結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年04月09日(月曜日)

facebookで知識商人の輪を広げよう! そしてGW旅行・3つの誘惑

Everybody! Good Monday!
[2012vol15]

2012年第15週、
4月の第2週。

桜の開花が遅かったせいもあって、
昨日一昨日が東京・横浜では花見日和。

ただし夜はちょっと寒かった。
20120409123210.jpg

しかし逆に、夜桜は、
しみじみと美しかった。
20120409123229.jpg

「去年の鬱憤をはらすかのように、
皆が桜の満開に酔いしれてますよね」
サミット㈱社長の田尻一さんのフェイスブックへの書き込み。
20120409123249.jpg

「桜も去年の鬱憤を晴らすかのごとく、
人々を焦らしつつ、満開しました」
私のコメント。

従って、今日、明日あたりが、
絶好の夜桜日和。

宵闇のなかで、しかも野外で、
酒を飲み、ご馳走をいただく。

夕涼み よくぞ男に うまれける

これは芭蕉の弟子・宝井其角だが、
これをもじった、よくあるパクリ。
花見酒よくぞ日本に生まれけり
詠み人知らず。

さまざまの事おもひ出す桜かな
その師匠の〈松尾芭蕉〉

昨日の讀賣新聞『編集手帳』がとり上げた。

大川に吹き上げられし桜かな

〈小林一茶〉

これは私の大好きな句。
情景にダイナミズムがある。

ここにあるいつもの春の暮しかな
〈横浜・神尾幸子 日経俳壇より〉

いつもの春が、いとおしい。
いつもの春が、尊い。

その刻(とき)に何をなさつてゐましたか
永久(とは)に問はれるその時のあり

〈八王子・竹本賢治 日経歌壇より〉

大震災、近親の死、
問われるその時、人様々。

今週は各地の桜前線北上とともに、
「鬱憤を晴らすか」のごとき便りが寄せられるに違いない。

店も、店を運営する人々も、
この「鬱憤を晴らすか」のごとき日本人のマインドと、
一体化したい。

さて先週月曜日の4月2日。
結城義晴のフェイスブック、
グランド・オープン

http://www.facebook.com/yuuki.shoninsha

「facebookで友達になろう!」

フェイスブックの本質は、
「リアルの人間関係を、
ソーシャルネットワークを活用して、
時空を超えて、補完するもの」

双方向のコミュニケーションと、
小さなsocietyの形成。

それが目的です。

これまで名刺交換した方々、
講演会やセミナーなどで私の話を聞いてくださった方々、
私の本を読んでくださった方々、
㈱商業界の時代から雑誌をご愛読くださった方々、
そして毎日のブログを読んでくださる方々、
みんなみんな、友達になりましょう。

「知識商人の輪」を広げましょう。
ご連絡ください。

私は毎日更新宣言のブログは、
毎日、欠かさず書きます。
もうそろそろ、5年になります。

facebookにも、
毎日、何回か、書きます。

そしてfacebookでは、
みなさんが書いたものを読んで、
情報をいただきます。
それに「いいね」を打ったり、
コメントしたり。

ブログは一方的に読むメディアになりつつあります。

facebookは一人ひとりの素性を明らかにした小さな社会をつくり、
その中で互いにコミュニケーションを図る。

結城義晴のフェイスブック、
グランドオープン。

友達になりましょう。
知識商人の輪を広げましょう。

毎週月曜日に呼びかけ続けます。
よろしく。

さて月曜日のお知らせ、その2。
「商人舎ミドルマネジメント研修会」
今朝も、お申し込みをいただきました。
お礼申し上げます。

5月29・30・31日、
2泊3日の合宿制セミナー。

おもに小売業・サービス業、
もちろん卸売業や製造業でも、
その中堅幹部とその候補生に、
マネジメントの本質を植え付け、
原理原則・基礎基本を徹底的に教授する。

コーネル大学RMPジャパンでは、
1年間にわたってトップマネジメントの養成をしてきました。
3年間を終了し、私は退きました。

この1年80カリキュラムのトップマネジメント講座のエッセンスを、
2泊3日完全合宿制の15カリキュラムとし、
ミドルマネジメント向けにわかりやすく組み直しました。

講師はもちろん結城義晴、
そしてドラッカー学会代表の上田惇生先生。
さらに52週マーチャンダイジングの鈴木哲男先生、
レイバー・スケジューリングの第一人者・高野保男先生、
そして計数管理の白部和孝先生。

ミドルマネジメントとして必須の科目、
マネジメントとリーダーシップ、
商品と販売促進、ストアコンパリゾン、
作業改善とオペレーション改革、
そして経営数値と計数能力。

これらをレクチャーし、
理解度テストやレポートを課する。
そして最後にSABCDの成績評価。
企業や店舗は組織です。
組織を運営するには、
ルールが必要です。

この組織ルールを体系化したものがマネジメントです。

もちろんミドルマネジメントには、
現場の知識、知恵や能力は必要です。
商品やサービス、営業や販売促進。
何を、いくらで、どう仕入れ、どう売るか。
これも大切なことです。

