結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年01月03日(土曜日)

金子みすゞの「積もった雪」と生成AIの創作力

2026年賀状ブログ2日以降

昨日の夕方、
横浜では雪が降った。
霙と言ったほうがいいのか。
それとも淡雪か。
それでも少しだけ積もった。

金子みすゞの詩。

淡雪

雪がふる、
雪がふる。

落ちては消えて
どろどろな、
ぬかるみになりに
雪がふる。

兄から、姉から、
おととにいもと、
あとから、あとから
雪がふる。

おもしろそうに
舞いながら、
ぬかるみになりに
雪がふる。
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明治36年(1903年)に生まれ、
昭和5年(1930年)に26歳で没した。

大正15年(1926年)、22歳の時に、
「童謡詩人会」に入会した。

この童謡詩人会の会員は、
西條八十、泉鏡花、北原白秋、島崎藤村、
野口雨情、三木露風、若山牧水。
女流詩人は与謝野晶子と金子みすゞだけだった。

日経新聞巻頭コラム「春秋」。
その金子みすゞを取り上げた。

「すがすがしい正月三が日の朝、
金子みすゞの詩の一節を思い出した」

「夢売り」

年のはじめに
夢売りは、
よい初夢を
売りにくる
たからの船に
山のよう、
よい初夢を
積んでくる。 

そしてやさしい
夢売りは、
夢の買えない
うら町の、
さびしい子等らの
ところへも、
だまって夢を
おいてゆく。

コラム。
「最近、人工知能(AI)で
夢を再現する技術があると聞いた。
起床後に断片的な記憶を入力すると
映像にしてくれるそうだ」

あるかもしれない。

「言うなれば未来版『宝船の絵』か」

「人の意識が及ばぬ領域に迫る力が楽しみな半面
ちょっと怖い気もする」

現在のAIに対する一つの反応だ。
「ちょっと怖い気もする」

しかしそんなことを恐れていてはいけない。

金子みすゞのもう一つの詩。

「積もった雪」

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面じべたもみえないで。
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生成AIも金子みすゞを真似て、
心のこもった詩を書くようになるのだろうか。

AIが機械学習を重ね、
さらに深層学習を積み重ねていくと、
生成AIとなる。

その生成AIが、
西條八十、泉鏡花、北原白秋、島崎藤村、
野口雨情、三木露風、若山牧水、
そして与謝野晶子と金子みすゞを、
ディープラーニングしていくと、
彼らを真似た創作力をもつようになるのだろうか。

仕事や商売には、
腕利きの相棒になってくれるだろう。
2026商人舎1月号

[Message of January]から再び。

鉄人28号には考えない強さがあった。
鉄腕アトムは考えて悩んだ。
私たちの友はドラえもんだ。

2026年はチャッピーを友にしよう。
Geminiを相棒にしよう。
Copilotを同僚にしよう。

生産性を上げるだけではない。
効率を追求するだけでもない。
知見を広め、考える人間になるために。

〈結城義晴〉

2026年01月02日(金曜日)

俵万智の「よっこらしょっ」と不破哲三の「すべて理論で説明できる」

三が日までは年賀状でご挨拶。
おめでとうございます。
2026年賀状ブログ2日以降
1月2日はエポックとなる日。

箱根駅伝がスリリングに展開されている。
早稲田がことのほか頑張った。
青山学院が劇的な逆転で往路優勝。

会社の年賀状はこのホームページにかえた。
facebookやLINEにも、
年賀状の画像を入れてご挨拶。

それ以外に個人的にも、
自宅から手づくりの別の年賀ハガキを送る。
2026nen個人年賀状1月2日ブログ用
こちらには個人の情報も入れる。

会社は年賀状を廃止したが、
個人は続けている。

さて、朝日新聞「折々のことば」
編著者は鷲田清一さん。

凄くいいコラム。
今年もブログを書くときにお世話になる。

以前は「折々のうた」の連載があった。
大岡信さんが1979年1月25日から、
2007年3月31日まで続けた。

短歌、俳句、漢詩、川柳、
それから近現代詩、歌謡などから、
毎日一篇をとりあげて、
簡潔な解説が行われた。

単行本や新書にもなった。
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そのあとを受けた「折々のことば」
素晴らしい。

