結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年07月10日(金曜日)

月刊『商人舎』7月惣菜特集とマンハッタンの小売りイノベーション

帰国しました。

ジョンFケネディ空港。
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充実の6日間。

自分のポジショニングから、
イノベーションを起こします。

そして月刊『商人舎』7月号発刊。
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アメリカに行っている間に、
雑誌が刷り上がる。

実に、うれしいことです。

再び今月の[message of July]。
惣菜に、とんがれ、こだわれ。

すごくおいしいものは、
そうそう簡便に食べられないし、
総じて体によろしくない。

すごく便利なものは、
これはあまりおいしくはないし、
ときに体によくはない。

体にいいものは、
たいていそれほどおいしくはないし、
そんなに便利にはできていない。

そして、おいしくて、便利で、
そのうえ健康的なものは、
きまって高い。

「三律背反」とでもいうか、
「四律背反」となるのか。
オクシモロンの課題が降りかかる。

それが今日のニッポンの惣菜だ。
アメリカのサービス・デリだし、
ヨーロッパのデリカテッセンだ。

トレーダー・ジョーは、
美味しくて健康的で安価だが、
品揃えの便利さを思い切り犠牲にしている。

ホールフーズは、
完璧なマーチャンダイジングを構築し、
マインドシェアを高めて高価格帯に胸を張る。

ロック・フィールドも、
「少し高い」ことを勲章にして、
この難題のソリューションを図る。

つまり、「四律背反」には、
どれかを捨てるしかないということだ。
そしてそれが惣菜のソリューション戦略となる。

いずれかの要素を切り捨てる。
それはその要素にこだわる顧客を捨象して、
客層を絞り込むことになる。

まさにセグメンテーション、
ターゲティング、
そしてポジショニングの戦略。

惣菜のソリューションは、
このポジショニング戦略を、
象徴する営業行為だ。

だから惣菜に、
とんがれ、こだわれ。
いずれかを丁寧に捨てよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
毎月読むと、
間違いなくイノベーションへの道が、
拓けてきます。
結城義晴、全身全霊を捧げて、
製作しています。

ご購読、ご愛読をお願いします。
さてイオンリテール米国研修。
視察見学最終日の昨日は、
自由の女神を見て、
ウェグマンズに行って、
それからシェイクシャックで、
今、アメリカで最もホットな、
グルメハンバーガーを楽しんだ。
昨日のブログ。

そのあとも、まだまだすごい。
イオン用に用意したスケジュールは、
ぎっしり詰まっている。

シェイクシャックがあるのは、
マディソンスクエア公園。
その道路を隔てた向かい側のビル。
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ここにイータリーがある。
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私がいつも話題にする「Our Policy」。
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スチュー・レオナードに対するオマージュ。
そしてテーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼが絡む。
私が故渥美俊一先生に対する姿勢と、
ひどく似ている。

相変わらず、外食・中食・内食の融合。DSCN5649-5
その融合ぶりは、
シカゴの米国2号店よりも、
数段、上を行く。

このくらいのサイズで、
この混み様、いいなぁ。

現在、最強調している標語。DSCN5665-5
「We COOK what we SELL and
We SELL what we COOK」

ウェグマンズもホールフーズも、
この原則でミールソリューションに取り組む。

隣にワインショップを移動させ、
拡大していた。
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中2階を設けて、品揃えを拡充。
もちろん、イタリアワインだけでこれだけの店は、
ニューヨークにも、ほかにない。

イータリーは、相変わらず、
小さな継続的イノベーションを展開する。

その横に、新装なったシェイクシャック。

東海岸に来たら、
ここを訪れねば、意味はない。

さて昼過ぎに、ユニオンスクエアに行った。

まず広場公園の真ん前に、
ホールフーズ。
地下1階はスーパーマーケット。DSCN5738-5
ホールフーズのすべてのカテゴリーが、
コンパクトにまとめられて展開される。

地上1階はここもリニューアルされて、
実に便利で買いやすいサービスデリ売り場となった。
話題のニューヨーク式サラダコーナーも新設。 DSCN5726-5
日本で、
クリスプ・サラダワークスと、
サラディッシュが目指しているあれ。
このブログ7月4日版で書いた。

1階のチェックスタンドは、
これも銀行方式。
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2階はイートインコーナー。

相変わらず、素晴らしい。

そしてトレーダー・ジョー。
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もう繁盛の極み。
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しかしこれだけ繁盛して、
TJにイノベーションはあるのか。