しかし同時に、マネジメント能力開発は、
店長をはじめとする現場の主役には、
必須課題でもあります。

野球選手が野球が上手なだけでは、
試合に勝つことができません。
マネジメントとリーダーシップ、
teamworkが不可欠です。

いま、大ヒットしている映画「マネーボール」。
ブラッド・ピット主演。

私は「単行本」で読んで、感動しましたが、
「マネーボール」もマネジメントを、
基本テーマにしています。

ミドルマネジメントには、
現場の力もマネジメントの力も、
両方求められるということです。

そのマネジメントの力を、
超一流の講師陣が力を合わせて教授しようというのが、
この「商人舎ミドルマネジメント研修会」
ふるって、ご参加を。

さて、4月の終わりに始まるゴールデンウィーク。
もうすでにこの時期の予想が出ている。
日経新聞は先週の金曜日6日と土曜日7日に、
連続で報道した。
まず「GW旅行、3つの誘惑」

第1の誘惑は、
今年の「連休をとりやすい日並び」。
まず3連休。
28日(土曜)29日(日曜・昭和の日)30日(月曜・振り替え休日)。
2日空けて、4連休。
3日(木曜・憲法記念日)4日(金曜・みどりの日)
5日(土曜・こどもの日)6日(日曜)。

1日(火曜)と2日(水曜)に休暇をとれば、
なんと9連休。

第2の誘惑は、海外旅行の「円高」。
ちょっとだけ安くなったといっても、
まだ1ドル81円40銭、1ユーロ106円40銭あたり。

購買力平価でみると1ドル120円くらいだから、
米ドル圏でも3分の2くらいの物価水準。
海外旅行を楽しむのも買い物するのも、ご利益は高い。

第3の誘惑は、国内旅行の新名所。 
注目スポットはなんと東京。
5月22日に開業を控える東京スカイツリー、
渋谷の再開発ビル「渋谷ヒカリエ」(昔、東急プラネタリウムがあったビル)
お台場の大型商業施設「ダイバーシティ東京」。

私は、九州新幹線にも乗ってみたいし、
NHKドラマ「平清盛」の京都、中・四国も人気スポット。

JTBの「今年のGWの旅行市場の見通し」。
海外旅行者は前年比4.8%増の56万3000人。
過去最高の2000年に次ぐ水準。

海外旅行の行き先。
韓国や中国などアジアが4.9%増、
ヨーロッパも5.2%増、
ハワイは5.6%増の予想。

国内旅行者数は4.2%増の2064万5000人。

海外、国内、これだけの人口移動が起こる。
店の売上げも、大きく変わる。

出発のピーク。
海外旅行が4月28日と5月3日、
国内旅行は、5月3、4日。
国内は、もちろん4月28日と5月3日。

1人当たりの平均費用。
海外旅行は、0.8%減の20万8000円と推計。
国内旅行は、3.8%増の3万5100円。

海外にしろ国内にしろ、
旅行すれば、家庭消費支出における日常生活費は減る。
それが店の売上げを変える。

かくて、GW期間中の総旅行消費額は、
7.6%増の8417億円。

これらはご丁寧にも、
すべてJTBの今年度予想。

そのJTBの国内旅行予約件数は、
4月1日時点で昨2011年比52%増、
2010年比でも3%増。

ただし、東日本大震災の影響が残る東北への旅行は、
マイナス傾向。

JTBの東北方面への予約件数は2010年比で2割の減。
ホテルメトロポリタン仙台は2010年並みの予約だが、
いわきワシントンホテルは2010年比で半分。

震災の傷跡は深い。

もしGWに旅行できる人ならば、
私は東北方面への旅行をお勧めしたい。

4月は近場の花見。
5月は遠くの旅行。


「よくぞ日本に生まれけり」

日々の生活を満喫しつつ、
自分の仕事に邁進したい。

では皆さん、今週も。
Good Monday!

おっと忘れた今月の商人舎標語。
「シンプルに。」

チャールズ・ケタリング。
「解決されてしまえば、どんな問題もシンプルだ」

<結城義晴>

2012年04月08日(日曜日)

ジジと平成24の桜[日曜版2012vol15]

ジジです。
20120408114853.jpg
「ねむい~」

でも、世の中は、
サクラ。
20120408115031.jpg
これは、おとうさんのオフィスから、
みえるサクラ。
20120408115046.jpg

ねむいけど、
サクラがさいたら、
おきましょう。
20120408115112.jpg

rikkyoでも、サクラ。
20120408115225.jpg

サクラのしたで、
なにがおこる?
20120408115146.jpg

ボクには、
わかりません。
20120408115246.jpg

おうちのちかくのサクラ。
20120408115440.jpg

いろいろなサクラが、
あります。
20120408115633.jpg

これも、ちかくのサクラ。
20120408115700.jpg

サクラは、
みあげるものなんでしょうか。
20120408115738.jpg

そして、つつまれるように、
サクラのなかに身をおく。。
20120408115803.jpg

でも、まだまだ、
満開ではありません。
20120408115849.jpg

ほらね?
20120408115920.jpg

つつまれるように、
サクラをたのしむのがいいけれど、
ひとつ、ふたつ、
みつめるのもいい。
20120408115950.jpg

これです。
20120408120045.jpg

ちいさなサクラのはなびら。
20120408120109.jpg

ボクは、こちらもすきです。
20120408120130.jpg

えだのかげのサクラ。
20120408120210.jpg

凛としたサクラ。
20120408120241.jpg

上ばかりみていては、
いけません。
20120408120308.jpg
サクラの木のしたには、
こんな花も。
20120408120332.jpg

サクラは、こころを、
なぐさめてくれます。
20120408120423.jpg

それがサクラの役目?
サクラのシゴト?
20120408120402.jpg
きっと、そうにちがいありません。

サクラがじぶんで、
そうおもっているかどうかは、
わかりませんが。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年04月07日(土曜日)

