結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年05月18日(日曜日)

アメリカFMIとsupermarket巡り⑩「続ゲルソンズ・スタディ」の幸せ基準

米国ロサンゼルスの老舗スーパーマーケット。
ゲルソン。
ロゴ

もう30年ほど前から、
アーデンというグループの傘下にありますが、
現在、カリフォルニアのサンタバーバラからサンディエゴまで、
18店のチェーンストアとなっています。

1951年にゲルソン兄弟が、
ロサンゼルス郊外の高級住宅地に創業。
今年で56年を迎えています。

アーデングループは、
ニューヨーク証券取引所に株式上場して、
健全経営を支持し、
ゲルソンはその中で、
「幸せなローカルチェーン」を謳歌しているのです。
「高い顧客サービスができるネイバーフッドマーケット」
これが創業の精神で、
このミッションは、現在も引き継がれています。
ミッション
青果部門では、オーガニック商品を多数品ぞろえします。
各部門のバイヤーが直接、市場に赴いて買い付けしますが、
絶対に良いものしか仕入れないし、
良いものしか売らない。
それが取引先にも顧客にも、知れ渡っています。
日本のスーパーマーケット関係者にも。
seika
だから成長が遅い、ということになりますが、
それでも安定した資本の下、
18店舗までジワリジワリと伸びて来たのですから、
私は、幸せな企業だと思うのです。

真ん中の女性がヒー・ソック・ネルソンさん。
シニアディレクター・オブ・ストアオペレーションという役目。
ゲルソン全体の店舗運営の責任者(その右がこの店の店長)。
店長
「この店には店長・副店長のほかに、
6人のマネジャーが配置されています。
従業員は180人。
60%がフルタイマーです

フルタイマーが多い。
パートタイマーは少ない。
アメリカでは極めて珍しい企業。

「みんな何年も、
何十年もこの会社で働いています」

青果部門のマネジャーも日系人で、20年選手。
日系人
店舗入り口に近い所に、小さなオフィスがあって、
顧客サービス係の美しい女性が常駐しています。
こんしぇryジェ

バックヤードで働く人たちも、
ベテラン揃い。
在庫は、すべて頭に入っているという。
店も実は古い、人も古い。
しかし店はいつも新しい。
リニューアルを施しているからだが、
見ていると人心もリフレッシュされている。
バックヤード

青果はこの地域で生産されたものを、できるだけ並べる。
肉は対面売り場で、
「プライムやチョイス」のグレードを中心に品揃えする。
ミート
デリはほとんど店内加工。
寿司とパンはコンセッショナリー。
花売り場には、フラワーデザインの専門家がこれも常駐。

生鮮食品のゲルソンといわれるが、
グロサリーは一般のブランドよりもランクの高い高級ブランドを揃える。
「ゲルソンブランド」を増やしていきたい、とするが、
それはローカルブランドを探してきて、
ゲルソンで確実に品質を管理して販売するということ。
プライベートブランドとは、
ローカルブランドの全量買い取りから始まるものなのです。

紀ノ国屋社長の増井徳太郎さんは、30年ほど前に、
この店で直接、研修を受けたといいます。
陳列やレイアウト変更などを、
ゲルソンのアソシエーツと一緒になって、
学んだそうです。

私は、25年ほど前に、
当時の社長であったアラン・シャーンさんに、
単独インタビューをしました。
『食品商業』の特ダネのような記事でした。

その中で、印象に残った言葉がいくつかあります。
四半世紀も経過した今でも、
覚えている言葉です。
「私は、このゲルソンで、
ハイスクールの時に、
ボックスボーイとして
スタートしました。

そして大学に行って、その間もずっと、
ゲルソンで働き続けました。
そんな家族的な風土がゲルソンの特長なのです」

ボックスボーイというのは、
サッカーサービスで、袋詰めを仕事とするワーカーのこと。

私はこの時から、ゲルソンの「幸せ基準」を感じ取っていました。
そしてそれが21世紀の現在も続いている。

アラン・シャーンは、もうひとつ印象的なことを言いました。
「私たちは、
このビバリーヒルズで創業したから、
こういったハイクラスの
マーチャンダイジングをする店になった。
もしダウンタウンで創業していたら、
ボーイズよりももっと上手に、
低所得の顧客に対応しているに違いない

