結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年01月17日(火曜日)

吉永小百合「水が流れるように生きる」と巣鴨信金の「ホスピタリティ」

阪神・淡路大震災から17年。
そして東日本大震災から10カ月。

「生」の尊さ、重さを感じるとともに、
誰にも必ずやってくる「死」への心構えを、
漠然と考える。

私、この年になっても、
まだまだです。

広告ページだけれど、
朝日新聞に吉永小百合さん登場。
「5年先、10年先も
水が流れるように、
自然に生きていきたい」

吉永さんは、「生」を、
「水の流れ」のようにとらえている。
「自然に生きる」
これがいい。

ちなみに広告スポンサーは、
カゴメ。
「あの人の健康法」というテーマで、
「健康の秘訣は野菜と運動」と、
タイトル付けされている。

吉永さんは、
「朝は6~7種類の野菜を使って野菜サラダ、
夜は体を冷やさないように温野菜」

運動は「日々のストレッチや水泳」

それで「水の流れのように、
自然に生きる」

いいですね。
気負いがなくて。

日経新聞のスポーツ欄。
私は意外に評価している。
その連載コラム「クールダウン」
タイトルは「『気持ち』だけで勝てる?」

年末年始の高校スポーツが題材。
その高校生たちのコメント。
「気持ちで負けなかったから勝てた」
「スパイクは気持ちで打ちました」

このコメントを集めて歩く記者の大量のメモ。
「気がつけばサッカーにバレーボール、どの競技の原稿も
『気持ち』だらけになっていた

ところが「ひと味違った」のがいた。
高校サッカー・ベスト8の市立西宮のFW後藤寛太選手。

「優勝候補を破っても、
『たまたま。10回やって1回も勝てへん』と冷静」

「気持ちという単語も出てこない」
記者は述懐する。
「気持ちや気合いだけで得点できますか、
と問い返されたようにも思えた」

「高校生のスポーツには汗と涙の青春ドラマを期待しがちだし、
記事を書いても『気持ち』で締めれば格好がついた気になる」

テレビのコメンテーターなど、
「気持ちと感動」で安易にまとめたがる。

小売流通業界のジャーナリストやコンサルタントにも、
困ったことに、こういった類は実に多い。

「だが、現実には精神論を離れ、
技、腕力、賢さで戦う選手がいる」

もちろん「気持ち」も大切で、
これを否定するものではない。
しかし「気持ち頼み」では、いけない。

記者も反省する。
「こちらも『気持ち頼み』の記事にならないようにしなくては」

以って自戒とすべし。

さて、昨日は、商人舎オフィスに、
PCSAの中島基之専務理事が来社。
PCSAは一般社団法人パチンコチェーンストア協会の略称。

今年、PCSAは設立10周年を迎える。
その記念式典での記念講演者のご相談。
20120117112622.jpg
私は設立当初からPCSAのアドバイザーとして支援をしてきた。
亡き渥美俊一先生がこの協会をバックアップし、
小売業やフードサービス業に続くサービス業、
その一つのジャンルにチェーンストア産業をつくろうと企図していた。

私もその渥美先生の名代のような形で、
この協会を応援してきた。
だから、10周年を迎えることは、とてもうれしい。
何とか意義のある記念講演会になってもらいたい。

夕方からは、立教大学院ビジネスデザイン研究科の講座。
サービス・マーケティングの講義。

毎週月曜日の夕方から行う。

田中実さんにゲスト講師をお願いした。
田中さんは、巣鴨信用金庫元常務理事で
現在はCS・ホスピタリティ実践研究所代表として大活躍中。
20120117112632.jpg
コーネル大学RMPジャパンでも講座を持っていただいて、
機関からサービス業へ、
そしてホスピタリティ業へ
の転換の考え方や方法を、
巣鴨信用金庫のケーススタディをもとに、
柳原新聞店、モーハウスなど、
ふんだんに事例を加えて、講義していただく。
20120117112639.jpg
コーネル・ジャパンは90分だが、
立教では180分。

