結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年01月25日(金曜日)

新生「商業経営問題研究会RMLC」第1回「商人議論」百出

現在、私たちの新会社設立準備、真っ最中。
2月1日、登記を済まして、発足の予定。
あと1週間。
ご期待ください。
もうすぐです。
会社設立のために、様々な準備が必要です。
しかし、これも苦にはなりません。

一部で、新会社の名前は発表していますが、
このブログでは、2月1日に正式公開。

ご期待ください。

次の文章の中にヒントがあります。

商いする店があった。
商いという業
(なりわい)があった。
商いする人がいた。いま、商いする店は変わった。
商いという業も変わった。
商いする人が変えたのである。

さらに、2010年に向けて、
商いする店が変わらねばならない。
商いという業も変わらねばならない。
そして何よりも、
商いする人が変わらねばならない。

さて、全国的に寒い日が続く。
今日は、元大関常務取締役のコンサルタント山崎一さん、
J&Jコーポレーション社長の小林志津夫さんと、
ランチミーティング。

東京・新橋の「新橋亭」。
ご存知、老舗中華料理店。

店主の呉 東富(ご とうふ)さんも席に顔を出してくださって、
有難くて美味しい昼食と会話。

外食産業やスーパーマーケット、コンビニの惣菜の実態。
厨房機器やメンテナンスの話に花が咲く。

その後、午後、東京タワーの前の機械振興会館で、
「商業経営問題研究会」の新体制での第1回研究会。
英語でつづると、、
Retail Management Learning Circle
略して、RMLC

これまでは、昨年11月に亡くなられた磯見精祐さんが、
座長として丁寧に続けられてきた研究会。
その前は、流通システム研究所所長杉山昭次郎先生が、
座長となってくださって、「杉山ゼミ」と称した。
ここから「ヤオコー・スタディ」という研究レポートも生まれた。

磯見さんご逝去のため中断していたが、
このたび、私、結城義晴が座長を拝命して、
新体制で臨むことになった。

「これは私の結城さんに対する期待です」
ここで終わっていた磯見さんの絶筆にお応えするためにも、
若輩ながら、座長のお役目を引き受けさせていただいた。

従って座長といっても、
代表世話人の高木和成さんとダブル司会のような、
ダブルコーディネーターのような役回りで、
議論を進めるつもり。

基本的な枠組みは、以下の通り。
〔1〕勉強会のテーマ
  【基本テーマ】=『スーパーマーケットの競争力』研究
  【個別テーマ】=メンバーからの要請に基づき研究テーマを設定

〔2〕進め方
  勉強会テーマに沿う形で、広く小売業経営に関する全ての分野を、
  研究の対象とする。
  外部講師の招聘、メンバーの研究発表、
  現地調査を組み合わせて研究する。

〔3〕枠組み
  ①参加資格
   小売業に関する勉強がしたい人。
  ②入退会
   “出入り自由”だが無断欠席、無断退会は慎んでいただく。
  ③会費
   出席者から毎回、一定額を拠出願う。
  ④世話人会・・・互選、輪番制、事務局兼務
   今年1年間は以下のメンバー(敬称略)。
    ・高木和成
    ・品川 昭
    ・當仲寛哲
    ・末永正彦
    ・山本恭広

小売業に関する勉強がしたい人ならば、
基本的に“出入り自由”であるから、
このブログ読者の方々も、ぜひ参加してほしい。

あまり多人数になると、
議論しにくいということにもなるから、
早い者勝ちだろうが、
多数になったら、また考える。

さて、新RMLC第1回は、私が考えを述べて、
それについて議論する、という内容。

今回のテーマは、
「2010年に向けての基本認識」
13時30分に始まって、高木さんの挨拶や、新規約など確認し、
それから約2時間、お話しさせてもらった。

私は、2010年に向けて、
日本の商業が、一斉に、一つの収斂を迎えると考えている。
その3年間に、どのような考え方で臨むか、
どのようなものの見方があるか、
そんなことを話した。

商人とは何か。
「商業の現代化」とは。
イノベーションとは。
「コモディティ&カスタマー」マトリックス。
そして、5つの転換。

RMLCの基本研究テーマ「スーパーマーケットの競争力」とは、
企業と組織のイノベーションの力であると、私は確信している。
それも不断のイノベーション。

ピーター・ドラッカー先生が、
ヨーゼフ・シュンペーター先生の考え方を披露しながら、
語っている。

「シュンペーターは、
イノベーションこそ
現代経済の本質であるとした。
その経済発展理論は、
利益に、経済的な機能を与えた。
利益は、雇用と所得の唯一の源泉である。
イノベーターだけが、真の利益を生み出す。
ただしそのイノベーターの利益は、常に短命である。
シュンペーターの有名な言葉によれば、
イノベーションとは『創造的破壊』である。

それは、昨日の設備と投資を陳腐化させる。
従って、経済が発展するほど、
資本形成が必要になってくる」

スーパーマーケットも、小売業、商業も、
すぐに陳腐化してしまう『創造的破壊』を不断の努力で、
継続していかねばならない。

私は、そんなことを話した。

議論は、「商人とは何か」というところから始まった。
「自分で仕入れて自分で売る」
これが商人ではないか、という意見。
そんな商人が少なくなったのではないか。

なぜか、どうすればいいのか。

商売も分業システムの中で、全体像を示しながら、
それぞれの役割を全うしてもらう。

それが、新しい商人のあり方か。

私は、ドラッカー先生の言葉でまとめたい。
「イノベーションとは、顧客にとっての価値の創造である」
従って、
「商人とは、
顧客にとっての価値の創造者である」

だから必ずしも、自分で仕入れて自分で売る必要はない。
仕入れることも、売ることも、
顧客に価値を提供するために行われる。
それが分業になることは、当然、ある。
だから、商人が少なくなったという意見があるとすれば、
その根本は、分業の仕事が、
「顧客の価値」を創造していることだという認識が、
希薄なところにある。

ただし、「自分で仕入れて自分で売る」ほうが、
顧客にとっての価値を創造していると自覚しやすいのかもしれない。
これは、マネジメントの仕組みの問題となる。

ただし、「自分で仕入れて自分で売る」を、
完璧にやろうとすると、
労働基準法違反に陥りやすい。
これでは、いけない。

だから分業システムがあるのだ。

議論百出。

ここでは書ききれない。

最後に、次回のテーマを出し合って、終会。17時。
次回から「リアリティのある議論」を展開する予定。

その後、神谷町の「古」で、新年会。
RMLC
写真は、こんな3時間半の研究会の後のVサイン。

ご苦労様でした。
そしてありがとうございました。

<結城義晴>

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