結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年02月08日(水曜日)

米国FRBの物価目標正式導入と震災後のゼロベース計画づくり

明日からアメリカ・北カリフォルニア。
サンフランシスコとサクラメント。

特別の準備をするわけではない。

朝、トランクに1週間分の着るものと薬、
本を数冊、パソコンがらみの備品を詰め込んで、
ただ出かけるだけ。

渥美清演じる「フーテンの寅」ではないが、
気分はふらりと出かける感じ。

ポール・サイモンの「ホームワード・バウンド」。
I’m sittin’ in the railway station.
Got a ticket for my destination.
On a tour of one-night-stands
my suitcase and guitar in hand.

最後の「スーツケースとギターを持って」、
ここがいい。
そして「家に帰りたい」
“Homeward Bound”
ポール・サイモンはつぶやく。

私の場合も、そんな心持ち。
でなければ、1年に7回も8回も、
海外には出られない。

もちろん講義テキストなどは、
万端整えてある。

いつも、引っかかるのは、原稿。
今回は、それも仕上げてある。

立教大学は入試で、私は春休み。
採点して成績をつける仕事が、
わずかに残っているが。

それでも、穏やかな気分で、
かの地に発つ。

そのアメリカの中央銀行の機能。
Federal Reserve Board(FRB)、
「米連邦準備理事会」と称する。

今朝の日経新聞コラム『大機小機』で、
コラムニストのカトー氏が取り上げた。
ちなみにこのコラムニストの名まえは、
加藤さんだと思うが、
ペンネームの「カトー」は、
共和制ローマ時代の政治家。
あのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)より前の人。
本名マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス。
清廉な人柄で、ズバリと言い切る弁舌で著名。

そのカトーをペンネームにするコラムニスト。
日本銀行をやり玉に挙げた。

FRBが1月25日、
「長期目標と政策戦略」と題する声明を発し、
「物価目標を正式に導入」。
「物価目標」とはインフレ・ターゲット政策のこと。

「第1に、個人消費支出物価指数でみて
インフレ率2%がゴールである」
この2%のゴールが明確にされている。

「第2に、その前提として
長期的に物価を決めるのは金融政策である」
これも明言。

「第3に、目標値については、
下限値を1%とする」

「消費者物価指数の数値が大きくなる上方バイアスと、
デフレに陥るリスクを考慮して」いる。

そのうえで、FRBは実績を出している。

「FRBはこの10年間のうち7割近くの期間、
インフレ率を2%近傍に収めている」

さらに「米株価はリーマン・ショック前の水準に戻り、
失業率は8.3%まで下がってきた」

批判の急先鋒ポール・クルーグマン教授も、
今回の決定は「正しい方向への一歩」として評価。

それに対して日本銀行。
日本でも、「事実上のインフレ目標」が採用されている。
「FRBとの差はないという立場だ」。
その説明は、「インフレターゲットの長所を取り込み、
短所を除いたより進化した仕組み」。

しかし、コラムニストはカトー並みに怒る。
「日銀が、今回のFRBのような分かりやすい声明を
発表したことはない。
私は、日銀が物価は長期的には金融政策で決まると
明言したことを知らない」

「日銀が『事実上』採用しているという目標値は
下限がゼロであり、
デフレに陥りやすい」

最後に、「日銀の実績は劣っている」。

企業経営や店舗運営に関しても、
目標と根拠が明示されねば、
実績は上がっていかない。

この道筋を通らねばならない。

そもそも目標や根拠が明示されなければ、
それに対する真実の実績すら判明はしない。

今週月曜日2月6日の日経MJ「底流を読む」。
日本経済新聞消費産業部次長・白鳥和生さんの記事。

「ゼロベースで考える」

「東日本大震災の影響を受け、
今年は『前年比』で物事や状況を分析したり、
考えたりするのが難しい1年でもある」

実務的には、まったくその通りだ。
予算を組むにも計画を立てるにも、
昨年は参考にできないし、比較できない。

では「一昨年を参考にし、比較すればいいのでは」。
これもありそうな考え方。
しかし白鳥さんは言う。
「一般的基準が通用しない年だからこそ
ゼロベースで経営を見直す機会にすべきではないか」

私もこの考え方を採用する。
東日本大震災のあるなしにかかわらず、
消費税増税論議にかかわらず、
ゼロベースで計画をつくること。

故渥美俊一先生は、言い切った。
「急速成長のためには
前年対比は役に立たない」。

「前年対比」を基準に仕事をし始めた途端、
「急速」な成長が視野の中から消える。

「低調」な成長を計画しているからこそ、
「前年対比」を指標としてしまう。

しかり。

「消費税率の引き上げが迫りつつあり、
東日本大震災によって
明らかに消費者の価値観は変わった」

「前年比でいくらプラスだったとか
マイナスだったとかで一喜一憂することなく、
優良企業をベンチマークし、
現行の組織や作業システム、
取引の在り方を見直す姿勢を求めたい」
白鳥さんの提案も明快だ。

