結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年08月07日(金曜日)

本田宗一郎「理念なき行動・行動なき理念」のご都合主義出し入れ

関東地方の連続猛暑日、
8日間に記録更新。

一番暑いのが群馬県館林市、
38度7分。

㈱とりせん本部のあるところ。
前原章宏会長、大丈夫だろうか。

ご自愛願いたい。

千葉市は38度5分、
熊谷市は38度2分、
東京都心は37度7分、
横浜も35度5分。

その横浜商人舎オフィスの階段。 DSCN9904-5

蝉の死骸。
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蝉は不完全変態をする虫だ。
卵から幼虫、幼虫から成虫。
これが不完全変態。

完全変態は、この幼虫と成虫の間に、
蛹(さなぎ)というプロセスがある。

蝉は7年間土の中、
地中に出て7日間。

こんな象徴的な言い方がされるが、
どうも、これは俗説で、
野外では1カ月ほど生きるらしい。

地下で生きる期間も、
3年から、長いものでは17年。

昆虫類では長寿に属する。
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しかし毎年毎年、
こんなによく死骸を見る動物もない。

合掌、しておこう。

さて今日は朝から、多摩川を超えて、
最高気温37度7分になった東京へ。DSCN9896-5

自由が丘も暑い。
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しかし、いつもの花屋は涼しげだ。DSCN9898-5
「monceau fleurs」(モンソーフルール)

フランスはパリの17区にモンソー公園がある。
その公園の一角のアパルトマンに誕生した花屋。DSCN9899-5
ときどき花も買うが、
通り過ぎるだけで気分がいい。

その後、35度5分の横浜・白楽へ。
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白幡身代り地蔵。

そして藤中整形外科。
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3カ月に一度の血液検査。

その後、横浜商人舎オフィス。

さらに横浜・関内へ。
今度はかんない眼科。

さらに大急ぎで、
36度7分の東京・新橋へ。

㈱ドゥ・ハウス社長の稲垣佳伸さん、訪問。
稲垣さんには月刊『商人舎』3月号で執筆いただいた。
「事実」観察日報マーケティングのススメ
もっともっと書いてもらいたいものだ。

今日は稲垣さんに、
㈱大寿社長の大野和夫さんを紹介。
大野さんは川崎で、
スーパーマーケットや外食店を経営している。
スーパーマーケットのOONOYAは、
ニッチな店として有名。

武蔵小杉東急スクエアには、
「大野屋商店」があって、
この店はユニークな食のセレクトショップ。

3人ですぐに意気投合。

その後、新橋で、
紀文食品の山本真砂美さんと合流。
山本さんにも、
昨年10月の月刊『商人舎』で、
「2014年末・2015正月商戦大作戦」を、
執筆いただいて大好評だった。

あまりの暑さと、
美味いビール、ハイボール、
そしておでんに、
写真を撮るのを忘れた。

恐縮。

さて、日本の優れた経営者が、
見直されている。

Harvard Business Review9月号は、
特集「稲盛和夫の経営論」。
「心をベースとする」経営哲学、
そして合理的アメーバ経営システム。

その融合。

一方、日経オンラインでは、
高原豪久ユニ・チャーム社長ブログ。
こちらのタイトルは、
「理念なき行動は凶器、
行動なき理念は無価値」
ホンダ創業者本田宗一郎さんの経営。

このタイトルを見て、
慌てて理念を口に出しても、遅い。

高原さんは本田イズムを4つあげる。

第一は「その人の心に棲んでみる」こと。

「幽体離脱したように相手の心に
『棲む』レベルを目指す」

本田は表現する。
「一瞬ではなく、どっぷりとつかる」

第二は「スピード」に対する意識。
本田のユニークな表現。
「時間を前向きに酷使する」
これは高原さんも言い換えることができない。
そこで「時間を前向きに酷使する」とだけ、
何度も繰り返す。

私は、いつも反対の言い回しを考える。
「時間を後ろ向きに浪費する」
本田が言いたいのは、
その反対だと考えれば、わかりやすい。

そして本田宗一郎の第三の言葉。
「仕事の苦労は自分のため。
でも結果が人を喜ばせるものでありたい」
これも深い。

最後に、ブログのタイトル。
「理念なき行動は凶器であり、
行動なき理念は無価値である」

本田宗一郎は、
理念も行動もどちらも必要だ、
と言っている。

それは稲盛和夫の、
心の経営&合理的経営と、
同義である。

高原さんは、
「人や組織が持っている『二面性』」という。

「理念なき行動」の提案・提起は多いし、
「行動なき理念」の檄や説教も数多ある。

凶器と無価値を武器にして、
それをご都合主義で出し入れする。
そんな経営者や上司、
そしてコンサルタントも、
この業界には多い。

これほど有害なものはない。

〈結城義晴〉

2015年08月06日(木曜日)

