結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年09月23日(木曜日)

新日本スーパーマーケット協会第1回全国大会の結城人脈模様

2010年の秋分の日。
秋分の日を、祝日法は、
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」こととしている。
だから、仏教の寺では「秋季彼岸会」が開催される。
墓参りの人も多い。

秋分は、「昼と夜の長さが同じ日」と思われているが、
実際には、日本付近では、
平均、昼が夜よりも約14分長い。

その秋分の日の今日、全国的に雨。
そして本当の秋の到来。

台風12号まで発生している。

気象庁の「寒候期予報」の発表。
寒候期とは10月から2月までのこと。

10月いっぱい、気温は例年より高めだが、
11月に入ると例年並みになる。

この2年間「暖冬」だったから、
今年の冬は例年並みだが、
一段と寒く感じられるとか。

さて世間でもちきりなのは、
「大阪地検特捜検事フロッピーディスク・データ改ざん事件」
無罪確定した村木厚子元局長が、こんどはスター扱い。

しかしこれも、逆に振れ過ぎの観あり。

村木さんの元部下の係長は自供しているし、
こちらも「官僚村」全体の官僚化の中で、
ご本人は不本意だったかもしれないが、
「郵便料金不正事件」の渦中にいて、
これに何らかのかかわりを持っていたことは確かだ。

特捜はその尊厳を否定されるほどのことをやってしまったが、
厚生労働省官僚たちの疑いが、
ほんとうに晴れたと判断できるのかどうかは、
藪の中。

もうひとつの世間お騒がせは、
「尖閣列島での中国人船長逮捕問題」。
ちょうど国連総会が開催され、
中国側は温家宝首相のレベルまで上がって、
問題解決の方向を、なんとなく示唆し始めた。

日本政府と外務省が、どうさばくか。
「賽は投げられた」といったところか。

悩ましい問題解決にはなるが。

さて昨日の続き。
9月1日、新日本スーパーマーケット協会誕生。

現時点では、日本に「スーパーマーケット」 と名のつく協会が、
三つ存在する。

一番古いのが、「新日本スーパーマーケット協会」
「新」が一番古いなんて、ちょっと変な感じだが、
前身の日本セルフ・サービス協会が発足したのが、
昭和33年(1958年)。

次が、「オール日本スーパーマーケット協会」
昭和37年(1962年)発足。

そして一番新しいのが「日本スーパーマーケット協会」
平成11年(1999年)設立。

1953年に、力道山が起こしたのが日本プロレス協会。
1963年に力道山は亡くなっているが、1972年、
ジャイアント馬場は全日本プロレスを、
アントニオ猪木は新日本プロレスを創立。

なんだか、似ている。

さてその新日本スーパーマーケット協会
第1回全国大会の第3部懇親会。

冒頭のご挨拶はこの人、会長の横山清さん。
㈱アークス社長。

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横山さん抜きには、
この協会のリニューアルは成し遂げられなかった。
「スーパーマーケットに戸籍を持たせよう」と高らかに宣言。

続いて、日本スーパーマーケット協会会長の川野幸夫さん。
㈱ヤオコー会長。
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川野さんのご挨拶、失礼ながら、
どんどん御上手になられている。
川野さんのいいところは、
言わなければならないことは、
必ず最後まで言うところ。
これはヤオコーの経営に通ずる。

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「年間売上高20兆円の日本のスーパーマーケット産業が、
その社会的な役割に応じたポジションを獲得することを、
協力して、成し遂げていきたい」

そしてオール日本スーパーマーケット協会会長の荒井伸也さん。
ご存知、安土敏のペンネームで活躍する作家であり、
元サミット㈱社長・会長を歴任された。
コーネル大学RMPジャパン首席講師でもある。

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サンテグジュペリの『星の王子様』から引いて、
「一番大事なものは見えないんだよ」
スーパーマーケットは20兆円の総年商で、
百貨店、コンビニ、総合スーパー、
さらにドラッグストア、ホームセンターなどに比べて、
見えないけれど、大きな売上げの重要な社会的機能であることを明らかにした。

そのスーパーマーケットの存在の「見える化」を進めねばならない。
荒井さんの挨拶も横山、川野さんと、まったく一致していた。

まさに「三人揃い踏み」。

その後、赤い法被姿が33人も、うち揃って、鏡割り。

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真ん中のグループは、
三人の会長と清水信次名誉会長(右から三人目)、
そしてシジシージャパン代表の堀内淳弘さん(左から二人目)、
そして日本生活協同組合連合会会長の山下俊史さん(右)。