それでも業界全体、産業全体で、
日経新聞もマスコミも、私自身も、
「前年対比」で事を論じる場合が多い。

しかし自分の会社だけは、
自分の店や自分の部署だけは、
ゼロベースで計画を立ててみる。
いかがだろう。

東日本大震災を「良い機会」とする。
今年は、絶好の、その機会である。

米国FRBの3つの方針。
①「インフレ・ターゲット2%がゴール」
②「下限値は1%」
③「長期的物価を決めるのは金融政策」

ゼロベースでのアクション計画には、
分かりやすくて、明確な目標が必須である。

<結城義晴>

2012年02月07日(火曜日)

2011スマホがパソコンを逆転、「ネット安息日」と「ミニスカ・サンタ」

4月中旬の気温の18度あたり。
関東地方一円に雨。
風も強かった。
今日の天気。

しかし明日はまた、
冬型の気候。
平年並みの寒さ。

一方、日本海側は、
大雪。

こんなことが起りつつ、
春を迎える。

「笛を吹く男」

一人の男が
笛を吹く
誰も来ないが
笛を吹く
一人が来たが
笛を吹く
二人が来たが
笛を吹く
十人来たが
笛を吹く
百人来たが
笛を吹く
何も知らずに
笛を吹く

[『武者小路実篤詩集』より<新潮社刊>]

私は中学から高校の頃、
白樺派に凝った。
そして武者小路のこういった詩など真似して、
書いていた。

糸井重里さんの『ほぼ日』。
巻頭言は「今日のダーリン」。
「うれしい気持ちになろう」という歌があるとする。
いや、そんなメッセージの歌が、いっぱいある。
「前を向いていこう」でも「明るくいこう」でもいい。
どういうふうになりましょう、という歌は、
いくらでも歌われているのだけれど、
「うれしい気持ちにさせてくれる歌」は、少ない。

「うれしい気持ちになろう」という歌と、
「うれしい気持ちにさせてくれる」歌とは、ちがう。

糸井重里の真骨頂。

私も「うれしい気持ちにさせてくれる」歌を歌いたい。
そういう笛を吹きたい。
そういうものを書きたい。
そういう話をしたい。

糸井さんは続ける。

去年のクリスマスイヴの日に、
ボランティアの学生さん(女性ね)が、
寒いのに「ミニスカ・サンタ」の扮装をして、
仮設住宅の慰問に向ったのだそうです。

それがね、おじいさんたちにウケてウケて、
ほんとニッコニコのデーレデレだったんだそうです。

いや、ぼくにそれを伝えてくれた人の、
とても主観的な感想かもしれませんけどね。

でも、ぼくは、きっとほんとにウケたんだと思う。
ぼくが、同じような立場のおじいさんだったら、
きっとうれしくてしょうがないだろうと想像できる。
「来年も来てくれるかなぁ」と思ってるだろうよ。

「ミニスカ・サンタ」は、うれしい気持ちにさせたんだ。
おじいさんや、たくさんの人たちやこれを読んだ人たち
そしてぼくは、そういうのっていいねと、思った。

「ミニスカ・サンタになろう」という歌じゃなくて、
「ミニスカ・サンタ」が、人をよろこばせた。

そうかぁ‥‥、と、思ったんだよね。
「うれしい気持ち」にさせるもの。
そういうの、ぼくもつくろうと思うし、みんなもつくれ。

どうですか?

私も、うれしい気持ちにさせるもの、
つくりたい。

みなさんは、いかがですか?
「うれしい気持ちにさせる店」つくりたいですか。

本部の人も、社長も専務も、
「ミニスカ・サンタ」になろうと歌うのではだめだ。

この話、ほんとうに書くのが難しい。
糸井さんの才能に、心から脱帽。

さて、第46回スーパーマーケットトレードショー。
先週3日間にわたって開催された。
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出店者数は1295社・団体2522小間、
来場者数は8万4360人。
昨年より939人増えた。

トレード向け食品フェアとしては国内最大。
今年も盛況理に無事終了。

関係各位のご尽力を祝福賛美しよう。
「ミニスカ・サンタ」になろうではなく、
「ミニスカ・サンタ」になった。
「笛吹き男」になった。

エキジビターも、ビジターも。
ともに。

さて、昨日は、横浜市北幸地区隣組の
エバラ食品工業㈱の取締役お二人が来訪。
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横井秀則さんと、宮崎遵さん(右)。

5月の商人舎USA研修会Basicコースに社員2名を派遣してくれる。
この2名は、「価値の創造」をテーマに行われた社内プレゼンで
優秀だった若手社員。

私、こういったメーカーの活きのいい若手社員、
大好きだ。
今から、会うのが楽しみ。

コーネル・ジャパンにも、
ずいぶんたくさん登場した。

伝説をつくった江崎グリコ㈱の渡邊武くんなど、
その代表。

渡邊くんも「ミニスカ・サンタ」になった。

誰でも、
「ミニスカ・サンタ」になれる。
「笛吹き男」になれる。

さてさて今日の日経新聞夕刊。
「スマートフォン、パソコン抜く」の一面囲み記事。

アメリカの調査会社IDCの報告。
2011年のスマートフォンの世界出荷台数は、
4億9140万台。
なんと前年比61.3%のプラス。

一方、パソコンの世界出荷台数は、
3億5239万台。
こちらは、前年比1.6%増。

2011年の通年で初めて、
スマホがパソコンを上回った。

インターネットに接続できるIT機器の主役は、
スマホになりつつある。

恐ろしいことだ。

ちなみに2011年のメーカー別シェアは、
韓国サムスン電子が19.1%で初の首位。
アップルが19%と僅差。
これも恐ろしい。
どちらもクリティカル・マスを超えていて、
追随は許されそうもない。