ボーイズというのは、当時、ロサンゼルスにあった店です。
ディスカウント・スーパーマーケットという分類に、
入る店でした。

つまり徹底的に地域対応、顧客対応していくことが、
大切であって、
けして高級化が良いと考えているのではない。

だからゲルソンは、全体に、
アッパーグレードの商品とサービスを提供しながら、
18店もの店舗数の企業に成長することができたのです。

当時、ロサンゼルスでは、
第1位ラルフ、
第2位ボンズ、
第3位ラッキー。

こんなランキングだったでしょうか。

ラルフも転売を重ねられ、今は、クローガー傘下。
当時、独立系のボンズは現在、セーフウェイのグループ。
衣料品のファッションセンターと食品のコンビネーションストアで、
一世を風靡したラッキーは、
まずアメリカンストアズに買われ、
その後、アメリカンがアルバートソンに買収されたあと、
昨年、そのアルバートソンが三分割され、
現在は、食品卸のスーパーバリュー傘下。

ゲルソンは、当時から、アーデングループの下、
まさに、着実な道を歩んで、
今もゲルソンであり続けているのです。

「幸せ基準」で見てください。
あなたはどちらがいいですか?
どんな道を歩みたいですか?

おやすみなさい。
よい週末を。

<結城義晴>

2008年05月17日(土曜日)

学習院マネジメントスクール春講座始まり、大盛況。

5月16日、東京目白、学習院大学。
mon

学習院マネジメントスクールが始まった。
ディマンド・サプライチェーン・マネジメント基礎コース2008春講座
今回は、30名を超える受講生が参加してくれて、
変な表現だが、大盛況。
風景
グループワークを取り入れた研修方式と、
異業種交流方式が、とても良い効果を発揮。
上田隆穂ヘッド・マスターと事務局のご努力に感服。

第1回講義は、今回から私の担当。
「潮目が変わる時代の流通概論」
私の持論を展開させていただいた。
受講生も本当によく聞いてくださって、
気持ちのいい講義ができた。
講義
アメリカから帰ったばかりなので、
油断していると、そちらのほうに話が行ってしまう。
さらに商業統計も、出たばかりなので、
話は更に細かくなる。

しかしRetail is Deteil。
小売りの神は、細部に宿る。
ここが大事。

いつも学習院では、時間がオーバーしてしまう。
夜の6時半から始まり、上田先生のご挨拶、
事務局・磯部さんの注意事項報告の後、
6時45分くらいから始めて、9時15分まで、休みなし。

まだまだ語り足りなかったが、
それは後日ということで、お許しいただきたい。

講義のあと、懇親会。

上田教授には、秋から、
コーネル・リテール・ビジネス・アカデミーにも、
重要な講師としてご参加いただく。
今度は、逆の立場になる。

話も弾む。

今回の私の講義に対して、新しい考え方のご提案などもいただいた。
流通理論に関してもアドバイスをいただけるし、
コラボレーションができそう。
ありがたいことだ。
上田先生

受講者の中に、今回は、
DCMJapanホールディングスの石田誠さんもいらっしゃった。
上田先生、私と同年の55歳。

今も若い人に混ざって勉強するという意志。
素晴らしい、脱帽。
isidasann

最後に事務局の学生さんも交えて、写真。

気持ちのいい夜だった。

<結城義晴>

追申とお詫び
「続ゲルソンズ・スタディ」は今夕、アップの予定。
これから、今度は立教大学大学院の講義へ。

2008年05月16日(金曜日)

アメリカ FMI とsupermarket 巡り⑨インディペンデントの誇りゲルソンズ・スタディ

5月8日、ロサンゼルス。
ビバリーヒルズのセンチュリーシティ・ショッピングセンター。
ファサード
スーパーマーケットの老舗「ゲルソン」を訪問。

ちょっとベテランの日本人スーパーマーケットマンなら、
知らぬ者はないというくらいに有名な高級店。

その陳列の見事さ、きめ細かさ、
見る者、訪れる者をうっとりさせる店づくり。

まずは、店をご覧いただこう。
説明は、明日。

青果部門から。
その全景。
seika

商品のフェースをきちんと見せて陳列する。
青果2
これ基本中の基本。
青果3
カットフルーツは氷を敷いて、
商品が映えるように。
これも基本。
カットフルーツ
こういった店には必ずあるサラダバー。
生鮮の鮮度が良くなければ、サラダバーやスープバーは成り立たない。
4