70回目の広島原爆の日、原民喜の「水ヲ下サイ」

70回目の広島原爆の日。
私たち日本人は、
この日を忘れてはならない。

そしていま、仕事に、商売に、
精を出さねばならない。

原民喜(はらたみき)。
広島で被爆した作家。

朝日新聞『天声人語』、
日経新聞『春秋』、
そして毎日新聞『余禄』、
全紙が原民喜を取り上げた。

その小説「夏の花」

「私は厠にいたため一命を拾った。
八月六日の朝、私は八時頃床を離れた。
前の晩二回も空襲警報が出、
何事もなかったので、
夜明前には服を全部脱いで、
久し振りに寝間着に着替えて睡った。
それで、起き出した時もパンツ一つであった。
妹はこの姿をみると、
朝寝したことをぶつぶつ難じていたが、
私は黙って便所へ這入った。

それから何秒後のことかはっきりしないが、
突然、私の頭上に一撃が加えられ、
眼の前に暗闇がすべり墜ちた」

「青空文庫」で、
誰でも読むことができる。

そして「永遠のみどり」

「彼はその晩、床のなかで容易に睡れなかった。
〈水ヲ下サイ〉という言葉がしきりと頭に浮んだ。
それはペンクラブの会のサインブックに
何気なく書いたのだが、その言葉からは
無数のおもいが湧きあがってくるようだった。
火傷で死んだ次兄の家の女中も、
あの時しきりに水を欲しがっていた。
水ヲ下サイ……水ヲ下サイ……
水ヲ下サイ……水ヲ下サイ……
それは夢魔のように彼を呻吟させた。
彼は帰京してから、
それを次のように書いた。

水ヲ下サイ
アア 水ヲ下サイ
ノマシテ下サイ…」

胸に響く。

忘れてはならない。

そして私たちは、
仕事に、商売に、
精を出さねばならない。

その原爆の日。
第97回全国高校野球選手権大会が、
甲子園球場で開幕。

鳥羽高校の梅谷成悟主将が宣誓。
「この100年、日本は
激動と困難を乗り越えて
平和を勝ち取った。
次の100年を担う者として、
8月6日の意味を深く胸に刻み、
甲子園で躍動することを誓います」

激動と困難を忘れてはならない。

そして私たちは、
自分の打ち込むことに、
邁進しなければならない。

今日は朝から東京・清水橋。
㈱伊藤園本社。

恒例の伊藤園大陳コンテスト審査会。DSCN9855-5
審査委員6人が参集。
左から伊藤園副社長の本庄周介さん、
社長の本庄大介さん、
副会長の江島祥仁さん、
『食品商業』編集長の竹下浩一郎さん、
そして松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブプロデューサー。

10時きっかり、すぐに審査開始。DSCN9862ー5
6人の審査員が4つのコースごとに、
自分の選んだ作品に付箋を貼っていく。

桜大茶会の第一弾・第二弾コース、
それからリーフティバッグコース、
テーマ訴求コース。

そしてコースごとに、
最優秀賞と優秀賞を選ぶ。DSCN9870-5

決まりました。
最優秀賞。
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今回も全国から2万2534店の参加。
日本最大の大陳コンテストだ。

審査が終わると記念写真。DSCN9884-5

スタッフも全員、参加して写真。DSCN9889ー5

その後、江島副会長の部屋で、
抹茶などいただいて、情報交換。DSCN9891-5
東京は7日連続の猛暑日で、
記録更新中。

伊藤園の販売実績も好調で、
本庄さん、江島さんも笑顔。

日本の流通業界の動静、
各社の注目店舗、
アメリカの変化などなど話して、
時間はすぐに過ぎる。

その後、横浜商人舎オフィス。

気象予報士の常盤勝美さん来社。DSCN9893-5
商人舎Magazineの連載、
「常盤勝美の2週間天気予報」でおなじみ。
㈱ライフビジネスウェザー常務取締役。