もちろん毎週毎週、
新商品が投入されてくる。
それがTJのイノベーションだが、
ホスピタリティが、
どこかに行ってしまう危険性がある。

ちょっと怖いくらいの盛況ぶりだ。

そしてガーデンオブエデン。
エデンの園。
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ホールフーズとトレーダー・ジョーの出現で、
客数が激減していたが、
売り場は維持され、顧客が戻ってきた。DSCN5701-5
あまりに混みすぎるWFMとTJ。
しかも観光客ばかり。
地元のニューヨーカーが、
エデンの園に戻る。

これはマーケット・ニッチャーの生き方。

ホットデリのシズル感は、
アイテム数は少ないが、実にいい。
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1ポンド8.99ドルでちょっと高いが、
午後8時以降は半額。

このユニオンスクエアにあるウォルグリーン。DSCN5712-5

1階はアップ・マート。
完璧なコンビニエンスストア。DSCN5717-5

2階に調剤薬局。
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もちろんドラッグストア商品は完全品揃え、
化粧品も充実。
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傘下に収めた欧州のBootsのコーナーも、
もちろんセンスよく配する。

食品やドラッグストアだけではない。
非食品も見どころ満載。

まず、ノードストローム・ラック。DSCN5706-5
メイシーズに次ぐ第2の百貨店にして、
それよりもグレードが高い。
マインドシェアも高い。

そのノードストロームのオフプライスストア。
エスカレーターを下って、地下1階。DSCN5703-5
売れ残り品を集めたお店。
すごい客数。

そして隣にベストバイ、
全米家電業界トップ。
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入口は狭いが、エスカレーターで、
2階に上がる。

つまり1階は、このベストバイと、
ノードストロームラックの入口。

地階がノードストロームラック、
2階がベストバイ。

こうしてマンハッタンのど真ん中に、
有力な店舗が2店出現することとなった。

ベストバイは円形のコンコースで、
これまたそつなく品揃えする。DSCN5708-5
都心型の店舗作りには、
ニューヨークは多くのヒントを与えてくれる。

その後、イーストリバープラザ。
マンハッタンに出現したパワーセンター。DSCN5751-5

それから5番街。
世界最高峰の洗練された店舗群。
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その対比を学んだが、それは明日のブログで。

夕方の7時にお別れディナー。
ステーキハウス。
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Heartland Brewery & Chophouse。
(ハートランド・ブルーアリー・アンド・チョップハウス)
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2種類の地ビールも飲める。

まずは新店開設委員長の3名が前に出て、
スピーチと乾杯の音頭。
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十二分に楽しんで、
私の総括スピーチ。
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最後はこの研修の長老格の打田智美さん。
北関東・新潟カンパニー西埼玉事業部長。
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欧米チェーンストアに詳しくて、
私とも一番多く議論した。

そうしてニューヨークの夜は、
スピーディに更けていった。

明けて、帰国日。
6時半集合でバスに乗り込む。
40分ほどのエピローグ講義。
「自ら、変われ!」
そして「イノベーションを起こせ!」
これは知識商人の使命だ。

ジョンFケネディ空港で最後の注意。
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JALに乗り込んで、
13時間。
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太平洋はすっぽりと雲に包まれていた。

日本に近くなって、
ちょっと青い海が見えた。 DSCN5871-5

しかし千葉県上空は、
また厚い雲海。
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日本には台風9号から11号まで、
接近していた。

雲の下に成田の緑の風景。DSCN5874-5

そして成田国際空港。
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解団式をして、
各自、家路に着く。
そのまま出張という猛者もいる。

私はリムジンバスで、
横浜へ。
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山手地区を通り、
マリンタワーが見えて、
ほっとした。

短いダラス・ニューヨークの旅。
充実していたが、
その間に月刊『商人舎』7月号が、
刷り上がっていて、
しかも満足の出来栄え。

ありがたい。
疲れも吹っ飛ぶ。

〈結城義晴〉

[追伸]
次の渡米は、9月です。
商人舎ビギナーズコース。
ハワイ・オワフ島で学ぶ、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ研修会。
9月3日~7日、3泊5日。

ご参加を。

2015年07月09日(木曜日)