「百貨店業界5年後イオン1社に及ばず」と医薬品提供有識者会議報告

東京・横浜では、
今日・明日が花見日和。
しかし「厳しい花冷え」。
私は、桜咲く立教大学池袋キャンパスへ。
20120407171333.jpg
新入生を狙ったサークルやクラブの勧誘がうるさいほど。

「少しは桜を楽しめ!」
言いたくなる。

私は静かなマキムホールへ。
20120407171344.jpg

今日は2012年度第1回結城ゼミ。
20120407171354.jpg
とは言っても、もう既に、
キックオフ・ミーティングを2回もやっていて、
みんな方向性が少しずつ見えてきている。

日経新聞に、
「花見商戦パッと咲く」の見出しが躍る。

昨年は、東日本大震災直後の自粛で、
おおっぴらな花見も花見商戦も鳴りを潜めた。

しかし今年は、開花自体は遅れたが、
花見商戦は爆発しそうだ。

東京は、
上野恩賜公園はこの土日は45万人の人出予想。
新宿御苑は一昨日までに10万2000人、
大阪では、
有名な造幣局の「桜の通り抜け」が約60万人の見込み。

花見だけなら、金はかからない。
一方、花見商戦の方は、
西武池袋本店が、
「花見向けの弁当や総菜類を100種類」、
昨年の2倍のアイテム数。
1800円前後高価格弁当が売れ筋。

高島屋東京店でも花見関連商品は、
「一昨年比5%増」。

コンビニのセブン-イレブンでも、
800~1500円の予約弁当が前年の1.5倍。

花見スポット近くの店舗では、
ビールやレジャーシートなどが1.5~2倍の売れ行き。

オリジン弁当は、宅配用の洋風惣菜(5~7人分3500円)が、
「例年に比べて4割増える」。

少しくらい高額弁当を買っても、
花見は、割安なレジャーだ。
「酒が飲める、飲めるぞ、酒が飲めるぞ♪」
さらに「弁当食える、食えるぞ、弁当食えるぞ♪」
歌声が聞こえてきそうだ。

さてこれも日経新聞に、
百貨店業界の二人のリーダーの発言。
まず高島屋の鈴木弘治社長。
こちらは厳しい見通し。

百貨店の業界売上げ規模が、
「5年間で1兆円減り、
2016年には5兆2000億円まで縮む」

私も同意見。

そうすると、百貨店業界を総合しても、
イオンの売上高を下回る。
イオンは2014年2月期に6兆円を見定めている。

ただしこのことによって、
百貨店の業態としての価値が下がるものではない。
むしろ良い百貨店の店舗は、
ますます貴重になる。

それが百貨店業態の本質。
まるで「花見日和の厳しい花冷え」のよう。
「通」には堪えられない。
高島屋の今後の戦略は、この見通しに沿って、
国内百貨店の減収分を海外店舗とショッピングセンターの増収分で補填。

高島屋の2012年2月期連結決算は、
売上高マイナス1.3%の8581億円、
経常利益は前期比プラス8%増の243億円、
純利益は21%減の108億円。

一方、この2月就任、
三越伊勢丹ホールディングス大西洋社長。
こちらは業績好調。
理由は主に二つ。
第1は三越銀座店の改装効果。
第2は、衣料や靴などプライベートブランドの成果。

結果として、2012年3月期連結営業利益は、
「前期比2倍の220億円からさらに10億~20億円程度上振れ」。

大西社長の言。
「日本を元気にしようという消費者が多いのではないか。
価格に見合う価値があれば多少高くても買おうという人は大勢いる」
威勢がいい。

「当社のPB商品はデザイン性を重視しており、
一般的なアパレルメーカーの商品より
価格が高くても販売は伸びている」

「基幹3店舗の売上高に占めるPB商品の比率は、
現在7~8%だが、3年間で2割に引き上げる」

さらにプライベートブランドは利益にも貢献する。
「年間20億円程度の営業利益押し上げ効果を見込んでいる」

さて、昨日夕方5時から、
日本チェーンドラッグストア協会の緊急記者会見。
「医薬品の安全で円滑な提供方法を考える有識者会議」からの報告。
20120407120841.jpg

メディアの関心は高く、参加人数が増えたため、
急きょ、グランドパレスホテルのチェリールームに、
会場が変わった。
20120407120853.jpg

会場は定例記者会見以上の参加者。
20120407120911.jpg

小田兵馬協会副会長・㈱小田薬局社長(中央)、
根津孝一常任理事・㈱パパス社長(右)、
宗像守協会事務総長の3名が記者会見に臨んだ。
20120407120902.jpg
有識者会議は、改正薬事法によって、
購入が困難となった消費者救済の視点から議論された。

昨年10月から9名の委員によって、5回行われている。

議論は主に、
「販売方法の必要性」と「それを満たす許容性」について。

その議論の結果、今回報告された内容は以下の通り。
電話による通信販売、ネット販売ともに条件として、
①営業する店舗を有し、
②その店舗に陳列、備蓄する医薬品に限定し、
③初回の販売は対面を原則とし、
④販売数量の上限を決め、
⑤ホームページ上で医薬品の添付文書を閲覧できるようにし、
⑥販売記録や相談カードを指定期間保存し、
⑦購入は消費者の自己責任を伴うことを明らかにし、
⑧しかし苦情相談窓口を設け、
⑨副作用被害救済制度の周知とその対応体制を整備すること。

