結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年09月16日(土曜日)

大型の強い台風18号と米国ファッションの「コモディティ化現象」

台風18号、
いよいよ上陸。

進路予想図を見ると、
日本列島がすっぽりと覆われる。

「大型の強い台風」
この表現が何度も使われる。

しかし、これは台風のスケールの定義を示している。
毎日更新宣言ブログの昨2016年8月28日。
【猫の目博物誌】その16は「台風」。
1-2-3

「大型」とは、
半径500km以上~800km未満。
しかしまだまだ大きな「超大型」がある。
それは半径800km以上。

「強さ」は最大風速で区分される。
「強い台風」は、秒速33m以上~44m未満、
「非常に強い台風」は44m以上~54m未満、
「猛烈な台風」は54m以上。

だからまだまだ、
非常に強い台風もあるし、
猛烈な台風もある。

さて、昨日の日経新聞夕刊。
「ウォール街ラウンドアップ」
米ファッション、
低迷下の宴

ニューヨーク特派員の高橋里奈記者。
「13日、大きな話題にならないまま、
ファッションウイークが終了した」

著名なデザイナーやブランドが、
最新作を披露する。
そのステージを「ランウェイ」と呼ぶ。

バイヤーやメディア関係者は、
その最新流行に関する情報を入手する。
今後のシーズンの流行を発信する。

世界四大コレクションは、
ミラノ、パリ、ニューヨーク、ロンドン。
年2回開催され、
1月から4月までは秋物・冬物、
9月から11月までは春物・夏物。

ニューヨークは、
世界のファッションの中心地として、
君臨してきた。

しかし残念ながら、
「ファッションウイークに
往時の勢いはない」

まず第1に「開催期間の1日短縮」
9月7日から13日の7日間となった。

第2に米著名ブランドのニューヨーク離れ。
新作披露はパリやロンドンで行われる。

第3に、ファッションショーの減少。
最盛期には200を超えていた。
それが現在、100を切った。

さらに第4に、
新進デザイナーの評判も振るわない。

「アレキサンダー・ワン」の深夜のショー。
台湾系アメリカ人デザイナー。

今、最もホットなブルックリンの、
倉庫街の路上で開かれた。

ブルックリンは、マンハッタン島の対岸。

「観客はバリケードで厳重に囲われ、
立たされたまま」

しかも、開始予定時刻から、
1時間以上も待たされた。
肝心のショーも不備が多かった。

「米国ファッション業界の不振が騒がれて久しい」

ラルフ・ローレンは、
ニューヨーク旗艦店を閉鎖。

7月にパトリス・ルーベ氏をCEOに迎え、
リストラを促進。

ルーベ氏はP&Gの幹部だった。

ギャップは相次ぎ不採算店を閉じる。DSCN9952.JPG7
不振のGAPとバナナリパブリックは、
数百店規模で閉店を進めて、
選択と集中を徹底する。

売場の乱れも激しい。DSCN9161.JPG7

「オールドネイビー」と「アスリータ」は、
その反対に出店加速。
前者はギャップの低価格チェーン、
後者は同じくスポーツアパレル。

もっともニューヨークのユニクロは、
多くの支持を集めているけれど。
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「アジア人観光客は好きみたいだけど、
トリー・バーチにしろ、
コーチにしろ時代遅れ」
22歳のミレニアル世代の発言。

アメリカにもインバウンド消費はある。
しかし実質消費はブランド離れが激しい。

とくにミレニアル世代は、
ブランドを敬遠する。
1980~2000年代初頭に生まれ、
ベビーブーマーの子供世代。
「買い物に行くのが面倒だから、
最近はオンラインで服を買う」

オンラインショッピングの隆盛。
しかし一方で、この記事は、
米国アパレル産業における、
コモディティ化現象を示している。

ニューヨークのコレクションは不振だが、
そのニューヨークのフードトレンドは、
最高潮にある。

コモディティ化を乗り越え、
地球EATALY化現象が、
起こっている。
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P&G幹部のラルフ・ローレンCEO就任は、
その裏返しの出来事だ。