常盤さんには、
この酷暑のことを聞いた。

来週には落ち着きそうだが、
それは伊藤園の人々にとっては、
どうなのだろう。
小売業の人々にとっても、
どうなのだろう。

いずれにしても私たちは、
仕事に、商売に、
精を出さねばならない。

常盤さんのウェザーマーチャンダイジングも、
新しい局面を迎えることになる。
ご期待ください。

暑いあつい8月6日。

終戦の夏、
原爆の日。

あのころ、もし、
伊藤園のペットボトルがあったなら、
どれだけの人が救われただろう、
癒されただろう。

そんなことを思った。

そして仕事に、商売に、
精を出さねばならないと思った。

合掌。

〈結城義晴〉

2015年08月05日(水曜日)

暑いあつい川越でヤオコー川野幸夫さんから「川野理論」を聞く

昨日の横浜の花火を見て、
気分よく飲み過ぎたらしい。
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いろいろな花火があって、
今また新しい演出が考案されているが、
私は線香花火のでっかいのが、
一番好きだ。
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ベーシックでシンプル。

何でも最後は、
それがいい。

横浜商人舎オフィスに出社して、
機関誌の原稿校正などする。

さらにWebサイト改善に関して、
㈱プラージュの谷ッ田一成さんと、
打ち合わせや提案などしていると、
あっという間に、昼となりにけり。

商人舎Magazineと公式ホームページ。
デザインや機能、使い勝手は、
常に改善・改革を試みる。

今年も9月初めには、
ちょっとだけ新しいバージョンになる。

それにしても暑い。

毎日新聞『余禄』が、
正岡子規の句を羅列。

大仏を見つめかねたる暑さかな

裸身の壁にひつゝくあつさかな
「はだかみ」が「かべにひっつく」ほどのあつさ。

上野から見下す町のあつさかな

すべて、明治26年の句。
「暑」を題とする句の量産。

新聞には取り上げられていないが、
まだある。

猶暑し骨と皮とになりてさへ

「なおあつし」と読む。念のため。

こういった肉体に関する句、
それでいて自虐的な句が、
子規はいい。

しかし「涼」の句も、実は多い。

すずしさや雲湧き起る海三寸

涼しさや嶋かたぶきて松一つ

涼しさのここを扇のかなめかな

しかしここでも、
肉体に関する句がいい。

すずしさの腸にまで通りけり

腸は「はらわた」と読む。

そんな暑さの中、
東急東横線、地下鉄新副都心線、
そして東武東上線に乗って、
横浜から川越まで。

と言っても現在、
これらは相互乗り入れで、
渋谷・池袋を経由して、
一本で繋がっている。

㈱ヤオコー本社へ。
川野幸夫さんのインタビュー。
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節目節目に
川野さんには話を聞く。

月刊『商人舎』創刊号は、
2013年5月だったが、
特集は「ニッポンCRM元年」。

ここでも川野さんにご登場願った。

このときの川野さんの、
ポイントカードに対する発言。
「ご存知のとおり、当初我々は、
やらないと言っていました。
それは、ポイントを付けなければ
お客様に来ていただけないような商売は
しないという考えからです。
20 年前のスーパーマーケット業界には
それほど競争はなかったし、
ポイントカードに頼ると
腕を磨かなくなってしまうので
必要がなかったのです」

今でも基本は変わらない。

「しかし、生活が個性化、多様化、
高度化した現在、
お客様のことを知らないと
的確な対応ができなくなってしまいました。
それでカードを導入することにしたのですが、
カードを発行するにあたって
ポイントを付けざるを得ないので、
ポイントカードになったのです」

私はこの言葉をとって、
インタビューの見出しを付けた。
「お客様のことを知らないと
商売はできない」

今回も、あの時同様、
存分に「川野理論」を展開していただいて、
大満足。

日本のスーパーマーケット産業では、
経営者自ら理論を構築する。

凄いことだ。

もちろんアメリカでも、
ホールフーズのジョン・マッケイが、
「コンシャス・キャピタリズム」という、
すごい理論書を書いているけれど。
これは月刊『商人舎』2015年1月号。