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乾杯の音頭は、日生協の山下会長。

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その後は、怒涛の懇親。

まず、法被をぬいで、壇上から降りてきたばかりの協会常任理事・中村洋子さん。
㈱スズキヤ社長。

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その洋子社長と一緒に、 重鎮のお二人のところへ。

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そして伊藤雅俊さんとスリーショット。
イトーヨーカ堂創業者、セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。

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日本チェーンストア協会会長の亀井淳さん。
イトーヨーカ堂社長。

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一方、イオン㈱取締役会議長の原田昭彦さん。

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㈱平和堂社長の夏原平和さん。

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㈱全日本食品社長の齋藤充弘さんと、
日本スーパーマーケット協会事務局長の江口法生さん。

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㈱阪食社長の千野和利さんは、協会常任理事。
右は、㈱菱食副社長の中嶋隆夫さん。

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菱食会長の後藤雅治さん、
キユーピー㈱社長の鈴木豊さんが、
入れ替わって、ワンショット。

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荒井伸也さんを探して、ここでもパチリ。

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協会常任理事の太田順康さん。
あのロヂャースの㈱北辰商事副社長で、
コーネル大学RMPジャパン第一期生級長。
左はその伝説の第一期生の「伝説」をつくった江崎グリコ㈱渡邊武さん。

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国分㈱社長の國分勘兵衛さんと川野さん。

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㈱伊藤園副社長の江島祥仁さん(中央)と、
旭食品㈱副社長の竹内信夫さん。

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㈱廣甚社長の廣岡聖司さんは、アメリカ視察研修会の商人舎ファミリー。

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㈱寺岡精工社長の寺岡和治さん。

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㈱九州テラオカ社長の川越純一さんと、
㈱リウボウフーズ社長の片岡英二さん。

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途中で、チアリーダーが登場。

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懇親会も終わりに近づいた。

協会会長の横山さんと、
商人舎エグゼクティブプロデューサー松井康彦。

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㈱シジシージャパン代表の堀内淳弘さん。

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そして、㈱流通ジャーナル社長の加藤英夫さん。
流通業界のジャーナリズムのトップリーダーにして、流通報道記者会代表幹事。

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中締めは、この人、協会副会長の増井德太郎さん。
㈱紀ノ国屋ファウンダー。

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全部終わってから、増井さんご夫妻と写真。
ほんとうにご苦労様でした。

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増井さんがいなかったら、この協会はここまで来なかったし、
日本のスーパーマーケットもここまで来なかった。

そして最後の最後は、
コーネル・ジャパン一期生&二期生、講師陣。

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帰りに、左にプリンスタワーホテル、右に東京タワー、
それらを背景にした増上寺の山門が美しかった。

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多くのみなさんと交流した。
商人舎発足の会発起人になっていただいた方も、多数。

私にとって、この人的な交流こそ財産。
この人たちのためにも頑張ろうという気力が湧いてくる。

「志定まれば、気盛んなり」(吉田松陰)

<結城義晴>

2010年09月22日(水曜日)

新日本スーパーマーケット協会第1回全国大会の「無戸籍論」と「脱職人気質」

新ブログが登場しました。 「スーパーマーケットの省エネ環境戦略」
広島市の環境コンサルタント森下兼年氏が
省エネ法や食品リサイクル法、温暖化対策に関する情報を発信していきます。
ぜひ、ご覧ください。< 事務局>

木村拓哉主演の「ヒーロー」というテレビドラマ。
正義感の強い検事像が描かれて人気で、映画にもなったが、
大阪の特捜検事の逮捕はそれを覆した。

狭い狭い検事村。
そこでは自供を引き出す「割り屋」が腕利きと称される。
刑事がホシを自供させることを「落とす」といい、
その名人を「落とし屋」というのに対して、
検事の方は「割り屋」。

しかし「何屋」と呼ばれる者、
特殊な存在、職人となりやすい。

本来の「職人気質」は、
あくまでも己の技術を追求するというもので、
これはよろしいのだが、
小売業、特にスーパーマーケットで、
自分の技術に固執するあまり、
近代化を阻む存在があった。

日本のスーパーマーケットはこの「職人問題」を解決して、
見事、近代化を果たしたが、
「特捜検事の割り屋」には、
この悪い意味での「職人化」が感じられる。

閉鎖的な世界。
閉鎖的な心理。
閉鎖的な仕事ぶり。

そこに悪しき職人体質が蔓延する。
そして悪しき職人世界には、
不正がはびこりやすい。

編集という仕事にも、
実はこの職人問題がある。

私は、30年間、編集の現場に身を置いてきた。
そして一貫して、「チームワーク」を重視してきた。

現在、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科では、
結城ゼミで6人の院生を指導しているが、
「合宿主義」だし、そのうえで「チームワーク主義」。