1991年11月、
P&Gはウォルマートに対して、
バリュー・プライシングを提案している。

「丸裸の原価取引」の提案である。

これはコモディティ化現象の、
歴史的分岐点の出来事であった。

コモディティ化を知り尽くすからこそ、
コモディティを脱することができる。
これがパトリス・ルーベの役割である。
新しいマーケティングの役目である。

しかしこの大きな潮流は、
「超大型で猛烈」並みのスケールである。
そう、私は思うのだが。

〈結城義晴〉

2017年09月15日(金曜日)

「老人の日」の「亜健康」とホストとゲストの「対等の関係」

今朝午前6時57分ごろ、
北朝鮮がまた、
弾道ミサイル1発発射。
今回は「火星12」だったらしい。

平壌郊外のスナン区域から。
約3700キロメートル飛行して、
北海道上空を通過、
午前7時16分ごろ、
襟裳岬から約2200㎞の洋上に落下。

「グアムに十分届く」飛行距離。

菅義偉官房長官は、
「発射直後から落下まで、
完全に感知し追尾していた」

しかし、撃ち落とせるのか。
ディフェンスの態勢は整っているのか。
私たち国民には、それが問題だ。

今日は「老人の日」
老人福祉法の定め。

月曜日が敬老の日の祝日だが、
こちらは祝日法。

そこで厚生労働省の発表。
今年度中に100歳になる人は、
3万2097人と過去最多。

100歳以上の高齢者は、
全国に6万7824人。

100歳以上は前年から2132人増。
47年連続の増加。

増えてはいるけれど、
女性が87.9%の5万9627人。
悲しいかな男性は12.1%。

都道府県別では、
東京都が5835人で第1位、
神奈川県3737人の第2位、
大阪府3559人の第3位。

もちろん人口が多いから、
100歳以上の高齢者も多い。

人口10万人当たりの100歳以上の人数。
第1位は、今度は島根県97.54人、
第2位は鳥取県92.11人、
第3位は高知県91.26人。

男性最高齢は、
野中正造さん、112歳。
明治38年7月25日生まれで、
北海道足寄郡足寄町在住。

女性最高齢は、
田島ナビさん、117歳。
明治33年8月4日生まれ、
鹿児島県喜界町在住。

北海道と鹿児島。

国から100歳のお祝い記念として、
「銀杯」が贈られるが、
以前は純銀製だったものが、
現在は銀メッキに変わった。

100歳のお祝いくらい、
純銀にしておいてもいいだろうに。

朝日新聞の今日の「天声人語」

国別 長寿比較で、
男女とも1位は香港、日本は2位。

男性は香港81.32歳、
日本は80.98歳。

女性は87.34歳と87.14歳。

「香港のお年寄りは概して社交的。
用がなくても街へ出て談笑します。
感情を出してストレスを発散させています」
倉田徹立教大学教授。

その香港の医食同源の考え方。
「冷えたビールは風邪のもと」
「熱が体にこもったらトマトを」

「とかく健康か病気かの
二元論で考えがちだが、
香港では二つの間に
亜健康という域がある」

これはいい。

「亜」は「準ずる」の意。

病気なら医療に頼る。
「亜健康なら、
生薬を煎じたお茶を飲み、
食で体調を整える」

そして食材の五つの効能。
「寒・涼・平・温・熱」

私も65歳となって、
亜健康であることは間違いない。
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野中正造さん、田島ナビさんと比べると、
まだまだ半分。

「冷えたビールは風邪のもと」
でも夏の冷えたビール、
うまいんだなぁ、これが。

しかし、「亜健康」
忘れてはならない。
LIFE SHIFTの100年時代だもの。
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9月は老人の日、敬老の日。
そして老人週間。

老人月間を定める県も多い。
秋田県、滋賀県、広島県……。

今月の商売のテーマに、
「老人月間」は必須だ。

イオンのグランドゼネレーションは、
年がら年中、それでいける。

これは、なかなかうまい。

かといって、高齢者は、
やたらに、べたべたされるのも好まない。

朝日新聞「折々のことば」
一昨日の第872回。
愛想のないのを
悪意のしるしと
取ってしまうのは
誤りである。
(鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』から)