消費者の安全性を担保しながら、
提供方法を増やし、購入者の利便性を高めるために、
以上の9つの条件が必要になる。

いわば、店頭販売業を補完するものとして、
郵便・ネット等通信販売を行うことをよしとする。
これが「有識者会議」の結論だ。
20120407120921.jpg
宗像事務総長は、
「この報告書から議論をしていただけないかという投げかけ」と発言。
この報告書は、厚労省をはじめ関係団体に配布される。

改正薬事法施行から丸3年。
「良い制度、便利な制度に作り上げるのはこれから」

「業界の内輪の発想から、
真に生活者の求める『安全で円滑な医薬品提供』について、
議論し実現してほしい」

高齢化社会の日本。
セルフメディケーションの実現を目指す日本。
「業界発想から生活者発想へ」
さらに「ソーシャル発想へ」。
有識者会議が関係者に要望する言葉は、
マーケティングのセオリーそのものだ。

4月に入った今週、
「facebookで友達になろう」と呼びかけた。

「友達になろう」は、
今月の商人舎標語「シンプルに。」そのままだ。

来週も、再来週も、
まだまだ、続けよう。

そしてこのブログにも、
わざわざやってきて読んでくださった皆さんに、
心から感謝したい。

良い週末を。
良い花見を。

<結城義晴>

2012年04月06日(金曜日)

若年労働者から搾取する会社と『流通ニュース&日経新聞』決算記事

今朝、横浜駅西口裏手で、小火騒ぎ。
20120406110746.jpg
ビルが密集して、
飲食店、サービス業、小売業が集積している辺り。

写真の右下が新田間川。
その左岸に屋台群。

救急車も出動して消し止め、
大事には至らず。
20120406110727.jpg
一安心。

新田間川縁を歩くと、
桜が七分咲きか。
20120406110057.jpg
こちらはのどかな風景。

遊歩道と対岸の桜。
毎年、一番先に美しく咲き乱れる。
20120406110109.jpg

今週末くらいが満開で、
まさに花見頃。
20120406110121.jpg
しかしそのウィークエンドにかけて、
「花冷え」らしい。

きれいな日本語です。
この感覚を味わえるだけで、
日本に生まれて良かったと思う。

あと何回、満開の桜と花冷えを堪能することができるのか。
私も今年、還暦です。

さて、今朝、ふと考えた。
小売流通業・サービス業の社員・従業員のこと。
社員は正社員、
従業員はパートタイマーやアルバイトを含めた人々のこと。
明治・大正・昭和の時代も、
もちろん商売は存在した。

しかし戦後間もないころまで、
ほとんどの小売りサービス企業・事業の従業員は、
若年層に絞られていた。

若年労働者を丁稚として採用し、
こき使って働かせ、
年月を経て給料が高くなると、
ほんの一握りの番頭候補だけ残して、
退職させてしまう。
首を切る。
あるいは辞めていく。

それが会社や店の収益を確保する手段だった。
経営者や店主だけは太っていった。

つまり収益性が低いうえに、
経営者のモラルも低い。
それが大半の小売商業・サービス業だった。

商業界の倉本長治、
ペガサスクラブの渥美俊一、

多くの経営指導家は、
この状態からの脱出を提唱した。
商業の近代化はそれを志向した。

大卒を採用し、教育・訓練を施し、
高齢者にもポストを用意し、
キャリアを積ませ、
そんな高齢者が定年を迎えると、
退職金を支払う。

団塊の世代が定年を迎え、
しかも彼らの自らのスキルで、
定年後も働くことができるようになった。

これは商業近代化の成果である。

だから現在の企業群を見渡して、
若年層の社員・従業員しかいない会社があるとしたら、
それはいまだ、前近代的なものだと考えてよい。

経営者一族だけが、
懐にため込んで、
若年労働者たちから搾取している。
サービス残業も当たり前。

労働基準法をはじめとする法律や労働組合の存在の意義は、
この悪徳資本家然とした経営者を駆逐することにある。

私は「商業・サービス業の現代化」を標榜している。
近代化を「モダン」といい、
現代化は「ポスト・モダン」と称する。

現代化はしたがって、
近代化が果たされた後の、
いわば理想郷の世界を目指す。

私の中学高校の友人たちも、
今年、還暦を迎える。
一流企業の役職員や公務員として、
60歳まで働いた。

しかし彼らの多くは、
いま、新しいことを一から始めて、
わずかな収入を得ようとしている。

小売り・サービス業のスキルを持つ人たちの方が、
定年後の仕事の範囲は格段に広い。

かつての番頭さんと丁稚どんの時代と比べると、
隔世の観あり。

倉本長治先生、岡田徹先生、新保民八先生、
川崎進一先生、渥美俊一先生、
さらに多くの先生たちに、
心から感謝しつつ、
あらためて商業現代化への志を固めたい。

桜の季節。
還暦を迎える結城義晴、
物思いにふける。

さて、商人舎ホームページ巻頭テロップの『流通ニュース』
アクセス数は絶好調の伸びで、
小売流通・サービス業界トップ。

その流通ニュースの昨日の年度末決算発表の見出し。
まず、セブン&アイホールディングス。
セブン&アイ/2月期は売上高6.5%減、営業利益2割増の2920億円
イトーヨーカ堂/2月期は売上高0.9%減、営業利益5.8倍
セブン-イレブン/2月期は売上高4.9%増、営業利益8.3%増
そごう・西武/2月期は売上高1.9%減、営業利益51.1%増
イオンモール/2月期は売上高4.0%増、営業利益2.5%増
ヨークベニマル/2月期は売上高1.5%増、営業利益68.5%増
セブン&アイ・フード/2月期は売上高1.8%減、営業利益2200万円