得意の牛肉は、プライムの最高級レベル。
ミート
「プライム」のグレードを強調する。
プライム
生鮮が強いといっても、ノンフードもきちんと売り場管理する。
deri
ドリンクも、フェース管理は十分だ。生鮮食品、デリが本当に強い店は、
管理レベルが高い店ということをよく示している。
ドリンク
チーズコーナーは、対面でサービス。
チーズ
ケーキ売り場は、おいしさの雰囲気にあふれている。
ケーキ
ゲルソンの特徴は、天井のデザイン。
天井

レジの外のコーヒーショップ。
コーヒーショップ
チェックスタンドも、天井が高くなっている。
チェックスタンド
コーティシースタンドには、ミッション・ステートメントが掲げられていた。
ミッション
ゲルソンは、21世紀の現在も異彩を放っていた。
ロゴ

私は、25年ほど前に、当時のゲルソンCEOアラン・シャーンに、
単独インタビューをしたことがある。

その時のことを思い浮かべた。

ゲルソン健在。
そして「幸せ基準」で考えれば、ゲルソンの生き方、
大いにありなのだ。

<「ゲルソンズ・スタディ」は明日に続く、結城義晴>

2008年05月15日(木曜日)

「エコストア・セミナー」田村洋三講演は「環境基準」経営を教えた!

本日5月15日、帰国して席を温める間もなく、
「エコストア開発セミナー」に参加。
エコストア研究会1
午後1時から、埼京線北与野駅前の
「新都心ビジネス交流プラザ」4階会議室A。
主催は、NPO法人「東上まちづくりフォーラム」ビジネス助っ人隊。
㈱商人舎は、ちょっとだけ協力させていただいた。

講師の田村洋三先生は、
商人舎エコストア研究会会長でもある

ヨークベニマル、ヤオコー、
さらにベルクといったスーパーマーケット、
さらに日本生活協同組合連合会、丸広百貨店などから、
ご参加があった。
それ以外にも、エコストアに関心のある専門家、研究家、
コンサルタント、そして協賛メーカーなど。
総数40名ほど。

講演タイトルは、
「エコロジー&サスティナブル・ディベロップメントを目指して」
田村先生
田村さんとは、長い付き合い。
単行本『スーパーマーケット経営技術』(商業界刊)は、
私が担当させていただいた。

さて、田村さんの講演内容。
率直に言って、とても良かった。
うれしかった。
この時期に、この内容が、
日本の小売業、スーパーマーケットに向けて、
真剣に語られたことが。

地球温暖化と食糧需給バランスの崩壊から解き明かして、
環境問題に対する国際的な取り組みの歴史、
京都議定書の概要、
石油浪費と穀物生産、
アメリカ・日本の農業とエネルギー消費問題など、
基本問題認識をわかりやすく解説したうえで、
食品廃棄とメタボ対策、
スーパーマーケットが今できること、
明日できること、
温室効果ガス削減の道筋、
「省エネ法」改正に伴う具体的アクションまで、
最先端の考え方と技術が講義された。

まとめは、
「自ら率先しなければ何も変わらない」として、
ヨークベニマル前社長の故大高善二郎さんの言葉が紹介された。
かつて山形県米沢市に出店した冷夏の中の挨拶。
「今年は衣料品が売れない。
売れないということは、
お客様がそれだけ出費をしないということ。
これはお客様にとって、ハッピーなこと。
社会全体でみれば、ハッピーなこと。
しかし商売のコンディションでとらえると最悪。
だけど商売なんだから、その条件の中で、
お客様にどんなお役立ちができるかを考えよう」

2時間の熱の入った講義のあと、15分の休憩。
そして、今回のセミナーの後援企業となった
エコストア開発に協力するメーカーの製品の紹介が、
田村講師から丁寧に行われた。
㈱アースクリーン、㈱イープラット、中央化学㈱、㈱ヤマト。

最後に、NPO法人「東上まちづくりフォーラム」ビジネス助っ人隊の
メンバーが紹介された。
エコストア2

私は、今回のアメリカ視察で2店も見てきたウォルマートを
思い浮かべていた。
ダラスとデンバーでエコストア・プロトタイプを実験したあと、
HE5タイプまで開発し、普及段階に入ったウォルマート。
アメリカでは、群を抜いた展開。
リーディングカンパニーとしての自覚がある。
wal