どこかおかしい(?!)ウェグマンズと絶好調のシェイク・シャック

こちらにやってきて5日が過ぎた。
今、ニューヨーク・マンハッタン。

日経新聞を読んでいると、
小売業の記事。
「増税乗り越え6割が増益」

このところ連日、Daily商人舎で、
第1四半期決算を報道している。

今週月曜日がユニーグループ。
火曜日がセブン&アイ・ホールディングス、
水曜日がイオン。

今朝、セブン&アイの記事を、
フェイスブックでシェアしてコメントした。
「新しいビジネスが貢献し、
古いビジネスが足を引っ張っている」

日経の記事。
「小売り各社の収益回復が
鮮明になってきた」

主要66社は約6割が増益。

昨年4月の消費増税が影響して、
「真水の実力」が見えない。

そこで15年第1四半期と13年のそれを、
経常利益で比較した。
約7割の企業が経常増益を確保。
高島屋、ニトリホールディングスなど。

最高益を達成した企業も全体の約3割。
セブン&アイや良品計画、
J・フロントリテイリングなど。

その理由を日経は分析する。
「大企業を中心とする賃上げが
消費を刺激する形で小売りの回復を支えている」

百貨店はインバウンド消費。

商品計画が面白い。
「品質・価格が高めの品ぞろえを増やす戦略」

しかし最後の分析。
「消費回復は、なおまだら模様」
その代表がユニーグループ。
「総合スーパー事業などの採算低下が響いて
経常利益は12%減少」

北九州地盤の百貨店の井筒屋。
「地方では実質所得が増えている実感は乏しい」

中央は良し、地方は悪し。
高所得よし、低所得悪し、か。

小売りの第1四半期決算で、
そんな「まだら模様」。

しかし、これは当たり前のこと。
全部が良い、全部が悪い。
そんな時代ではない。

さてイオンリテールの米国研修。
朝一番でバッテリーパーク。
自由の女神を望む。
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それぞれに観光気分。
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そして記念写真。
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ここに来ると、気持ちが改められる。
例外はない。

それからニュージャージーを南へ。
ウェグマンズ。DSCN5570-5

ミールソリューションの最高峰。
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しかし、この店だけだろうが、
ちょっとたるんでいる。

まず一番大事な青果部門に、
市場の賑わいが薄い。
欠品も多い。
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朝9時過ぎの訪問という条件を差し引いても、
フードサービス部門も欠品が多い。

1年に2店ほどしかない新店。
年商74億ドル(1ドル120円換算で8800億円)。
85店舗だから1店当たり平均100億円。

これでは緊張感が薄れる。

一方、ホールフーズは、
1年間に34店の新店。

次々にイノベーションが求められる。

ウェグマンズにスピードを要求するのは、
差し出がましいかもしれないが、
これではこの店の顧客が可愛そうだ。

HEBの自慢は、
「イーチストアの強さ」だが、
こちらも年間に11店舗を新規開発して、
しかもウォルマートと正面対決している。

ウェグマンズが、
パブリックスト対決する日が、
待ち遠しい。

さてウェグマンズからマンハッタンに戻って、
マディソン・スクエア・ガーデン。

シェイク・シャックの1号店
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噂のハンバーガーショップ。
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午前11時半に、行列ができる。DSCN5622-5

こちらへどうぞ
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イオンリテールのメンバーも、
笑顔で並ぶ。
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メニューはかなり多彩。
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西海岸のイン&アウトとは随分違う。

しかし両者の共通項がある。
マクドナルドにできないことを、
徹底的に実現させている。

行列を並んで、カウンターでオーダーする。
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最後に名前を聞かれる。

そしてこのテーブルに座って、待つ。
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こちらのカウンターで、
注文品を受け取る。
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出来てきました。
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そして笑顔で、「いただきます」
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私はハウスビールと、
「シュルーム・バーガー」
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Shroom burger。
shroomはマッシュルームのこと。

つまり、きのこバーガー。

下田綾さんと写真。
下田さんはイオン諏訪店食品販売課長。
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このあと夕方まで、マンハッタンを、
足が棒になるまで駆け巡った。

しかしそれは明日、報告。
いま、ジョンFケネディ空港ラウンジ。
もう帰国します。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年07月08日(水曜日)

ダラスからニューヨークへ、Tジョー/ホールフーズ/チェルシー

ダラス・フォートワースから、
ニューヨーク・ラガーディアへ。DSCN5414-5

どちらもアメリカ。
ダラスは
アメリカ全土の競争を体現する。
ニューヨークは
最も尖ったコンテスト型競争地区。
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その両方を肌で感じ、
頭の中に叩き込むことが、
この研修の目的。
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刺激的なニューヨーク。

マンハッタンを望みつつ、
クイーンズからブルックリンへ。
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そしてトレーダー・ジョー。
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銀行の建物に出店した48億円店舗。
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ハードリカーやワインの品揃えはないが、
グロサリーストアとして最大売上げだろう。