鹿島茂さんは、フランス文学者。
古書蒐集家でもある。
著書『デパートを発明した夫婦』は名作。

「パリの古書店で面くらったのが、
その愛想のなさ」

上得意客に対しても、
「揉み手するような態度」は見せない。
一見の客でも「邪険な扱い」はしない。

「プロとして価値を定めた
正当な商行為だから、
主と客は対等だとの考えからくる」

「妙なしがらみや勘ぐりがないぶん爽やか。
ついまたぶらり立ち寄る」

パリの古書店は、
顧客との対等の関係を保つ。

これは高齢者に対する、
大事な姿勢だ。

私も亜健康の亜老人だから、
それがよくわかる。

そしてそれこそ、
「ホスピタリティ」の本質である。

ホストとゲストは、
対等の関係。

私たちは
紳士淑女に奉仕する、

紳士淑女です。
ザ・リッツ・カールトンの精神でもある。

〈結城義晴〉

2017年09月14日(木曜日)

「でしりゃす0157事件」と「1円戦争の不公正取引」の責任

アメリカではハリケーン・イルマ。
日本では台風18号。

今日、沖縄県久米島の西北西を、
時速約15㎞で北北西に進んだ。

宮古島では24時間雨量が533㎜。
観測史上1位を記録。

中心気圧は935ヘクトパスカル。
中心付近の最大風速は50m、
最大瞬間風速は70m。
中心から半径200㎞以内は、
風速25m以上の暴風域。

これは「非常に強い台風」に属する。
ゆめゆめ油断は禁物。

私は今朝、一番で、
JR武蔵野線新小平。
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第一屋製パン(株)の臨時取締役会。

その後、横浜商人舎オフィス。
三宅秀典さん(右)と二宮護さん。
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「表情が硬いです、笑ってください!」

やっと三宅さんが笑ったら、
二宮さんが目を閉じてしまった。IMG_2709.JPG7
三宅さんは著名なデザイナー。
二宮さんは腕利きの編集者。
3人で組んで仕事します。

それにしてもO157。
とうとう3歳の女児が死亡。

日経新聞の報道が一番詳しい。

前橋市の「でりしゃす六供店」が、
8月11日に販売した惣菜を食べていた。

六供店の惣菜による感染者は、
11人に及ぶ。

11人のうち4人がポテトサラダ、
5人がマリネなどのサラダ、
さらに2人は天ぷらやエビの炒め物など。

死亡した女児は、
祖父母の実家に里帰りし、
炒め物など過熱した商品を食べた。

これまでのところ、
埼玉・群馬の「でりしゃす」チェーンから、
22人がO157に感染。

この惣菜ショップ17店を運営するのは、
(株)フレッシュコーポレーション。
旧フジタコーポレーション。
群馬県太田市に本部を置いて、
スーパーマーケット27店を経営する。

群馬県内の「でりしゃす」は、
一連の問題発覚以降、
全店で自主休業していたが、
7日から営業を再開したばかり。

「六供店」は再び、自主的に休業した。

前橋市保健所の渡辺直行所長。
「不特定多数の客が
盛りつけという調理行為を行うと、
従来の食中毒対応では
汚染源の特定が難しい」

そこで、衛生管理の徹底を指示。
具体的には、例えば、
店には大皿にフードをかぶせること、
一度使ったトングは替えること、など。

日経の記事では、
「店の運営会社によると、
トングは2時間おきに交換することなどが
マニュアルで定められていた」

ただし同社のニュースリリース。
「この度のO157の広域感染について」

「この度の11都県に及ぶ
広域のO157感染については、
前橋市保健所からの
一連の発表にもありますように、
食材由来、店舗での人から人への感染など
様々な可能性が想定されておりますが、
現時点では感染源、感染経路ともに
特定されておりません」

なんだか、責任を「様々な可能性」に、
転嫁しているようにも感じられる文章で、
ちょっと気分はよくない。

「最終販売者」としての「責任」を、
表現しているのだから、
それだけを丁寧に書いて、
率直に謝罪の意思を表明すべきだろう。

老婆心ながら。

一方、公正取引委員会。
「1円戦争」の愛知県2社を
「不当廉売」の疑いあり、
として警告。

共同通信の配信記事を、
これも日経はじめ各社が報道。

2社とはカネスエ商事とワイストア。
どちらも愛知県のスーパーマーケット。

犬山市内の店舗で、
激しい競合を展開し、
5月中旬、キャベツ・ダイコンなどを、
1円で販売。

この地域では、
「1円戦争」と呼ばれて、
ちょくちょく話題に上っていた。

「この極端な安売りは、
市場の健全な競争を妨げ、
独禁法違反 の『不公正な取引方法』に
当たる恐れがある」

公取委は、
「それぞれの言い分を聞いた上で
正式に決める」

「不公正な取引方法」は、
四つ定められている。

その三。
「正当な理由がないのに、
商品又は役務を
その供給に要する費用を
著しく下回る対価で
継続して供給することであつて、
他の事業者の事業活動を
困難にさせるおそれがあるもの」