そして、私が考えている「幸せ基準」とともに
「環境基準」「省エネルギー基準」を有する企業が、
社会的にも求められるに違いないと確信した。

田村さんも言った。
「結論は、ダウンサイジングせよ、ということ。
サービス残業は経営者の手抜きだが、
店づくり、店舗運営の手抜きからは、
環境対策は問題解決しない」

私は、思う。
「環境対策、省エネルギー対策は、規模の大小を問わない。
そしてサービス残業に象徴される従業員の幸せ基準づくりと、
経営の姿勢においては変わらない」と。

商人舎ではエコストア研究会のメンバーを募集しています。
一緒に研究しましょう。

<結城義晴>

追伸
故障しておりました結城義晴の携帯電話が
本日夕方、直りました。
皆様にはご迷惑をおかけいたしました。

2008年05月14日(水曜日)

アメリカ FMI とsupermarket 巡り⑧帰国しました、確かに。成果をあげて。ありがとう

今度こそ、帰国しました。

ご参加くださった皆様、
ご協力くださった皆様、
アメリカで私たちの要望にこたえてくださった皆様、
ありがとうございました。
心より、お礼申し上げます。

ハイアット・リゾートを早朝5時45分に出発した私たちは、
6時にはサンフランシスコ空港に到着。
今回の旅で4度目となる。

5月5日、米国到着の時、乗り換えてラスベガスへ移動。
5月9日、ロサンゼルスから3番目の宿泊地へ。
5月12日、最初の出発のため、
そして5月13日、再度の出発のため。

今回も、昨日と全く同じ機体。
一抹の不安。
機体

それでも同じ乗客が集まってきて、
同じチケットで、同じ席に着く。
集合

97番ゲートの同じ壁画が、私たちを送り出してくれた。
hekiga

私には、もうひとつ事故が起こっていた。
携帯電話が「圏外」になりっぱなしで、
繋がらないという事故。11日夜から。
携帯
本当に困った。
電話もメールもつながらない。
そこで、空港でもわざわざパソコンをアップさせて、
メールを送る。
ご迷惑、おかけしました。
原稿、テキストレジュメ、
遅れました。
すみませんでした。

今回の米国出張も、成果があった。
コーネル・リテール・マネジメント・アカデミーが、
正式に決定した。

FMIの新しい展開の節目を、この目で確認した。
そしてアメリカ小売業の転換点を、
ラスベガス・ロサンゼルス・サンフランシスコという西地区で、
検証し、熟考した。

来月6月30日からわが商人舎の第1回目のアメリカ視察がある。
今度は中部と東部。
テキサスとニューヨーク。
しかも独立記念日の7月4日を体験する。

西海岸での見聞が、さらに活きる。
変わるアメリカの社会と消費。
だから小売業も流通業も変わる。
その根底にある謎を解く。
根本の変化が認識されるから、
日本に帰って、それを活かせる。

帰国して確認したら、定員まであと5人しか枠がない。
どうぞお申込みを。

私のテンションは、高まるばかり。
どうぞご期待ください。

帰宅すると、出迎える者なし。
テーブルの下で、眠っている者あり。
携帯繋がらず、行き違いのお粗末。
迎えてくれたもの
不測の事態の多い旅行だったが、
すべて大事に至らず。
しかしそれだけに思い出も多く残った。

皆さん、ありがとう。
(書き込み、待ってます)

<結城義晴>

追申。
アメリカ報告は、まだまだ続く。

2008年05月13日(火曜日)

アメリカ FMI とsupermarket 巡り⑦突然の機体事故で、サンフランシスコにもう一泊!

