商人舎バイヤーセミナー。
続々、ご参加の申し込みが寄せられています。
9月24日(水)・25日(木)。
東京・晴海。
講師は結城義晴、鈴木哲男、
そして中村徹。
バイヤーにとって必須の知見と技術、
そしてバイヤーの心構えと精神を、
徹底的に伝授します。
さて、午前中はオンライン会議。
㈱True Data取締役会。
お陰様で、
ビッグデータマーケティングの
トップ企業。
たっぷり3時間近く。
いつものことだが、
きちんと意見を言って、
互いに議論をする。
若い会社だけれど、
いい社風が育まれてきている。
それから千葉の新浦安へ。
2025流通産業労使トップフォーラム。
毎年夏の恒例。
私は2013年にこの流通部会で、
「産業政策」作成のお手伝いをした。
だからいつも呼んでくださる。
労使 トップフォーラムだから、
経営者と労働組合のトップが、
一緒に参加する。
その労使の皆さんと交流。
イオンリテール㈱の古澤康之社長と、
中央執行委員長の泉澤匡範さん。
イオンリテールワーカーズユニオン。
古澤さんとは改めて対談することになった。
イオン北海道㈱の青栁秀樹社長。
激戦の北海道の競争が話題になった。
小鷲良平さんは、
イトーヨーカドー労働組合中央執行委員長。
私のブログなどよく読んでくれているらしいが、
現在のような状況では労働組合の役割は重い。
頑張ってほしい。
㈱ベルジョイス会長の小苅米秀樹さん。
コーネル大学RMPジャパン伝説の一期生。
ITへの取り組みの話をしてくれた。
それからそれぞれの企業が、
どんな問題を抱えているのか。
何を問題視しているのか。
家業から企業への経営問題なのか、
マーチャンダイジングの問題なのか、
物流や情報の問題なのか、
人手や人材の問題なのか。
その問題点の仕分けをしなければならない。
そんな話もした。
私は三菱食品の故廣田正さんの言葉を思い出した。
「どんな会社も企業の規模や業容に応じて、
かかる病気は同じなんですよ」
㈱オークワ執行役員人事総務本部の飯田昇本部長。
来年1月の講演のテーマについて打ち合わせをした。
㈱平和堂執教育人事部の永井敬一執行役員部長。
永井さん、貫禄がついた。
ハイライトはこの人。
田村まみ参議院議員、
UAゼンセン政治顧問。
先の参議院選挙には、
国民民主党比例区公認候補として立候補し、
20万5331票を得て党内1位で再選した。
おめでとう。
中締め挨拶は桂義樹さん。
UAゼンセン常任中央執行委員流通部門事務局長。
一丁締め。
労使が集うフォーラム。
経営者の皆さんが例外なく、
労働組合を重視していることが印象的だった。
チェーンストアの技術と精神は、
労使が共有し、高めていくものだ。
フォーラムが終わってから、
駅の反対側の商業集積へ。
イオン新浦安ショッピングセンター。
1990年7月、
ショッパーズプラザ新浦安として開業。
核店舗はダイエーだった。
2016年、イオンリテールに営業権が承継され、
イオン新浦安店がオープン。
2017年、イオンスタイルとして改装オープン。
2020年4月、さらに大幅なリニューアルで、
現在の業容となった。
隣接して専門店集積型の商業ビルMONA。
こちらにはピーコックストアが出ていた。
2020年8月30日、
「@フローズン」開業。
424㎡(128坪)の冷凍食品専門店。
約1500品目の冷凍食品の店。
売場面積、品目数とも日本最大級だった。
月刊商人舎2020年9月号でスタディした。
一方のイオンスタイル新浦安。
1階は食品売場とドラッグストア。
1階は衣料品フロア。
TVC(トップバリュ・コレクション)の売場。
ずいぶんよくなった。
3階はハードラインの売場。
ホームコーディ。
ダイエー時代は碑文谷店と並ぶ看板店舗だった。
現在も繁盛しているし、
イオンリテールの実力が発揮されている。
「ホッケースティックの関係」のごとく、
もう一歩、満足のレベルが上がれば、
飛躍的な成果が得られる。
そのもう一歩がほしい。
倉本長治は『商店経営の技術と精神』を著した。
渥美俊一は『商業経営の精神と技術』を刊行した。
ゴーストライターが結城義晴だった。
商人舎バイヤーセミナーは、
そのバイイングの「技術と精神」を研修する。
倉本・渥美の遺志を継ぐものだ。
〈結城義晴〉