年3月末。

その直後に政権幹部が、
地元自治体や影響を受けそうな機関に説明をして回っている。
破産させるけれども、優良関連企業を残して、
こんな「新生GM」をつくるという構想があった。

それから60日後の6月に「秩序ある破綻」を始めた。

すなわち、オクシモロンには、
時間が必要だということ。

日本の日航には、これに比べて、
驚くほど時間がない。
11日間。

だから「準備が万全とは言い難い」と指摘される。

「秩序ある破綻」
きっと流行り言葉になるに違いない。

しかしそれには「時間」と「綿密な計画」がなければならない。
そのうえで、「説得と納得」が必要。

「説得と納得」の達人・稲盛さんとても、
「時間」と「計画」なしには、
「説得」も「納得」も引き出せまい。

小沢一郎にもそれは、当てはまる。

また、騒々しい、週末がやってきそうだ。

しかし皆さんは、
「秩序ある破綻」のことでも考えながら、
Good Weekendを。

<結城義晴>  

2010年01月15日(金曜日)

AJS新年経営研修会での荒井伸也会長の檄「お客様を忘れるな」

連日、「超」がつくほど、忙しい。
おかげさまで。
その上、今日の午後8時30分が、
結城ゼミ生の卒論の締め切りで、
まさに切羽詰まった状況。

おかげさまで、全員、内容の濃い修士論文、
調査研究論文を提出し終わった。

心から、おめでとう。  

ゼミ長の名古屋文彦さんからメールが届いた。
「非常に晴れ晴れとした気持ちです」  

6万字の修士論文、400字詰め原稿用紙で150枚。
書き終わって、完成したら、
「非常に晴れ晴れとした気持ち」になる。

他の4人のゼミ生も、
それぞれに「晴れ晴れ」としたに違いない。

私も、「晴ればれ」。
イタリア語で「セレーノ」という。

そういえば私の名前は、
結城に「義晴」がつく。

「晴れ」は私自身のこと。
ついでに言えば、私の息子には、
結城 晴という名前を付けた。

私自身、「義」というところに、
偏りすぎているとも感じている。
その「義」を取り払って、「晴」だけの名前にした。
徹底したシンプルさ、
引き算の発想こそ、
これからの時代の潮流だと感じたからだ。
「セレーノ」に生きてほしい。
そんな気持ちがこもっていた。

彼はいま、「セレーノ」に仕事している。
晴ればれとしている。

私も、うれしい。

さて昨日は、午後から、
横浜みなとみらいのパンパシフィック横浜。
オール日本スーパーマーケット協会新年トップ経営研修会。

800名の会員企業、賛助会員企業のトップが一同に会した。

冒頭に荒井伸也会長のご挨拶。  

同協会の昨年の成績も、
決して安らかではなかった。
これはどの団体、どの企業においても、
同じように語られること。

しかし荒井さんのお話は、前向きだった。
この協会正会員企業58社のうち、
13社が、1年間で前年の売上高をクリアした。
個別の企業ごとに、あるいは地域ごとに、
事情や状況は異なるだろう。

しかしこの協会では、
22.4%の企業が、この世界不況の中で、
売上げを伸ばしている。

荒井さんの挨拶はきっぱりしていた。
「スーパーマーケットは、
家庭内食事をワンストップショッピングで提供すること。
このハタラキを真に果たしている企業が、
売上げをよく伸ばしている」

「売上げが上がりにくいと、
要は利益だと考えがちになる。
そしてお客様を忘れてしまう。  
そうすると売上げはまた下がる。
この悪循環に陥る。
スーパーマーケットのハタラキを、
きちんと果たすことこそ今、大切です」

私も大賛成。

先日のコーネル大学ジャパンの講義で、
成城石井社長大久保恒夫さんが講義した。
「まずお客様の満足があって、
それを果たすために行動がある。  

その行動を考え、全うすれば、
必ず数字は達成される」

「一番初めにあって、
一番大切なお客様を忘れたら、
数字も上がらない」

荒井さんと大久保さん。
まったく同じことを言った。

私の本『お客様のために いちばん大切なこと』(中継出版)
この本は、一冊丸ごと、
そのことを語っている。

不況だ、それが長引く。
そんなことばかり口にせず、
ひたすら自分のお客様のことを思い、
商品をつくり、売り場をつくり、店をつくって、
それを自信をもって、お勧めする。