イオンのグループ企業の2月期決算。
マックスバリュ西日本/2月期は売上高4.4%増、営業利益4.9%減
イオン九州/2月期は売上高2.2%減、営業利益2.4%増
マックスバリュ九州/2月期は売上高6.1%増、営業利益7.9%増
CFS/2月期は売上高12.2%減、営業利益3.5%減
イオンクレジット/2月期は売上高0.4%増、営業利益17.2%増
マックスバリュ東北/2月期は売上高1.2%増、営業利益25.8%増
サンデー/2月期は売上高8.2%増、営業利益4.8倍

そして、ファッション専門店の雄。
しまむら/2月期は売上高6.0%増、営業利益10.3%増

見出しだけでも、有益だ。
是非とも『流通ニュース』を、
ご愛読いただきたい。

先日、㈱伊藤園副社長の本庄周介さんと話した。
本庄さんは『流通ニュース』を絶賛してくれていて、
社員にも愛読を薦めているとか。

今朝の日経新聞にも決算情報。
『決算 深読み』の見出し。
「セブン&アイ、5期ぶり
経常益最高前期2931億円

スーパー・百貨店が復調 構造改革の成果じわり」

事業別業態別の営業利益は、
「スーパーと百貨店の復調が鮮明」。

もういい加減に、日経にも業態を理解してもらいたいところだ。
「スーパー」と表現されているが、
ここには「総合スーパー」と「食料品スーパー」が包含されている。

「総合スーパー」「食料品スーパー」は経済産業省の業態用語。
国際的な専門用語は前者を「ハイパーマーケット」、
後者を「スーパーマーケット」と区別し、
荒井伸也さんが指摘した社会的機能の違いが、
明確に認識されている。

「スーパー」が良かったといっても、
食品が好調だったのか、
衣料品・住関連品が復調したのかは、
全く分からない。

「スーパーマーケットが好調」ならば、
「ああ、食生活関連分野が堅調なんだ」とわかる。
「ハイパーマーケットが復調」ならば、
「生活全般に大衆品が伸びつつあるんだ」と理解できる。

食品は好調なのに、衣料品が絶不調で、
全体で低調だった場合、
「スーパー」は不調となってしまう。
例えば、数年前のように、
ヨークベニマルやヨークマートがまあまあ、
イトーヨーカ堂が落ち込んだ結果として、
セブン&アイの「スーパーは不調」と、
一括されてしまうことがある。
これはおかしい。
業態概念でものを書いてほしいものだ。

さて記事にもどって、
「コンビニの10%増(2146億円)に対して、
スーパーは2.1倍の324億円、
百貨店は77%増の99億円
と伸びが目立った」

「イトーヨーカ堂の営業利益は5倍の105億円」。
だからヨークベニマルとヨークマートを合わせると、
営業利益219億円ということになる。

イトーヨーカ堂は「キャッシュバックセール」などを止めた。
これで年間50億円以上が浮いた。
粗利益率が29.7%になった。
0.6ポイントの改善。

「そごう・西武」は営業利益111億円、51%増。

結果、フリーキャッシュフローは1200億円。
これは新規出店や改装に投資される。

日経の決算関連記事の二つ目は、
「イオンモール、経常益最高
前期390億円 既存SC堅調」

さらに「ABCマート、
経常益最高前期8期連続」

売上高は11%増の約1410億円。
前期末の店舗数は13%増の650。
売上高総利益率は微減の57%台半ば。

そして「しまむら、前期3期連続で
純利益最高 PB商品伸びる」

前期の売上高(営業収入を含む)は6%増の4673億円。
営業利益は10%増の439億円。
純利益が前期比7%増の252億円。
全店舗数は2月末時点で1742。
新規出店数は台湾の4店を含めて73店。

しまむらの最近の大変身は、
プライベートブランドの売上高比率が、
45%
まで高まっていること。
これは前期比約4ポイントの上昇。

ユニクロは100%プライベートブランドで、
しまむらは仕入れ商品。
この対比が鮮明だったが、
しまむらも45%に伸びてきて、
今年度には5割を超えそうだ。

セブン&アイ、イオン、しまむら、ABCマート。
その過去最高の決算。

そして社員・従業員の採用・教育・待遇改善と、
収益性の上昇。

どれも商業近代化から現代化への必須条件だ。
いまだ前近代の会社もあるけれど、
そんな会社に我が物顔させて、
のさばらせておいてはいけない。

そして万一、そんな会社を継いだり、
そんな会社に入ってしまった人は、
まず謙虚に、近代化を志向してほしい。

桜の季節の、
私の思い。

<結城義晴>

2012年04月05日(木曜日)

谷川俊太郎・まどみちお・杉山昭次郎、赤ちゃんの心持つおじいちゃん

糸井重里の『ほぼ日』。
「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載。
「谷川俊太郎、詩人の命がけ。」
詩人・谷川俊太郎さんと糸井重里さんの対談。