1990年代中盤から、
パソコンがインターネット接続機器の主役だったが、
2011年、スマホが世紀の逆転。

しかし、同じ日経新聞朝刊の一面コラム『春秋』。
「金曜夜の就寝時から月曜朝まで、
自宅のパソコンをネット接続から切り離す」実験のことを紹介。

「実験初日。
ネット経由の映像や音楽などを欠いた我が家は、
他人の家のようによそよそしかった」

だが「数週間後、変化が訪れる。
パソコンに「へばりついていた心」が引きはがされ、
家族水入らずの時間がよみがえる」

「ネットとは自分で適切な距離を取らなくてはいけない
との結論に至る」

これを「ネット安息日」といいつつ、
「ネット先進国ならではの知恵、か」と結ぶ。

スマホがパソコンを逆転し、
ますます手近で便利になった。

だから「ネット安息日」が生まれる。

このバランス感覚、
「ミニスカ・サンタ」や「笛吹き男」になることと同じくらい、
大事です。

私にとっても、
みなさんにとっても。

<結城義晴>

2012年02月06日(月曜日)

T.M.さんからの投稿「たった一人の朝礼」・・・・・合掌

Everybody! Good Monday!
[vol6]

2012年も第6週、
2月第2週。

時は素早く、移りゆく。
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うかうかしていたら、
1年はすぐに終わってしまう。

しかし、「急(せ)いては事を仕損じる」。
ロシア民謡「一週間の歌」。

日曜日に市場へ出かけ
糸と麻を買って来た
テュリャテュリャテュリャ
テュリャテュリャテュリャリャー

この後、なぜか、
月曜日にお風呂をたいて
火曜日はお風呂に入り

それから、
水曜日に友達が来て
木曜日は送っていった

週末が近づくと、
金曜日は糸巻きもせず
土曜日はおしゃべりばかり

最後に、まとめとご報告。
恋人よこれが私の
一週間の仕事です

不思議な歌だが、
こんな気分もたまにはいい。

「ニッパチ」というくらいで、
2月くらいは、マイク真木。

気楽に行こうよ 俺達は
焦ってみたって 同じ事
のんびりゆこうよ 俺達は
なんとかなるぜ世の中は
気楽にいこう のんびりいこう
気楽にいこう のんびりいこう 

[作詞・作曲:マイク真木]

植木等に、こんなのもある。
「ウンジャラゲ」

月曜日は ウンジャラゲ
火曜日は ハンジャラゲ
水曜日は スイスイスイ
木曜日は モーリモリ
金曜日は キンキラキン
土曜日は ギンギラギンのギンギラギンのギンギラギンのギン
みんなそろって ランラ ランラ ランラン

ウンジャラゲのハンジャラゲ
スイスイスイのモーリモリ
キンキラキンのギンギラギン
ランラ ランラ ランで一週間

このウンジャラゲという歌、絶対に、
ロシア民謡の趣旨をパクッたものだと思う。

とはいっても、
仕事はしなければ。

私たちは帝政時代の牧歌的なロシア人でもないし、
フォークソング好きの学生でもない。
ましてや日本一の無責任男コメディアンでもない。

それでも、「のんびり行こう」も、
人間には必要ということ。

父さんゆびと母さんゆびで種をまく
つまめば命こぼれひしめく

[佐々木幸綱選・朝日歌壇より 天童市・さいとう若菜]

春が私たちを待っている。

さて、節分・立春が終わり、
今週末の土曜日2月11日は、
建国記念日。

そして来週火曜日2月14日は、
セント・バレンタインデー。

今週あたり、商売は、
バレンタインデー一色。

雪がつもればクリスマス
思いがつのればバレンタイン

[作詞・作曲 山崎真幹]

そういえば、
ハーシージャパン㈱日本代表の岡本浩之さんから、
バレンタイン・チョコレートをお贈りいただいた。
先週末に講演した「FMCGを元気にする会」主催者。
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多謝。

今週の私のスケジュールは、
前半が原稿書き、テキストづくり、レジュメづくり。
木曜日からアメリカ視察研修会。
目的は、クォリティ&サービス型スーパーマーケット開発。
気分は「のんびり行こう」だが、
体はエンジン全開。

さて、先週2月3日20時46分52秒、
このブログに、
匿名のT.M.さんからの投稿あり。
私なりに題して、
「たった一人の朝礼」。

今日は西端春枝奥様の記事を目にしまして、
一言申し上げたく書き込ませていただく次第です。
小生は西端社長ご逝去の前年にあたる1981年にニチイに入社し、
破たんした後も2004年までマイカルに務めておりました。

私事ながら、マイカルを離職した現在でも
同社入社後から一日も欠かさず続けていることがあります。
それは、同社の“朝のあいさつ”“経営理念”“誓いの詞”を
毎朝唱和することです。

