結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年01月30日(月曜日)

「恵方巻き・十人十色」か? そして製配販のライフライン事業の鍵

Everybody! Good Monday!
[2012 vol5]

2012年も第5週、
1月があっという間に、
終わろうとしています。

寒さは一番厳しい時。

足の先から冷え切ってきて、
つま先が痛くなるくらい。

母よりも子の白息の大きかり
[仙台市・長沼敏夫 朝日俳壇より] 

寒い朝、吐く息は白い。
母子が連れ立って歩いている。
その吐く息の白さは子の方が大きく見える。
その元気さが頼もしい。

今月の、そして今年の標語。
朝に希望・昼に努力・夕に感謝

今朝も、明朝も、その次の朝も。

さて今週は、1月が終わり、
2月につなぐ1週間。

今週金曜日の3日が節分、
土曜日の4日が立春。

今週は頭から、
「節分・立春」「節分・立春」へ、
まっしぐら。

しかし忘れてはいけない。
「春を待ち望む心」が、
その底辺を流れている。

1年を大きく4等分すると、
春分・夏至・秋分・冬至となる。

立春は、冬至と春分の真ん中。
しかし現実的には、1年で一番寒いころ。
暦の上でも立春が「寒さのピーク」。

立春の翌日からの寒さを、
特に「余寒」といったり、「残寒」といったり。

しかしこの言葉、いまや堅苦しい手紙でしか使われない。

「余寒」「残寒」「晩寒」「残冬」「晩冬」、
さらに「向春」を使って、
「余寒の候」とか、
「残寒厳しき折」とか、
言い表す。

これをEメールやフェイスブックの挨拶に用いたら、
逆に新味が出るから面白い。

立春の前日の節分は、
極寒の中の豆まき。
これがいいんですね。

最近では「恵方巻き」に、
節分の主役の座を奪われた感じもするが、
私は豆の能動的・行動的な風習を好む。

先週金曜日の日経新聞「消費欄」に、
「恵方巻き、十本十色」の記事。

節分の過ごし方が様変わりして、
「太巻きを食べる人が、
西日本だけでなく全国的に増えている」

スーパーマーケットやコンビニ、百貨店だけでなく、
あらゆるサービス業でも「恵方巻き」はテーマ資源となる。

イオングループは今週の木曜2日、金曜3日に、
「1200店舗で恵方巻きを発売。
取扱店舗数は前年を2割上回る」と記事にあるが、
取り扱わない店があることの方が不思議。

商品の特徴は、アイデアとバラエティ。
例えば「『ドラえもん』をパッケージにデザインした恵方巻き。
当日店頭価格で698円、事前予約で650円。
恵方巻き関連の「売上高は前年比15%増を見込」む。

カッパ・クリエイトは2月に入った初日の1日・2日・3日、
ハーフサイズの恵方巻き商品を新発売する。
約100グラムで通常サイズの半分程度。
ターゲットは女性や子供。
「かっぱ寿司」全約390店舗で発売。

恵方巻きは通常、
具だくさんで大型商材が、いい。

女性・子供をターゲティングしたハーフサイズ恵方巻き。
カッパ・クリエイトの仮説は、
さて、どちらに転ぶか。

興味深い。

小売業やサービス業は、
立てた仮説がすぐに検証できる。
面白い。

記事には電通の意識調査が引かれている。
昨年8月実施の400人回答リサーチ。
半数以上が「できるだけ家族と一緒に過ごしたい」

家族と一緒、あるいはカップルで、仲間で、友人たちと。
ならばわざわざ小型商品を提供する必要はないとも考えられる。

カッパ・クリエイトの仮説。
結果を知らせてほしい。
日経MJあたりで。

節分はもってこいの「絆消費」だ。
節分・立春と「絆」を強く動機づけ、
同時に春の到来をめでたいものだ。

さて今朝の日経MJ『底流を読む』。
消費産業部次長の白鳥和生さんが、
「官民で作るライフライン」と題して書いている。

野田政権の2012年度当初予算案に、8億円が計上された。
「ライフライン物資供給網強靭化実証事業」のため。

製配販のサプライチェーンにおける「デジタルインフラ」を整備する。
製造業・卸売業・小売業の生産から在庫・販売までの膨大な情報。
政府や自治体が「どこに何があるか」をこのシステムで把握する。
そして災害時に被災地への支援物資を円滑に供給したり、
一般への情報提供に使ったりする。

この事業の母体は、
「製・配・販連携協議会」。
昨年5月に発足し、43社が参加している。

この情報のやり取りの中核を担うのが、
このブログでも紹介し、支援している「流通BMS」。

白鳥さんのコラムでは、
「サプライチェーン全体の効率化は、
産業の競争力を高め、
消費者にその『果実』を還元するもの」と、
表現されている。

そして「インフラは共有し、
店頭では切磋琢磨する」
と、
一番重要なコンセプトが主張されている。

まさにこのことの実践躬行こそ、
生活消費財産業の製・配・販全体に問われている。

一番大きな2つの存在が、
このインフラ形成の面でがっちり握手することが、
何よりも「消費者に果実を還元する」ための、
鍵であるし、早道である。

さて今週のイベント。
私は今夕、立教キャンパス。
サービス・マーケティングの補講。

今年度最後の授業となる。

最後に強いメッセージを贈りたい。
気合が入っている。

18時30分から始めて、
21時前には終わるつもり。
補講だから時間は自由でいいでしょう。
軽く、極寒の一献を予定している。
時間のある人は、どうぞ。

明日1月31日は、非常勤取締役を務めているCCLの役員会。
カスタマーコミュニケーションズ㈱。
ID-POSを活用したFSPサービスの会社。
しかし現在はショッパーズ・マーケティング機能を強めている。

明後日の2月1日から3日までの3日間、
2012スーパーマーケットトレードショー。
東京ビッグサイト東館を全館借り切って開催される。

初日はコーネル大学エドワード・マクラフリン教授のセミナーがあるし、
2日目は何人かの人とアポイントがあり、
夜、レセプション・パーティがある。

私も、会場にいます。
連絡はモバイル・フォンやメールで。

お会いしましょう。

そして3日の夜は、
「FMCGを元気にする会」で講演。
立教・結城ゼミの山口毅さんからの依頼。
喜んで、「グローカル時代の流通業の課題と対策」を語る。
この会に所属しない人も参加可能のようで、
山口さんと知り合いの人は、
問い合わせてみるといい。
今からでも間に合うと思う。

私自身のスケジュールを見ると、
来週の木曜日から今年最初のアメリカ出張。
そのテキストをつくらねばならない。

忙しい日々は、
寒さが緩み始めても、
変わらない。

それでも、こんな心境。

今日といふ独楽を回して愉快なり
[神戸市・森木道典 同じく朝日俳壇より]

では、みなさん。
Good Monday!

<結城義晴>

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