ここで言う「チームワーク主義」は、
「悪しき職人気質」の正反対の概念。

「検察庁の信頼と権威の失墜」を新聞は書く。
「自浄を進めよ」と訴える。

しかし「検察村の職人気質」を廃しない限り、
こんな問題はなくならないに違いない。
恐ろしいことだが。

これまで、こういった問題が、
表に出なかっただけなのだから。

日本の不正は「カビ型」といわれる。
欧米の場合は「虫型」。

カビ型にはびこる「悪しき職人化」。
カビ型は、全体のマネジメント体制を改革するしか、
解決の方法はない。

さて9月1日から新名称となった
社団法人新日本スーパーマーケット協会

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その第1回全国大会東京大会が、
ザ・プリンスパークタワー東京コンベンションホールで開催された。

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全国スーパーマーケット協会と日本セルフ・サービス協会、
両社団法人の合併から1年。
さらに新名称となってから最初の今大会には、
正会員、賛助会員の2000人ほどが参集し、
広い会場は参加者で埋め尽くされた。

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第一部が式典、第二部が記念講演会、第三部が懇親会の構成。

式典の冒頭は、協会会長の横山清さん
㈱アークス社長。
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主催者を代表して開会のご挨拶。
「この日を迎え、胸が熱くなった」と開口。
「出店をすれば売上げが上がる時代は終わった。
少子高齢化でマーケットはこれまでのように大きくはならない」
現在のスーパーマーケット産業のおかれている状況を分析。
「暮らしを支えるインフラ産業としてスーパーマーケットが戸籍をもつ。
そのためにも、450社を超える正会員、750社の賛助会員とともに、
新日本スーパーマーケット協会が果たしていく役割は大きい」

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横山さんの「スーパーマーケット無戸籍論」。

スーパーマーケット・トレードショーを東アジアを中心とした世界最大のフェアにしていくこと。
各種検定試験や、コーネルRMPジャパンをはじめとする積極的な教育支援活動。
スーパーマーケット三団体による販売統計調査とデータ蓄積による社会的責任。

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これら一つひとつの活動を積み重ねるとともに、各協会と連携しながら、
「食の経団連、ソフト経団連」としての役割を担っていきたいと決意を語った。

続いて清水信次名誉会長が挨拶。

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「われわれ小売業は年中無休で日常の暮らしに貢献しているが、
重厚長大産業に比して冷遇されている。
各協会団体があるが、小異を捨て大同につき、
流通産業連合体として、消費者代表と力を合わせつつ、
産業の発展に寄与していかなければならない」

「そのためにも、国政に代表者送りこむ必要がある」

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戦中・戦後の話を交えた、清水さんらしいご挨拶だった。
声は朗々と張りがあり、今なお、いや、ますますお元気。

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その後、経済産業省、農林水産省の挨拶につづき、
㈱シジシージャパン CGCグループ代表の堀内淳弘さんが来賓のご挨拶。
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「ダイエー創業者の故中内功さんが、
『日本スーパーマーケット協会』の設立を通産省(当時)に働きかけたが、
かなわなかった。
その意志を継いでくれといわれて、
『全国スーパーマーケット協会』が誕生した。
昨年、セルフ・サービス協会との合併を果たし、
ひとつの協会が誕生したが、
すべて横山会長なくしては実現しなかった」

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新協会の常任理事のお披露目のあと、
常任理事の中村洋子さんが「大会宣言」を発表。
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式典の中盤は
「第1回SMTSグッドデザインブースアワード2010」表彰式。
大賞は㈱寺岡精工。寺岡和治社長が栄えある第1回大賞を受賞。
特別賞は(社)北海道商工会議所連合会。

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続いて食品表示管理士検定上級合格者の認定証の授与式。
㈱いかりスーパーマーケット営業本部の三角進弥さんと、
㈱サンベルクス営業企画部の高松冴子さん
が代表して登壇。

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上級合格者はわずか39名の狭き門。
栄えある授与式にお二人とも嬉しそう。

そして来年9月開催にされる第2回大会は札幌。
ホスト地区を代表して、
北海道スーパーマーケット協会会長の桐生康夫さん
参加呼びかけを行い、式典はクライマックスを迎えた。

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式典の最後を飾ったのは、鈴木織衛指揮、
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団による、
スクリーンミュージックの演奏。
懐かしの映画音楽全6曲の生演奏には、盛大な拍手が送られた。
盛りだくさんの式典だった。