<朝のあいさつ>
お客様、おはようございます
お取引先の皆様、おはようございます
お父様、お母様、おはようございます
皆様、おはようございます

<経営理念>
一、企業の使命感に徹す良心的結合
一、革新的不断の進歩
一、大衆文化向上に寄与する良品廉価政策

<接客五大用語>
いらっしゃいませ
ありがとうございます
恐れ入ります
少々お待ちくださいませ
かしこまりました

<ニチイの誓い>
人の心の美しさを商いの道に活かし、
唯一筋にお客様の生活を守り、
お客様の生活を豊かにすることを私たちの誇りと喜びとして
日々の生活に精進いたします。
合掌

ニチイの朝礼はこれを全員で唱和することから始まります。
遅番のときはたった一人ででも
「朝の挨拶、お客様おはようございます、お取引先の皆様・・・・」と
発声してから売場に出ていくことになっていました。

同社を離れた身分でありながら、
出勤日も休日もこれらを心の中で唱え、
最後に手を合わせることから私の一日が始まります。
たった一人の朝礼です。

入社当時は「お父様、お母様」と言うのが気恥ずかしく、
合掌することも「何とも宗教じみているなぁ」と
好きになれなかったのですが、
商人の心構えと行動規範、小売企業の目指す姿を
端的に言い表している素晴らしい詞の数々だと心底思えるのです。

ニチイであるとないとを問わず、
どの企業にも当てはまる詞だとも思うのですが
いいすぎでしょうか。

会社は消滅はしたものの、
ステークホルダーへの感謝の気持ちや掲げた理念は
かってのニチイマン・ニチイウーマンの心の中で
今でもきっと生きているはずだと信じています。

このような理念を掲げた創業者たちのもとで
二十余年間働いたことは私にとっては誇りですし、
そこで得た事柄一つ一つが宝物です。

今にして「ニチイ在職中にもっと商業精神を学んでおけばよかった、
渥美先生存命中に技術を勉強しておけばよかった」と痛感しています。
でもまだまだこれから。

西端社長も喜多村先生も渥美先生も
幾多の事柄を遺してくださっていますから。
仕事でも私生活でも「革新的不断の進歩」。

取り留めもなく書いてしまいました。
西端社長や奥様と言葉を交わしたことはありませんが、
何かの機会に奥様にお伝えくだされば幸いです、
未だに一人で朝礼をしているニチイマンが居ますよ、と。

T.M.さん、ありがとうございます。合掌。

投稿欄の全文を、是非、読んでください。
小売業・サービス業の仕事の尊さが、
伝わってきます。

そんなに気張らず、淡々と、
それでいて真摯さを忘れず。

では皆さん、今週も。
Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]
商人舎USA視察研修会Basicコース、
募集開始しました。
お申し込みは、こちら

2012年02月05日(日曜日)

ジジの「気づく・走る・考える」[日曜版2012vol6]

「あっ」
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ボクも、
なにかに、
気づくことがあります。

これを「気づき」と、
いったりします。

あっちを、
見たり。
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こっちを、
むいたり。
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そうして、気づくことも、
あります。
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でも、ボクはそのあとで、
かんがえます。
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かんがえることが、
たいせつだとおもっています。

ユウキヨシハルのおとうさんは、
じぶんで、かんがえよ、といいます。

もちろん、はじめは、
おしえてもらう。

でも、そのあとは、
じぶんで、かんがえる。

囲碁や将棋。
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かんがえることが、
囲碁を打ったり、
将棋を指したりすることの、
すべて。
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「打つ、指す」
そのことじたいは、
むつかしくはない。
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かんがえることが、
すべてです。
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マラソンは、
はしる。
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みんな、かんがえながら、
はしっているのでしょうが、
それでも、はしることが、
いちばん、たいせつ。
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Doing things better。
たとえば、はやくはしること。
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Doing better things.
たとえば、かんがえてはしること。
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気づくことは、
かんがえたり、
はしったりすることで、
また、おこります。
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でも、気づくことが、
すべてではありあません。
ほんの、はじめのいっぽ。

かんがえること。
はしること。

なにかを、なしとげるとき、
いちばん、たいせつなのは、
このふたつのことです。
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いちばん、だめなのは、
気づくだけ。

つぎに、だめなのは、
ただただ、はしるだけ。

そのつぎに、だめなのは、
気づいて、ただ、はしるだけ。
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はしって、気づいたら、
かんがえる。

かんがえて、また、きづいたら、
またまた、かんがえて、
それからはしる。

このくりかえしなのだと、
おもいます。
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ボクは、
はしりまわることは、
ありません。

かんがえては、
ねむるばかり。

気づいたら、
いつも、かんがえています。

それはおとうさんと、
いっしょです。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年02月04日(土曜日)