ちょっとした変更も見られる。
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天井は高くて、快適。
そのうえ商品はトレダー・ジョーの、
とびきりのプライベートブランド。
ほかの店では売られていない価値ある商品。
それがトレーダー・ジョーの競争戦略。
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レジに続く列〈ライン〉を2つに分ける。
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そして銀行方式のチェックスタンド。
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ただし、最近のトレーダー・ジョー、
売ることばかりにかまけて、
ブレイクスルー型のイノベーションがない。

これはやがて企業をマンネリ化させる。
それが一番出てくるのが、
ホスピタリティだ。

トレーダー・ジョーのフレンドリーサービス、
ほころびが出てきたら問題だ。

そしてブルックリンのホールフーズ。
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環境対応型で、いまや、
ホールフーズのイノベーションの象徴。
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素晴らしい青果部門。
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群を抜くシーフード部門。
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ミートもデリも、店舗ごとに、
ブレイクスルー型イノベーションを志向する。
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店づくりは各店ごとに、
地域に合わせたコンセプトをつくる。
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エンド前では、
ベンダーのマネキンが販売。
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化粧品売り場。
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床に「あなたは美しい」
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ホールフーズだからできること。

レジ後ろのイートインスペースには、
光が差し込んで美しい。
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2階のイートインコーナーには、
一番奥にビールバー。
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そして屋上に菜園。
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「ゴッサム・グリーン」の有機栽培。DSCN5511-5
店内でも販売される。

屋外でヒアリング。
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ダニエルさん。
マーケティング部門のチームリーダー。
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この店のコンセプトから、
ブレイクスルー型イノベーション、
そして店舗のマーケティングを、
丁寧に語ってくれた。
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ダニエルさんを囲んで、
彼女のお好みの「バルタン星人」で写真。
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そして二人で写真。
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この店のサム店長はいつも、
店内にいる。
固い握手。
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ホールフーズを後に、
マンハッタンへ。
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そしてチェルシーマーケット。DSCN5534-5

ナビスコの工場跡を、
最新のショッピングセンターに転換。
素晴らしいプレゼンテーション。DSCN5556-5

有名なパン工房サラベスDSCN5557-5

私たちは魚屋へ。
「ロブスター・プレイス」
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イータリーの考え方で展開された魚屋。DSCN5543-5
つまり内食・中食・外食の融合。

今、東海岸に来たら、
ここを訪れねば意味はない。

一番奥にロブスター・ショップ。DSCN5544-5

ここで注文して、
調理してもらう。
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出来上がりました。
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ロブスター2尾。
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そして食します。
3人で1尾くらいがいい。DSCN5549-5

続々とロブスター派が集まる。  DSCN5540-5
大満足。

その後、私たちは寿司屋で握り。 DSCN5551-5

この寿司屋のシェフ。
スブハッシュ・グルングさん。
エグゼクティブ・スシ・シェフ。DSCN5552-5
ネパール人の努力家。
「本物の寿司を提供したい。
ここの28人の寿司職人には、
私がネタの選び方から、握り方まで、
全て教えました」

意気投合。

ネパール人は勤勉家だ。

心から地震を、
お見舞い申し上げたい。

みんなで写真。
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ダラスから、ニューヨークへ。

そしてトレーダー・ジョーと、
ホールフーズ。
さらにチェルシーマーケットと、
ロブスター・プレイス。

東海岸最高の勉強ができる。
それもドキドキ・ワクワクしながら。

ありがたい。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年07月07日(火曜日)

ダラスの講義と店舗視察とヒアリングと買い物と試食会

日本では七夕。
ダラスは快晴。日本は晴れるのだろうか。

商人舎magazine、
そのDaily商人舎。

昨日はユニーグループと、
ファミリーマートの第1四半期決算。

今日は同じく、
セブン&アイ・ホールディングスの決算。

明日は多分、イオンの第1四半期決算。

四半期決算自体は否定しないが、
非上場企業まで、
四半期の成績ばかり気にしながら営業することは、
それが近視眼的になりすぎると、
むしろよろしくないと思う。

上場企業は株式市場からの要請だから、
それは仕方ないけれど。

さてダラスの二日目。
暑い。

てんとむし君死にたまふことなかれ
〈朝日俳壇より 横浜市・高橋央尚〉

そんな気分になってくる。

向日葵に太陽小さくなりにけり
〈同 岡山市・伴明〉

そして、もう一句、日経俳壇より。
夏帽子この古びたる夏帽子
〈仙台市・木戸月彦〉

夏真っ盛り。

さてイオンリテール米国研修会
ダラスの2日目。

朝から会議室集合。
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細田昌幸人事部長が、
昨日の視察をおさらいし、
今日の予定と目的を整理。

