国内最高気温が記録された。
群馬県伊勢崎市の41.8℃。
原因は気圧配置と西風によるフェーン現象。
根本原因は地球温暖化だ。
埼玉県鳩山町で41.4℃。
群馬県前橋市で41.0℃。
茨城県古河市で40.6℃、
東京都青梅市で40.4℃。
栃木県佐野市で40.2℃。
14の観測点で40度以上を観測。
間違いなく観測史上最高気温の日となった。
東京都練馬区で39.2℃。
東京の都心で36.6℃。
横浜市も34.4℃。
私は日傘を愛用。
ミズノのゴルフ傘。
大きくて、100%UVカット。
それでも暑い。
商人舎オフィスに雑誌が届いた。
『ぐ~す~月刊とくし丸』
隔月刊の雑誌だ。
住友さんはもともとは編集者だ。
徳島のフリーペーパー『あわわ』を創業した。
だから実に玄人っぽい雑誌となっている。
全国にとくし丸提携チェーンが増えた。
イトーヨーカ堂もそのうちの1社。
全部で約1200台が走っている。
雑誌には、
この「買い忘れ防止シート」が挟まれている。
これも実にいい。
「季節の野菜、季節の果物、季節の魚」
「熱中症、夏バテ対策」
「お盆、お彼岸」
「防災対策」
販促企画満載。
素晴らしい。
さて毎日新聞一面コラム「余録」
「統計家は職業的誠実さを持ち、
ウソをつくことができない。
どんな政治的信念を持っていても
数字に関する限り、
真実でないことは語らない」
ヨシフ・スターリン。
ソビエト連邦の独裁者。
ウラジーミル・レーニンの後継者で、
ソビエト共産主義をゆがめた張本人。
スターリンですら、
統計家の職業的誠実さを認めている。
そして西側の統計の力を持ち上げた。
こう言った。
「正確な統計なしでは、
『わが国の建設活動は一歩も前進しない』」
一方、アメリカの作家マーク・トウェイン。
「ウソには3種類ある。
ウソ、大ウソ、そして統計」
こちらは皮肉。
しかしこう言った。
「統計はウソをつかない。
ウソつきが統計を使う」
ドナルド・トランプの労働統計局局長の解任。
エリカ・マッケンターファー局長は、
バード大学で社会科学の学士号を取得し、
バージニア工科大学で経済学の博士号を取得。
国勢調査局経済研究センターで、
労働経済学者としてのポジションを築いた。
キャリアの大半が米国国勢調査局経済研究者だ。
米国の雇用統計の数字が悪化した。
トランプはそれを「政治的操作」と決めつけた。
小売業でも製造業でも、
統計や数字は経済や経営の状態を示してくれる。
人間の健康も同じだ。
悪くなったら、その状況を分析して、
解決策を考え、打ち出す。
統計そのものを、
「操作」と言って否定してしまっては、
問題は明らかにならないし、
問題の解決もできない。
「統計はウソをつかない。
ウソつきが統計を使う」
だからといって、
統計を盲信してはいけない。
西内啓さん。
『統計学が最強の学問である』
これはいい本だ。
「統計学によって得られる最善の道を使えば、
お金を儲けることも、
自分の知性を磨くことも、
健康になることも、
ずいぶんと楽になるだろう。
だがそれはあくまで副産物である」
「統計リテラシーによって
手に入る最も大きな価値は、
自分の人生を自分がいつでも
最善にコントロールできるという
幸福な実感なのだ」
残念ながらトランプには、
幸福な実感はないのだろう。
〈結城義晴〉