「費用を著しく下回る対価」
キャベツ1円、ダイコン1円が、
それにあたる。

事実とすれば、これは、
逃れようがないだろう。

朝日新聞「折々のことば」
今日は第873回。

真の責任は、
現実の応答の
あるところにのみ
存在する。
(マルティン・ブーバー)

「責任」はしばしば、
周囲から責められる咎(とが)、
といった意味合いで、
受けとめられる」

しかし、英語では、
「リスポンシビリティ」、
Responsibility。

名詞の「response」は、
「答え、反応」

動詞の「respond」は、
「答える、応じる」

だからリスポンシビリティは、
「引き取る、見棄てない、
手を差し伸べるといった、
人の態度に重心が移る」

「『責任』は、人と人との
いきいきとした関係の中で
語られるべきだ」

責任の取り方とは、
いかに対応するか、
いかに応答するか、
である。

逃げてはいけない。
責任転嫁は、
最も卑劣である。

肝に銘じておきたい。

〈結城義晴〉

2017年09月13日(水曜日)

ジェフ・ベゾス「Day1の精神」と小泉純一郎の「米百俵」

月刊商人舎9月号。
手にもって写真。
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ハワイに行って、
大阪出張している間に、
刷り上がって来た。

いいもんです。

印刷されて届いたばかりの雑誌。

オーケストラの指揮者、
野球の監督、
雑誌の編集長。

やってみたい三つの仕事。

小売りサービス業の店長も、
その一つに加えられると思うけれど。

9月号の巻頭言。
[Message of September]
そして9月の商人舎標語。
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「Day Oneを忘れるな!」

「Day One(1)」の精神を忘れずにいよう。
アマゾン創業者ジェフ・ベゾスは説く。
創業1日目の燃えた日こそ「Day1」である。
そしてその精神を忘れてはならない。

1年1年を「Day1」と見なして、
努力を怠らず精進を続ける。
すなわち「初心忘るべからず」である。
能を大成した世阿弥の精神である。

だからベゾスはいつも、
「Day1」と名付けられた建物で働く。
オフィスを移転しても、
自分のいる建物にその名前を冠している。

では「Day2はどうなる?」
「Day2の危機をどうかわす?」
「その技術と戦術は何?」
会議で質問された。

ベゾスは答えた。
「Day2」とは、スタシス「停止」である。
停止の後には恐るべき衰退があり、
組織は死に至る。

だが環境変化は企業を「Day2」に押し出す。
新しくて大きなトレンドは、
素早くそれをつかまえなければならない。
それに抵抗すると、将来性を犠牲にする。

「Day2」も取り入れてこそ、
追い風を受けることができる。
しかし断じて、
「Day1」を忘れてはいけない。

「Day2」に目を向ければ、
何十年かは、繁盛するかもしれない。
しかしいずれは終わりがくる。
「Day2」だけでは続かないのだ。

「Day1」のダイナミズムを維持するため、
失敗を恐れず、辛抱強く実験を重ねる。
種を撒き、苗木を保護し、
時には冒険的な投資もする。

最後の決断は、
「これで顧客を喜ばすことができるか?」
つまり「Customer Obsession」である。
「顧客に取りつかれたようになる」ことだ。

「Day One」の精神を忘れずにいよう。
創業1日目の志、あれこそ「Day1」である。
「初心忘るべからず」
永遠にあの精神を忘れてはならない。
〈結城義晴〉

さて日経電子版「政治アカデメイア」
編集委員の清水真人さんが書く。

小泉純一郎元首相。
最近は脱原子力発電ばかりを訴えてきた。
今年1月に75歳を迎えて、
後期高齢者。

「消費税に食料品などの軽減税率を
設けるのは低所得者のためだというが、
違うと思う」

エライ!!