今日は三日目。
「言葉」に関して、意見を交換するが、
谷川さんの言葉が重い。

「おぎゃーっ」と産まれてきたときには、
まわりは全部、他人の言葉ですよね。
お母さんでもお父さんでも、誰でもね。

赤ちゃんは、人の言葉を聞いて、
だんだん覚えていく。

つまりはじめは、
言葉は完全に他人のものだった。
では、いつ、自分のものになるんだろう。

それを自分のものにしていくことが、
人間が成長していく過程だと
ぼくは思っています。

谷川俊太郎、80歳。
まど・みちおさんもそうだけれど、
年をとっていくと、
少しずつ赤ちゃんにもどってゆく。

しかし、けっして、赤ちゃんじゃあない。
それが、大切なこと。
赤ちゃんの気持ちがわかるおじいちゃん。

最初の、言葉が他人から来たものだってことを
ちゃんと確認しとかないと、
へんにまちがうと思います。

人間というのは、
もう何千年もずっと
言語を使ってきてるわけだから、
そんなことはあたりまえなんですよ。

なんでも自分が最初だとか、
自分が考え出したとか、
僭越なことを言いだすこと自体、
間違いです。

ほら、吉本(隆明)さんが言ってた、
「ほんとに大事なことは、
とっくに書かれてる」

あとはみんな、
その時代に則したやり方で、
言い替えてるってだけ。

そうです。
その通りです。

そういうふうに考えると、
言語は、言語を超えたものを
めざしてるんじゃないかと
どうしても思います。

はじめに言葉あり。
言葉は神とともにあり。
言葉はすなわち神なりき。
<ヨハネの福音書>

これはキリスト教の神を語った部分だが、
谷川さんも、そんなふうなことを考える。
赤ちゃんがわかるおじいちゃん。

そういえば、流通仙人の杉山昭次郎先生。
今年85歳になって、谷川俊太郎よりも5つ上。
ちなみにまど・みちおさんは102歳だから、
仙人を突き抜けて、「大仙人」レベル。

その杉山先生が、
昨年のRMLC宇都宮クリニックの際に漏らした言葉。
「お客の支持を得る店は、
レベルが高い低いよりも、
そのレベルが高くなろうとしている店、
高くなりつつあるのがお客にわかる店なんだよ」

昨日、私の盟友・鈴木國朗さんと話していて、
突然、思い出した。

㈱セイブ社長の荻澤誠さんもご一緒していたが、
この話、しそこなった。
今度お会いしたら、じっくりと伝えよう。

現在のお店や社員のレベルが「高い・低い」よりも、
それが「高まっていること」が大事だ。
「高まっているのがわかること」が大事だ。

これなど、仙人の心でしか、
見通すことができない。

話は変わって、
ダイヤモンドフリードマン社発刊の『チェーンストアエイジ』。
2012年4月1日号で、1000号を数えた。

創刊は1970年4月10日。
タブロイド版の『チェーンストアエイジニュース』紙。

㈱商業界のチェーンストア経営専門誌『販売革新』は、
1963年5月にスタート、
スーパーマーケット経営専門誌『食品商業』は、
1972年10月創刊。

チェーンストアエイジが42年、
販売革新が49年、
食品商業が40年。

私が『販売革新』編集部に入ったのが、
1977年だから、
ずいぶん歳月が経過したものだ。
私は『食品商業』『販売革新』の編集長を務めた。

このチェーンストアエイジ1000号に、
第25回「STORE OF THE YEAR」が発表されている。

その第1位は、阪急オアシスえるむプラザ店。
第2位、サミットストア成城店、
第3位、ヤオコー立川若葉町店。
第4位、ヨークベニマル石巻中里店、
第5位、ジョイス北上アピア店。

まずは、受賞店舗、受賞企業に、
「おめでとう」の言葉をかけておこう。

実際に、どの店も、いい出来栄えです。

ただし、このランキングの集計方法。
「読者、小売業関係者、有識者、小誌編集部等の投票により、
獲得票数から総合順位を決定した」とあるが、
その母数や得点数が記されていない。

統計学でも、
根拠が明らかでないものには、
信頼がおかれない。

それでも、阪急オアシスえるむプラザ店をはじめ、
サミットストア成城店やヤオコー立川若葉町店、
ヨークベニマル石巻中里店、第5位、ジョイス北上アピア店などの価値が、
損なわれるものでは断じてない。

そして、現在のレベルが高い・低いよりも、
「そのレベルが高くなろうとしている店、
高くなりつつあるのがお客にわかる店」こそ、
顧客に支持されることを、
ランキングされた店々には自覚してほしい。

「レベルが高くなろうとしている店」のことは、
自分自身や自分の部下、自分の子供に置き換えてみれば、
だれでもおのずとわかるはずだ。

最後に、横浜商人舎オフィスの裏の遊歩道の桜。
20120405110830.jpg
私のデスクの椅子をくるりと回すと、
この満開の桜を見ることができる。
このあたりでは一番早い桜。

元気が出てくる。
みなさんにも、元気を。

<結城義晴>

2012年04月04日(水曜日)

日経新聞と結城義晴&商人舎の小売流通サービス業への「ポジ出し」

元NHKアナウンサーの住吉美紀さん。
昨年末、12月2日の二人のビッグショーに、
ゲスト出演してくれた。
20111203213437.jpg
その住吉さんも、毎日ブロガー。
その名も「すみきちブログ」。

