1日中、自宅で原稿執筆。

請け負っている連載の新しいシリーズが始まった。
夕方、書き上げて、メールで送った。

それから東京・新橋に出かけた。IMG_8988 (002)

(株)紀文食品直営の出汁料理(おでん)専門店、
「楽でん」

新橋の烏森口の雑踏を抜けた、
静かな路地裏にある。

昨年も同じ頃にやってきた。IMG_8992 (002)

「おでん」を食べるには少し暖かいが、
夏の紀文正月フォーラムの打ち上げ。

ひょうたん型の鍋で、
さまざまなおでん種が煮込まれる。

メンバーは、
紀文食品の堀内慎也マーケティング部長。
「お正月」の専門家。
IMG_8996 (002)

こちらは左から和文化研究家の三浦康子さん。
(株)こどもりびんぐ編集長の岡﨑奈穂子さん。
野崎理悦(りえ)紀文食品執行役員商品開発室長。
高柳謙一郎同営業企画部部長。IMG_8997 (002)

三浦先生は基調講演とパネルディスカッション、
岡﨑さんもパネラー。

いいフォーラムだった。

おでんメニューはほとんどをいただいて、
それに旨い日本酒と焼酎。

堪能した。

今年末のお節や年始商材、
その発注は好調とのこと。

あとはみんなで売り切るだけです。
フォーラムの仲間は、
元気いっぱいだった。IMG_8998 (002)

一方、昨日は山本恭広編集長が、
広島に出張した。

㈱フレスタホールディングスを訪問。fresta-office

フレスタの店舗バナーで、
広島県を中心に山口県、岡山県に展開する。

本社は広島市安佐南区緑井にあって、
物流センターを併設している。
最寄り駅はJR西日本可部線・緑井駅。

宗兼光代さんにインタビュー。
取締役管理グループ人事総務部部長。fresta-munekane1

宗兼邦生会長の次女。
アメリカの大学を卒業後、
食品メーカーで営業職勤務。
当時、東日本大震災が起きた。
スーパーマーケットが、
生活インフラであることを強く意識した。

その後は慶應義塾大学大学院経営管理研究科で、
MBAの修士号を取得。
それからフレスタに入社した。

フレスタは1887年、
宗兼清兵衛氏が菓子・タバコ販売店として、
ムネカネを創業したのが始まり。

その後、青果商を経て、
1960年、主婦の店に改組。

広島県でスーパーマーケット第1号店を開店。
ムネカネ横川店。

1991年、CIを実施して、
ムネカネから㈱フレスタに社名変更した。

当時、企業ブランディング事例として、
山本編集長が「食品商業」で取材をした。

2017年に持ち株会社を設立、
㈱フレスタホールディング。

スーパーマーケットのフレスタをはじめ、
酒販小売り、生鮮加工・卸売り、
それにマーケティングなど、
さまざまな機能会社を統括する体制となった。

いま掲げているのが、
「ヘルシストスーパーマーケット」

健康経営をミッションとしている。

キャッチフレーズは、
「ココロに、カラダに、スマイル」。fresta-room

そのことが伝わるオフィス。

CGCジャパングループに加盟していて、
中四国CGCの中核企業の一つである。

宗兼光代さんには人事管掌のトップとして、
さまざまな取り組みを語ってもらった。
部門横断のプロジェクトを立ち上げて、
採用・教育活動の改革などを進めている。

その後、フレスタ中筋店に移動。fresta-store

2020年11月オープン。
売場面積は約400坪。fresta-store2
いいい店だ。

商圏内に子育て世代が多いことから、
2階にイートインコーナーとキッズスペースを設置した。
木材の地産地消の観点から、
内装などに広島県内産木材を使用している。fresta-woodx

日本のチェーンストアにも、
女性経営者の時代がやってきている。

実に楽しみなことだ。

かつて渥美俊一先生は言った。
「”男並み女”なら問題はない!」
30年も前のことで、
当時は妙に説得力があった。

だからその声色までよく覚えている。

しかしその時代は終わった。
それを宗兼光代さんは証明している。

私の孫は二人とも女の子だ。
その時代が来ている。

実に楽しみなことだ。

〈結城義晴〉

1週間分をまとめて読む
流通スーパーニュース