それが、現時点の私たちの仕事だ。

荒井会長、北野祐次名誉会長が見守る中、
松本光雄専務理事の紹介で、
新たに加わった8社の賛助会員が紹介された。

これで、賛助会員は399社と、過去最大になった。

特別講演の講師は片山善博さん。  
前島根県知事で慶応大学法学部政治学科教授。
テーマは「地方からの再生と日本将来」

いい話だったが、実務家の心情からすると、
もうちょっと緊迫感がほしかった。

しかし、この協会の講演会はいつも充実している。
新しい専務理事の松本さんの真価は、
これから発揮されるに違いない。

講演会の後は、大懇親会。
私は、荒井さんやジャーナリストの財部誠一さんのテーブルで、
荒井さんを交えて議論したり、
小売業をレクチャーしたりしながら、
懇談を楽しんだ。
財部さんは、サンデープロジェクトの、
あのキャスター。

多くのスーパーマーケット経営者や、
多くのメーカー、卸売業のトップの皆さんと交流した。

みなさん、今年もよろしくお願いします。

「自分の仕事のハタラキを考え直す年」  
その自分の仕事のハタラキに変化が起こっているとしたら、
今年は頭脳労働の1年となる。

自分の仕事のハタラキに、さして変化がなければ、
ひたすらお客様のことを考えて仕事する。
こちらは、“Practice comes first!”  
実践躬行・実行第一。  

よろしく。

<結城義晴> 

2010年01月14日(木曜日)

菱食の廣田正さんと対談し「頭は冷やせ、心は燃やせ」を思う

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科。
その2009年度結城ゼミの院生5人。  
ちなみに大学院の学生は「院生」と呼ばれる。

大学生・専門学校生は「学生」
高校・中学生は「生徒」
小学生は「児童」
幼稚園・保育園生は「園児」

細かいようだが、アナウンサーなどが、
制服を着た高校生に向かって、
「学生さん?」などと呼ぶと、
私は、本当に腹が立つ。

さて、その結城ゼミの院生の卒業論文。
明日15日の午後20時30分が締め切り。
この時間までに提出しなければ、
もう一年やらねばならない。

そのくらい切羽詰まっている。

しかし、今日までに、4人が提出できそう。
卒論は6万字から4万字で仕上げる。
みんな力作ばかり。

私は、すべて、隅々まで、
真剣に読んでいる。
昨夜は完全徹夜となってしまった。

しかし、良い修士論文や調査研究論文が出来上がると、
本当にうれしい。

なおかつ、ゼミ生の考察力や文章力が、
飛躍的に上がっているのを確認することは、
無上の喜びだ。

1年間集大成の修士論文を仕上げると、
全員が全員、目に見えて力量を上げる。

人は試練をくぐらねばならない。
私も一緒にその試練に立ち向かおう。  

いつもその心構えでいる。

私の生きがいでもある。

しかし、あと一人、あと一本。
ともに頑張ろう。

さて昨日は、朝から、
東京のモノレール流通センター駅。
㈱菱食本部を訪問して、
廣田正特別顧問にインタビュー。

商人舎と商人ねっとの共同企画CDオーディオセミナー。
「知識商人登場」 

廣田の前に廣田なく、
廣田の後に廣田なし。

いつも私は勝手に言っている。

しかし、本当にそう思っているから仕方がない。

廣田さんは、昭和30年に北洋商会という食品問屋に新卒入社した。
社員38人、年間売上高10億円の会社。
それが現在、社員数は100倍。
売上規模は、1300倍の会社になった。

その成長を廣田さんは、ずっと、
推進しつつ、見続けてきた。

「1300倍ですから、とにかくいつも忙しかったです」
それから、『流通革命』という本がベストセラーになった。
昭和37年のこと。

廣田さんが入社して、7年経ったころ。
「問屋無用論」などがジャーナリスティックに書かれていた。

しかし、この試練を廣田さんと菱食は、
くぐりぬけてきた。

1960年代は、これを信じ続けた。
「不満足領域の継続は新産業を生む」  
1970年代には、スーパーチェーンが急成長。

「後進の先進性」を学びとった。  

そして1980年代の2度のオイルショック。

1990年代のITの進化とロジスティックスの確立。
ベルリンの壁の崩壊とデフレの始まり。

廣田さんはいつも広い視野と高い視点で、
こういった現象を見通してきた。

まさに「鳥の目・魚の目」を持った経営者だった。

私は、ずっと廣田さんの目を見続けていた。

「今は、混迷の時です。
しかし混迷こそ、次の時代には、
大きな飛躍をもたらすもの」  

「ただし、しっかりと見ていなければいけない。
漫然と見ていると、混迷から抜け出すことができない」

廣田さんは、試練を楽しむかのように言った。

それは、数々の試練を経験してきた廣田さんならではのものだった。

私は、本当に元気が出た。

自ら試練に飛び込んで、
その中で、いちずに冷静に、
ことの成行きを見つめよう。

そうすれば、必ず道は開ける。

「心は燃やせ、頭は冷やせ」  
廣田さんと3時間を過ごして、
私は、この言葉を思っていた。

心から感謝。

<結城義晴>  

2010年01月13日(水曜日)

