｢生きる職場｣の｢フリースケジュール｣とイオンリテール研修同窓会
最初にお知らせ。
商人舎Specialコース。
秋のアメリカ視察研修。
10月17日～25日。
今年はシカゴ・ニューヨークです。
アメリカ流通業の変化のスピード、
ますます早まっている。
変質の方向性そのものも、
大きく異なってきた。
業態を超えて、
フォーマットの時代となった。
産業を超えて、
Grocerantが登場した。
地球EATALY化現象が生まれた。
その生々しい変化を、
世界一ホットなニューヨークと、
伝統の町シカゴとで、
堪能します。
イータリーは3店訪れます。
ウェグマンズもトレーダー・ジョーも、
アマゾン傘下となったホールフーズも、
クローガー傘下のマリアーノスも、
新しいスチューレオナードも、
もちろんウォルマート、アルディ、
コストコ、ターゲット、
ジュエルオスコー、
インディペンデントでは、
フェアウェイマーケット、
フレッシュファーム。
すべて結城義晴が、
この目で見て、
この耳で聞いて、
肌で感じ取った店ばかり。
虫の目・鳥の目・魚の目、
そして心の目で、
視察研修をします。
それに何といっても、
ニューヨークとシカゴ。
こんなにファンタスティックな街は、
ほかにありません。
食べて、買って、
楽しんで、学んで。
まるでイータリーのコンセプトのような、
素敵な旅をお届けします。
JTBのカリスマ添乗員・佐藤公彦も、
当然ながらみなさんのお世話をします。
一緒に行きましょう。
ニューヨーク、シカゴへ。
第1次締切は8月18日。よろしく。
さて立秋が過ぎて、
ちょっとだけ秋の気配。
立秋を過ぎたからそう思うのか、
実際に空気がそう感じさせてくれるのか。
不思議な瞬間があります。
朝日新聞｢折々のことば｣
第836回。
誰だって、
笑って気持ちよく働ければ、
それがいいと思っています。
でもはじめからそこを目指すと
駄目なんだと思います。
(武藤北斗『生きる職場』から)
(株)パプアニューギニア海産。
武藤さんはその経営者で工場長。
｢津波で会社が全壊、
拠点を石巻から、
大阪へと移した水産業者は、
子育て真っ最中のパート職員を募集し、
事業の再建を図る」
｢まずは話し合いを重ね、
『信頼』関係を築くこと｣
｢働きやすさ｣を、
会社を暮らしを支える｢器｣と考え、
それを最優先する。
そしてついに実現したのが、
｢フリースケジュール｣
出退社時間自由、
嫌いな作業はしない、
欠勤の連絡不要の会社。
もちろんフリースケジュールは、
エビ工場で働くパートタイマーさん。
社員二人は週休2日制で、
朝8時半から18時くらいまでの勤務。
工場長は長時間労働で、
休日も仕事したりする。
パートさんのフリースケジュールを、
支えるために準備をし、サポートをし、
オペレーションを整える。
自由に働くようになると、
効率が上がる。
｢自由にすることが重要というより、
自由にするための信頼関係をつくる
工程が重要なのだと思います」
すぐに取り寄せてこの本を読んだ。
感動した。
｢よりよく生きるために、
僕らは一生懸命働く。
それが僕たちの
『生きる職場』なのです」
ちょっと(株)商人舎に似ている。
今日は、染谷剛史さんが来社。
ナレッジ･マーチャントワークス(株)
略してKMWの代表取締役社長。
今年3月1日に、
人材マネジメントの新会社KMWを創業。
私の｢知識商人養成｣に共感してくれて、
社名にKnowledge Merchantsを入れた。
3月創業から5カ月で、
もう一つ商品をつくりあげた。
｢はたLuck-Cloud&アプリ」
理想の店舗づくり支援ツール。
店舗が｢働きがい｣のある職場に変わる。
それを支援するツール。
染谷さんは書いている。
｢働きがいを阻害する要因として、
組織は雇用形態や階層、
通過体験の違いなどにより、
コミュニケーションのズレが起こり、
必ずノイズが発生します。
そのノイズを除去し、
相互理解を進めることが
不可欠になります」
これは奇しくも、
『生きる職場』の武藤さんと同じ考え。
一度、染谷さんの話を、
聞いてあげてください。
ナレッジマーチャントワークス。
私もサポーターです。
連絡は⇒info@kmw.jp
さて昨日は夕方、千葉の海浜幕張。
7月に実施したイオンリテール(株)の、
アメリカ視察研修。
その同窓会。
ハドソン川の風。
自由の女神。
そしてマンハッタン。
最後は団長の西松正人さん。
イオンリテール副社長執行役員。
今夜の同窓会を、
一番楽しみにしていたのが西松さん。
しかし、緊急の要件が入って、
欠席。
トップにはいつも何かが起こる。
30人近くが集まって、
飲んで、食べて、話して、
ダラスとニューヨークに思いを馳せた。
あっという間に時間は過ぎて、
中締めの挨拶は原田久仁紀さん。
南関東カンパニーの座間店開設委員長。
イオンリテールでは、
新店の店長候補が、
開設委員長となって現地赴任し、
自らプランをつくる。
原田さんはその決意を表明した。
そして一本締め。
最後に私が指導して、
同窓会写真。
成果を上げる。
その決意で。
それからツーショット。
山口康子さん。
キッズリパブリックユニット商品リーダー。
間渕和人さん。
収益構造改革チームリーダー。
原田久仁紀さん。
座間店開設委員長。
そして栢野博子さん。
広報部部長。
同窓会は楽しい。
ドラッカー先生は言っている。
｢経験を共有することこそ、
完全なコミュニケーションを
もたらす｣
そのとおり。
パプアニューギニア海産も、
ナレッジマーチャントワークスも、
イオンリテール研修団も。
そして商人舎Specialコースも。
経験の共有をしましょう。
結城義晴と。
〈結城義晴〉