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第二部の記念講演会は、
武庫川女子大学国際健康開発研究所所長の
家森幸男さん
が世界25カ国で調査した成果を発表しながら、
「食で培う健康・長寿」と題して講演。
食品産業に携わる者にとって貴重な資料と提言をいただいた内容だった。
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第3部は懇親会。
この項は明日につづく。

「職人問題」を解決し、近代化を果たした日本のスーパーマーケット産業。
産業としての戸籍を獲得し、「現代化」へ突き進む。

その意味でも貴重な新日本スーパーマーケット協会の第1回全国大会だった。

<結城義晴>

2010年09月21日(火曜日)

イオン幕張店の「総合便利店」改装リニューアルは「新しいフォーマット」実験だ

今日、明日まで、暑い日が続く。
秋分の日の23日から、全国的に秋。
やっと秋がやってきた。

果物や野菜の生産は、
この猛暑・酷暑・炎夏で、
明暗くっきり。

リンゴやナシ、クリなどは、
生産量が落ちたり、
例年の品質と違ったり。

ブドウは甘くなって、
良好だとか。

自然を相手にする仕事は、
常に天候との戦い。

良い時もあれば、悪い時もある。
いちいちくさっていたら、埒が明かない。
その意味で、農民は強い。

「生産量は去年の1割くらい」
平気でこんなことを言う。

口蹄疫の問題が発生した時にも、
宮崎県の生産者はすべての飼い牛を失った。
それでも、淡々とした表情を崩さなかった。
東国原英夫知事のほうが、
泣きじゃくっていた。

日本人はもともと農耕民族だった。
だからこの辛抱強さを備えている。

中国と揉めている尖閣列島問題も、
アメリカとの普天間基地問題も、
農耕民族の辛抱強さを活かして、
丁寧に丁寧に解決していくことだ。

「あちらを立てればこちらが立たず、
こちらを立てればあちらが立たず」

それが21世紀の現象の特徴。
だから私の言うオクシモロンの問題解決姿勢が必要。

さて、昨日の日経MJ「総合小売り」欄。
「イオン、新型GMS始動」の記事。

18日の土曜日、イオン幕張店が改装オープンした。
もうそろそろ「GMS」という用語は、
やめにしてもらいたいところだが、それはさておき、
このリニューアルは重要な問題をはらんでいる。

日本の「総合スーパー」は国際的にみると、
ハイパーマーケットに分類される。
コーネル大学でも「ハイパーマーケット」という用語を使っているが、
ハイパーマーケットは「総合便利店」である。

ここで日本のハイパーマーケットという「業態」のライフサイクルは、
とうにピークを越え、平準期に入っている。
衰退期という認識すらある。

ただしイオンですら、
全国に420店のハイパーマーケットが現存している。

この既存の店舗群の「業態」をどう転換するのか。

私は、今年発刊された『小売業界大研究』(産学社刊)で、
初めて、「フォーマット」という概念を意図的に使った。
神戸大学名誉教授の田村正紀先生の『業態の盛衰』に、
「フォーマット」の定義が出てくる。
「業態が分化した様々な形」。
小売業が成熟してくると、業態がフォーマットに変化してくる。

ハイパーマーケットは業態。
ウォルマートのスーパーセンターは、
ハイパーマーケットという業態が分化した一つの形、
すなわちフォーマットである。

それはアメリカのサバーバンエリアの大衆の生活に、
これ以上ないというくらいに適合したフォーマットとなった。

ウォルマートは上海では、
「スーパーセンター」を作っていない。
まだ、ハイパーマーケット段階である。
それが上海というマーケットの現状だから。

翻って日本の総合スーパーというハイパーマーケット。
フォーマットへの特化が求められている。

日本の競争環境の中で、
「総合便利店」としての新しい役割や特徴を、
イオンはいかに考案するのか。

その回答が幕張店に表れる。

コンセプトは「narrow & deep」

「重点分野をより深く」と日本語解釈が付けられている。

2003年、私は商業界ゼミナールのメインテーマを決めた。
「小さく、狭く、濃く、深く」

千葉県の舞浜で行われたゼミナールで、
イオン名誉会長相談役の岡田卓也さんが、
私にコメントしてくれた。
岡田さんは商業界同友会エルダーと呼ばれる重鎮。
故倉本長治の愛弟子たちだけに与えられる呼称。

