ヨークHDの「日本小売業7位」とヨークパーク郡山の100億円

3階の事務所スペースの一画に、
会見場が設けられ、メディアが集まった。
㈱ヨーク・ホールディングスの業績説明会。
2025年9月1日付けで、
㈱セブン&アイ・ホールディングスの
連結対象から外れた。
ベインキャピタルが株式の60%を保有する。
残りはセブン&アイが35.07%、
創業家が4.93%。
セブン&アイは日米中心に、
コンビニチェーンを展開する世界企業となった。
一方、ヨーク・ホールディングスは、
イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、
それにロフトなど専門店を展開する企業となった。
山本恭広編集長が取材に行った。
商人舎流通スーパーニュース編集長。
そして記事を書いた。
商人舎流通SuperNews。
ヨークHDnews|
’25年度売上高1兆5671億円0.7%減・営業利益503億円
説明会の配布資料はなし。
スライドでの説明があった。
2026年2月期。
売上高1兆5671億円(前期比99.3%)
営業利益503億円(同324.7%)
EBITDA936億円(同153.8%)
小売り事業会社は全社増収だった。
イトーヨーカ堂売上高3%増/営業利益841%増、
ヨークベニマル1%増/3%減、
ロフト8%増/27%増、
赤ちゃん本舗5%/64%増、
THE GARDEN2%増/1891%増。
イトーヨーカ堂は22年ぶりの利益水準。
従業員の意見を集約して、
数千の施策を積み上げた。
施策管理体制が整備され、
実行するための能力開発が進んだ。
さまざまな取り組みを語った。
生産性向上は22年度比で123%。
また、従業員のエンゲージメントスコアが向上した。
会見に立ち会った山本哲也副社長が明かしてくれた。
「イトーヨーカ堂との人材交流が進んだこともあって、
とくにヨークマートのスコアが際立って上がった」
さらにイトーヨーカ堂とヨークベニマル、
専門店との連携強化が進んだ。
2025年3月オープンのヨークパーク西ノ内。
旧イトーヨーカドー郡山店の大改造。
月刊商人舎では、
昨2025年4月号で取り上げた。
蘇った郡山「ヨークパーク」
イトーヨーカ堂がヨークベニマル最強旗艦店に再生された
大髙耕一路ヨークベニマル社長は、
開口一番、語った。
「世代を超えて集うコミュニティの場」を、
コンセプトとした。

「郡山の中心にあって、皆に愛される場所、
笑顔で集まってもらえる場所となることを
目指しました」
核店舗はヨークベニマル西ノ内店。
ヨークパークの施設全体で、
100億円の売上げとなった。
イトーヨーカドー郡山店は50.3億円だった。
だから2倍増。
月刊商人舎は最後に書いている。
「この商業集積のベースには
『ベニマルさん』と呼ばれるほどの
地域の人々からの信頼がある。
郡山市民の『ライフスタイル』を支え、
進化させていくポテンシャルを感じさせてくれる
『ヨークパーク』である」
その通りになったのだろう。
うれしいことだ。
今後、イトーヨーカ堂は、
コミュニティ型ショッピングセンターに転換して、
テナント管理などの運営は、
クリエイトリンクに移管する。
そしてイトーヨーカドーの店舗は、
フード&ドラッグに特化する。
石橋社長はヨークHDについて語った。
「今後の3年間で売上高10%以上の成長を目指す」
そのための3年間の総投資は1500億円を予定する。
「85%の1250億円を店舗に投資する」
ヨーク・ホールディングスとしての再上場は、
「IPOについては現実的に最速で実現したい」
[特集]
’26日本小売業トップ100
1位イオン、2位セブン、そして98社のダイナミズム
1位イオン
2位セブン&アイ・ホールディングス
3位アマゾン・ジャパン
4位ファーストリテイリング
5位PPIH
ここまでは変わらない。
6位ヤマダホールディングス
7位ヨーク・ホールディングス
本文も訂正します。
――第6位は㈱ヤマダホールディングスの1兆6918億円だ。3.9%の伸び。しかし営業利益は162億円で62.2%減、経常利益も200億円で58.4%減。営業利益率は1.0%、経常利益率も1.2%に激減した。期末店舗数は直営957店舗、グループ全体では8774店舗。ボランタリーチェーンのコスモス・ベリーズ2865店などが含まれている。
第7位に㈱ヨーク・ホールディングスが入る。業績発表が6月18日。セブン&アイの連結対象から外れて最初の決算を迎えた。2月期決算企業ではもっとも遅い発表だった。1兆5671億円――。
今、ヨーク・ホールディングスは、
ランキングのことなど意識してはいないだろう。
企業体質の改革と収益性の改善に、
邁進するに違いない。
ところでこの記者会見のとき、
里見拓也さんが山本編集長に、
わざわざ声をかけてくださった。
里見さんはセブン&アイ広報部オフィサー。
「6月号の鈴木敏文さんへのメッセージ、
ありがとうございました」

こちらこそ、お礼を言わねばならない。
ありがとうございました。
合掌。
〈結城義晴〉


