サービスマーケティングは、
ビジネスデザイン研究科随一の履修者数で、
人気の講座だが、みんな真剣に受講してくれた。

巣鴨信用金庫は、
東京都北部と埼玉県南部を営業地域にする信用金庫。
店舗数は、44店。業界第14位。
しかしそのホスピタリティは、群を抜く。

しかも、合併の経験なしに、
1兆円を超える預金残高となった。

その巣鴨信用金庫が、
「金融機関」から「金融サービス業」へ、
体質の変換を遂げて、
さらに「金融ホスピタリティ業」へ踏み出た。

モットーは「喜ばれることに喜びを」。
お客様を起点とした「非効率なサービス」の拡充。

「金融機関にとって面倒なことは、
裏を返せば、お客様にとっては、
楽なこと、便利なことに通じる」

「非効率を切り捨てるのではなく、
あえて手間のかかる非効率に着目し、
そこにヒントを求めて活動すれば、
お客様の期待に応えられる」

根本にあるのは、
顧客満足と従業員満足を両立させること。
価値観の共有を図ること。

田中さんの最後のまとめ。
「創業の精神 企業文化」
そして「徹底できるか できないか」
「サービスからホスピタリティへ」

おもてなしやホスピタリティは、
「気持ち」の問題だ。

しかし「気持ち頼み」では、
断じてない。

水が流れるような自然さを持ったホスピタリティが、
田中さんのまわりの企業群にあふれている。

最後に講師控室の前で田中さんと写真。
20120117112646.jpg
田中さんも人気のブログを公開中。
タイトルは「ホスピタリティおやじの独り言」
商人舎の「知識商人の輪」にもリンクさせていただいているが、
早速、昨日の講義について書いてくれた。

心から感謝。

<結城義晴>

2012年01月16日(月曜日)

明日は「阪神淡路大震災の日」ボランティアよ、ふたたび

Everybody! Good Monday!
[vol3]

2012年もはや第3週。

今年の、そして今月の商人舎標語。
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

よろしく。

私自身、目覚めたら、
「一日の計は朝にあり」を実践する。
つまり、
「今日一日、どんな行動計画か」を、
確認し、自覚し、
そしてその成就を願う。

私はさらに体重計に乗って、
体重と脂肪を測る。

その場で記録したりしない。
面倒だから。
覚えておいて、
あとでパソコンに打ち込む。
それだけ。
記録式ダイエット法。

「朝に希望」とは、
具体的にどうするかを、
明らかにしておく。
これがないと、
実践することはできない。

「朝に希望」と、
「一日の計は朝にあり」を、
結びつける。

いかが?