すみきちさんも、
ネコ好き。

みなさんも、このブログを覗いて、
良かったら、住吉さんを応援してあげてください。

その住吉さん、このところ大活躍。
忙しい。

月曜日から金曜日まで、
毎日生放送の仕事がある。
それも二つ。

午前中はTOKYO FM『Blue 0cean』
8:30~11:00

午後は、フジテレビ系『知りたがり!』
14:00~15:52

さらに、BS朝日『おスミつき』(木曜日 22:00~)
これはエンタテインメントの収録番組。

そして、サンデー毎日『すみきちのぶっちゃけ堂』
毎週火発売の連載対談。

昨年の二人のビッグショーは、
大久保恒夫さんと私のショー。
大久保さんはご存知、㈱セブン・フードシステムズ社長。

それに住吉さんが司会兼コーラスで参加してくれた。
20111203224111.jpg
人柄がざっくばらんで、
頭の回転が速くて、
歌もうまい。

私、いっぺんでファンになってしまった。
20111203213647.jpg
彼女も愛猫家で、
私のブログ『ジジの気分』のファン。

住吉美紀がこれだけ頑張っていると、
私も精一杯、頑張る気になる。

さて、今朝の4大新聞一面コラム。
二派に分かれた。

読売新聞の『編集手帳』と毎日新聞『余禄』が、
昨日の春の嵐を取り上げた。

朝日新聞『天声人語』と日経新聞『春秋』は、
新入社員がらみの内容。

朝日、日経の巻頭コラムがよい。
『春秋』は、「ポジ出し」という造語を紹介。
「非難やあら探しなどダメ出しが幅を利かせる議論はやめ、
皆でポジティブ、つまり前向きな改善策に知恵を絞り、
行動する方が大事との発想だ」

「若手の『ポジ出し』に、
前例がないからとダメ出しで応ずるのは論外」

ダメ出し派とポジ出し派。
先輩のあなたはどっち派?

私はいつも、ずっと、
「ポジ出し派」。

㈱商業界の編集長や社長のときも、
立教大学院教授の今も、
少年ソフトボールチーム竹の子監督だったときも。

「ほめるとは人の価値を発見すること」。
そのとおり。

ピーター・ドラッカーの「マネジメント」を、
本当に絞り込んで一言でいえば、
「人の強みを発揮させて成果を上げること」

「ポジ出し」にはその姿勢があふれている。

一方の『天声人語』。
こちらは若者の酒を話題にする。
ウィンストン・チャーチルの言葉。
戦前戦後のイギリス首相。
「アルコールが私から取り出したものより、
私がアルコールから取り出したものの方が多い」

私もこの口。

コラムは「『浅酌(せんしゃく)』というゆかしい言葉」を引く。
「静かにほどよく酒をのむこと」

「百薬の長か、それとも災いと病の種か。
洋の東西を問わず、つまりは人次第となる」

結論はつまらないが、
チャーチルの言葉と「浅酌」は覚えておきたい。

4大新聞の巻頭コラム。
それぞれに毎日、特徴を出して書かれる。

しかし経済欄や小売流通・サービス業に関しては、
日経新聞が断然強い。

今日も、一面に、
「セブン&アイ、小売り初3000億円
今期営業益 イオンも最高を更新」

『企業総合』欄には、
「ユニクロ、3月5.1%増収
国内既存店、震災の反動で」

そして『マーケット総合』欄の「まちかど」では、
「牛丼戦争に新興勢力」の記事。

これは三光マーケティングフーズの記事。
「昨年6月から首都圏を中心に牛丼店『東京チカラめし』を展開」

この店の看板メニューは、「客が来店してから作る『焼き牛丼』」
「2012年6月期の単独経常益は2桁増益を見込む」

ゼンショー、松屋フーズ、吉野家の御三家に、
新興勢力として割って入る。

記事は「業界にとってさらなる消耗戦につながるのか」と結ぶが、
私は、業界の活性化につながり、
マーケットは拡大すると観る。

さらに『クローズアップ』では、
「流通系クレジットカード 高いポイント還元・割引率」の記事。
セブン&アイ・ホールディングスの「セブンカード」は、
店舗で買い物する際に1.5%のポイントが付く。
さらにイトーヨーカ堂では毎月8日、18日、28日が5%割引。

イオングループの「イオンカードセレクト」は年会費無料。
ポイント付与率は通常0.5%。
毎月5日と15日、25日は、
ポイント2倍。
毎月20日と30日は5%割引。
65歳以上は毎月15日も5%割引。

高島屋の「タカシマヤカード」は、8%が付く。

三越伊勢丹ホールディングス、
「三越 M カード」と「伊勢丹アイカード」は、
「年間利用額が20万円以上で翌年から7%、
100万円以上で10%」。

この記事、一般消費者に、
小売業系カードをお勧めする趣向になっている。

日経新聞が小売流通・サービス業を、
重視している姿勢は今日の紙面を追うだけでもよくわかる。

これはすなわち、
日経の小売流通・サービス業への「ポジ出し」なのだと思う。

私自身と商人舎はこの産業に対して、
日経とは違った「ポジ出し」をするつもりだが、
それは「士農工商」のかつての序列を、
翻すものというスタンスを貫くつもりだ。

<結城義晴>

2012年04月03日(火曜日)

再報!結城義晴facebookグランドオープン! 「賢い店に賢い客が来る」

まさに春の嵐。
20120403180242.jpg
今日4月3日は、
急速に発達した低気圧と前線の影響で、
西日本・東日本に最大風速25mの強風。

気象庁は外出を控えるよう呼びかけた。
企業は社員に帰宅を促し、
東京都は逆に「一斉帰宅の抑制」を要請。
一斉に帰宅が始まり、パニックが起こったり、
公共交通機関に混乱が生じるからだ。