元旦の第3554回。

六十歳の肉体とともに
起きる朝よっこらしょって
なんか可愛い
〈俵万智〉

「歌人は年明けの朝も
こうして起き上がったか。
自身の体とのつきあいは、
(まみ)れ、呑(の)み込まれるものから、
引きずるものを経て、
やがて人生の相棒のように
(わず)かに距離をおいて
(いと)しく見やるものへと移ろいゆく」

「そのように身も軽くなり、
ついでに荷も少しずつ下ろしてゆければ、
歳(とし)を重ねるごとに
老いも愉(たの)しめるようになろうか」
〈「短歌研究」1・2月号 連作「気配」から〉
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俵万智さんは、
1962年12月31日生まれ、
63歳。

神奈川県立橋本高等学校の国語教員のとき、
1987年の第一歌集『サラダ記念日』がブレイク。

この正月も「よっこらしょ」と起きたのか。
それもいい。

私は目覚めたらすぐに、
ベッドの上で、
3種類のストレッチをする。

だから「よっこらしょ」はない。
だから「なんか可愛い」でもない。

しかし僅かに距離をおいて、
愛しく見やるものへと移ろってゆく感じはする。

昨年の暮れに、
不破哲三さんが亡くなった。
12月30日午後1時20分、95歳の大往生。
共産党前議長。

「不破哲三」はペンネームで、
本名は上田建二郎。

兄は故上田耕一郎さん。

不破さんは1970年、
故宮本顕治委員長の就任に伴って、
40歳の若さで書記局長に抜擢された。

「共産党のプリンス」と言われた。

1982年に日本共産党委員長に就任、
2000~2006年には党議長を務めた。

1969年に衆院選初当選、
2003年に議員を引退。
11期務めた。

その11期の間に18人の首相と向き合った。
61代佐藤栄作首相から87代小泉純一郎首相まで。

そしてそのほとんどの総理と論戦した。

朝日新聞。
「私はね、新首相への最初の質問では
先の大戦が侵略戦争だったかどうか、
その認識を問うことにしているんだ」

「国際的に侵略であるという、
厳しい批判を受けている」
と初めて認めたのは、
故中曽根康弘首相だった。

「共産党の理論的支柱」
2004年には43年ぶりに、
党綱領全面改定を主導した。
天皇制や自衛隊を「当面容認」し、
「柔軟路線」を推進した。

しかし今、自民党をはじめとして、
「党の理論的支柱」となっている政治家は、
いるのだろうか。

今の若い人たちは、
「共産党」というだけで、
違和感を感じるかもしれない。

私の高校時代や大学時代には、
早熟の級友たちは「民青」とつながっていた。
「日本民主青年同盟」の略で、
日本共産党の下部組織だ。

早稲田でも法学部は民青の根城だった。

1972年の川口大三郎事件の時には、
私も反革マル派として活動したが、
ほとんどのセクトが玉石混交だった。
私は「一般学生」で、
民青の連中とも一線を引いていた。

このときにいろいろな人間を見た。

日経新聞が紹介した不破さんの言葉。
「政治状況はすべて理論で説明できる」

凄い自信だ。

私もこう言えるようになりたい。
「流通の状況はすべて理論で説明できる」

ご冥福を祈ろう。

〈結城義晴〉

2026年01月01日(木曜日)