山なりにカーブを切れど
三陸の見なれた町の
どこにも着かない

<宮城県岩沼市・山田洋子>
第28回朝日歌壇賞、佐佐木幸綱選。

地震と津波のせいで、
見なれた町の光景が消えうせた。

手足荒る心荒れてはをらざるや
<大阪市・柴田良子 朝日俳壇・金子兜太選>

手足は荒れても、
心が荒れてはいけない。
いや、手足が荒れるほどに、
心は温かく豊かでありたい。

さて今週金曜日の1月20日は、
大寒。

一年で、最も寒さが厳しくなるころ。

こう説明されている。
「冷ゆることの至りて
甚だしきときなれば也」

そして大寒を過ぎて来週からは、
2月3日の節分やその翌日の立春を心待ちにする。
つなぎの週。
だから今週土曜日くらいから、
早仕掛けで、春を待つ時としたい。

昨年31日のNHK紅白歌合戦。
通しでは見なかったが、
ちょっと覗いたら、
松任谷由美が、
「春よ、来い」を歌っていた。

春よ 遠き春よ
瞼閉じればそこに
愛をくれし君の
なつかしき声がする

良かった。
心にしみた。

今週末から来週、再来週は、
そんな気分。

私が店長なら、
店内のバックグラウンドミュージックに、
この歌を小さく流し続けたい。

今週火曜日、明日の1月17日は、
「阪神・淡路大震災の日」、
そして「防災とボランティアの日」。

忘れてはならない。
会社でも、店でも。

朝日新聞の社説も、
「ふたつの震災――ボランティア年を再び」と取り上げた。

阪神大震災は1995年。
あれから17年。

1995年は「ボランティア元年」と呼ばれた。

「1年で137万人の市民らが被災地に足を運び、
支援の力になった。
活動の広がりがNPO法の制定にもつながった」

しかし、今回の東日本大震災。
「震災後の2カ月間に東北を訪れた人数は、
阪神の半数にも届かなかった。
10カ月後のいまでも総数で下回る」

「厳しい冬を過ごす東北の被災地では、
ボランティアの姿がめっきりと少なくなり、
ピーク時の10分の1にまで減っている」

どんなことでもいい。
自分ができることを。

社説は訴える。
「『あなたを忘れていない』。
そんなメッセージを伝えることが大切なのだ」

私もそう思うし、
そう行動したい。

その私の今週、結構忙しい。

今日は夕方から、立教大学大学院の授業。
サービス・マーケティングにゲストの田中実さんを招く。
「ホスピタリティ」を講義してもらう。

明日から、札幌出張。
一年で一番寒い時期の札幌。
これがまた、いい。

今週も協会・団体の新年会が続く。
明日火曜日は日本ボランタリーチェーン協会新春賀詞交歓会。
明後日水曜日は新春全国セルコグループトップ会。

私はサッポロドラッグストアー「はとの会」新年会で講演。

金曜日は日本チェーンストア協会新年賀詞交歓会。
午後3時からパネルディスカッション、5時から懇親会。
私はパネルディスカッションのコーディネーター。

講演でもパネルディスカッションでも、
東日本大震災のことは、
訴え続けたい。

今週土曜日は、立教大学大学院結城ゼミ。
夜は高校時代の友人たちと「ひこばえ会」。

さて、朝日新聞一面にすごい記事。
「物理の根幹 新たな数式」
量子力学の「不確定性原理」に関して、
名古屋大学の小澤正直教授が、
2003年に「より精密な不等式」を発表。

そして今回、
ウィーン工科大学の長谷川祐司博士らが、
原子炉から中性子を観測する手法を開発し、
その観測実験から、
「小澤の不等式」が肯定される結論を導き出した。

ちょうど今、私が読んでいる本のひとつが、
『理性の限界』(高橋昌一郎著・講談社現代新書)。
小澤・長谷川教授の連携の凄さは、
新年から本当に嬉しいニュース。

さてさて日経MJの『底流を読む』に、
デスクの白鳥和生さんが、書く。
「2012年は『価格』が最大の注目点だ」
大いに賛成。

「原材料価格の上昇が続き、
数年内の消費税率の引き上げが
現実味を帯びてきたからだ」
これも、的確な認識。

「同時に消費者の価格に対する目は、
一段と厳しさを増している」

ここで、「ハイ&ローと呼ばれる価格政策を、
エブリデーロープライス(EDLP)へ移行しよう」
この動きが、目立ち始めた。

従来の特売を中心とした粗利リミックス手法の見直し。
今年の大きな政策転換の視点となるに違いない。

ウォルマート傘下の西友、
バローやオーケー、
マミーマート、マルエツ、ダイエー。
白鳥さんは企業名を上げる。

そしてEDLP実現のためには、
「財務体質の強化と、
エブリデーローコストが必要」と説く。

白鳥さんの結論は、
「持続可能なデフレ対策」である。

私はアメリカのEDLPを、
「現代の正札販売」と位置付けている。
顧客が価格に敏感になる年には、
それが重要な課題となる。

さらにアメリカでも日本でも、
今年最大の現象は、
「価格の透明性」である。

誰にでも、店頭価格がわかるようになる。
インターネットを通じて。

だからこそEDLPは重要検討課題になる。

理論的には明確だが、
それを実務で証明するのが、
今年の小売流通業界だと思う。

小澤・長谷川の連携のように。

では、みなさん、今週も。
Good Monday!

