結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年09月16日(金曜日)

「はじめてアメリカに行ったとき」とクローガーの新PB

令和名人会開催。

7月に拡大令和名人会関西編をやった。
太平洋クラブ六甲山コース。
IMG_40112
それ以来、2カ月ぶり。

今回は、千葉県。
上総モナークカントリークラブ。

宮本洋一さんが、
前半のハーフを37でラウンドして圧勝。
1オーバーのプロみたいなスコア。

宮本さんは後半のアウトは、
突然乱れて、42。

鈴木國朗さんも私もアウトでは、
宮本さんといい勝負を展開した。

宮本さんは結局、79。
70台が出て、ご満悦。

私はかろうじて88。
鈴木さんは94。

天気は快晴で無風。
コースもいい状態で、
満足できる1日だった。

ミドルマネジメント研修会を、
3日間開催して、
その直後の令和名人会。

私にとっては、
ご褒美のようなゴルフラウンド。

ありがとうございました。

さて月刊商人舎9月号の巻頭言。
Message of September。
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「はじめて行ったとき」

はじめて、
アメリカに行ったときのことを、
思い出してみよう。

広大な駐車場、
巨大な店舗。
高い天井。

ピカピカの通路。
カラフルな青果売場。
迫力のあるボリューム陳列。

分厚い肉塊。
驚くほどの低価格。
長いながい陳列線。

目の前で激突する競争。
カットスロートコンペティション。
それでも明るい商人たち。

スピーディーな動き。
フレンドリーなサービス。
エンジョイするカスタマーズ。

豊かな消費社会。
イノベーション、
マーケティング。

アメリカン・ドリーム。
士農工商のない世界。
そして未来への可能性。

いまでも、
それはある。
絶対にある。

だからアメリカに行こう。
アメリカはわれわれを待っている。
新しい挑戦が姿を見せる。

はじめて、
アメリカに行ったときのことを、
思い出してみよう。

それだけで勇気が湧いてくる。
インフレと人手不足のアメリカは、
それでもわれわれを待っている。
〈結城義晴〉
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2019年までの9月は、
毎年、アメリカにいた。

だがCOVID-19パンデミックで、
3年も渡米できていない。

いま彼の地を訪れて、
私が一番確認したいのは、
ウォルマートのチームマネジメントだ。

2020年9月。
ウォルマートは、
コロナウイルス感染拡大の最中に、
従来のワークグループ方式から、
チームマネジメント方式に
現場の態勢を180度転換した。

そのチームマネジメントは、
うまく機能しているのか。

なにしろ米国ウォルマートは、
150万人のアソシエーツを抱える。

彼らアソシエーツが、
生き生きと働きながら、
なおかつ生産性が高まる。

それがチーム方式が目指すものだが、
果たしてウォルマートがそれを、
成し遂げているのか。

コロナとの闘いを、
プラスに変えているのか。

それをこの目で見たい。

今、アメリカに学ぶには、
明確な視点がなければ意味がない。

売場や商品を見てくるだけでは、
本質が理解できるとは言えない。

月刊商人舎9月号。
特集・’22US Retailing202209_coverpage

アメリカは現在、
40年ぶりのインフレのなかにある。
202209_yuuki_USA_ConsumerPriceIndex-600x240
このグラフは2002年から2022年までの、
消費者物価指数の推移を示す。

2020年から2022年までの3年間で、
物価は急騰し、
2020年比の2022年は9%の増加だ。

グラフの右端が、
急激に山が盛り上がっている。

そのなかで、
第1のスーパーマーケットチェーンは、
膨張ではなく、成長を成し遂げている。

商人舎流通スーパーニュース。
クローガーnews|
第2Q売上高346億ドル9%増/生鮮・デジタル強化で増収増益

クローガーの第2四半期。
売上高は346億3800万ドル。
前年同期比9.3%増。
営業利益は9億5400万ドルで13.7%増、
純利益は7億3200万ドルで56.5%増。

増収増益だ。
20220308_kroger

デジタル販売は8.0%増、
自社ブランドは10.2%増。

生鮮食品強化作戦を展開している。
名づけて「Fresh Produce Initiative」

第1四半期には355店舗への導入だったが、
第2四半期には864店舗に拡大された。

これが既存店売上高を押し上げた。

ロドニー・マクマレンCEO。
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「フレッシュとデジタル戦略によって、
非常に好調な結果となりました。
デジタル戦略では、
テクノロジーと革新を応用して、
顧客のシームレスな買物経験を
生み出しています」

「私たちの顧客は、
品質、品揃え、求めやすさを
犠牲にすることなく、
いつでも、どのチャネルからでも、
欲しい物を手に入れることができます」

そのクローガーが、
プライベートブランドを統合している。

クローガーnews|
最安値の新PB「Smart Way」/16のレガシー・ブランド統合
16種類のレガシー・ブランドが、
「Smart Way(スマート・ウェイ)」に、
まとめられた。
Kroger_smart_way
その新PBは150アイテムが9月に発売され、
今秋にはさらにアイテムが増える。

クローガーのPBラインナップは、
⑴Simple Truth(シンプル・トゥルース)
⑵Private Selection(プライベート・セレクション)
⑶Home Chef(ホーム・シェフ)
⑷Heritage Farm(ヘリテージ・ファーム)

ここにスマート・ウェイが加わる。
最も低価格のブランドで、
オープニング・プライス・ポイントのラインになる。

常にイノベーション。
それがトップチェーンストアである。

私がはじめてアメリカに行ったのは、
1978年9月。
44年前のことだ。

ロサンゼルスとサンフランシスコを、
10日間で巡った。

スーパーマーケットの第二次革命は、
まだ起こってはいなかった。

しかしそのときの感動は、
今でも忘れられない。

〈結城義晴〉


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