結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年07月08日(木曜日)

二度目のワクチン接種と[命に近い産業から]

梅雨にはなぜか、
紫色の花が映える。

ラベンダー。
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アガパンサス。
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雨の中を東京・大手町へ。
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合同庁舎3号館。
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自衛隊東京大規模接種センター。IMG_4544

テントのところが入口。
もう二度目なので慣れたものだ。
これで終わりだろうけれど。IMG_4543

最初に検温。
そしてこのカードを渡される。
35.8度。
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それから受付。
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そのあとは二度、
二人の係官から質問と問診。
どちらでも「二度目ですね」と、
念押しをされる。

「血液をサラサラにする薬、
飲んでますか?」
これも二度聞かれた。

「いいえ」

それから私の質問。
「それを飲んでいたら、
接種できないんですか?」

「そんなことはありませんが」

グループごとに庁舎の4階に上がって、
館内をグルグル回って、着席。
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私はふたたび黄色です。
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それからまた歩かされて、
最後に接種。

注射してくれる若い女性に聞いた。
「一生に一度なので、
写真撮ってもいいですか?」

「そうですねぇ」

撮れそうだったが、
後ろにいた年取った看護師の女性。
「だめですよ!」

「一回目のとき、撮ったんですか?」

「いいえ、撮ってません。
だから一生に一度のお願いをした」

で、結局、撮れず仕舞い。
残念。

若い女性が最後に言った。
「外に出て撮ってくださいね」

細い細い注射針で、
肩の肉の内側ににスーッと入っていく。
全然、痛くない。

私は毎月、この近くの病院で、
血液検査をしている。
静脈からアンプル3本分の血液を採る。
それのほうが断然、痛い。

30分ほどで終わって、
庁舎の外に出てきた。

二度目を打つと、ちょっとほっとする。
ありがとう。
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まるい絆創膏が貼ってある。
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それでも抗体ができるまで、
まだ2週間かかる。

その抗体ができても、
感染しないわけではない。

しかしワクチン接種の効用は4つある。
⑴感染しにくい
⑵重症化しにくい
⑶感染させにくい
⑷多くの人が抗体をもったら、
集団免疫状態が出来上がる。
そしてワクチンを打たない人も、
感性しにくくなる。

良いことばかりだ。

若い人たちも怖がらずに、
どんどんワクチン接種しましょう。

そしてワクチンを開発した人、
つくってくれた人、
運んでくれた人、
接種会場で面倒見てくれた人。
注射してくれた女性と、
付き添いの女性にも、
感謝しましょう。

「接種済証」をもらった。
IMG_4560
ありがとうございました。

昨日、㈱ロピアの高木勇輔社長と話した。
ロピアは職域接種に早々と取り組んだ。
川崎の本部にやってくれば、
従業員とその家族は全員が接種できる。
7月5日から始まっている。

総勢2万4000人を超える。

しかしロピアは若い社員が多い。
まだ3000人しか予約をしていない。

もったいない。

スーパーマーケットは、
エッセンシャルワーキング・ビジネスだ。
こういう業態からどんどん、
職域ワクチン接種をするのがいい。

総合スーパーも百貨店も、
コンビニもドラッグストアも、
ホームセンターも、
専門店チェーンも。

どんどんワクチン接種を、
職域でやりましょう。
経営陣はその努力をしましょう。

それによって、
全国の「お店」の信頼を上げましょう。

昨年5月18日のこのブログ。
ハーバード大学提言の「命も経済も」
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この段階ではPCR検査を問題にしていた。
ハーバード大学倫理センターの主張。
「パンデミックに強い社会への道」

現在はワクチン接種だが、
社会基盤を担う職場から順に、
正常に近づけていく発想。

その職場の第1フェーズは、
エッセンシャル・ワーカー。
医療従事者や、
スーパーマーケットの店員、
電気・水道などライフラインを担う人、
警察官・消防署員など。

日本でも医療従事者は一番先に接種したが、
それ以外は放置された。

第2フェーズは、
日用品の生産や食堂、公共交通など
日常生活に必要な機能を提供する人々。

その後、第3フェーズは、
美容院など遠隔では難しいサービス。

最後に第4フェーズが、
オフィスワーカー。

第1から第4へと徐々に拡大しつつ、
産業の機能を充実させていく。

これをワクチン接種でもやるべきだった。

しかし医療関係者の次が高齢者、
そして大学や大企業の職域となった。

まったくの手順前後。

高齢者まではいいだろうが、
その次はエッセンシャルワーカーだ。

私の結論。
日常生活に必要な産業から、
順番に経済活動を活発にしていく。
金が儲かる産業から順に、
投資活動が進んだ時代とは違ってくる。

これが「命も経済も」の二兎戦略の本質だ。
私の言葉で言えば、
「トレード・オン」である。

すなわち[命に近い産業から]
[金が儲かる産業から]というのは、
20世紀の発想だ。

私はこれが21世紀の人類の軌道だと思う。

でも、私たちはどんな状況になろうとも、
日々、感謝しなければいけない。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

若い人たち、接種しましょう。
感染させないためにも。

梅雨には紫色の花が映える。
これも命の営みだ。

〈結城義晴〉


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