ウォルマート「ハーフサイズ・スーパーセンター」との有難い遭遇

たくさんの方々に、
このブログを、
読んでいただいております。
たくさんの方々から、
このホームページを、
支援していただいております。

本当にありがたいことです。

「ありがたい」とは「有難い」こと。  
すなわち「めったにない」こと。

心から感謝したいと思います。

めったにないことといえば、
昨年10月の商人舎第4回アメリカ研修会。

私たちは、アリゾナ州フェニックスにいました。

いつものように、
朝の講義を終えて、
店舗視察に出掛け、
マーケット・サイドを訪問。
店長インタビューの後、
親しくなった店長の言うことには、
ウォルマートの実験店が、
この近くにオープンしたばかり。
是非、見ておいたほうがいい。

早速、予定変更。
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訪れたのが、
『コンパクト・スーパーセンター』  
わたしは、勝手に命名しました。
「ハーフサイズ・スーパーセンター」  
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この店は、ものを考えるのに、
とても良い材料を提供してくれます。
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いや、この店を体験すると、
小売流通業人なら、
ものを考えざるを得なくなる。
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全米に3000店近くの展開。
現在、最強のプロトタイプ。
そのスーパーセンターが間違いなく、
そして間もなく、飽和になる。

ウォルマートは、どうするのか。
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この疑問に答えるのが、
ハーフサイズ・スーパーセンター。
約3000坪の店舗面積。
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これは日本の総合スーパーと同規模。
しかしワンフロアで、
通常のスーパーセンターから、
購買頻度の高い商品に絞り込んでいる。
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正規のスーパーセンターが7000坪クラスだから、
その半分のサイズの店。
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ウォルマートはいかに引き算して、
新しいフォーマットをつくろうとしているのか。
いやそれとも、まったくの新型を模索しているのか。
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通常のスーパーセンターのアイランド陳列もまったくない。
あの島のことを「アクションアレー」と言います。
それを取り払って、すっきりとして買い回りしやすい店にした。

9月にオープンして、2週間後のコンパクト型を、
私たちは、「観察と考察」の材料として、
好奇心いっぱいで、歩き回ったのでした。
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このタイプの特徴。
①ローコスト店舗づくりをさらに進めたこと。
②ローコストオペレーションは、さらにさらに進められたこと。
③品揃え商品は、売れ筋に絞り込まれたこと。
⇒だからウォルマートの売れ筋が何かを知るには、
この店を見ればよい。
④購買頻度の低いアイテム、カテゴリーが絞り込まれ、
カットされたこと。
⇒ウォルマートがどのカテゴリーを重視しているかは、
この店を見れば一目瞭然。
⑤ウォルマートがその売れ筋商品群をどう陳列し、
どう売り込もうとしているかがわかること。
⑥しかし逆に、「つまらないウォルマート」になっていること。
⇒これは顧客にとってつまらないということ。
プロにとっては、きわめて興味深い売場になっている。  

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さて、この「ハーフサイズ・スーパーセンター」
半年後に、どう変わっているか。
実験店であるから、どんどん変更されているに違いない。

私は今から3月の訪問をドキドキしながら、待っている。

商人舎アメリカ視察セミナー。  
今年度第1弾「Hot」編は、
ウォルマートの全業態を網羅的に視察し、考察し、
業態とはなにか、
業態転換とは何か、
業態開発はいかに行われるかを、
学んで、学んで、学んで、学ぶ。  

トップ、幹部の皆さん。
本物の学びを、一緒に体験し、
一緒に、考えましょう。

<結城義晴>  

[追伸]
同じツアーの中で「有難かった」もう一つのウォルマート。
「スーパーメルカド」 
こちらは、アリゾナ州に住むメキシコ系アメリカ人向けの店。
まさしく、ターゲット顧客が鮮明な店。
こちらは来週火曜日に紹介の予定。  

よほどの事件がない限り、
毎週火曜日は、
アメリカ「Hot」情報の日。  

乞う、ご期待。

2010年01月12日(火曜日)

東レ榊原定征社長・トヨタプリウスの「前向き・ポジティブ・挑戦者」

Everybody! Good Tuesday!  