「消費する金額は
高所得者の方が圧倒的に多いから、
軽減税率の恩恵も大きい。
一番お金を使うのは
お金のある人たちだ。
その層に軽減税率が
適用されるのはおかしい。
税収も減ってしまう」

まったく正しい。

2019年10月、消費税は、
8%から10%への引き上げが、
法定されている。

自民党、公明党は、
飲食料品などには、
軽減税率8%を適用する予定。
しかし「小泉は強い疑問を呈した」

小泉もこの間の政治的経過は百も承知。
「こういうことを言う者が誰もいない。
また私は変人だと言われるだろう」

今、変人政治家が求められる。

「消費税はすべて年金、医療、介護など、
社会保障に充てる目的税にする。
それで一番、恩恵を受けるのは
低所得者だから、
理由は十分に成り立つ。
しかも、税制は簡素であるべきだ」

簡素な税制は、
チンギスハンのモンゴル帝国でも、
ユリウス・カエサルのローマ帝国でも、
国家経営の必須条項だった。

「消費税率を10%にしても15%にしても、
社会保障の予算を賄うにはまだ足りない。
いずれ15%、20%になると、
ほとんどの専門家が言っている」

やがてその時はやって来る。
私もそう思う。

2001年5月7日。
首相として最初の所信表明演説。
「今の痛みに耐えて明日を良くしよう、
という米百俵の精神こそ、
改革を進める我々に必要だ」

明治初期の窮乏の長岡藩。
「救援物資の米百俵を、
当座しのぎに使わず、
次代の人づくりのための、
学校設立資金に充てた」

藩も国家も、企業も同じ。

しかし「米百俵の精神」を、
受け継ぐ機運は乏しい。

小泉純一郎の座右の銘。
「無信不立」
〈信無くば立たず〉

ジェフ・ベゾスの「Day1」は、
小泉純一郎の「無信不立」であり、
「米百俵の精神」である。

〈結城義晴〉

2017年09月12日(火曜日)

万代事業所内保育所の「公智」と目黒川散策の「picardは高い!」

㈱万代の事業所内保育所。
9月1日に開設。

場所は、万代本社のすぐ隣。
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長いエントランス。
左はグラウンド。
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右は駐車場と遊び場。
滑り台がある。
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名前は「ゆうあいキッズランド」。DSCN7851-1

カウンターのある事務室。DSCN7852-1

中央の事務室を囲むように、
緩やかに湾曲した廊下。

その周りに部屋を配置。
丸い窓がかわいらしい。
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保護者との面談室。
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天井も窓もカラフルな部屋。
今、預かっている子は1人だけ。
その子が昼寝中だから、
カーテンを閉めている。DSCN7856-1

メインのプレールーム。
吹き抜けの天井で解放感がある。DSCN7865-1

開口窓も広く、
遊び場やグランドにも、
すぐに出ていける。
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ピッカピカの電子オルガン。
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厨房施設。
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子ども用の便座。小さい。
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男児用あさがお。
立ち位置の印もかわいい。DSCN7859-1

ここには、おもらしした時のための、
シャワールームや洗濯場もある。

イラストが美しいプレールーム。DSCN7868-1

部屋ごとに壁や天井が、
カラフルにデザインされている。
動物のモチーフがたくさん使われている。
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2階にもプレールームがある。
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その中央に小さな滑り台。DSCN7871-1

周囲には本棚。
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これから絵本がたくさん揃うのだろう。

子どもに優しい曲線を使ったデザイン。
大人もくつろげる。

この空間で昼寝をしたくなる。
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案内してくれた人事部の2人、
兼定麻美さんと東尾里江さん。
兼定さんはこの保育園開設を担当した。
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万代の社員やパートタイマー社員は、
公的施設の3分の1ほどの負担で、
施設を利用することができる。

こんなにありがたいことはない。

開設したばかりのゆうあいキッズランド。

たった1人の男児が入所しているだけ。
もうすぐ、もう1人がやってくる。
早く、たくさんの友だちができるといい。

日経ビジネスオンライン「今日の名言」
昨日の9月11日。

難しい問題を
公智を働かせ
決断していく。
(清家 篤 慶応義塾学事顧問・前塾長)

慶応の創始者・福沢諭吉。
その『文明論之概略』
福沢は強調する。
「あらゆる事柄を相対的にとらえるべきだ」

そして「徳と智」をさらに4つに分ける。
一 私徳(心の内側の徳)
二 私智(物事を理解する力)
三 公徳(対社会的な徳)
四 公智(物事の軽重大小を判断して、
優先順位をつける判断力)