その岡田さんのコメント。
私は今でも覚えている。
「『小さく、狭く、濃く、深く』はいいテーマだね。
以前、アメリカのコンサルタントが来日して、
『ナロー&ディープ』を提唱したけれど、
あれと、おんなじだ」

私は今回のイオンのハイパーマーケットのフォーマット化実験が、
この「narrow & deep」に定められたことに、
長い潜伏期間があったのだと思う。
コンセプトの発酵期間。

「狭くて、深い品ぞろえ」
すなわち深い品揃えの専門店の集積によって、
「総合便利店」を「フォーマット」として蘇らせるという考え方。

イオン幕張店に導入された専門店。
生活雑貨の「アール・オー・ユー」
ペット用品「ペットシティ」
靴「アスビー」
書籍「未来屋書店」
カジュアル衣料品「トップバリュコレクション」
自転車「イオンサイクルショップ」
化粧品「ザ ボディショップ」
ファッション雑貨「クレアーズ」

ザ ボディショップや未来屋書店は、
もう確立した専門店といえる。

このレベルまで、他の専門店群が昇華できるか。
時間はかかるに違いない。
しかしそれがフォーマットをつくることになる。

田村先生とは違った概念だが、
故渥美俊一先生は早くから「フォーマット」という用語を使ってきた。

「TPOSごとにフォーマットがつくられる」。
「フォーマットは新しい業種」。

イオンが「総合便利店」 のフォーマット化に取り組み始めた。
久しぶりに注目すべき実験といえよう。

ただしこれは一朝一夕には、
完成しないものだと心得てとりかかるべきだ。

<結城義晴>

2010年09月20日(月曜日)

菅直人「最小不幸」vs櫻井よしこ「最大幸福」/結城義晴「小さな喜び・ささやかな幸せ・明日への希望」

Everybody! Good Monday!
[2010 vol38]

2010年第38週、9月第4週の始まり。

今日月曜日は、敬老の日。
そして木曜日は秋分の日。
今週は、 飛び石連休のうえ、
これ以上ないとほどのよい気候。

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夏の暑さに体は疲労している。
その疲労を取り去るのに都合のよい1週間だ。

敬老の日の趣旨は、
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」こと。

例によって「国民の祝日に関する法律(祝日法)」の定め。

しかしこの類の祝日は外国にはない。
日本固有のもの。
日本が長寿国で、
それが日本という国の特徴の一つだとしたら、
これは極めて21世紀的な事実。
この認識、大切にしたい。

ウィキぺディアでは、敬老の日の始まりを、
1947年(昭和22年)に提唱された「としよりの日」としている。

兵庫県多可郡野間谷村の門脇政夫村長と山本明助役が、
村づくりの一環として考えだし、敬老会を始めた。
「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨だった。
この「としよりの日」は1950年(昭和25 年)から、
兵庫県全体で行われるようになったが、
兵庫県の県民性をよくあらわしている。
それがやがて全国に広がった。
これは日本人の国民性をよくあらわしている。

1964年(昭和39年)には「老人の日」と改称され、
さらに1966年(昭和41年)に国民の祝日「敬老の日」となった。

2001年、ハッピーマンデー制度が適用され、
2004年からは「敬老の日」は9月第3月曜日となった。
しかしこれには私は好感が持てない。
敬老の日は9月15日と決めておくべきだと思う。

何よりも、「敬老」されるべき人々の多くは、
「連休」とはあまり関係のない生活を送っているからだ。

敬老の日ならば、
高齢者からの発想が中心となるべきだろう。

そんな考えもあってか、
敬老の日を第3月曜日に移すにあたって、
高齢者団体から反発が相次いだ。

そこで2001年に老人福祉法第5条が改正され、
9月15日が「老人の日」と定められ、
15日から21日までの1週間が「老人週間」となった。

今、老人週間の真っただ中。
私も今日は、84歳の父母に会いに行こうと思っている。

さて、今週は、23日木曜日から国連総会が開催される。
菅直人日本国首相が「最小不幸世界」を訴える。
日本は「最小不幸社会」を目指し、
国連は「最小不幸世界」を築く。

「最小不幸」というと、
いかにも語感が悪くて、
私はどうしても好きになれない。

英語では「ミザリー・ミニマム」(misery minimum)というのか。
あるいは「ミニマム・アンハピネス」というのか、
はたまた「ミニマム・ミスフォーチュン」というのか。

日本語では「最小」と「不」が、二重に打ち消す語法。
英語でも「ミニマム」と「ミス」や「アン」がだぶっていて、
どうも変な感じ。

櫻井よしこさんがブログに書いている。
「後ろ向きでジメッとした政策目標」

菅首相の主張は、
「幸福は個々人の価値観によって異なり、
これは権力が関与するべきではありません」
「政治は権力であり、
権力は人びとの不幸の原因を取り除くことにこそ使うべきです」