日本の一番最初は「北野理論」。
関西スーパーの故北野祐次さんが、
本格的なスーパーマーケットづくりにおいて、
実践を通じて理論構築をした。

このとき、当時の㈱商業界『販売革新』誌が、
大いに貢献した。

一番の功労者は高橋栄松さんだ。
当時の編集長。
私もお手伝いした。

そして次は「荒井理論」。
これも㈱商業界『食品商業』誌上で、
サミットの荒井伸也さんが、
自分で執筆して、理論構築。
私がその担当編集者だった。

そして北野理論、荒井理論をベースに、
いま、現代化されつつあるのが、
「川野理論」。

私はそう思う。

その私も、川野さんの考え方や経営に、
随分と影響を受けている。

コンテスト型競争時代の、
結城義晴の「ポジショニング戦略」。

これは川野さんの考え方と同期している。

その「川野理論」の詳細は、
月刊『商人舎』9月号に掲載。
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楽しみにしていてください。
必読です。

それにしても、川越も、
骨身にこたえるくらい暑かった。

川越や見下す町のあつさかな
なんちゃって。

〈結城義晴〉

2015年08月04日(火曜日)

横浜みなとみらい花火の全貌! ごらんください。

8月に入っても、
暑さは変わらない。

朝から東京・御成門。

東京タワーがちょっと靄っている。DSCN6868-5
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
米倉裕之社長から報告を聞き、懇談。

情報の世界のスピードは速い。

米倉さんはその意味で、私の師匠。
ビッグデータ領域の業界代表として、
経済産業省の委員会に名を連ねる。

会社の経営も順調に伸ばし、
しかしその分の苦労を一手に引き受けて、
奮闘している。

会社の雰囲気がすごくいい。
それが米倉さんの成果だ。

横浜の商人舎オフィスに戻って、
原稿書きなどしていると、
来客。

マイクロストラテジー・ジャパン㈱の皆さん。DSCN6873-555
私の隣はプレジデントの印藤公洋さん、
右はアカウントエグゼクティブの小泉潤一さん、
左はマーケティング・マネジャー丹野いづみさん。

今年も10月23日(金曜日)、
「リテール・エグゼクティブ・サミット2015」
マンダリンオリエンタル東京ホテルで開催。

私は基調講演と総括をする。

詳細は近く発表されます。
ご参加ください。

さて、その後は、
横浜の実家に戻った。
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まだまだ明るい。

ベランダに椅子持ち出して花火見る
〈『六花』より 小野れい子〉

みなとみらいの花火。
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7時きっかりに始まる。

今日は全面展開。
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横浜の自慢をするために、
1時間15分ほどの花火を、
全部お見せしよう。
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私の実家には、
90歳の母と妹が居る。

その窓から花火を見る。DSCN6885-5

横浜高島屋と横浜そごう。
シェラトンホテルとスカイビル。
その間にみなとみらいの花火が、
つぎつぎと打ち上げられる。DSCN6886-5
カメラを固定して、
ビールなど飲みながら、
肉眼で楽む。

まだまだ序の口。
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しかし、直ぐに絶好調。DSCN6891-5

暗くなってきた。
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そごうと高島屋の屋上看板。DSCN6898-5

ちょっと一休みすると、
闇が訪れる。
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遠くに打ち上がる花火。DSCN6902-5

華やか。
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しゅるしゅる~っ。
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パンパンパン。
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赤と緑。
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青とオレンジ。
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黄色と青。
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そして華やか。
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明るい緑。
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どんどんあがる。
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しだれ花火。
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四連発。
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美しい二つの花火。
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これも美しい。
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いかが?
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少しづつ大胆になる花火かな
〈『ホトトギス』より 稲畑汀子 〉
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いかがでしょう。

秋田県大曲や、
新潟県長岡ほどではないけれど、
横浜の花火、
なかなかです。

高島屋のネオンが消えた。
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8時です。

最後の15分。DSCN6956-5

 

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風吹てかたよる空の花火哉
〈正岡子規〉

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そして最後の山。DSCN7005-5

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フィナーレ。
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終了。

いかがでしょう。
横浜の花火。

花火見し一夜花火のことばかり
〈『俳句通信』より 金子つとむ〉

博多生まれの横浜育ち。
結城義晴の横浜自慢。

夏の夜のひととき、
暑さを忘れた。

〈結城義晴〉

2015年08月03日(月曜日)

8月の商人舎標語は「食を制する者、流通を制す」

Everybody! Good Monday!
[2015vol31]