「FMCGを元気にする会」講演とSMTSで出会ったコーネル同志達

春が立つ。
立春。

これはもう、昔の日本人が、
「春よ来い、春よ来い」と希(こいねが)って、
つくった季節の呼び方のような気がする。

だから本当は春は来ていない。
1年で一番寒いとき。

この願いと現実の不一致こそが、
「立春」の本質だと思う。

少年の頃。
少女の時。

こうしたい、
ああなりたい、
と、願う。

しかし、そうはならない。
違う方向へと、自分が向かう。

それでも必死の思いで生きる。
それが良かったりする。
もちろん自分自身では不満足なこともある。

しかし、何かができるし、
何かにはなる。

「立春」は1年のなかで、
「何かができるし、
何かにはなる」の気分が、
一番高まる日だと思う。

朝日新聞の35面に、
『天声人語』の108年の歴史が載っている。

私も時々引用させてもらっているから、
一応は感謝している。

ページの左肩に、これは自社宣伝広告のスペースだが、
「専用書き写しノート」のことが書かれている。

「天声人語を一字ずつ書き写す専用ノートが好評」だそうだ。
65万部を超えたとか。

その宣伝をしている今朝の天声人語。
「暮れの宝くじが外れたあとのささやかな楽しみに、
お年玉つき年賀はがきがある」から始まって、
「作家と万年筆展」での夏目漱石と伊集院静の直筆への感想。
最後は「パソコンに丸投げの拙稿を思う」

一方、今朝の読売新聞の「編集手帳」。
歌人・佐佐木幸綱さんを取り上げた。
早大名誉教授でもある。
歌集『ムーンウォーク』が、今年、
読売文学賞・詩歌俳句賞に選ばれた。
水で割るな薄めてはいかん
ウイスキーが時代の酒でありし日のこと

いいですね。

私のいとこが歌人で佐佐木さんの弟子。
私も佐佐木幸綱選の歌を、
このブログで取り上げることがある。

日経新聞『春秋』の今朝のコラム。
こちらは室生犀星を取り上げた。
その「雪くる前」という詩。

「ひとすぢに逢(あ)いたさの迫りて、
酢のごとく烈(はげ)しきもの、
胸ふかく走りすぐるときなり。
雪くると呼ばはるこゑす、
はやも白くはなりし屋根の上」――。

「酢のような感情が走る瞬間に舞う雪は、
美しかったに違いない」

そして今日のテーマは雪。
「雪には人間の利己心を封じ、
勇気や思いやりを引き出す力もあるようだ。
立ち往生したバスで乗客が缶コーヒーを分け合い、
お年寄りの雪かきを助けるボランティアが活躍している」

「白さに免じて、大雪を恨めしく思うのをこらえてみる。
今日は立春。春はもう近い」

今朝のコラムは『春秋』が良かった。

だとすると「天声人語専用ノート」には、
あまり意味がない。

ホームルームに、
この専用ノートを使っている小学校があるというが、
自分で選んだコラムを、
自分で選んだノートに、
自分で選んだ筆記用具で、
自分で書け。

それが一番いい。

しかし手書きは、いいもんだ。
自分で書くことも、もちろんいい。
私はワープロと万年筆との両刀使い。

さて、昨夜は、
「外資FMCGを元気にする会」での講演。
場所は北青山にあるイタリアンレストラン「C’s fort」。
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ここを借り切っての勉強会。

この会はその名の通り、
外資系FMCGメーカー、それに関連した企業の人たちがメンバー。

Fast Moving Consumer Goodsの頭文字をとって、
FMCG。
直訳すると「動きの速い消費財」で、
まあその通りの意味。

日用雑貨などの消費財が、それに該当するが、
コモディティ化しやすい製品群ということにもなる。

2~3カ月に1回、勉強会と情報交換会を開催している。
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この日は、立教大学院結城ゼミ生の山口毅さんが、
この会のメンバーということもあって、
私の出講ということになったのだが、
結城ゼミのメンバーも多数参加してくれた。
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私を紹介してくれたのが、山口毅さん。
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この日のテーマは、
「グローカル時代の流通業の課題と対策」
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与えられている時間は60分。
講義が始まる前から、
フェイスブック上では、
「60分では終わらない」といった声が相次いだ。

面白い時代ですね。

講義や講演の前に、
そのことを話題にしてひと盛り上がりして、
講義・講演を聴いて、また盛り上がる。

内容は大きく3つの章に分かれる。
それだけでもう「時間は足りないに違いない」と、
考える人、多数。

私はそれを半分裏切って、最初は、ゆっくり、
最後は一気に早口でまくしたてた。
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半分裏切らなかったのは、
10分ほどタイムオーバーしたこと。

しかし、語り手の私だけ水を飲みながらの熱演。
聴き手はビールやワインを片手に聴講。

10分くらいは、お許しください。

内容は、
・東日本大震災の影響
・消費税導入論議と価格意識の問題
・M&Aの新たなうねり
・小型店舗開発とノンストアリテイリング
・食品分野の多業態間競争激化

・超巨大化・国内寡占化とマルチ・フォーマット線戦略
・エクスプレスストア
・価格透明化の衝撃
・プライベートブランドの最新動向
・インディペンデント・カンパニーの優位性

まとめは、
・2012年以降の潮流と課題と対応

いかがだったろうか。
最後に参加者全員で記念写真。
ご清聴、感謝。
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10時半過ぎに、表参道駅から帰ろうとしていたら
阿部智則さんに声をかけられた。
㈱紀ノ國屋の取締役経営企画室長で、
コーネル・ジャパン三期生。
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バッタリと人に会う。