福沢は説く。
「最も大切なのは公智である」

企業の事業所内保育所。
多くの経営者が、
公智を働かせて、
決断することだ。

さて今日は、
大阪から品川に戻って、
さらに池尻大橋。

東邦大学付属大橋病院。
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右目の視野検査。
私の唯一の弱点。

しかしこの右目のお蔭で(?)、
あとはほとんど全部、健康。

ありがたいと思っている。

視野検査を終えてから、
目黒川を散策。
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空はすっかり秋模様。
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国道246号線沿いに、
1階は成城石井、
2階はトモズ。
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以前は1階だけ、
丸正のスーパーマーケットだった。

それから246を渡ると、
ココカラファイン。
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そしてライフ池尻店。
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私はお店に出会うと、
ほとんど例外なく、
店内に入る。

そして無意識のうちに、
店の出来栄えをチェックしている。
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何か買おうという前に、
オペレーションやプレゼンテーション、
店づくりや接客のレベルを、
見てしまう。

目黒川沿いを歩いて、
最後はpicard。
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フランスの冷凍食品専門店チェーン。
イオンが提携して出店。

評判だが、この店は、
店員が店頭に出て、
客引きをしていた。

商品はよろしい。
店のレベルも上出来。

ただし、売価設定が、
ちょいと高過ぎる。

向こうから持ってくるために、
コストアップすることは分かる。

しかし一つのフォーマットを移殖する際、
そのコンセプトは丁寧に踏襲すべきだ。

だとすると売価も、
フランス現地並みの値ごろ感に、
近づけることは必須だ。

そういった売価をミックスすること。

検討の余地は大いにあり。

それでも私、5000円近く購入。

しかしpicardの袋に入った購買品を、
東横線の電車の網棚に忘れた。
電話したけれど、出てこない。

ああ。

〈結城義晴〉

2017年09月11日(月曜日)

月刊商人舎9月号発刊と万代知識商人大学「フィナンシャル講義」

Everyone! Good Monday!
[2017vol37]

2017年第37週。
9月第3週。

ハワイから帰ると、
月刊商人舎9月号、発刊。
201709_coverpage

特集は、
2017US Retail「業態」テキスト
7大業態+Amazonの最新の変容模様を描き出す

9月恒例のアメリカ特集です。

[Message of September]
Day Oneを忘れるな!

【特集のまえがき】
「業態」の誕生&変容の歴史教科書
結城義晴

セールスフォース・ドットコム・シニアディレクター
Dwight Mooreが語る
「エンゲージITマーケティング」

[保存版]2017米国小売産業資料集
第1部産業ポジショニング編
Fortune500/アメリカ商業統計
チェーンストアランキング

第2部「働きがい」と「働き方改革」編
働きがいのある企業ランキング
働きたくない企業ランキング 

US Retail Industry
業態別[鳥の目・魚の目]分析

1 Hypermarket/Discount store  
最強業態誕生の意味とウォルマート独占(?)状況の理由
2 Membership Wholesale Club    
最強のCostco vs追撃及ばぬSam’sの複占構図
3 Department Store    
オフプライス部門&オムニ・チャネル化の光と影
4 Supermarket 
「FLONH/Grocerant」トレンドと不断のイノベーション
5 Drugstore  
CVSヘルスvsウォルグリーンの4桁チェーン競争
6 Variety Store/Dollar Store   
ダラーゼネラル/ダラーツリー複占で食品強化進む
7 Home Center     
オムニチャネル化のホームデポvsロウズの未来

[商人舎magazine]
Off-Price Store
好調なTJXとROSSの2強+バーリントン
Office Supply Store
StaplesとOffice Depotの合併破談の先
Specialty Store
ウォルマート・コストコ・ECとの競合激化

若林哲史Report from Los Angeles
1 巨人Walmart 「急スピードの変化」      
2 Kroger 全米食品シェア9%の挑戦者 
3 Amazonの「Day1」精神  

[特集のあとがき]
「初心忘るべからず」結城義晴
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[商人舎事務局より]
9月、10月、11月の米国視察には、
必携の最新冊子です。

今回は1冊だけの単品販売もします。
1冊1500円(税別)+送料実費(レターパック使用)です。

ご購入希望の方は申込用紙をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXをお送りください。
申込用紙→http://www.shoninsha.co.jp/files/magazine_201709_application.pdf