猛暑・酷暑の8月入り。
2015年第32週を迎えた。

8月前半の販促企画は、
商人舎magazineの、
weekly商人舎日替わり連載を読まれたし。
月曜朝一・2週間販促企画。

今日は「野外バーベキューの注意点」が、
4点で、端的にまとめられている。

そして今週のスケジュール。
7日は節分。
そして8日の土曜日は、
早くも「立秋」。

節分といえば恵方巻き。
ただし、夏の恵方巻き。
一工夫欲しい。

8月6日の木曜日は、
広島の平和記念日。
8月9日の日曜日は、
ながさき平和の日。

それから木曜の6日からは、
第97回夏の甲子園全国硬式野球大会。

開会式の後の第一試合は、
鹿児島実業と北海高校。
奇しくも九州と北海道の南北対決。

おおいに楽しみだが、
その間、夏休み真っ只中。

金魚掬ひの子の浴衣にも金魚かな
〈朝日俳壇より 青梅市・ 津田 洋行〉

楽しい。

朝顔を下げ地下鉄に乗りにけり
〈日経俳壇より 国分寺市・伊澤 敬介〉
これものんびりした、いい句だ。

このところ台風10号、12号が続いた。
吹きかへしつつ台風の遠ざかる
〈朝日俳壇 山口市・ 弘津 敦子〉

山雨来て里の涼しさ深めけり
〈朝日俳壇 西予市・ 上甲 澄子〉

都会の8月は酷暑だけれど、
山里はこんな感じだ。

夏がゆく。

さて8月の商人舎標語。
月刊『商人舎』8月号の巻頭言でもある。

今回は、
「食を制する者、流通を制す!」

あなたにとって、
生活の中心にあることは、
なんですか。

食べること、
着ること、
住まうこと。

働くこと、
学ぶこと、
遊ぶこと。

健康な肉体、
自分らしい能力、
健全な精神。

それらをすべて満たすために、
小売業とサービス業があり、
製造業と卸売業が存在する。

日本でも、
アメリカでも、
世界中で。

しかし、これらを突き詰めて、
国家レベル、産業レベルで、
いちばん大切なものはなんだろう、と考える。

日本のエンゲル係数は、
2014年度平均で24.3%に達し、
21年ぶりの高水準となった。

その係数が日本よりもはるかに低いはずの、
15%台の米国小売産業を俯瞰すると、
「食を制する者、流通を制す」現象が認められる。

ウォルマート・スーパーセンターは最強であるし、
アマゾン・コムは生鮮食品の宅配に精を出す。
ドラッグストアもダラーストアも、食を強化する。

これは大きな時代の転換を意味する。
食べることその行為自体が、
働くこと、学ぶこと、遊ぶことに繋がっている。

だからこそ「食を制する者、流通を制す」
新しいイノベーションはここから起こる。
想像を超えたイノベーターがここに生まれる。

〈結城義晴〉
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ファーストリテイリングが、
セブン&アイ・ホールディングスと、
業務提携。


様々な憶測が飛んでいる。

この件に関しては、
Weekly商人舎「今週の特別企画」で、
掲載予定。

しかし、この「強者連合」は、
明らかにユニクロが、
セブン‐イレブンを高く評価しているからこそ、
成立したものだ。

非食品小売業が、
「食を制する者」の強さを知り、
さらにその拠点性の強固さを認識して、
この業務提携が生まれた。

もちろんセブン&アイも、
ファーストリテイリングを圧倒的に認めている。

両者が互いに尊敬しあっている。
だから「強者同士」の結びつきが生まれた。

アメリカではウォルマート。
イギリスではテスコ。
そして日本では、
明らかにセブン-イレブン。

それぞれの国ごとに、
食を制した業態が異なるところが面白い。

なぜなのか。

その根本的な分析の一端は、
月刊『商人舎』8月号に。

8月号はアメリカ特集。

ご愛読をお願いしたい。

では、今週も元気を出して。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2015年08月02日(日曜日)

8月の暑いジジ[日曜版2015vol31]

ジジです。
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8月にはいりましたが、
そとは、あいかわらず、
あつい。
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へやのなかは・・・・・。
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すずしいけれど。
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ボクはひるま、
よく、ねむります。
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夏はねむるにかぎる。
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からだも、すっきりしたし。
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おとうさんは、そとが、
だいすきだけれど。
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ゴルフです。
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だからボクも、
そとにでてみたくなる。
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あつそうだけれど。
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すこし、げんきをだして。
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でも、ボクがでられるのは、
ベランダくらい。
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ジョーロ。
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お水をあげると、
みんなげんきになる。
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草も。
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こんなにあついのに。
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お花はきれいに、
さいている。
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光がかわると、
お花もかわる。
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お花はあつくないのでしょうか。
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となりのジャスミンは、
いつも、げんきです。
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イチョウももちろん、
げんきです。
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お水をもらって、
日ざしをあびて、
みんな、げんきをだす。

ボクは、ねむって、
げんきをだす。
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それぞれの8月です。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年08月01日(土曜日)

「変化への対応」ができなければ4分の1に縮小する?