「旅は終わっていない」
昨日のブログに書いた。

そのとおりになった。

私たちの旅は、終わらなかった。

まだ帰国していません。

現地時間12日朝、8時30分。
バスは、快調にサンフランシスコ国際空港へ。
私は、バスの中で最後の短い講義。
アメリカ小売業6つの総括。
最後に言った。
「あっという間に終わってしまうものなのです、
こういうツアーは。
またご一緒したいですね」
バスの中から

そして空港。
ほぼ順調に手続きを済ませて、
私たちのユナイテッド837便に乗り込む。
古いタイプのボーイング747。
747
機体は飛び立ち、ほっと安堵の空気が流れた。
1時間半ほどして、
機内放送。

「車輪が戻りません。
サンフランシスコ空港に戻ります」

ボーイング747は飛び立ったものの、
車輪が収納できず、サンフランシスコ上空を飛びながら、
対策を練っていた。
判断は、戻って、再チェックすることに決定。

しかし、車輪に故障があると、大事故になる。

そこで、燃料をすべて上空から海上に捨てた。
消防車と救急車を大量に用意した。
そして着陸。
機内
機内では、着陸して、機体チェックして、
すぐに飛び立つかのような空気が流れていたが、
全員、降ろされた。
説明
混雑と説明。
クレームとあきらめ。
説明2
必死の説明。
戻る
もう一泊して、翌日8時に飛び立つことが決定。
ロビーにもどる。

3人のファミリー。
家族

ホテルが決まるまで2時間。
日本食のファストフード店は、
大繁盛。
日本食

3時30分ころ、遅い昼食。
食べるときは和やかになる。
昼食

私は、カツカレーにサッポロビール。
カツカレー
もちろん完食。
悪いけれど、この食事が今回の旅行で一番、うまかった。
ファストフード店では、カレーが売り切れた。

4時過ぎ、再集合。
空港近くのハイアット・リゾートに全員一緒に泊まることになった。
集合

私たちは、再び、サンフランシスコ空港を後にした。
空港

旅は、終わらない。

あっという間に終わるはずのツアーにも、
こんなことがある。

ご心配かけました。
家族の皆さん、会社の皆さん。協会の皆さん。
ご安心ください。
私たちは、もう一日、サンフランシスコの空気を吸って、
無事帰国します。

多分。

<結城義晴>

2008年05月12日(月曜日)

アメリカ FMI とsupermarket 巡り⑥現時点のアメリカ小売業6つの総括

Everybody! Good Monday!

毎日の始まりの朝に、かける言葉。
Good Morning!
この言い方があるのなら、
毎週の始まりの月曜日に、かけてもよいだろう。
そう思って、このブログで使っている。
Good Monday!

アメリカからこの言葉を発信するのも、格別。

もう一度、
Everybody! Good Monday!

返事がない。

私ひとり浮いている感じ。
返事ください。
Everybody! Good Monday!

もう帰国します。

長いようで、あっという間の小旅行。
お疲れ様でした。

でも、まだまだロサンゼルスとサンフランシスコでの、
ストアウォッチングは報告していません。

ロサンゼルスでは、こちらの時間で8日、9日と、
①ゲルソンズ
②ラルフ・フレッシュフェア
③ブリストルファーム
④フレッシュ&イージー
⑤ウォルマート・スーパーセンターHE
⑥フォード4レス
⑦アルバートソン
⑧ボンズ・パビリオン
⑨CVSファーマシー
⑩ヘンリーズ・ファーマーズマーケット
と巡った。

そして、サンフランシスコに飛び、
10日、11日と巡ったのが、
①フェリーターミナル・ファーマーズマーケット
②サンフランシスコ・センター
(ブリストル・ファームが入居している)
③ユニオン・スクウェアの百貨店群
④セーフウェイ・ライフスタイルストア
⑤ドレーガーズ
⑥ノブ・ヒル・スーパーマーケット
⑦スタンフォード・ショッピングセンター
(ニーマンマーカス、ノードストローム、
ブルーミングデール、メーシーズ2店、
それにアンドロニコズが入っている)
⑧トレーダージョー
⑨ホースフーズ・クパティーノ店

これらのレポートは、帰国してから。
ご期待ください。

全体に対する私の感想。
①やはりウォルマートは、
大多数の顧客に支持されている。
wal
 何と言われようと。
 環境対策にも、どこよりも真剣に取り組んでいる。

②ホールフーズとトレーダージョーは、
ウォルマートのできないことをやる双璧である。

 この認識は、変わることがない。
 消費不況の中で、ホールフーズにやや陰りが見えるものの、
 この2社はしっかりとした顧客をつかんでいる。
 マーケットに存在する価値がある。
 トレーダージョーは相変わらず絶好調である。