または、magazine@shoninsha.co.jp宛てにお名前、送付先、ご連絡先、購入部数を、ご入力の上、メールにてお申込みください。
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 さて、朝日俳壇。
一山の大気動きて秋に入る
〈三重県菰野町    川村 佳子〉

夕暮れも早くなって、「秋に入る」です。

日経ビジネス「今日の名言」
ハワイに滞在していた9月7日の名言。

最大の課題は、
商品が持つ「価値の伝え方」だと
思っています。
〈高橋 修司セイコーウオッチ社長兼COO兼CMO〉

「グランドセイコーは、
10年に海外展開を始めましたが、
まだ販売のほとんどが国内です。
当社の悪い癖かもしれませんが、
性能やスペックばかりをアピールして、
その製品を形作っている『人』や
『文化』や『伝統』といった、
本質的な価値を伝えきれていない」

服部セイコーにして、この言。

これに経験価値マーケティングを、
さらに加えなくては売れない。

さて今日は、東大阪市渋川。
㈱万代会議棟。

終日、万代知識商人大学9月度講義。DSCN7819.-1JPG

初めに課題レポートの発表。
7月のリベンジで橋本泰志さん、
八尾店水産チーフ。DSCN7820-1

堂々とした発表でよかった。DSCN7821-1

会議室の後ろでは、
加藤徹会長が聴講する。
DSCN7823-1

つぎに村上恭仁さんが競合対策を報告。
伊丹荒牧店水産チーフ。
至近距離への阪急オアシスの出店で、
厳しい競争が繰り広げられている。DSCN7828-1

2人の報告を聞いて講評。
「競争は商人を磨く砥石である」
エコス平富郎会長の言葉を贈った。DSCN7832-1
そして9月の講義テーマを概説。
フィナンシャルマネジメント。

午前中は、田縁仁平取締役の講義。DSCN7841-1

財務会計と管理会計の整理から、
万代のフィナンシャル政策までを、
わかりやすく丁寧に講義してくれた。DSCN7843-1

万代特有の財務戦略。
それが万代の強みとなっている。
DSCN7845-1

昼食休憩をはさんで、
午後は私の講義。
DSCN7888-1

BSとPLの意義と内容を、
わかりやすい事例に置き換えて説明。DSCN7895-1

そのBSとPLを指標として、
ROAの重要性を説く。DSCN7898-1

90分ほどの短い講義だったが、
中堅幹部に必須の計数を解説した。
最後は代表的な企業の決算分析。
DSCN7902-1

その後、グループワーク。
DSCN7905-1

津田睦さんが自分の経験をもとに、
現場の店舗損益の分析手法をレクチャー。
人事部マネジャー。DSCN7907.-1JPG

各班が万代の閉鎖店舗の数表をもとに、
店長になった場合を想定して、
その改善施策を検討する。DSCN7910-1

3カ年の資料を読み込み、
課題を分析する。
DSCN7913-1

改善策を討議する。DSCN7914-1

そして各班代表が発表。DSCN7918-1

帳票を見てわかったこと。DSCN792-11

次々と課題を挙げていく。-1

それを後ろの席で、聞く。DSCN7927-1

客数アップに集中するのが最善の策だという結論に至る。DSCN7929-1
そのためにどうしたらいいか。

各班が課題に挙げていったのは、
パートタイマーの教育や人時効率の向上。
DSCN7932-1

3カ年の数値を読み解き、
実に良いディスカッションがなされた。DSCN7933-1

そして結城義晴の講評と解説。DSCN7939-1

数値の見方と捉え方、
そして数表の使い方。
その数字をもとに、
部下とコミュニケーションする。
そのマネジメントの大切さを強調した。DSCN7941-1

朝9時から17時30分まで。
万代カレッジの講義も無事に終了。
DSCN7948-1

講義のあとは、
11月のアメリカ研修旅行について、
手続き等の案内が行われた。DSCN7952-1

案内はJTB西日本の小阪祐介さん。
一昨日までハワイで一緒だった。DSCN7954-1

11月に視察するのは、
サンフランシスコ。

2期生たちは渡米を楽しみにしている。

その2期生の有志と、
布施駅そばの居酒屋で懇親会。IMG_3822-1

2時間ほどのノミニケーション。
IMG_3824-1

サンフランシスコの小売業や、
来週のミドルマネジメント研修会の話で、
懇親会は大いに盛り上がった。IMG_3827-1

私はずいぶん飲んだ。
うれしかったから。IMG_3829-1

最後は、布施駅前で全員で記念写真。
手元はハワイのシャカ。
IMG_3836-1

今週も休みを知らず。
では、みなさんも、
わかりやすい数字を共有しよう。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年09月10日(日曜日)