今週はそれが特に多かった。
スーパーマーケット・トレードショーが開かれたから。
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初日、横山清実行委員長のスピークスを聞き、
コーネル大学マクラフリン教授の講義を聴講した後、
寺岡精工のブースで、
㈱セイブ社長の荻澤誠さん、
㈱アイダスグループ代表の鈴木國朗さん。
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セイブは㈱カスミのグループ会社のスーパーマーケット。
荻澤さんはITに強い経営者でもあって、
iPadやスマートフォンの話で盛り上がった。

それから㈱あおき社長の榎本太治さん。
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横浜への出店を控えて、意気軒昂。

それからコーネル・ジャパン卒業生には次々に出会った。
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左が㈱福原常務取締役の福原郁治さん、
右はバリラ・ジャパン社長の豊田安男さん。
お二人ともアスリートでフルマラソンのランナー。

㈱平和堂の夏原陽平さん(左)と、
昭和産業㈱の湯沢公朗さん。
コーネル・ジャパン第二期生の仲よし。
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㈱ショッピングセンター丸正総本店の飯塚正彦さん。
コーネル・ジャパン第一期生。
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そして学校法人中内学園理事長の中内潤さん。
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中内さんは流通科学大学・創志塾のゼミ生とともに、
ベトナム流通業の研究を終わらせた。

学生にかこまれて、楽しそう、うれしそう。
その意味では、私も同志。
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初日の夜は、
コーネル・ジャパンの懇親会。
第一期生から三期生までが、
マクラフリン先生と私を囲んでくれた。
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冒頭に私からマクラフリン先生先生歓迎の挨拶。
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そして懇親。
私の隣は㈱ジョイス社長の小苅米秀樹さん。
右は福原さん、その隣は三井食品㈱の稲田雄司さん。
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柄谷番長・西水委員長・中井事務局長を生み出した「奇跡の二期生」。
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「森顧問」が全体を緩やかに仕切って、
それでもリームワーク抜群だった「実行の第三期生」。
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最後にニッコーレン㈱会長の本間謙伍さん。
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コーネル・ジャパン生みの親のお一人。
私もその生みの親ではあるけれど、
二人して西村哲さんをしのんだ。

今週は、本当に多くの人に会った。
みんな、真剣に考え、動き、生きている。

みな「春が立つ」のを願っている。

そして「春」は思ったようにはいかないものだ。

しかし、それでいいし、
それがいい。

何かができるし、
何かにはなる。

「一心不怠成長無限」
一心不怠でない者たちに、
負けてたまるか。

<結城義晴>

2012年02月03日(金曜日)

SMTS二日目とレセプションパーティの「一心不怠成長無限」

今日は節分。
「季節の分け目・変わり目」

だから「節」を「分」けると書く。

私はどんなチャンスでも、
それをとらえて、自分を前向きに、
イノベーションの方向に向けようとする。

高校のときに岡本太郎を読んで、
「必ず苦難の道・棘の道」を、
選択して生きてきた太郎に、
ショックを受けた。

いつもそれができたとは言えないが、
それでも私なりに、
苦しいこと、しんどいこと、難しいことを、
嫌がらずに選んで、歩いてきた。

だから「節」の「分」かれ目など大好きで、
必ず、ここで何か自分を変えようと試みる。

「鬼は~外」
「福は~内」

そして恵方巻き。

できるだけそれに反応し、
自分を変えることに活かしたい。
それを人に強いたり、
偉そうに指導したりはしないけれど。

「自分はそうする」と意思を見せる。

さて、商人舎ホームページ巻頭のバナー。
「Basicコース募集開始!」
文字が躍る。

昨年5月の商人舎USA研修会Basicコースの全体写真を背景に。

今年も、5月10日から5月16日。

昨日、㈱万代社長の加藤徹さんと、
スーパーマーケットトレードショーのVIP席でお会いした。
「今年の夏の商人舎アメリカはいつですか?」
この質問に、私、
「6月です」と答えた。

完全な間違い。
すみません。
お詫びして訂正。
5月10日から16日の7日間です。

昨年は90人の参加を見て、
バス2台。
大成功。

今年は、もっともっと、レベルの高い、
日本最高のUSA視察研修会にしようと、
自ら意気込んでいる。

この面では、
だれにも負けない。
どこにも負けない。

すぐに埋まってしまう。
是非とも、早目のご参加をご検討願いたい。

ルートは変わらない。

ラスベガス。
昨年より1日増えて5泊7日。

アメリカをコンパクトにしたアメリカそのもの。
だから最先端の小売流通業を、
短時間で学習できる。

しかも、参加者は、
1週間でガラリと変わる。

「自己変革」する。
「イノベーション」する。

私はそれを、何度も何度も見てきた。

そして今年また、
これまで以上の「自ら変われ」を、
実現させようと考えている。

さて、一昨日、昨日、今日と、
スーパーマーケット・トレードショー。
その第46回。

昨日は昼前に、
万代の加藤徹さんと待ち合わせて、
意見交換したり、ブースを学んだり、食事したり、
ほんとうに楽しかった。

私の隣・真中が加藤徹さん、
その横が常務の不破栄さん。
うしろは右からカスタマー・コミュニケーションズ㈱の西川明宏社長(右)、
米倉裕之取締役(左)。
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加藤さんの勉強ぶりには、
ちょっと驚いた。