そのあと、イオン宣言唱和。
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そして結城義晴120分。
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前日は30時間以上も不眠の状態だったが、
一晩しっかり睡眠を取って、
全員が頭スッキリ。
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私もそれに応えて、
一気に語りきった。
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それはイオンリテールだけでなく、
日本の総合スーパーをどうするか、
その考え方の基本と応用。
アメリカになにを、どう学ぶか。
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ともにダラス・フォートワースの、
ウォルマートやターゲットを見たあとの講義。
日本国内で語るだけのものとは、
次元が異なるくらい理解が進む。

その理解度の高さ、深さが、
日本に帰ってからの仕事ぶりを変える。

講義のあとは、
すぐに今日の視察。

午前中はまず、
コンテナストア
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ご存知、働きがいのある企業ランキングで、
常に100位以内に入選。

「コンテナ」は「容器」の意味。
つまり「包む」ことをコンセプトとした店。

サマーセールを展開していた。
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次にベッド&バス・ビヨンド
ホームファッションのコンセプトストア。
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TPOSごとに売り場をくくり、
天井まで商品陳列をする。
それがポジショニング。
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この店もレジ前のホットスペースで、
バック・トゥ・スクール売り場を構築中。
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顧客に見せつけるように、
売り場改変をする。
これは顧客に期待を抱かせる効果を持つ。
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必ずしも、顧客に見えないところで、
隠れてこそこそ、売り場変更をする必要はない。

ノンフード・ハードラインは、
ホームセンター、
オフィスサプライストアなどなどが、
主流を占める業態だったが、
いまや個性的な企業が伸びる。
その代表2社を視察した。

次に、スーパーリージョナルショピングセンター。
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私は日本の総合スーパー改革には、
アメリカの百貨店の観察が必要だと考えている。

このショッピングセンターは、
6つの核店をもつ。

シアーズはかつての小売業王者。
GMSと言われたが、
私はディスカウントデパートメントストアだと、
指摘している。
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広くて、床や天井はクレンリネスが整って、
非食品フルライン構成の総合店。
しかし、いまや、30年間、
時間が止まったかと思わせる店。
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顧客も人っ子一人いない。
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マネキンは残念ながらセンスに欠ける。

シアーズの消滅は、
近いかも知れない。

つぎにJCペニー
シアーズに次ぐGMSといわれた。
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こちらも低迷続きだが、
シアーズほどではない。
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バック・トゥ・スクール販促を、
広い売り場のあちこちで展開。
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ただしこれまでの商品に、
ただパネルを付けただけ、
といったプロモーションだ。

そして百貨店の王者メイシーズ
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しかしこの店、
奥のほうが乱れに乱れていた。
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独立記念日の営業から、
回復していない。
不思議だ。

ディック・スポーティング
スポーツ用品の専門大店。
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入口では「テント・セール」
これがいい。
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店づくりは1・2階ぶち抜きで、
圧倒的な迫力。
これも特異のポジショニング要素だ。
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ノードストローム
洗練された百貨店。
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このプレゼンテーション。
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独立記念日が終わって、
次のプロモーションに転換中。
白い幕を張って、
これも顧客に期待を抱かせる。
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ショッピングセンターは、
月曜日でも、
子供を連れたファミリー客で賑わう。
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しかしシアーズとペニーの、
この閑散とした店。

背筋がヒヤリとする。
ここまできたらもう、
復活はむずかしい。

ディスカウントデパートメントストアには、
百貨店のオフプライスストアが、
恐ろしい存在となっている。
さらにハードラインには、
ネブラスカファーニチャーマートや、
コンテナストア、ベッド&バス・ビヨンドなど、
ユニークなコンシャスリテイラーが登場した。

ハードラインの競争も厳しい。

午後は、フードラインの視察研修。

まず、全米ナンバー1のスーパーマーケット、クローガー
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40分ほどそれぞれに店舗視察してから、
ビル店長のヒアリング。
-5

28年、クローガーに勤務するベテラン。
イオンリテールからも店長が参加していて、
親近感を抱いたはず。
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グッド・クエッション連発で、
ビル店長も緊張しながら答えてくれた。

市村賢次団長からお礼のプレゼント。
市村さんは住居余暇商品企画本部部長。
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そしてもう顔なじみの私とは、
固い握手。
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それにしてもクローガーの店、
素晴らしい。
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オーガニックはさらに充実。
30%の伸びを示す。
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さらにこのマーケットプレイスのフォーマットは、
非食品を大胆に改革した。
家具からアパレルへ。
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未だ実験中ながら、
ウォルマートよりもマネキンを多用して、
意欲的な売り方。
マーチャンダイジングはまだまだだが。
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クローガーのレジは相変わらず凄い。
いま、顧客を一人しか待たさない態勢づくりをする。
ビル店長も自信をのぞかせる。
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スプラウツ・ファーマーズマーケット
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一昨年に株式公開して、
その調達資金を店舗に投資。
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充実している。