ハッピー・マンデーの翌日の火曜日には、
いつものご挨拶。

Everybody! Good Tuesday!   

今日から今週の仕事が始まる人も多い。

2000年から始まったハッピー・マンデー制度。
国民の祝日に三連休をつくることが目的とされた。
果たして「幸福な月曜日」だったのか。

飛び石でも、それぞれに、
由緒のある祝日のほうがよかったか。

例えば昨日の成人の日は、
小正月の1月15日だと決まっていた。
私の成人の日には、
必ず、大学ラグビーの決勝戦があって、
それを楽しんだ。

どちらがよいか。

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の結城ゼミ。
ゼミ長の名古屋文彦さんは、
「サービス業のコモディティ」を修士論文のテーマにしている。

私との議論を何度も繰り返してきて、
私自身とても勉強になった。
その論文が昨夜午前2時過ぎにメールで送られてきた。

完成したのだ。

おめでとう。

この論文のサービス業のコモディティ。
サービスの同質化からコモディティ現象が始まる。

翻って、2000年のハッピー・マンデー制度。
「祝日の同質化」だった。  

もちろん私は、コモディティの有益性を唱えるものだが、
本来、ノンコモディティの祝日を、
コモディティ的発想で三連休にしてしまったのは、
「機能的サービス」からは良しとしても、
「情緒的サービス」としては頂けなかった。

まあ、それが終わって、今週に入った。

さて、先週1月7日の木曜日の「財界賞」授賞式

ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんが語った言葉。
「どうも悲観的なことを言う人が多すぎる。  
しかし日本は、よく考えると、恵まれている。
何よりもインフラが揃っている」

これが本当に重要だと思う。
週の初め、月の初めには、
意識したいものだ。

「人がいる。金がある。
情報がある。技術がある。
そのうえ、今後、
大きな成長が見込めるアジアの一員である。
さらにあらゆる面でアメリカに近い」  

「こんなに条件に恵まれた国はない」

その通りだと思う。

「だから元気を出そうよ」となる。

今日の日経新聞の一面コラム『春秋』。
東レ社長の榊原定征さんのプラス思考が出てくる。  
「成長を制約する要因にこそ、
商機があるんです」  

榊原さんは「成長戦略」だったら何時間も語れるそうだ。

ただし「傾いた船がひっくり返らないように、
コスト削減はとことんやっています」

「社内には過度に悲観的になるな、
前向きにチャレンジしていけと言っています」  

そして最後に、言う。
「失敗ならいっぱいあります。
ワッハッハッ」  

ご承知のように東レは、ファーストリテイリングと組んで、
「ヒートテック」を開発し、国民生活を一変させた。

柳井正と榊原定征。  

「前向き・ポジティブ・挑戦者」  
この経営者が、日本経済を引っ張る。

一方、朝日新聞の一面コラム「天声人語」。  
トヨタのプリウス開発を取り上げて、
こちらも前向きだ。

自動車史は石油消費の歴史。
そのなかで1993年にトヨタで始まったのが「G21」プロジェクト。
開発コード890T。
それが「電気とガソリンの混血」のハイブリッド車となった。

「かけ合わせた品種は、
しばしば『両親』より丈夫で発育がいい。
これを雑種強勢と呼ぶ」
すなわちプリウスには、
雑種強勢の自然界の法則があると天声人語は言う。

「環境に気遣いながら、企業と消費者が、
共に満足する道は必ずある」

図らずも、今日の春秋と天声人語、
「前向き・ポジティブ・挑戦者」だった。  

それが、週の初めの心構えというものだ。

Everybody! Good Tuesday!  

<結城義晴>  

2010年01月11日(月曜日)

新成人127万人と「はたらくくるま」の歌

Everybody! Happy Monday!(Vol2)

2010年の第2回目の月曜日、第2週の始まり。
それが「成人の日」。

いつも引き合いに出してくる「祝日法」は、
正式には「国民の祝日に関する法律」という。
この祝日法では成人の日の趣旨を、こう説明する。
「おとなになったことを自覚し、
みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」
世界的にも、珍しい祝日。