正論。

桜井さんは、渋沢栄一の『論語と算盤』がら引用する。
「富むものがあるから貧者が出るというような論旨の下に、
世人が挙(こぞ)って富者を排儕(はいさい)するならば、
如何にして富国強兵の実を挙ぐることが出来ようぞ。
個人の富は、すなわち国家の富である。
(中略)国家を富まし自己も栄達せんと欲すればこそ、
人々が、日夜勉励するのである。
その結果として貧富の懸隔を生ずるものとすれば、
そは自然の成り行き」

「渋沢は、貧富の差は、程度の差こそあれ、
いつの時代にも存在する現象であること、
指導者はその差を出来るだけ解消すべく、
王道としての政策を実施すべきであること、
だが、富の分配平均を目指すあまり
『日夜勉励する人々』の志や気概を挫いてはならないことを、
戒めているのである」

「一所懸命に励む人がいて、
彼らが富み、幸せになることによって、
社会全体の富も幸福も増大されていくという考えだ」

櫻井さんは結論付ける。
「社会主義経済に傾く菅政権の政策の先に
日本の繁栄があるとも、若者たちの夢が存在するとも思えない。
菅民主党は最小不幸社会の実現よりも、
最大幸福社会の推進に力を注ぐべきだ」

「最小不幸社会」を目指すべきか、
「最大幸福社会」を志向すべきか。

これは政府や国家のレベルの話だが、
「最大幸福社会」をスローガンとして掲げると、
今や、むなしい絵空事に感じられる。

だからといって、
「最小不幸社会」は語感が悪すぎる。

私は商売のあり方のひとつとして、掲げる。
「小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望」

これが庶民、すなわち大衆のマインドと考えるからだ。

今週も自分のお客様に、
「喜び、幸せ、希望」を提供する1週間でありたい。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2010年09月19日(日曜日)

ジジの「ねるにかぎる」[2010日曜版vol38]

あつい、あつい、
夏でした。

あつい、あつい、
2010年の夏でした。

あつい夜は、
ねる。

ねるに、
かぎる。

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ひるまは、
ほんとうに、
あつかった。

あついひるまも、
ねる。

ねるに、
かぎる。

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夏がおわって、
秋になっても、
夏のつかれが、
のこっています。

そんなときは、
ねる。

ねるに、
かぎる。

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「うらめしや~」

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でも、
ねるに、
かぎる。

ねぐるしくても、
ねる。

ねるに、
かぎる。

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とにかく、
ねるに、
かぎる。

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そうすると、
ふしぎなことに、
ねむくなくなる。

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これが、
ほんとうに、
秋がきたってことです。

これが、
ほんとうの、
秋の到来です。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年09月18日(土曜日)