青果部門とバルク部門を中央に持ってきて、
これもユニークなポジションを確保している。
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そしてウォルマートの、
ネーバーフッドマーケット。
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この店は居抜き出店。
それでもエブリデーロープライスを基本に、
ウォルマートらしい一貫性を失わない。
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バック・トゥ・スクール売り場を構築中。
スーパーセンター同様、
ここに抜かりはない。
スーパーマーケットでは一番早い。
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チェックアウトは、
クローガーを意識して、
フレンドリーな態勢を構築。
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今日は最後に、重要な2社。

ここで買い物をして、
ホテルで試食会を行うため。

テキサス州第1号店のトレーダー・ジョー
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もう言うことなし。

視察しながら、
買い物に勤しんだ。
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店づくりも、
プライベートブランドも、
ホスピタリティも、
どの店でもレベルが下がることはない。
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最後に、プラノのホールフーズ
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見事な青果部門。
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オーガニックの最高峰。
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精肉部門も5ステップ肥育法で、
ホールフーズ独自の基準を作る。
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だから今、ホールフーズでは、
グラスフェッドのほうがグレンフェッドより高い。

5つの班に分かれて、
部門ごとに買物。

惣菜デリ班は、
ホールフーズのサービスデリを選んだ。
テイスティングを頼むと快く出してくれる。
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そしてローストビーフを1ポンド購入。DSCN5330-5

たっぷりと試食せさてくれて、
そのうえ丁寧にスライス、カットして、
ラッピングしてくれる。DSCN5328-5

どんな商品も同じ態度。
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朝から講義を受けて、
午前中はノンフードストア、
それからゼネラルデパートメントストア、
午後はスーパーマーケット、
集中的に視察、買い物。

ホテルに戻って、会議室。
その収穫物を広げる。
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各自、自室に戻って、
電子レンジで調理して、
再び集合。
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揃いました。
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アメリカ人のほとんどは、
調理に時間をかけない。
我々も15分でメニューを仕上げた。

まずはビールで乾杯。
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班ごとに自分たちの分担の料理を説明する。

1班はパン、デザート、ドリンク。
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2班はサラダ。
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3班。
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4班。
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5班。
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それから待ちに待った試食。
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手をかけずに、
スーパーマーケットが提供する簡便な食品を、
そのまま調理して食べる企画。
大成功。

その日本での定着を目指す。

最後にあいさつは、
イオン高萩店店長下田かおりさん。
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そのあとで一本締め。

長い長い一日。
お疲れ様。

しかし、成果は大きかった。

〈結城義晴〉

2015年07月06日(月曜日)

なでしこ惨敗とダラス・ウォルマート中心のメリーゴーランド

Everybody! Good Monday!
[2015vol27]

2015年第28週。
それにしても残念だった。DSCN4984-5

カナダ・バンクーバー。DSCN4988-5

FIFA女子ワールドカップサッカー。DSCN4983-5
ゴールキーパー海堀あゆみが、
なぜか不安そうな顔をしていた。

ハドルを組んで、いざ。DSCN4985-5

しかしいきなり4点を取られ、
5対2で惨敗。

大儀見優季のこの、
振り返りゴールは実に見事だった。DSCN4989-5

私はダラスのホテルのFOX4チャンネルで、
前半戦だけ観戦。

しかし、準優勝は、
素晴らしい成績。

さて昨日、成田空港を発って、
11時間。
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目指すはダラス・フォートワース空港。
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テキサス州の大地が見えてきた。DSCN4684-5

意外に思われるかもしれないが、
緑多きダラス。
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到着すると、直ぐに、
ウォルマート・スーパーセンター
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全てはここから始まる。
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アメリカチェーンストアは、
ウォルマートを中心に回るメリーゴーランド。

入り口に、
昨日の独立記念日のプロモーション。
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そして店のいたるところに、
パーティカップ。
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これも独立記念日商品。

この売り場もインディペンデンスデー用。
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一方で、もう、バック・トゥ・スクール商戦へ、
全面転換。
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商品を撤去し、棚を開けて、
今日、7月5日、
早仕掛けに入る。
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ウォルマートのこの売り場転換、
どこよりも早い。
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これはもう全店で、
完璧に徹底されている。

