結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年07月26日(火曜日)

コーネル・ジャパン、ニューヨーク周辺の定番店・超話題店を駆け巡る

こちらは7月26日火曜日の早朝。
帰国の日です。

コーネル大学ジャパン第3期。
卒業旅行も、最後の日となりました。

すべての皆さんに心から感謝。
10カ月、共に学んできて、
その最後に、一緒にアメリカに8日間。

日常的にはライバルであっても、
激しい競争を繰り広げていても、
最後の最後には、
同じ釜の飯を食った仲間、同志。

その絆を確かめ合う8日間でした。

さて、今日の報告は、
ニューヨーク周辺の店舗巡り。

話は3日前に遡ります。
イサカからニューヨークに移動してきた日。

まずはヨンカースのスチュー・レオナード
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おなじみのポリシー・ロック。
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バナナ娘は歌います。
そしてバナナの熟成について、
顧客に教えます。
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しかし明らかに売れていない。
駐車場に車は大量に停まっているものの、
カートのなかの買い上げ点数は激減し、
レジの行列もない。

スチュー・レオナード。
原点を教えてはくれるものの、
最新のトレンドから外れつつあるのか。

子供型消費から大人の消費へ。

あとで出てくるイータリーなど見ていると、
スチュー・レオナードが、
時代に取り残されつつあるのではないかと感じてしまう。

一昨日は、朝からゼイバーズ
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マンハッタンの超繁盛店で、1店舗の単独店。

チーズ売り場は健在。
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スモーク・フィッシュも人気を維持している。
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コーヒー売り場も活況を呈している。
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ゼイバーズはこれはこれで、
変わらないことに価値がある。

フェアウェイマーケットは最新店。
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マンハッタンに2店舗、郊外に6店舗。
そのマンハッタンの最新店。

売り物の青果部門は、
圧巻。

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安くて良い。
その実現。

マンハッタンの周辺だから可能な商売。

チーズもすごい。
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この店は地下にも売り場があって、
こちらはグロサリーや鮮魚、精肉。
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フェアウェイは都心型で成果を上げつつある。

多店化を追求すると、
その途端、理屈が変わる。
フェアウェイがそれに対応しつつある。

一方、フード・エンポリアム
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米国で最古のチェーンストアA&Pの傘下。
ハイ・クオリティを狙う都市型店舗。

ホールフーズ・マーケットやトレーダージョー、
さらにウェグマンズが周辺を固め、
それぞれのポジショニングを確立してくると、
それが希薄な企業はひとたまりもない。

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ブリッジマーケットと名付けられたこの店は、
姿かたちはいいものの、中身がない。

最後は最新の超話題店舗

ウォルストリート。
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そこにオープンしたデュアン・リード
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Duane Reade

ニューヨークを中心に253店舗を展開するドラッグストア。
1960年創業。
店名の由来。
マンハッタン・ブロードウェイに店舗を構えた。
それがDuaneストリートとReadeストリートの間だった。

しかし昨2010年、
ウォルグリーンに買収された。

レギュラータイプは、
店舗サイズは小さい。
しかし品揃えは豊富で、
処方調剤にも対応している。

マンハッタンに、
日本のセブン‐イレブンのように店舗配置されている。

そのデュアン・リードが、
最新フォーマットをつくって、
超話題。

やはりウォルグリーンの影響がある。

新しいフォーマットは、
アップ・マーケットというコンビニと、
処方箋ドラッグストアと、
化粧品のコンビネーションストア

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ドラッグはお手の物。
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コスメティクス、化粧品も強い。
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それらが洗練されてコンバインされた。

ウォルストリートにお目見えし、
まず話題をさらってから、
順次展開する計画。

最後に、イータリー Eataly。
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2007年創業の高級イタリアン食料品店。

イタリアに7店、日本(東京)に6店、
アメリカには、ニューヨークに1店。
計14店舗を展開している。

マンハッタンの5番街(23丁目)に位置するニューヨーク店は、
約4,600平方メートルもの広さ。
イタリア・トリノの本店の1万平方メートル超級には及びませんが、
新コンセプトを実現させるには十分な規模。

その店内には本場イタリアからの輸入品マーケット、
イートインスペース、レストラン、料理教室などがある。

しかしこの店は、
外食と内食の融合という点において、
未来型店舗の資格を十分に有している。

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学んで、食べて、買う。

これがコンセプト。

それが現在、世界最高峰の出来栄え。

ウェグマンズもホールフーズも、
ここまできてはいない。

世界のなかではロンドンのハロッズとこのイータリー。
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イータリーを訪れて、
私の直感にひらめくものがあった。

それはいまさらながらに、
外食と内食の融合である。

この件、もっと考察し、レポートする予定。

最後に世界最大のメーシーズ
最大を謳っているだけでは、
時代に取り残されることは明らかだ。
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インスピレーション多い旅だった。
感謝したい。

<結城義晴>


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