Everyone, Good Monday!
[2025vol㉝]
2025年第34週。
8月第4週。
8月もあと2週間。
このお盆休みの後の感じは、
なかなか、いい。
商売をやっている人たち、
イベントなどにかかわる人たちは、
これから休暇をとったりするだろう。
それも、いい。
暑さはぶり返した。
今週の私のスケジュールは、
もう月刊商人舎9月号の入稿。
それから機関誌連載の執筆。
それにいくつかのアポイントが入っている。
午後になって、
商人舎オフィスの隣の美容室メゾンへ。
誕生祝いとして突然、
編集部のみんながプレゼントしてくれた。
はじめに頭皮を、
オイルマッサージしてくれる。
次に念入りにシャンプーし、
最後に肩を揉んでくれる。
最高の気分だ。
ほんとうにありがとう。
さて夏季休業でお休みしていた、
商人舎流通SuperNews。
一挙に29本のニュースを掲載。
その中で2社の本決算。
PPIHnews|
年商2兆2468億円7.2%増・経常利益6.6%増の増収増益
㈱パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス。
6月末の連結業績。
売上高2兆2468億円、前年比7.2%増。
営業利益1623億円、15.8%増、
経常利益1585億円、6.6%増。
増収増益。
営業利益率7.2%、経常利益率7.1%。
「顧客最優先主義」をベースに、
「現場主義」と「個店主義」を標榜する。
つまりアンチチェーンストア主義。
いや、脱古典的チェーンストア方式。
国内事業は売上高1兆8961億円(7.5%増)、
営業利益1581億円(15.7%増)。
北米事業は2594億円(5.1%増)、
営業利益22億8300万円(33.7%減)。
アメリカの競争は厳しい。
アジア事業は売上高912億円(7.1%増)、
営業利益19億円(前年は1億4600万円)。
2025年6月末時点のグループの総店舗数は、
国内655店、海外124店の合計779店となった。
一方、
トライアルnews|
’24年商8038億円12.0%増/経常利益222億円12.2%増
㈱トライアルホールディングス。
こちらも6月期の連結決算。
売上高8038億円、前年増減率12.0%増、
営業利益211億円(10.2%増)、
経常利益222億円(12.2%増)。
当期純利益117億5200万円(2.7%増)。
ただし営業利益率2.6%、経常利益率2.8%。
PPIHほどの収益性はない。
西友を7月1日から傘下に入れたので、
今回の決算には加算されていない。
2025年度の業績見通しは、
売上高1兆3225億円の64.5%増で、
5187億円の純増。
ここに西友が含まれる。
営業利益は254億円(20.3%増)で44億円増の計画、
経常利益は139億円(37.4%減)で83億円減。
当期純利益は50億円で67億5000万円減。
期末店舗数は352店舗。
リテールAI事業は、
売上高9億8500万円(7.4%増)、
セグメント利益5500万円。
まだ売上げや利益に占める比率は低い。
6月号のニッポン小売業番付では、
今回は6月決算なので22位だった。
しかし今回の連結決算で、
トライアルホールディングスは、
サンドラッグを抜いて第17位に入る。
さらに来年6月にはトップ10に食い込む。
ヤマダホールディングスに次いで、
第7位に位置づけられる。
ただし今回の西友のM&Aが、
成長なのか膨張なのか。
それは革新性と収益性によって、
証明されることになる。
故田島義博先生の定義では、
「成長」とは技術が革新され、
マネジメントの質が高まり、
その結果、会社が大きくなること。
「膨張」とは、
革新はないけれど、売上げが増え、
会社が大きくなること。
大きくなるほどに経営は難しくなる。
どんな会社もマネジメントの質を高めて、
成長しなければならない。
では、皆さん、今週も、
1ミリでも成長しよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