ヨコハマのジジです。

ひざしが、すこしずつ、
かわってきました。

ボクは、「家猫」ですが、
ひざしのちがい、
わかります。

うつくしくて、
しかもするどくなった。
けれど、ひざしは、
たしかによわくなった。

きょうは、「立冬」です。
冬が立つ日。

ベランダの花も、
よわよわしく、
さいています。

それでも、こんな日を、
「小春日和」といいます。
そんな日には、
そとの空気を、
すうのがいい。

赤い花は、センニチコウ。

おうちのなかも、
立冬らしくなってきた。

ブドウがおくられてきました。
秋からのおくりもの。

ありがとうございます。
ゆったりと、
時間がながれていきます。

ジャスミンティも、
いいかおり。

こんなときには、
だれだって、
ものをかんがえます。

ユウキヨシハルのおとうさんも、
ちょっとおちついてきて、
いろいろな本をよんでいます。
たのしむのは、これ。
シオノ・ナナミさん。

冬がくるからなのか、
ボクは食欲旺盛で、
ちょっとふとりました。
それが悩みのタネなんです。

おとうさんにも、
からだには気をつけてほしいけれど、
ボクもすこしだけ、
じぶんのことを、
かんがえてみようとおもいます。

冬が立つと、
やがて年の瀬がやってきて、
そして来年。

なんというか、
時のながれが、
はやくかんじられます。
立冬から立春までの時間も、
これまでよりもはやく、
すぎてゆくのでしょうか。
<『ジジの気分』(未刊)より>





















