広島平和記念式典とアクシアルリテイリングのIT内製化

今日も暑い。
静岡市が41.4℃。
横浜も最高気温を更新。
38.1℃。
80回目の広島原爆の日。
広島平和記念式典。
石破茂総理の式典スピーチ。
最後に歌人正田篠枝(しょうだしのえ)さんの歌を、
二度読み上げて追悼の辞とした。
太き骨は先生ならむ
そのそばに
小さきあたまの骨
あつまれり
平和公園のそばの緑地に立つ碑に刻まれた歌だ。
「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」
原爆が投下されたことは、
忘れてはならない。
過ちを繰り返さぬように。
私は今日も横浜商人舎オフィス。
「セルコレポート」が届いた。
巻頭には井原實理事長の2ページの提言。
「物理学では慣性の法則と言っていますが、
物だけでなく社会の流れにも
慣性がついているので、
何事も一気に止めることはできない」
不可逆性。
「このように世の中の流れを
止めることはできないので、
とにかくお客様の細かい変化に、
ついていくことです」
「先手を打つというより、
遅れないようにすること」
井原さん、いいことを書く。
このところ倉本長治のことを書いている。
後年はどこから見ても人格者だったが、
若いころはそうでもなかった。
なぜ人格者となったのか。
それがこの連載のテーマだ。
今日は山本恭広編集長が新潟県の長岡に行った。
アクシアル リテイリング㈱の取材。
㈱原信、㈱ナルス、㈱フレッセイ。
三社を傘下にもつ持株会社。
2006年、原信とナルスが経営統合して、
原信ナルスホールディングス㈱に改称。
その後、㈱フレッセイが加わり、
2013年、現社名となった。
本社は2024年10月17日に稼働した新社屋。
同社のITへの取り組みを取材。
6月27日に日本スーパーマーケット協会総会で、
パネルディスカッションが開催された。
原和彦社長がそのパネラーとして、
ITの内製化について語った。
とてもよかった。
その内容をさらに詳しく知るためのインタビュー。
対応してくれたのはお二人。
CIO・執行役員経営企画部長の小林政信さん。
㈱アイテックの業務部部長・原孝明さん。
アイテックはITを担うグループ会社。
原信時代から内製化にこだわった。
その歴史と現在までの取り組みを語ってくれた。
内製化であるから、
現場の要望や使い勝手を優先した仕組みになる。
システムの外販もする。
顧客は約160社で、
スーパーマーケットやドラッグストア。
取り組みの詳細は次号で。
取材のあと、
執行役員CSR・広報部長の霜鳥守雅さんが、
新社屋を案内してくれた。
オフィスは2階。
天井はスケルトン。
1フロアで全部署が見渡せる。
コミュニケーションがしやすい環境。
壁面にはPDCAの文字。
テストキッチンや官能評価室を備える。
ここはリラックススペース。
会社の沿革と歴史を伝える展示スペース。
1907年(明治40年)、
原信吾さんが長岡市でロウソク店を創業した。
それが原信の始まり。
その後、1967年(昭和42年)に、
スーパーマーケットを開業。
原信となった。
プレゼンスペースでは、
TQC活動の発表が行われる。
大会議室は最大700人を収容する。
方針発表会など大規模な会合に使う。
株主総会の会場にもなった。
その後、店舗に移動。
原信古正寺店は長岡市のモデル店舗。
2022年10月に改装オープン。
売場面積は686坪。
青果と惣菜のWコンコース型の店舗。
店内調理の惣菜には屋号が付けられている。
店長の高野淳さん。
8月2日、3日には長岡花火大会が開かれた。
日本三大花火大会の一つ。
土日曜と重なったため、
多くの顧客が深夜まで殺到した。
来年は日曜、月曜となるため、
今年同様に人が集まりそうだ。
暑いあつい2025年の夏だが、
花火はそれを癒してくれる。
ありがたい。
〈結城義晴〉