奈良時代に始まり、室町、江戸時代を経て確立し、
明治維新後、現在まで、
男女ともに「成人」を自覚させ、励ます儀式として残った。

戦後、1948年から、1月15日の小正月の日を祝日としたが、
2000年「ハッピー・マンデー」制度導入に伴って、
以降、1月第2月曜と改定された。

現在は、学齢方式で、
昨年の4月2日から、今年4月1日までに、
20歳の誕生日を迎える人を「新成人」として、
国を挙げて祝う。

昨年2009年の新成人は133万人。
今年の新成人は、127万人。  
また6万人減少。

意外なように感じられるが、
男性が65万人、女性62万人。  
生物学的に、男のほうが死亡する確率が高い。
だから男が多く生まれる。

しかし医学が発達し、社会が安定してから、
ほぼ生まれたままの比率で成人する。

ただし、平均寿命は女のほうが長く、
高齢者では女性が多くなる。

成人数は、1995年以降、減少し続け、
統計を取り始めた1968年以降、今年は、最低。

過去、新成人人口が最も多かったのは1970年。
第一次ベビーブーム世代が新成人になった時。
すなわち団塊の世代。
その後、新成人数は減少していき、
第二次ベビーブーム世代が成人に達した1994年に、
第二のピークを迎え、207万人となった。

総人口に占める新成人の割合は、
計測開始の1968年には2.35%だったが、
2009年は1.04%と半減以下。

今後の日本社会を見通すと、
それだけ新成人にかかるプレッシャーは高まることになる。

新成人を社会として、大切にし、
同時に個々に試練を与え続けて、
大きく成長させたいものだ。

私の、基本的な教育方針。
「本人の成長の邪魔をしないこと。  
本人らしく成長してもらうこと」

個人でも、会社でも、学校でも、社会の中でも、
私は、常にそうありたいと考えている。

さて、新成人に質問してみよう。
「子供のころに一番好きだった歌は何か」

私の予想で、もっとも多いのは、
きっとこれだ。

「はたらくくるま」  
(作詞:伊藤アキラ 作曲:越部信義)

のりもの あつまれ いろんな くるま
どんどん でてこい はたらく くるま

こう始まる。

ハガキやお手紙集める郵便車
街中きれいにお掃除清掃車
怪我人病人急いで救急車
ビルの火事には梯子消防車

ここで様々な仕事の車が出てくる。
そして、最後に、こうなる。

いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

その後、リフレイン。
そして2番。

自動車いっぱい運べるカーキャリア
引っ越し荷物はおまかせパネルバン
壊れた車を動かすレッカー車
ガソリン満タン配達タンクローリー

3番にも、4種類の働く車。

フォークリフト
ブルドーザ 
ショベルカー 
ダンプカー 

そして、子供たちの感動で終わる。

いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

「はたらくくるま」の歌はこれで終わらない。

「はたらくくるま2」「はたらくくるま3」がある。

「はたらくくるま2」  

1番に出てくる働く車。
パトロールカー
散水車
タラップ車
テレビ中継車

2番。
幼稚園バス
宅配車
給食運搬車
冷凍車

3番。
コンクリートミキサー車
耕運機
ロードローラー
クレーン車

そしてまた、子供たちは感動する。
いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

「はたらくくるま3」にでてくる「仕事と車」は、
どんどん専門化、細分化される。

リムジンバス
トーイングトラクター
化学消防車
タクシー

森林パトロールカー
田植え機
ポテトハーベスター
強力吸引車

衛星中継車
サファリバス
ボトルカー
リリーフカー

そして、子供たちの感動と、
「仕事」への励まし、憧れで終わる。

いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

素晴らしい歌。
車と仕事に関して歌いつつ、
いろんな仕事があることを子供たちに教えてくれる。
それがまことに素晴らしい。

すべての仕事と車を、私は尊敬する。
個人的に私の好きなフレーズは。

①まちじゅうきれいに おそうじ せいそう車

②ひるでもよるでも どこへでも はい タクシー

③おもたいにもつを あげさげ フォークリフト

④おにく おさかな ひやして れいとう車

「街中きれいに」
「昼でも夜でもどこへでも」
「重たい荷物を上げ下げ」
「お肉お魚冷やして」  

ここがいい。

ちなみに、これも好きだ。
⑤ぐるぐる かいてん コンクリートミキサー車

息子が小さい頃、
なぜか「コンクリートミキサー車」を「トンチンチン」と呼んでいた。
もちろんこの歌は大好きだった。

⑥ピッチャーこうたい がんばれ リリーフカー

まだまだ好きなフレーズはたくさんある。
そして替え歌を増やしたくなる。

新成人も、この歌を歌いつつ、
幼稚園や保育園、小学校に通った。
仕事を尊敬し、仕事する車にあこがれつつ。

私たち日本人全員が、
今日は、この歌に戻って、仕事し、
仕事する人々を、敬いたいものだ。

Everybody! Happy Monday!(Vol2)

<結城義晴>    

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前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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