<結城義晴>

2012年01月15日(日曜日)

ジジ、眠くなる[日曜版2012vol3]

ねむい。
20120115152833.jpg

だから、
ねむる。
20120115152847.jpg

まどのそとは、
うすあかり。
20120115152856.JPG

きもち、いい。
20120115152905.jpg

ベッドで、
ねむる。
20120115152913.jpg

そとは、さむそうだけど、
うちのなかは、あったかい。
20120115152946.jpg

だから、
いすのうえでも、
ねむります。
20120115152937.jpg

パキラの木。
20120115153241.jpg
木も、ねむくなるのかな。

ボクは、いつも、
ねむくなります。
20120115153101.jpg

テーブルの花は、
さいています。
20120115153250.jpg
おきているんだと、
おもう。

でもボクは、
うとうと。
20120115153118.jpg

ふゆ空は、どんより。
20120115152923.jpg

空も、ねむそう。
20120115153032.jpg

サムくんは、
そとにいるからなのか、
ねむくはなさそう。
20120115153001.jpg

ちょっとだけ、
草をかんで・・・・。
20120115153143.jpg

ぺろぺろ、して。
20120115153134.jpg

そうしたらまた、
ねむくなる。
20120115153209.jpg

まつぼっくり、みたいに。
20120115153233.jpg

ねむくなる。
20120115153312.jpg

春はまだです。
20120115153321.jpg
でも、ねるくなる。

ねむくなる。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年01月14日(土曜日)

野田・岡田改造内閣と「身を削れ」大合唱の感情論を考察する

野田改造内閣が発足した。
岡田克也副総理との二人三脚。
というよりも、岡田総理の観すらある。

岡田克也という政治家。
いつもいつも損をしている。
しかし「損得より善悪」は、
商人だけではなく、
政治家にこそ当てはまる。

岡田は「原理主義」と表現されるが、
むしろ原則主義者だと思う。

党で決まったことを、
決まった通りに実行する。

ルール通りに事を成そうとする。

派閥解消といえば、
それらしき組織はつくらない。

原理主義とは、
「何らかの主義や命題を至上のものとすることにより、
他のそれを排他、駆逐しようとする姿勢、価値観」。

私は今、どんな場合にも、
どんな組織でも、
原則主義は必要だと思う。

まさに「実践躬行」(じっせんきゅうこう)。

今回の内閣の平均年齢58.3歳。
岡田克也58歳だから、内閣の平均。

私は一つ上だから、
「ああ、大臣の平均年齢が一つ下なのか」と、
感慨深いものがある。

「最善・最強」と野田佳彦総理は語る。
それを揶揄したり、茶化したりはやめたい。

とにかく、これが現時点の最強なのだろう。
「最悪を覚悟して、最善を尽くす」
それしかない。

日経新聞『大機小機』に、
コラムニスト隅田川氏が、
「身を削ることの意味」を書いているが、
これが面白い。

「誰もが『消費税増税を提案する前に、
身を削る努力をせよ』と言う」
新聞各紙の社説は、「身を削れ」論の大合唱。

コラムニストは言う。
「誰も異論をはさまない議論こそ
疑ってみる必要がある」

この姿勢、ほんとうに大事だ。

あなたの会社でも、
あなたの店でも、
あなたの組織でも、
「反論がないこと」に、
一番危険がある。

コラムニストは「身を削れ論」を「点検」する。
まず、「身を削れ論」とは何か。
「消費税という国民に痛みを強いる政策を取る時には、
提案する側の政治家や官僚がまず痛みを負うべきであり、
国会議員の定数削減や公務員の人件費削減が必要だ」

隅田川氏の点検は三つの視点から。
第1に、これは感情論であるという視点。
「自分の所得が減るのだから、
他人の所得も減らさないと気が済まない」
そんな感情論。

第2は、「消費税を通すための便法」とされている点。
「そうしないと国民の理解を得られない」と言うが、
それなら「国民の理解が得られれば、
身を削らなくてもいいということになる」