寺岡精工のブースでは、
ゆっくり2時間くらいかけて、
丁寧に、一つひとつの新製品を見て、
次々に質問を投げかけた。

最後には寺岡和治社長まで出てきて、
加藤さんに説明した。

勉強家ぶりも、その濃度がすごい。

加藤さんと別れてから、
会場をぶらぶら。

あちこちから声がかかって、
なかなか前に進めない。

そうこうするうちに、
向こうから声をかけられた。

㈱ロピア、旧㈱ユータカラヤ。
高木秀雄代表取締役社長と高木勇輔専務、
福島道夫取締役

第1回惣菜大賞のブースには、
審査委員特別賞の惣菜が並んでいた。
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いい商品ばかりだった。

しかし、商品はドメスティックなもの。
一番最後に選んで、その商品に大賞を受賞させるのは、
地域の一人ひとりのお客様。

受賞した商品に負けないものを、
自分のお客様に捧げたい。

その自分のお客様が、
みなさんの商品に「惣菜大賞」を授けてくれる。

㈱髙山の高山時光常務。
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商人舎ファミリーの一人で、
昨年末の「大久保恒夫と結城義晴のふたりのビッグショー」にも、
参加してくれた。

㈱リブネット取締役の竹内憲太郎さん。
コーネル・ジャパン1期生。
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東日本大震災時に、ペットは避難所に入れなかった。
その情報を得て、今、
ペットの防災用品開発に力を入れている。
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㈱伊藤軒の中井としお専務(右)と、
羽倉修一営業部チームリーダー。
コーネル・ジャパン2期生と3期生。
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㈱プログレスデザイン代表取締役プロデューサー西川隆さん(右)と、
㈱折兼の秋田豊晴営業企画部グループマネジャー。
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折兼は食品包装商社。
今年創業60周年を迎える。
その記念展示会が3月28~29日に開催されるが、
私は28日に講演する。
テーマは、
「スーパーマーケットの業態&フォーマット戦略」。
ゲストスピーカーに西川さんを招き、
最新のスーパーマーケット戦略を語る。

朝から各ブースを見て回り、
多くの人とお会いした。
アッという間に、一日が過ぎて、
18時半からはレセプション・パーティ。
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まず横山清新日本スーパーマーケット協会会長が開会あいさつ。
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会場は実行委員の協会企業トップと出展社の皆さんで満員。
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山口県副知事の岡田実さん。
やまぐち食コレクションをテーマに出店しているが、
このパーティでもやまぐちの食材メニューを提供してくれた。
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乾杯の音頭は日本スーパーマーケット協会の川野幸夫会長。
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会の途中で店長大賞受賞者の表彰。
今年は、新店からは㈱ジョイス盛岡緑が丘店(同)の齊藤友紀店長。
既存店からは、㈱サニーマートあぞの店の出水佐知店長のお二人。
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ジョイスの小苅米秀樹社長、サニーマートの中村彰宏社長も登壇。
山口県出身の阿部晋三元総理と横山会長が祝福。

そして懇親。
㈱阪食の千野和利社長。
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お隣は、接客サービス推進担当の藤川智美さんと白間千恵子さん。
お二人は難関のチェッカー1級技能検定に合格し、
この日表彰された。
おめでとう。

ロヂャースを展開する北辰商事㈱副社長の太田順康さんと、
日本スーパーマーケット協会専務理事の大塚明さん。
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㈱いちやまマートの三科雅嗣社長ご夫妻と。
三科さんと私は、今年、
年男の還暦。
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三科さんの奥様の若さが、
私たち二人も若返らせてくれて、
とても還暦には見えない(でしょう?)

二人にブルーチップ㈱常務の松浦克幸さんが加わって、
還暦を迎える27年組トリオ。
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国分㈱社長の國分勘兵衛さんと、
㈱リウボウストア社長の茂木正徳さん。
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茂木さんは商人舎第8回USA研修会団長を務めてくれた。
この第8回は茂木さんの命名で、チーム名が決まった。
「結まーる」。

昨日もこのブログに登場したが、
㈱マルトの安島浩社長も第10回USA記念研修会の団長。
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社団法人流通問題研究会理事長・㈱プラネット社長の玉生弘昌さんと、
㈱ライフコーポレーション常務の並木利明さん。
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㈱寺岡精工の寺岡和治社長と営業企画室長の三木桂さん。
左は商人舎エクゼクティブ・プロデュサー松井康彦アドパイン代表。
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そして私の最も信頼するジャーナリストのひとり、
日経MJデスクの白鳥和生さん。

パーティの司会は、山口県出身の宮本和知元巨人軍投手。
名物の押し寿司を会場で作って、皆にふるまう趣向でも、
名司会で場を一気に盛り上げた。
足踏みしているのは、FMIジャパンの中間徳子さん。
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中締めは、
新日本スーパーマーケット協会副会長の増井徳太郎さん。
紀ノ国屋ファウンダー。
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3日の節分を控えた2月2日のこの日、
増井さんは鬼の面を用意して、
皆に「鬼は外、福は内」のコールを呼びかけた。
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会場は大いに盛り上がった。
増井さんの奥様も、
㈱スズキヤの中村洋子社長も笑顔。
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そして増井さんご夫妻と、
横山清会長夫人(右)と恒例の記念写真。
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最後は横山会長と記念写真。
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第46回スーパーマーケット・トレードショー。
今日の節分の日で無事終了。