菅直人内閣の若返りと「大機小機」の「インフレターゲット論」

第二次菅直人内閣発足。

「脱小沢」だとか「嫌小沢」だとか、
書きたてられているが、
始まったものは戻らない。

精一杯、国民のために、国のために、
尽くしてもらいたいものだ。

岡田克也新幹事長、前外務大臣、57歳。
その後を継いだ前原誠司外務大臣、48歳。

野田佳彦財務大臣、53歳。

さんざんもめた馬淵澄夫国土交通大臣、50歳、
玄葉光一郎国家戦略大臣、46歳、
そして蓮舫行政刷新・公務員制度改革大臣、42歳。

さらに民間から片山善博総務大臣、59歳。

60歳以下の、こういった比較的若い人たちに期待しよう。
私もまだ、この年代の仲間だし。

ところで、新聞各紙の一面トップには、
新内閣閣僚の一覧表が並ぶ。

その学歴をみると、
自民党時代と比べ、
「東大」出身者が驚くほど少なくなった。

18人の閣僚のうち、
東大卒は2人、仙石由人官房長官が東大中退で、
彼を入れても、6分の1。

かつては「東大でなけりゃ大臣にはなれぬ」式の図式があったが、
それが一変した観がある。

今回は、文部科学大臣の高木義明さんが下関工業高校卒、
国家公安委員長の岡崎トミ子さんが福島女子高卒。

これもとてもいい傾向だ。

だたし彼ら全員が、しっかりと仕事しなければならぬ。

さて日経新聞マーケット総合欄の人気コラム「大機小機」。
今日は、「デフレ脱却はすべてを癒す」のタイトル。

「いったん一定程度のインフレになると国民が信じれば、
消費は促進され、地価も回復し投資活動も活発化して、
結果的に財政再建も容易になる」

これは「インフレターゲット論」で、
アメリカのノーベル経済学者ポール・クルーグマンの説

「デフレ脱却とは平たく言えば、
穏やかなインフレを起こすことでもある」

インフレの目標をどのくらいにするかは、諸説あるが、
意図的にインフレを起こす。
それも穏やかなインフレ。

「それへの抵抗感を払拭するには、
政府主導で期待を上回る金融緩和策を推進し、
景気回復を実績で示すほかはない」

「インフレ化では年金生活者などが困るとされるが、
穏やかなら金利や名目国内総生産も上昇して税収が回復し、
結局は全国民が豊かになる」

コラムニストの桃李氏は、
クルーグマンの主張を述べるが、
さて、いかなるものか。

問題の日銀を、
「自らの財務悪化を理由に、
国債購入による大胆な緩和策を渋る」と糾弾し、
「船が沈没しているときに、
救命ボートの浸水を心配して、
それを使うなというに等しい」
と断罪する。

インフレターゲット論には、
菅直人総理も傾いていて、
だからこの強気の発言となったのだろうが、
果たして、若い閣僚が腹を決められるか。

若さに期待しつつも、
「しっかりとした仕事」には、
勇気が不可欠であることを確認したい。

国も経済も動くのか。
動かなければ、変化は起こらない。

動く。
変える。
変わる。

その時が迫っている。

良い週末を。
そして月曜の敬老の日。
良い三日間を。

<結城義晴>

2010年09月17日(金曜日)

「活字型vs肉筆型」と商業経営問題研究会で考えた「上海のウォルマートのハイーパーマーケット論」

昨日の東京は21.9℃。
10月中旬の気候となった。

一気に秋が進んだ。

菅直人民主党代表、
党人事、閣僚人事を進める。

いつからだろう。

多分、小泉純一郎時代からだろうが、
「首相に一任」の風が定着した。

それはそれでいいのだろうが、
周辺の連中が、
極めて無責任な態度に見えるから不思議。

そしてだから組織の人気が薄れると、
すぐにトップの首の挿げ替えとなる。

大衆は、
あいつが嫌いだ、
あいつが好きだと言っておきながら、
トップがくるくる変わると、
それが悪いと言い出す。

読売新聞の一面コラム「編集手帳」。
手書き文字のことを書いている。

「手書きの文字から伝わるものは多い。
ぬくもりであったり、人柄であったり、
切迫した息遣いであったり…
肉筆の魅力である。
では、活字の魅力は何だろう」

著述家の高田保著『ブラリひょうたん』からの引用。
「活字というものはありがたい。
書くものを内容本位にする」

「肉筆と違って文面以外から伝わるものがないので、
読む人が内容だけを見つめてくれる」

そして話は政治のこととなる。
「政治家にも
味わいを本領とする『肉筆型』と
内容本位の『活字型』がある。

理念や見識は不明でも、
人物の奥行きや幅を感じさせる人がいる。
奥行きや幅がない代わりに、
理念や見識を明瞭(めいりょう)な言葉で語れる人もいる」

この後で、新幹事長に決まった岡田克也外務大臣を、
「活字型」と決めつける。

すなわち、「奥行きや幅がない」政治家と。

ほんとうに失礼な言い方だが、
これが大新聞の看板コラムである。

新聞が、政治家を軽く見すぎている。

それが世論をつくっているものだから、
世の中みんな政治家軽視となる。

政治家をお笑い芸人レベルに落とし込む。

別にお笑い芸人を低く見るわけではないが、
新聞コラムニストやテレビコメンテーターだけが、
なんだか、ことさらに偉そうだ。

私は毎日、活字でモノを書いて、
コミュニケーションしている。
しかし本来、私は「肉筆派」だ。

だから私のブログには、
活字と写真が欠かせない。
活字という「記号」だけでなく、
「ぬくもりや人柄、息遣い」を、
写真によって表現する。

昨日は、たくさんの人と会った。

朝一番で、商人舎海外特別顧問の浅野秀二さんが来社。
チーフ・ツアーコーディネーターの鈴木敏さんと同道。

dscn2515-11.jpg

10月に実施するアメリカ視察「スペシャル編」の最終打ち合わせのあと、
成功を期して三人で固い握手。

商人舎の海外視察セミナー、
ますます充実していきます。

午後はRMLCの9月度例会。
RMLCとはRetail Manegement Learning Circle。
すなわち商業経営問題研究会。dscn2531-1.jpg