青果部門はすごい改革が行われ、
鮮度とクオリティ十分。
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半面、牛乳は1ガロン1ドル47セント。
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すぐに調査に入る。
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今回はイオンリテールのアメリカ研修。

ウォルマートの対抗企業ターゲット。
そのスーパーターゲット。
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ここのところ業績が思わしくない。
実際に店も在庫が薄いし、
品切れが発生している。
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このあたりで展開されるはずだが、
バック・トゥ・スクールへの取り組みも、
微塵も感じられない。
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そしてアルディ。
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ウォルマートよりも確実に安い。DSCN4778-5

牛乳は1ガロン1ドル39セント。
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それからテキサスの雄HEB。
その最新のHEBプラス。
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ウォルマートスーパーセンターと、
果敢に闘っている。
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オーガニック商品の品目数を、
「彼ら」と比較している。
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生鮮食品、デリで断然の格差をつける。
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グロサリーはエブリデーロープライス。
非食品も出来る範囲で拡大。
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牛乳は1ドル47セント。DSCN4841-5

レジはキビキビとしていて、
実にいいい。
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そのHEBの高級スーパーマーケット、
セントラルマーケット。
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アイス・ウォール。
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ハーブの畑。
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ワンウェイコントロールで、
高いポジショニングを確立。
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最後はデリをイートインコーナーで食す。
DSCN4876-5

 

そして働きがいのあるランキング、
500店舗規模のコンビニ、
クイック・トリップ。
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ホスピタリティは断然、
セブン-イレブンを凌ぐ。DSCN4864-5

そして最後に、
ネブラスカ・ファニチャーマート。
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5月7日にオープンした世界最大の家具店。
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ソファ、ベッド、顧客たちがくつろぐ。
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家電も充実の品ぞろえ。

イオンリテールのメンバー、
堪能してくれた。
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女性陣もソファでくつろぐ。
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従業員が2000人、
年商は100億ドルだとか。
1200億円。

すごい店がダラスに登場した。

全てはウォルマートから始まる。
早仕掛け、早仕舞い、際の勝負。

7月から9月上旬までの
バック・トゥ・スクール商戦。

そのあとの10月31日までの、
ハロウィン商戦。

そして11月第4週のサンクスギビング商戦。
最後にクリスマス商戦。

そのスタートが今。

私のアメリカ報告も、
スタート。

よろしく。

では、元気に、
Good Monday!
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年07月05日(日曜日)

ジジとお父さんの渡米[日曜版2015vol27]

ジジです。
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梅雨寒。

だけど、ボクは、あつい。IMG_6107
もう、この毛皮、
ぬぎたいです。

あ~あ、よく、ねた。IMG_6108

ヨシハルおとうさん、
きのうから、いません。
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ワイキャットから、
リムジンバス。

キャットといっても、
ネコではありません。

Yokohama City Air Terminal.
あたまをとって、YCAT。

すぐに、みなとみらい。
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マリンタワーと横浜港。
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そしてベイブリッジ。
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いつも旅立ちは、ここから。
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ヨコハマのベイエリア。
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成田エアポートについた。
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でも、これは、
きのうのことです。
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今朝、はやく集合。
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ぜんいんで、イオン宣言。
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こんかいは、
イオンのアメリカ・セミナー。

ホソダさんがあいさつ。
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そして朝の講義
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おとうさん、
はりきっています。
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インディペンデンスデーから、
レイバーデーまで。
それからウォルマート、クローガー。
HEBのはなし。
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そしてバック・トゥ・スクール。DSCN4661-1
アメリカのトレンドと学び方。

講義がおわると、
チェックイン。
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そして、写真。
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やる気、まんまん。
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そして84ゲートへ。
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新しいゲート。
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このヒコーキです。
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ダラス・フォートワースへ。
DSCN4681-5

では、気をつけて。
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ボクは、ひとりで、
まってます。
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まいにち、
アメリカの空のほうを、
みています。
DSCN4560-5

だから、はやく、
かえってきてください。
DSCN4561-5
おねがいします。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年07月04日(土曜日)