[日曜漫歩]東海道新幹線のぞみの旅

神は1日目に、
昼と夜をつくり、
2日目には、天をつくった。

3日目に海と地をつくり、
植物を茂らせ、
4日目には、
太陽と月と星をつくった。

5日目には魚と鳥をつくり、
6日目には動物をつくり、
自分に似せて、
とうとう男と女を創造した。

そして7日目に神は、休んだ。

昨夜、ハワイ・ホノルルから帰って、
7日目の日曜日は、
午前午後と休んだけれど、
3時過ぎには出発。

新横浜から新大阪まで、
新幹線のぞみ号で日曜漫歩。

横浜からずっと、曇り空。
丹沢山系も雲に煙っている。

多分、富士は拝めないだろう。

そう思っていると、
案の定、こんな光景。DSCN7665.JPG7
この辺りにあの雄大な姿があるはず。

富士川を越えて、
見えない富士山にお別れ。DSCN7671.JPG7

山の緑と雲の白。
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山際がはっきりしてきた。DSCN7681.JPG7

そして大井の渡しの大井川。
全長160㎞で駿河湾に注ぐ。
DSCN7691.JPG7

菊川のあたりの茶畑は美しい。DSCN7701.JPG7

広い広い茶畑。
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そして突然のように掛川城天守閣。DSCN7706.JPG7

田園が続く。
DSCN7716.JPG7

水田も半分は刈り取りが終わっている。DSCN7717.JPG7

そして再び大河、天竜川。
諏訪湖に源を発する。DSCN7721.JPG7

JR東日本の浜松工場。DSCN7725.JPG7

イオンモール浜松志都呂が見えてきた。DSCN7730.JPG7
すぐにイオン浜松西店も現れる。
この間、45秒。

そして浜名湖。
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そのボートレース場。DSCN7746.JPG7

浜名湖にかかるブリッジ。DSCN7749.JPG7

すぐに東名高速道路とクロスする。DSCN7750.JPG7

静岡は農業県であることがわかる。DSCN7759.JPG7

豊橋を過ぎて、もう黄色になった稲。DSCN7760.JPG7

そしてまた河川は、豊川。DSCN7762.JPG7

三河安城を定刻通りに通り過ぎると、
すぐに名古屋に着く。

ジェイアール名古屋高島屋。DSCN7767.JPG7

そして着きました。
新横浜から初めての停車駅、
名古屋です。
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駅舎を出るとまた高島屋のビル、
JRセントラルタワーズ。DSCN7771.JPG7

そしてすぐにキリンビールの工場。
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そして木曽川、長良川、揖斐川と続く。
愛知県も大河川の県だ。
DSCN7777.JPG7

岐阜県から滋賀県に入る。DSCN7782.JPG7

滋賀の伊吹山。
DSCN7786.JPG7

この山はどんなときにも見える。DSCN7787.JPG7

日は沈み始めた。
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古い屋根瓦が見えて、京都が近づく。DSCN7797.JPG7

そして新横浜から数えて、
二番目の停車駅は京都。
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暗くなってきて、
この日曜漫歩も終わりに近づく。
DSCN7806.JPG7

高槻のあたり、
夕陽と上層雲が美しい。DSCN7810.JPG7

名古屋・京都で乗客が降りて、
車内も閑散としてきた。DSCN7813.JPG7

そして到着しました。
DSCN7815.JPG7

新大阪駅。
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すぐに在来線に乗り換えて、
梅田駅。

グランドフロント大阪。
DSCN7817.JPG7

そして梅田駅のターミナル。DSCN7818.JPG7
梅田に行き着いて、
今日の日曜漫歩も終わり。

昨日はハワイから、
9時間近くの空の旅。
今日は2時間の列車の旅。

どちらも、感動した。

7日目に全部休むのも、
もったいない。

〈結城義晴〉

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