結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年01月24日(火曜日)

楽天市場取扱高1兆円・ネット消費市場10兆円⇒リアル&ネット融合

昨夜、立教大学で講義しているころから、
雨はみぞれに変わり、雪になった。
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雪の池袋キャンパス。
一段と美しかった。
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聴講に来ていた常盤勝美さんと写真。
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その雪。
深夜に降り積もるかと思ったら、
都心はそうでもない。

「ちょっと残念」。
などと子供のようなことをいったら、
仕事している人たちには迷惑か。

今朝はからりと晴れて、
雪景色がまぶしい。
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さて、朝日新聞『天声人語』、日経『春秋』、
そろってウィンストン・チャーチルを取り上げた。
またまた「カブった」。

第2次世界大戦前後のイギリスの首相。
ヒトラーと闘い、勝利を収め、
戦後の復興処理を的確に成し遂げた名宰相。
今日が47回目の命日。

『春秋』は、チャーチルをこう、評する。
「『国民の意思は固くて、無慈悲なもの』と理解しつつも、
民主主義を上回る政治形態はないと信じていた」

『天声人語』は、1940年5月10日のチャーチルの言葉を紹介する。
国家存亡の非常時に首相に就任した時の感慨。
「過ぎ去った人生のすべては、
ただこの時、この試練のための
準備にすぎなかったという気がした」

朝日と日経がカブった原因は、
チャーチルの命日というだけではない。
野田佳彦首相が何度も、
この名首相の言葉を引用したから。

そしてコラムの結末はどちらも野田首相への皮肉。

しかしノーベル文学賞を受賞したチャーチル。
「過ぎ去った人生のすべては、
ただこの試練のための
準備にすぎなかった」

この言い回し、いいですね。

この時、チャーチル65歳。

私にもまだまだ、
「これまでは準備だった」と言える時が、
来るかもしれない。

日経新聞1面トップ。
「『楽天』取扱高1兆円」の記事。

インターネットモール「楽天市場」。
ここに出店している店舗の総売上合計額(取扱高)が、
昨年、1兆1000億円前後。
これは前年比16%増。

会員数は7360万人。
これは年間9%の伸び。

その理由の一つが、客層の拡大。
年齢は中心層の30~40代から、
50~60代へと広がった。

2011年12月期の楽天の連結営業利益は、
710億円前後。
前年比11%増で、4期連続最高益。

すごい勢い。
1兆円達成まで、設立から14年。
ダイエーの1兆円は昭和53年だったか。

現在の1兆円と言えば、
三越伊勢丹ホールディングスは2012年3月期に、
百貨店事業で1兆953億円。

昭和47年(1972年)、三越の売上高をダイエーが抜いた。
そして2012年、百貨店三越伊勢丹の売上高に、
楽天が並びかけ、追い抜く。

ダイエーの直近の2011年2月期の売上高は、
9118億円。

「時代は変わった」を感じさせる事実。

この楽天をはじめとするネット消費膨張は、
スマートフォンの普及にも支えられている。

楽天市場では、
「モバイル端末経由の取扱高が全体の2割」。

物流サービスも飛躍的に向上している。
アマゾンジャパンは、
昨年4カ所の物流拠点を開設した。

米国アマゾンの子会社ザッポスは、
全米で即日配達を売り物にしている。
それと同じサービスを日本でも展開する。
この配送スピードに、
既存小売業もかなわない。

野村総合研究所の試算。、
ネット消費の国内市場は2011年度は10兆450億円。
2016年度には、
これが約16兆1000億円と予測。

2011年度から比較すると6割の成長。

そしてこれは、小売業最大の
食品スーパーマーケットの市場規模に迫るものとなる。

日経新聞はご丁寧にも、
「きょうのことば」でも、
「ネット消費」を取り上げた。

その定義は、
「インターネット経由で買い物や旅行の予約、
音楽やゲームなどのコンテンツを購入すること」

私は「ネットとリアルの融合」を唱えているが、
それはしばらくネットが躍進することを意味している。
その間に、さまざまなバリエーションが生まれてくるに違いない。

一つだけ確かなことがある。
すべては顧客が便利な方向に進むということ。

ピーター・ドラッカー。
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〈企業の目的と使命を定義する場合、
出発点は一つしかない。
顧客である。
顧客によって事業は定義される。
顧客を満足させることこそ、
企業の使命であり目的である〉

最後に、報告。
昨日・今日、東京・フォーシンズホテル椿山荘で、
日本リテイリングセンターの2012年政策セミナー開催中。
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ペガサスセミナー2562回目にあたる。

一昨年7月に渥美俊一先生が逝去されたにもかかわらず、
全国から480名ほどが参加。

桜井多恵子さん、梅村美由起さん、
渥美六朗さん、そして木下潮音さんが講師。
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私は昨日は広島、
今日は都内での事業報告会で、
今回は30年ぶりくらいに、
ペガサス政策セミナーを欠席。

渥美先生はいないし、
ああ、さびしい。

<結城義晴>

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