商人舎も午後4時をもって、
帰宅指示を出した。

私自身は朝から千葉に出張中だが。

昨年の東日本大震災以後、
こういった異常事態に対して、
日本人全体、腰が据わってきた。

頼もしいかぎり。

自然の猛威に対しては、
もう、「畏れ入りました」という気分ではあるが、
「人事を尽くして天命を待つ」の心境。

しかしそれが、
人間が自然とともに生きていくということなのだと思う。

「自然に優しい」などと、
歯の浮くような言説が多いが、
私は自然に対して人間は、
いつも「畏れ入りました」なのだと思う。

東日本大震災のときも、
今日も。

さて昨日、
結城義晴のフェイスブック、
グランド・オープンを喧伝した。

「facebookで友達になろう!」

フェイスブックの本質は、
「リアルの人間関係を、
ソーシャルネットワークを活用して、
時空を超えて、補完するもの」

毎日のように、
結城義晴と交信し、
双方向でコミュニケーションしよう。

それが目的です。

1月にソフトオープンをして、
ごく親しい方々や立教大学大学院の人々と、
少しずつフェイスブック友達を増やしていました。

だから今でも、友達は100人弱。

一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人できるかな

「一年生になったら」<詩 まど・みちお 曲 山本直純>

この気分です。

これまで名刺交換した方々、
講演会やセミナーなどで私の話を聞いてくださった方々、
私の本を読んでくださった方々、
㈱商業界の時代から雑誌をご愛読くださった方々、
そして毎日のブログを読んでくださる方々、
友達になりましょう。

ご連絡ください。

私は毎日更新宣言のブログは、
毎日、欠かさず書いています。

facebookにも、
ほぼ毎日、書きます。

それよりもfacebookでは、
みなさんが書いたものを読んで、
それに「いいね」を打ったり、
コメントをさしはさんだりします。

それもコミュニケーション。

結城義晴のフェイスブック、
グランドオープン。

友達になりましょう。

昨日は、もう一つ。
「商人舎ミドルマネジメント研修会」 を、
お知らせしました。
早速、今朝からも、お申し込みをいただきました。
お礼申し上げます。

5月29・30・31日、
2泊3日の合宿制セミナー。
小売業・サービス業のミドルマネジメントに、
原理原則・基礎基本を徹底的に叩き込み、
そのうえで新しいマネジメントを植え付ける。

私も35年前、伝説の「中堅育成セミナー」に参加しました。
ペガサスクラブの故渥美俊一先生が主催された2泊3日。

鬼気迫る講演。

渥美先生は、まさに「鬼」でした。
「チェーンストア産業」を創生しようという執念の鬼。

結城義晴はその伝説に挑み、
「商業現代化」の鬼となりましょう。。

さて、日経新聞に、
「大手百貨店5社、3月軒並み好調」の記事。

三越伊勢丹の前年対比伸び率は38.2%、
そごう・西武は16.9%、
高島屋が16.8%、
大丸松坂屋百貨店が10.3%。

阪急阪神百貨店も2.7%増。
こちらは西日本に出店していて、
東日本大震災の反動がないのに。

ただし、2年前の2010年同月比は、
三越伊勢丹の約4%プラスと大丸松坂屋の0.4%プラス。
高島屋はマイナス2.9%だった。

それでも、2年前と比べても伸びたというのは、
意外に感じられもする。

百貨店は消費の水先案内人。
全体の売上げや購買が活発になることを期待させる。

日経の経済コラムから二つ。

梶原誠編集委員が書く『一目均衡』。
このコラムの最後に出てくる言葉。
「米国で学ぶ前に、
日本の文化の繊細さを学ぶべきだ」。

これは1990年代の韓国サムスングループ李健熙(イ・ゴンヒ)さんの言葉。
イさんは後継候補の長男を慶応義塾大学に留学させて、
その言葉を裏付けた。

「日本文化の繊細さ」

ヤマダ電機は中国進出に際して、
「日本流の接客」を前面に押し出す。
もちろん日本製家電製品は大人気。
ヤマダ電機・山田昇会長は、
「日本式徹底」に自信満々。

ユニクロもニューヨーク・マンハッタン五番街の店で、
アメリカ人店員が法被を着て、
日本流ホスピタリティを提供した。

店頭には「ジャパン・テクノロジー」の大きな文字。

「日本文化の繊細さ」
「日本技術の高さ・確かさ」

その貴重さ、ありがたさを、
日本の顧客たちに思い出させたい。

もうひとつのコラム『大機小機』。
コラムニスト一直氏が問題提起。
消費税増税関連法案の国会提出を評価したうえで、
「民意」ということを俎上に挙げる。

「民意は国会論戦を経て、これから形成されていく性質のものだ。
増税という苦い薬を国民が納得して飲めるように、
国会審議を通じて国民の理解を促し、
民意を喚起してゆくことが野田政権の使命なのである」

しかし「政府は、この点を国民に理解してもらう努力が
まだ足りない」。
コラムニストは政府に説教。

「民意は与えられるのではない。
できる限りの判断材料を国民に与え、
考えてもらう。

そうして初めて民意は喚起するのだと思う」

私はこの政府と民意の関係は、
店と顧客に通ずると思う。

できる限りの判断材料を顧客に与え、考えてもらう。
そうして初めて顧客の意志が喚起される。

放射性物質の新基準が4月1日から適用された。
新しい商材も国外から国内から、
どんどん入ってくる。

その時の店の姿勢は、
顧客の判断力を信じることだ。

店や企業が賢ければ、
顧客は賢くなる。

賢い店に、
賢い客が来る。

店や企業が愚かならば、
顧客も愚かになる。

愚かな店には、
愚かな客が集まる。

私は賢い客と賢い店を増やしたい。

そして彼らは「日本文化の繊細さ・日本技術の高さ」を、
十二分に理解しているに違いない。

私は賢いブログと賢いfacebookのネットワークをつくりたい。
賢い商人の舎(とねり)を組織したい。

<結城義晴>

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
ミドルマネジメント研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.