第3に、「なぜ同時ではいけないのか」という視点。
「身を削り終わるのを待つことなく、
身を削ることと消費税率の引き上げを
同時に行えばいい」

私も前職の社長時代、
会社の大改革を試みた時、
まず自分自身や役員の大幅減俸をしておいてから、
改革に取り組んだ。

しかし今になって考えてみると、
それは全く意味はなかったと思う。
もちろん社内外の人々の感情には訴えたかもしれないが、
そんな感情論は、あっという間に消えてなくなる。

自分たちの気持ちを奮い立たせることにはなる。
しかし他人はすぐに忘れる。

私はもちろん「便法」に使うつもりもまったくなかったが、
もしそれが構造的に便法のようなことになっていたら、
上手くはいかない。

改革そのものの意義や有効性、
やり方こそが、何よりも重要なのだ。

そして私は今でも、
あの改革は唯一のチャンスであったと、
信じている。

このあたり野田・岡田と、
同じかもしれない。

だからといって、私が、
国会議員の定数削減や公務員の人件費削減が、
必要ないと考えているわけではない。

コラムニストは最後に述懐する。
「誰もがそう言うからといって、
安易に『身を削れ』と主張するのは
考えものである」

さて、東京商工リサーチの調査。
2011年の全国企業倒産状況。
件数は前年比4.4%減の1万2734件。
これは3年連続の減少。

年間負債総額も3兆5929億円。
これは前年に比べて半減。

1990年以来、21年ぶりに5兆円を下回った。
何はともあれ、良かった。

倒産が起こると、
人々が仕事を失う。
これが一番つらい。
東日本大震災に絡んだ倒産は543件。
阪神大震災の1995年の約4倍。
この点では早く手を打たねばならない。
倒産は、赤字が続いても起らない。
資金繰りが回らなくなって、
企業は倒産する。
経営者が資金を繋ぎつづける限り、
企業は倒産しない。

中小企業では、
ある意味で、経営者の「あきらめない執念」こそが、
倒産を避ける唯一の理由となる。

昨年の傾向を日経新聞の記事は、
以下のように報告する。
「一時的に資金繰りが改善しても、
業績回復が伴わず、
新たな資金調達が難しくなって、
倒産に至るケースが目立ち始めた」

一方、セブン&アイ・ホールディングスは、
営業利益が過去最高の2900億円超。
3000億円に迫る勢い。
村田紀敏社長が日本経済新聞の取材に答えた。
「2012年2月期の連結営業利益は
(前期比19%増の)2900億円を突破」

セブン-イレブンとヨークベニマルが貢献。
前者は1800億円で前期比6%増。
東北地盤の後者は復興需要を受けて、
通期営業利益予想の125億円を20億円程度上回る。

総合スーパーのイトーヨーカ堂も、
「120億円の黒字は達成できる」

全国的に倒産は半減し、
セブン&アイは過去最高の利益。

しかし東日本大震災で受けた痛手、
失った人命、
社会的損失、

私たちは忘れてはならない。

「身を削れ」大合唱の感情論が高まるごとに、
「震災の忘却」が進んではいないかと危惧するものだ。

あっという間に1週間が過ぎた。
みなさん、良い週末を。

<結城義晴>

2012年01月13日(金曜日)

食品SM2011年9カ月好調決算とAJS新年経営研修会の話

すこしずつ日が長くなって、
あるときそれに気づいたりすると、
ずいぶん得をした気分になるし、
なんだかうれしくなる。

まだまだ、春は遠いけれど、
日没が徐々に遅くなって、
夕方でも世の中が明るい。

すこしずつすこしずつ、
春に近づいている。

これが、いいんだな、
ほんとに。

読売新聞の一面コラム『編集手帳』。
最近は、これが一番冴えているし、心に残る。

仏壇へアリガトマシタ彼岸の子
句集『野菊のうた』(ふらんす堂)は、
俳人の矢島渚男(なぎさお)さんが精選した句集。

舌足らずの子供の「アリガトマシタ」がかわいい。

コラムにはないが、『野菊のうた』のこれもいい。
一といふ簡潔がよし年新た
新たな年を迎えるたびに、
シンプルにスタートする。

「一」の簡潔さは、いい。

私もやっと年が明けた。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科結城ゼミ。
2011年度全員の修士論文・調査研究レポート提出が終わった。