日本とニューヨーク・ダラスの最新「ミライ・サラダ・カンパニー」

梅雨前線異常あり。

日本列島の南に居座って、
九州南部は記録的な雨量。
関東では雷を伴った局地的豪雨。

気象庁は大雨への警戒を喚起する。

一方、日本のプロ野球。
史上初めてセントラルリーグが、
全チーム負け越しの異常。

セ・リーグは巨人、阪神が属す人気リーグ。

人気のセ、実力のパ。
そう言われ続けているが、
「0強6弱」とも揶揄される。

なぜ、そんなことが起こったのか。

セ・リーグとパ・リーグに分かれて、
ペナントレースを争い、
その優勝チームが日本シリーズで、
日本一を競う。

それが2005年から、
新しい試みによって変わった。

シーズン途中で、両リーグの全チームが、
互いに総当りで交流公式戦を戦う。

これは実に面白い企画で、
私も大賛成。

もう、11年目に入る。

しかし今年の春の交流戦は、
セ・リーグの44勝61敗3分け。
パ・リーグに大きく負け越した。

この負け越しが響いた上に、
セ・リーグは首位から5位まで、
0.5ゲーム差。

そこで異常事態。

面白いけれど、
「実力のパ、人気のセ」が根本原因。

私は生涯西鉄ライオンズファン。
異常事態も痛快な気分だ。

さて商売の世界では、
百貨店の中元商戦も折り返し。
日経新聞が大手5社に取材した。

高島屋の中元商戦は、
5月にスタートして6月29日時点で、
前年同期比1%増。

大丸松坂屋百貨店は前年比0.2%増。

そごう・西武も数%の伸び。

三越伊勢丹ホールディングス、
売上げは前年比プラスで推移。

阪急阪神百貨店の店頭売上げ、
前年比数%増で推移。

こう並べると大した取材ではないが、
いずれも前年微増。

ただし、中身にはちょっと異変。
高島屋はネット通販の中元品が15%増。
大丸松坂屋百貨店のネット通販も前年比7.8%増。

各社、ネット通販に工夫がある。

高島屋は専用アプリのサービスを開始した。
顧客がスマホのカメラを、
カタログにかざすだけで、
希望の商品をネット通販で注文できる。

大丸松坂屋はネットで早めに注文すると、
割引されるサービスを導入。

しかしネットの伸びがなかったら、
多分、ダウントレンド。

外国人訪日客のインバウンド消費に、
大いに支えられ、
これが異常売上げを作り出す。

ただし異常現象はすぐに、
日常現象となってしまうけれど。

さて日経新聞『企業・消費』欄、
「トレンドサーチ」は時々、
いい情報を提供してくれる。

今日は、サラダ専門店。
クリスプ・サラダワークスと、
サラディッシュ。

どちらもサラダをメインディッシュにして、
それを食べさせる外食サービス。

野菜、チーズ、チキンなど多様な食材と、
ドレッシングを注文通りに組み合わせて、
顧客の目の前で作って提供する。

クリスプでは、野菜を中心に、
雑穀米、自家製のハム、クルトンなど
約30種類の食材が並ぶ。

スタッフが半月状の特殊なナイフを
使って顧客の好みの大きさに切る。

オープンは昨年12月。
価格は860円から。
スーパーマーケットはもちろん、
コンビニやファミレスよりも高い。

しかし、開業後、毎月、
売上げは伸びて、
1日400食以上の日が多い。

宮野浩史社長は
「ニューヨークで見て、
日本でも支持されると思った」。

サラディッシュは、
今年5月に3号店をオープン。
多様な食材と12種類のドレッシング。
それをトルティーヤで包む。
トルティーヤはメキシコ料理だが、
トウモロコシの粉を焼いて作る。

平均カロリーは300キロカロリー以下で、
アメリカでも人気。

それでサラダを包む。

小林英之社長は語る。
「サラダをメーンディッシュに」。

しかしこれはアメリカではもう、
サービス&クォリティ型スーパーマーケットの、
必須の売り方。

ニューヨークのホールフーズ。 DSCN0927-5

顧客が選んだ材料を混ぜて、
音を立てて美味しいサラダを作ってくれる。
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フェアウェイマーケットも、
もう先取りしている。
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やはり世界最新のトレンドは、
ニューヨークにある。

それからダラスのイーチーズ。
かつて一世を風靡したデリ専門店。
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日本のクリスプ・サラダワークスや、
サラダディッシュの原点はここにある。

顧客は自分で選んで注文する。
それをカットして、ボールに入れて混ぜて、
オリジナルサラダを作ってくれる。
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ロック・フィールド会長の岩田弘三さんは、
「ミライ・サラダ・カンパニー」を標榜する。
詳細は月刊『商人舎』7月号で報告するが、
21世紀の消費者のニーズを、
全て盛り込むと、サラダになるし、
この売り方になる。

私は今、ホテル日航成田。
明日、アメリカに発つ。

目的地はダラスとニューヨーク。

全米小売業の競争構造と、
世界最新のトレンドを学びに。

〈結城義晴〉

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