③インディペンデント・スーパーマーケットは、
健在である。

 もう「生き残った」と表現してもよい10店以下の単独店群は、
 しっかりと顧客からの支持を得ている。
 ホールフーズとトレーダージョーに直接、やられない限りは。
 けしてウォルマートに押しつぶされるのではない。
 残った店には、残った理由がある。
 ウォルマートが絶対に登場しない立地にあるとか、
 ウォルマートと全く違うマーチャンダイジングを展開しているとか。
 すなわち、ウォルマートにできないことをやる者が、
 生き残るのである。

④スーパーマーケット三強は、峠を越えた。
 クローガー、セーウウェイ、スーパーバリューのアルバートソンズ。
 アルバートソンズは、三分割されて、
 もっとも大きな打撃を受けた。
 だからもっともっと悪くなるかもしれない。
 しかしどちらにしても、悲惨な店舗状態からは脱した。
 トップ2は、新しいプロトタイプを完成しつつあるが、
 まだまだ矛盾だらけ。
 顧客の囲い込みと、ロイヤルカスタマーづくりを、
 いまだに勘違いしている節がある。
 三強には、私、いつも手厳しい。

⑤テスコのフレッシュ&イージーには、
ほのかな希望が見えたか。
ファサード
 しかし、図らずも、この重大なテーゼを私たちに教えてくれた。
 「小型化はひどく難しい」
 店づくりとカスタマーづくりに、一段のアップスケールを果たせば、
 成功するだろう。
 このままでは、失敗するだろう。
 そしていま、ウォルマートがその難題に取り組もうとしている。
 この夏の「マーケットサイド」新フォーマット実験で。

⑥ショッピングセンター総模様替え。
 根本的なあり方が大きく変わってきた。
 NSC、CSC、RSC、SRSCという基準が、
 ライフスタイルセンターと呼ばれる21世紀型の中で、
 すべて被いつくされ、つくり変えられようとしている。
 したがって、すべてのショッピングセンターが、変わり始める。
 既存のものも、新しいものも。
 「ショッピングセンター総模様替え」と呼ぼう。
 その中で、デパートメントストアが新しい地位をつくる。
 もうGMSというフォーマットの呼び方はやめたほうがいい。
 シアーズとJCペニーは、ショッピングセンター総模様替えの中で、
 どんな模様の中に入るのか。
 それが問われている。
 ニューデパートメントストアとスーパーセンターのサンドイッチの中で。

以上、店舗フォーマットに関する結城義晴の感想。
これだけ写し取ってもレポートにはならないから、そのつもりで。
皆さん。

さて、11日は、今回のチームで記念写真。
日本セルフ・サービス協会の44名。
それにコーディネーターのロバート鈴木さん。
定番中の定番、ゴールデンゲートブリッジでパチリ。
金門橋
本当に、お疲れさまでした。

ご夫婦で参加の、成沢元志さん、恵美さん。
特別にツーショットをご披露。
成沢夫妻
二人とも、本当によく勉強していた。
よくチャレンジして、いろいろな体験をしていた。
必ず、これは生きる。
昔々、ヤマナカの創業者・故中野富彦さんが、
商業界箱根ゼミナールを新婚旅行にした。
その心意気をバネに、中部地方第一のスーパーマーケットをつくった。
成沢さんたちにも、必ず今回の経験は活きる。
私は、そう、信じている。

バスの中からの、サンフランシスコ・ベイの景観。
サンフラン景観

そして有名なアルカトラズ島。
アルカトラズ

夜は、全員で最後の晩餐。
中華料理。
話は盛り上がった。
最後の晩餐

そしてロバート鈴木さんと固い握手。
私より2歳年上の、硬骨漢のダンディズム。
末長いお付き合いを。
ロバート・鈴木さんと

しかしまだ旅は終わっていない。
日本に帰り着くまで、
そしてそれからも。

ティモシー・ハモンズFMI会長の言葉が胸に残る。
「走り続ければ、道は拓ける」

ラガーマンとビジネスマンの両方で成功した男・宿澤広朗の言葉。
全力疾走していなければ、失速する

しかし宿澤は54歳で逝ってしまった。

どんなスピードで、
どんなペース配分で、
走り続けるか。
それが人生である。
おのおのの。

<結城義晴>

 

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
ミドルマネジメント研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.