今日の午後まで、私も必死で読んでいた。

肩の荷がすっと下りて、
軽くなった気がする。

みなさん、おめでとう。
良い論文ばかりでした。

箱根駅伝の選手や監督、
ラグビー大学選手権の選手や監督、
高校サッカーや高校ラグビーの選手・監督。

みな、決勝戦や本大会が終わって、
やっと、年が明ける。

私もだんだん、そんな感じになってきた。
しかしこの充実感は、
やり遂げた者にしかわからない。

日経新聞のワシントン特派員岩本昌子さんの報告。
アメリカ合衆国商務省の発表では、
2011年12月の米国小売業売上高は、
4006億1400万ドル(時価換算で約30兆8000億円)。
これは、前月比0.1%プラス(季節調整済み)。
プラスは7カ月連続だが、
伸び率は市場予想の平均値0.4%を下回った。

2011年通年の小売売上高は、
4兆6913億3900万ドル。
前年比7.7%プラス。

さて昨日の日経新聞の記事。
「食品スーパー、10社中9社が経常増益に」

年商1000億円超で、しかも2月期決算の企業が10社ある。
あとは3月期決算が多い。
その10社の昨2011年の第3四半期までの連結決算、
極めて好調。

トップ企業のライフコーポレーションは売上高4%増、
経常利益は前年同期比14%増の74億円。

好調組の筆頭。

それ以外の8社も売り上げは前年プラス。
アークスが売上高2395億円(+7%)経常利益77億円(+9%)
オークワ2219億円(+4%)45億円(+15%)
マックスバリュ西日本1889億円(+5%)39億円(̠▲8%)
カスミ1642億円(+1%)61億円(+20%)
マックスバリュ東海1216億円(+4%)30億円(+12%)
サンエー1083億円(+2%)79億円(+6%)
タイヨー969億円(+3%)17億円(+15%)
ベルク917億円(+11%)49億円(27%)

これは9か月分の売上高と経常利益だから、
誤解のないように。

売上げが前年を割ったのは、マルエツだけ。
同社は売上高2%マイナスの2428億円だが、
「値引きを減らした効果で粗利益率は30%と1.6ポイント改善」。
販売費も13億円圧縮し、
経常利益52億円で24%プラス。

3月決算の上場企業も、
食品スーパーマーケットは、
3~11月期の業績がほぼ計画通り、
あるいは計画をやや上回ったようだ。

非上場企業も上場企業並みの成績を収めるところが多い。

12月も年明けも、総じて好調。
昨年の前半に稼いで、
その後は落ち着いたという傾向が強い。

アメリカ小売業の2011年のように7.7%プラスとはいかないが、
好調を維持してほしいもの。

昨日12日は、
AJS新年トップ経営研修会。

オール日本スーパーマーケット協会。

場所は横浜のパンパシフィック横浜ベイホテル東急。
AJS正会員企業57社の経営トップ・幹部が集い、
食品スーパーマーケットが好調だからだろうか、
取引先の賛助会員、報道などが多数参加して、
630名ほどが懇親を深めた。

第一部は講演会。
それに先立ち、荒井伸也協会長が新年のご挨拶。
20120113155634.jpg

この日の講演は、御厨貴さん。
東京大学先端科学技術研究センター教授だが、
日曜朝6時からのTBS「時事放談」の司会で知られる。
20120113155645.jpg
「2012年 日本再生のゆくえ」と題し、
混迷する政治の背景と経済の再生を、
90分間話してくれた。