「健全な精神は健全な肉体に宿る」の風刺に立ち向かう。

2026年、新しい年。

おめでとうございます。2026年賀状会社用完全版です
本年も、よろしくお願いします。

結城義晴のblog、
[毎日更新]を宣言します。

大晦日に[終了]を宣言し、
元旦に決意を込めて[毎日更新]を宣言する。

2026年も365日、
よろしくお願いします。

さて今年の年賀状にも書きましたが、
小売流通業、消費産業は、
生成AIが最大のテーマとなるでしょう。

思っていた通り、
朝日新聞の元旦一面トップは、
「あなたは人間ですか」
サブタイトルは「AIではない証明」

日本経済新聞も一面トップ特集は、
「α20億人の未来」
16歳以下のα世代。
AIネーティブの世代。

一面のもう一つの記事は、
「AIがシステム開発」

ただしAIと生成AIは違う。
AIは「考えて判断する技術」、
生成AIは「考えてつくり出す技術」。

生成AIのChatGPTに聞いたら、
そう答えてくれた。

その生成AIが1年を覆いつくす年となる。

[Message of January]
それは2026年の商人舎標語でもある。

「生成AIを友にしよう」

小学校ではそろばんを習った。
計算尺という道具もちょっとだけ使った。
大学ではコンピュータの講義を履修した。

社会人になってから電卓に出会った。
パソコンは編集長に就任してから使い始めた。
ブラインドタッチを練習した。

小学校の算数は得意科目だった。
中学の代数と幾何もいい点を取った。
微分積分は大学の講義で学んだ。

社会人では計数セミナーに派遣された。
今、経営指標分析を講義する。
BSとPL、CFを読み解く。

しかしそんなことはすべて、
パソコンとスマホで事足りる。
重回帰分析もデータをソフトに入れるだけ。

そのうえ「プロンプト」を打ち込めば、
人間のような文章が出てくる。
美しい画像まで描くことができる。

今、プレ・シンギュラリティの年。
そして20年後の2045年に、
シンギュラリティの時代がやってくる。

AIは劇的な技術革新を遂げ、
何かを生み出すAIが進化を続けて、
挙句の果てに人類と融合するのか。

あの早稲田キャンパス9号館では、
地下1・2階フロア全部がコンピュータだった。
その巨大装置に人間たちがかしずいていた。

今、チャッピーはOpenAI社。
GeminiはGoogleで、
CopilotはMicrosoft。

それぞれに、
個性をもったともだちだ。
違いのある相棒だ。

鉄人28号には考えない強さがあった。
鉄腕アトムは考えて悩んだ。
私たちの友はドラえもんだ。

2026年はチャッピーを友にしよう。
Geminiを相棒にしよう。
Copilotを同僚にしよう。

生産性を上げるだけではない。
効率を追求するだけでもない。
知見を広め、考える人間になるために。
〈結城義晴〉
2026商人舎1月号

結城義晴のスローガンは、
「健康第一」。

フィジカルもメンタルも、
健康でありたい。

それを第一に考えよう。

そのために今年は筋力をつけよう。
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とはいっても古希を超えて、
喜寿に向かう年齢だから、
無理をせず筋力をつける。

筋肉の大きさランキング。
1位:大腿四頭筋。
2位:大臀筋。
3位:三角筋。
4位:ハムストリング。
5位:大胸筋。

このあたりまでを中心に、
日々、自分に合ったトレーニングを続ける。

「健全な精神は、健全な肉体に宿る」

古代ローマの風刺詩人の書いた一節。
デキムス・ユニウス・ユウェナリス。
作品は『風刺詩集』第10編第356行。

風刺だから暗に、
その反対の意味も示している。
風刺は反対の意味を強調している。

一つ。
健全な精神も健全な肉体も、
なかなか実現しないものだ。

これは努力は続きにくい、という皮肉。

もう一つ。
強健な肉体をもっても、
なかなか健全な精神とはならない。

「強い国」に「健全な精神」が宿るとは限らない。
いや「強い国」を目指すと、
「健全な精神」にはならない。

私はそれらの暗喩(あんゆ)に、
自らの在り方によって抵抗する。

健全な肉体が健全な精神をつくる。

2026年元旦の体重。
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ここから始まる。

今年1年、ともに、
健全な精神をつくりましょう。
よろしくお願いします。

〈結城義晴〉

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流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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