葉月ついたち。
英語でAugust。

もちろんローマ皇帝Augustusに由来する。
アウグストゥスはカエサルの養子で、
ローマ帝国初代皇帝。

暑い8月になりそうだ。

まず、流通のニュース。
「千葉パルコ、来年11月閉鎖」

開業は1976年。
千葉市内中心部の千葉銀座通りに立地。
売場面積は約4万㎡。
若者向けファッションを中心に、
テナント約110店舗が入居。

ピークは1991年度。
バブル崩壊直後。

その時点の年間売上高は約230億円。
直近の2015年2月期は約57億円。

4分の1。

理由の第一は、業態の陳腐化。
第二は、立地の衰退。
第三は、競争の激化。
第四は、商業集積としての増床のなさ。

日経新聞の記事には、
今年、増床開業した商業集積が列挙される。
三井アウトレットパーク幕張、
酒々井プレミアム・アウトレット。

どちらもアウトレットモール。

アメリカでも、
新しいショッピングセンターが次々に登場し、
古い商業集積を駆逐して、繁盛する。

パワーセンター、
ライフスタイルセンター、
アウトレットセンター、
そしてテーマ・フェスティバルセンター。

リージョナルショッピングセンターや、
スーパーリージョナルショッピングセンターは、
うんざりするほど古い。

コミュニティ型ショッピングセンターも、
パワーセンターやライフスタイルセンターに、
リニューアルしなければ、
やっていけない。

社会構造が変容し、
競争構造が変貌し、
商圏は縮小し、
何よりも消費者の生活が変化する。商業はその変化に対応せねばならない。
対応しなければ売上げが4分の1。そのあと閉鎖するか否かは自分の判断。

しかし、4分の1というところが、
象徴的で面白い。

さてTPP交渉は最後の詰め。

ハワイのラハイナで行われている。

環太平洋経済連携協定。
参加は12カ国。

医薬品に関する知的財産のルール、
乳製品の輸出入の枠で、
対立は表面化。

甘利明経済財政・再生相。
「知的財産で各国の利害がぶつかり
調整できなかった」

しかし、必ず交渉は成立し、
一歩も二歩も前進する。

「知的財産権」で論議されるのは、
極めて21世紀的だ。

新しい課題だからこそ、揉める。

古い課題は、だれが見てもわかりやすい。
それも揉めるには違いないが、
落ちるところに落ち着く。

新しい課題は、
従来と揉め方が異なる。

全体最適に向かって、
「神の手」が働く。
私はそう思っている。

その心積りで、
変化を見つめておきたい。

変化に対応できなければ、
4分の1に縮小してしまう。

日経新聞『大機小機』
コラムニストのカトー氏の見識には、
いつも感心している。

ローマ人のカトーにちなんだペンネーム。

タイトルは、
「やはり影響大きい消費増税」

「国内の消費が伸び悩んでいる。
総務省の消費水準指数によれば、
2013年の平均が100前後だったのに対し、
今年5月は96.5だった」

カトー氏は増税の影響が続く理由を考察する。
まず今回の増税は純粋な増税であるため、
家計の実質所得が減っている。

「加えて1997年の消費増税と比べて
日本経済に変化が生じている」

また、変化だ。

第1は、高齢者世帯の増加。
65歳以上人口の割合である高齢化率は、
97年が16%弱、14年は26%。

第2は非正規労働者の比率上昇。

高齢者や非正規労働者の平均所得は、
一般に低い。

消費は停滞する。

第3に、家計の貯蓄率の低下。
国民経済計算ベースの家計貯蓄率は、
1997年は9%、
2013年は何とマイナス1%。

要するに我が国の家計は、
貧しくなった。

だから消費増税による実質所得の変動に、
家計が対応できなくなっている。

ここでも変化への対応が出てくる。

消費は「現在の可処分所得に
敏感に反応する」

「ケインズ経済学的な状況が、
最もあてはまりやすいのが、
現在の日本経済である」

変化への対応ができなければ、
4分の1に縮小する。

千葉パルコの教訓は、
日本経済にも当てはまるか。

暑い8月になりそうだ。

〈結城義晴〉

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