横山清実行委員長のリーダーシップが、
またまたキラリと光った。

私もそのことは強く感じた。

そしてそれは、
東日本大震災からの復旧・復興・振興に向かって、
日本のスーパーマーケット産業が、
一体となって突き進むことを示している。

私たちは産業を上げて、
こう考え、こう目指さねばならない。

「一心不怠 成長無限」

<結城義晴>

2012年02月02日(木曜日)

SMTSで再会!西端先生とマイヤ・びはん・マルトの人の心の温かさ

昨日の2月1日。
私の携帯電話に入った伝言。

西端春枝先生からのもの。
すぐに電話して、お話した。

商人舎の設立が2月1日であることを、
西端先生はいつも意識していてくださる。

ほんとうにありがたい。

人の心のあたたかさ。
西端先生からいただいて、
私はもう一度、
自分にねじを巻いた。

マイカルの前身ニチイ
その創業者は故西端行雄さん
きわめてストイックな経営者で、
春枝先生はその奥さま。

お二人協力して、
当時のダイエー、西友に次ぐニチイをつくった。
お二人ともに、戦前は教師。
戦後のコペルニクス的な哲学の転換のなかで、
子供たちを教えていたお二人は、
心底、改心し、商売の道に入る。

戦前の教師の仕事の欺瞞性と比べて、
商売こそは、真に人の道に通じるものだった。

私は、この西端夫妻の真実を、
いつもいつも心の支えにしている。

これを、商売をする人たちを応援する私自身の立脚点にしている。

だから西端先生から、
商人舎発足の日に、
声を聞かせていただき、
励ましていただき、
褒めていただくことは、
私の、生きるエネルギーになる。

心から感謝しつつ、
私は真に生きる。

日経新聞スポーツ欄のコラム『チェンジアップ』
野球評論家・豊田泰光さんが書く。

「キャンプインの報が届くと、
若かりしころのキャンプの思い出がよみがえってくる」

昨日の2月1日は、プロ野球キャンプインの日。
このブログでもそのことに触れた。

「手取り足取り教えてくれるような先輩ばかりでは、
今の私はなかった」
過保護な養成・育成では、
真のプロフェッショナルは誕生しない。

これは仕事でも同じ。

「コーチ時代の経験も含めて言うと、
伸びるやつは勝手に学び、
ひとりでに育つものだ」

そして、言い切る。
「教えられて伸びるやつはまずいない」

私もこの点は、賛成。

一所懸命に育てようと、
かまえばかまうほど、育たない。

「昔の突き放したやり方は随分乱暴だけれど、
個人の才覚を自然と引き出していた」

「同時に、人間トータルの器を測るテストになっていた」

「プロには『教える』『育てる』はない。
『学ぶ』と『育つ』があるのみ」
今年の5月末。
満を持して商人舎ミドル・マネジメント研修会を始める。
その根本思想は、
「学ぶ」と「育つ」があるのみ。

豊田泰光は言う。
「何でも自分で考え、実践しなくては」

これを私は「脱グライダー人間」という。
「脱グライダー・ビジネスマン」という。

東日本大震災のときにも、
「何でも自分で考え、実践」した店長やリーダーが、
ライフラインを守った。
さて、今日は、
スーパーマーケット・トレードショー二日目。

昨日の初日は前年比105%の来場者数。
この時代、客数が伸びることは、
何より良い現象。

そのビッグサイトであった人びととの交友録。

トレードショー開会式のあとのセミナー会場で、
㈱マイヤ社長の米谷春夫さんと握手。
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昨年4月に大船渡を訪れ、
米谷さんと涙の再開。

16店のうち6店舗を津波と地震で失ったが、
昨年中に3店舗を出店し、
今年は2店舗を計画。

「ファイティング・スピリットは健在です」
米谷さんの意志と言葉は、
商人にとって最も大切な店という形で甦った。

その後、今度は、「三陸復興」のパビリオンへ。
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岩手県山田町、びはん㈱専務・間瀬慶蔵さんと握手。
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店が津波に流され、
引き売りで自分のできることを貫徹、
地域に貢献した。
その中で、
地元特産の「山田醤油」を全国に向けて販売。

商人舎でも告知して、
販売協力を要請した。

そして今日になるが、
福島県いわき市のマルト社長・安島浩さん
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福島原発地域に近いいわき市で、
スーパーマーケットとドラッグストアと衣料品チェーンを展開する。
人々の生活のライフラインを守った。

そのマルトは、いま、
地域のお客様になくてはならない店になっている。

安島さんは言う。
「いろいろな人たちの助けがあったから、
ここまで来ることができた」

私は言う。
「被災地で頑張る会社がなければ、
そとからの助けもあり得ない」

安島さんが心棒になって頑張るから、
会社の人たちが頑張る。
そとから応援する人たちの助力も生きる。

それはお客様がそこにいるから。

スーパーマーケット・トレードショー初日、
私は西端春枝先生の心のあたたかさを知った。
そして米谷さん、間瀬さん、安島さんの頑張りを確認した。

人間の存在の意味を、
スーパーマーケット・トレードショーの現場で思い知った。

それが何よりの収穫だった。

<結城義晴>

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