結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年09月03日(火曜日)

ひたちなかでの「庖丁儀式」とライフ・ヤオコー共同PBスターセレクト

9月2日の午後2時半ごろ、
埼玉県の越谷市と千葉県の野田市の強烈な突風。

気象庁は1日経過して、
やっと「竜巻」と認定した。

一目見ればわかりそうなものだが、
そうはいかないらしい。

埼玉、千葉、東京都内で6万7556世帯が停電、
500棟以上に被害が出た。

この竜巻の報道では、
やはりNHKが断然、
正確な映像を流した。

この竜巻の強さの指標は、
F-Scale、あるいは藤田スケールと呼ばれる。
藤田哲也シカゴ大学名誉教授が1971年に提唱。

2007年からは改良藤田スケールが使われているが、
それでも日本人の名前が冠された尺度。

親近感を感じるものだ。

今回の竜巻の規模は藤田スケールの6段階のうち、
4番目に強いF2以上だった。

日本国内では、昨2012年5月、
茨城県常総市の竜巻がF3レベルで過去最大。

ジュリー・ガーランド主演の映画「オズの魔法使い」は、
主役の少女ドロシーが竜巻で、
魔法の国オズに連れて行かれてしまうが、
竜巻の実態はそんなロマンティックな話ではない。

自然の驚異を実感させられる事件だ。

それでも津波はもっともっと、
ごっそりと奪っていく。

竜巻の映像を見ながら、
津波のことを思った。

いつ、どんなことが、
起こるかわからない。

一瞬、一瞬を、
悔いのないように生きよう。

自分の誕生日でもあったからか、
そんなことを強く考えた。

昨日から、今日にかけて、
誕生祝いの言葉のシャワー、
心から感謝しています。
感動しています。

ありがとうございました。

今日は、午前中、
東京・上野駅から、
常磐線のスーパーひたちに乗って、
水戸の先の勝田まで。
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青い空には雲が発達し、
ちょっと不気味。

しかし何の問題もなく、
ひたちなか市へ。

その那珂湊漁港。
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この写真のエリアにも、
2011年3月11日には、
津波が押し寄せた。
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ひたひたと海面が高くなっていって、
引き波で多くのものが奪われた。

その海際に、
日中商会㈱ひたちなか工場が開設された。
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たこの処理工場だが、
衛生的で、簡素。
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しかし全自動解凍塩揉み一式機が入って、
6.8トンの原料処理能力を持つ。
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最大250度まで加熱可能な高温蒸気システムの加熱室。
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ボイルし、加熱し、さらに冷却して、
たこの処理をする。
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日中商会は、モロッコ産の壷たこを主体に輸入して、
この工場で加工処理する。
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その開設記念行事に呼ばれた。

挨拶する吉居憲治代表取締役。
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三つの所信表明をした。

その前に、四條隆彦さんによる庖丁儀式。
四條司家第四十一代當代。

41代目というところが凄い。

まな板の上に、たこ。
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アシスタントが道具をそろえる。
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そこに四條當代登場。
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庖丁を抜いて、
儀式の始り。
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右手に庖丁、左手に二本の俎箸。
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人々にそれを見せてから、
おごそかに調理を始める。
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まな板の素材には一切、素手を触れず、
一刀一礼の作法に則って、
見事に調理していく。
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約20分の間に、
たこが花模様に調理された。
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まさに食品衛生思想を具現した調理法。
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後で四條さんに聞いたら、
平安時代から伝承された技術で、
通常は鯉を調理するという。
もちろん鯛も「めでたい」から、
庖丁儀式に供する頻度は高いが、
たこは生まれて始めてだという。

四條さんは藤原鎌足の流れをくみ、
毎年1月に明治神宮で奉納庖丁儀式を執り行う。

全国日本調理技能士連合会名誉会長。

厳かな気分になったところで、
記念講演は結城義晴。
「食品産業の展望と課題」

日中商会のお祝いを込めて、
80分ほど、丁寧に語った。

その後、懇親会では四條さんと隣の席で、
これまた懇談した。

ロックバンドをやっているそうで、宮司でもある。

あっという間に日が沈んで、
講演会場の大洗パークホテルは、
美しく暮れていった。
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空はゴッホの絵画のようだった。
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さて今日の商人舎magazineでは、
Daily商人舎の記事が面白い。
「ライフ・ヤオコー共同PB
スターセレクト登場」

自社だけでPBを開発するのもいいだろう、
ボランタリーチェーンや協会・団体でつくるのもいい。
しかしライフとヤオコー2社の共同で、
2社の社風に合ったPBをつくり、売る。

おそらく仲間を増やして、
これを広げていったりはしないだろう。

そこがいい。

それが両者のポジショニング戦略になる。

日中商会の吉居さんにも言ったが、
製造業も小売業も卸売業も、
マーケットの中で、
ユニークなポジショニングを構築することこそ、
生き残り、成長する方法だ。

両者はID-POSへの取り組みに関しても、
情報や技術の交換をするに違いない。

新しいマーケティングが生まれそうな予感がする。

〈結城義晴〉

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