場所は日本スーパーマーケット協会の会議室。
内容は、8月に実施された千葉・茨城エリア視察の報告と討論。

dscn2526-11.jpg

視察店舗は、以下。

①ベイシア・スーパーセンターちば古市場店(平成21年5月オープン以下同じ)
千葉市緑区古市場
②ヤオコー ユニモちはら台店(平成19年9月)
市原市ちはら台3-4
③せんどう ちはら台店(平成18年12月)
市原市ちはら台南
④マックスバリュ おゆみ野店(平成20年5月)
千葉市緑区おゆみ野(イオンおゆみ野SC内)
⑤せんどう おゆみ野店(平成15年5月)
千葉市緑区おゆみ野中央
⑥ミスターマックスおゆみ野店(同)
⑦タイヨー ビックハウス東金店
東金市押堀字広田
⑧カスミ 押堀店
東金市押堀字広田
⑨ベイシア・スーパーセンター東金店(平成21年11月)
東金市道庭字三斗蒔
⑩メガ・ドンキ ラパーク成東店(長崎屋、平成22年)
千葉県山武市成東
⑪トライアル 小見川店(旧マルエツ、平成22年6月)
千葉県香取市分郷
⑫セイミヤ 多古店(平成20年12月)
千葉県香取郡多古町多古
⑬セイミヤ 鉾田舟木店(平成18年11月)
茨城県鉾田市舟木
⑭ヨークベニマル 水戸浜田店(平成22年7月)
水戸市浜田
⑮マルト SC笠原店

代表世話人の高木和成さんの整理した研修会テーマは五つ。
第一は、ルーラルのSM競合戦略、
第二は、ルーラルのショッピングセンターづくり、
第三は、スーパーマーケットのエブリデーロープライス戦略、
第四は、スーパーセンター業態のドミナント戦略、
第五は、ディスカウント業態の成長戦略

高木さんの問題意識ははとりわけ、
「日本のスーパーセンターは成功するのか」にあった。

これに関しても、各方面からディスカッション。

dscn2534-1.jpg

最後の1時間ほどは、
中国・上海流通業の報告。

ちょうど、上海から、
日中商会㈱常務取締役の謝智慧さんが参加してくれた。

dscn2537-1.jpg

謝さんは、リアリティある現地の情報を提供してくれた。
カルフール、ウォルマート、テスコ、メトロ、
それから久光百貨店(そごう)、ユニクロ。

私は千葉・茨城の日本の競合と、
上海の中国の競合とに、
共通項があることを強調した。

世界最初の業態は、百貨店のボンマルシェ、
「総合便利店」だった。

その後、ヨーロッパではハイパーマーケットが、
「総合便利店」として小売業をリードした。

アメリカではゼネラルマーチャンダイズストアが、
百貨店に代わって、マーケットをリードした。

その後、ディスカウントタイプのスーパーセンターが、
アメリカの消費市場を牽引して、現在に至る。

ヨーロッパでは、現在もハイパーマーケットが顕在。

そして上海では、ウォルマートもカルフールも、テスコも、
ハイパーマーケットを展開している。

上海のウォルマートは、スーパーセンターではない。
ハイパーマーケットである。

ちなみにハイパーマーケットは「業態」。
スーパーマーケットやコンビニと同じ。

ウォルマートのスーパーセンターはその業態が分化した「フォーマット」。
上海では、元に戻って、ハイパーマーケットととなっている。
アメリカ型スーパーセンタースタイルの店づくりとはなっていない。

ここが焦点。

業態が確立され、
競争環境が激化し、進化すると、
フォーマットが明確になる。

マーケットが熟していないときには、
「業態化」が問題となる。

従って、日本の小売りマーケットに、
業態としてのハイパーマーケットをコピーして持ってきても成功はしない。

フォーマットは、マーケットに適合しなければならない。

その夜、所沢で岡谷勇男さんと一献。

dscn2538-1.jpg

岡谷さんは、私が取締役に就任した時、
商業界の広告担当役員だった。

60数年の歴史の中で、
㈱商業界の広告売上高が最高に達したのは、
岡谷取締役、松井康彦部長の時だった。

岡谷さんはファッション畑の専門家、
松井さんは食品畑を得意とした。

その後、二人とも、営業企画統括となって、
広告マーケットに精通した。

その働きぶりは、当時から、凄かった。

昔話に花が咲き、私はしたたか飲んだ。
酔っ払いながら、頭の中に、
「自分は肉筆派だ」という思いのようなものが、
渦巻いていた。

<結城義晴>

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