政治家と接する機会が多いためか、
学者というよりも、ジャーナリストの感じ。

大震災後の原発学者や原発ジャーナリストの言説を見ても、
最近、学者やジャーナリストの弁舌には、迫力や鋭さが欠ける。

確信を持って発言する。
それが何よりも求められている。

以って自戒とすべし。

ただし、大ぼらは、
御免こうむりたい。

そして、17:30からは怒涛の夕食懇親会。
荒井会長の挨拶に続き、
乾杯のご挨拶は安藤宏基さん。
日清食品ホールディングス㈱社長・CEO。
20120113155703.jpg

翌日の研修では、横浜にあるカップヌードルミュージアムを見学する予定。
「生活良好と合わせてNBを!」
パチパチ!!

AJSの夕食懇親会は、数十分間、全員が着座しての会食。
円卓の私の隣は、紅谷商事㈱社長の秦勝重さん。
20120113155716.jpg

ところが、前菜を食したとたん、
次々に参加者が立ち上がり、
どんどん前列に押し寄せてきた。
会場はご覧の通り。
20120113155731.jpg

食事をするどころではなくなる。
みなが押し合いへし合い、
お目当ての小売業トップに挨拶にまわる。
20120113155745.jpg
わたしは壇上にかけ上がり、思わず、写真を撮ってしまった。
海外では見かけない、一種異様でパワフルな光景。
それにしても、女性が少ない。

もちろん、 わたしも皆さんにご挨拶。
一番最初に挨拶したのは、
㈱キョーエイ社長の埴渕一夫さん。
昨年夏、阿波踊りでお世話になった。
20120113155758.jpg
今年2012年の年賀状は、
阿波踊りの写真を使わせてもらった。
なんといっても、元気が出た。
それが東日本大震災の年の私の思い出。

㈱セイミヤの加藤勝正社長。
商業経営問題研究会、通称RMLCのコア・メンバーのお1人。
業界きっての勉強家。
20120113175420.jpg

㈱関西スーパーマーケット社長の井上保さん。
20120113155828.jpg
井上さんとは、
二人だけの秘密のお話で盛り上がった。
ことしも、よろしく。

サミット㈱社長の田尻一さん。
翌日の店舗研修は、サミット横浜岡野店を訪問する。
昨11月30日にオープンしたばかりの店。
20120113155848.jpg
成城店をはじめ、昨年後半の話題をさらったサミット。
田尻さんも元気いっぱいで、
ちょっと古いが「グー」。

㈱ヤマナカ社長の中野義久さんと、
日経MJ編集デスクの白鳥和生さん(右)。
20120113155904.jpg

私の両隣は、㈱マツモトの松本隆文社長と松本健司専務。
そして、右が㈱伊藤園の江島祥仁副社長。
左は、商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦。
アドパイン代表。
20120113155928.jpg

コーネル・ジャパン二期生の柄谷康夫さん。
関西スーパーマーケット取締役商品本部長。
20120113155814.jpg

三菱食品㈱専務の中嶋隆夫さん。
20120113155918.jpg
昨年末には日本チェーンストア協会のパネルディスカッションで、
すばらしい発表をしてくれた。
国分㈱専務の國分晃さん。
今年国分は創業300年。
胸元に記念の亀甲の社章。
20120113155945.jpg

最後に荒井伸也会長と松本光雄専務理事。
今年AJSは50周年を迎える。
お二人とも頑張ってください。
微力ながらご支援させていただきます。
20120113160015.jpg

さて、この日は、
コーネル・ジャパン第1期生から第3期生が、
多数参加。

まず、3期生の3人と。
右から国分関東支社第一営業部長の千木良治さん、
キョーエイ専務の森雅之さん、
昭和産業㈱食品部次長の藤原勇一さん。
20120113160003.jpg

さらに、荒井首席講師、1、2期生も加わって記念撮影。
20120113160025.jpg
左から2期生の国分第一営業部長野山崎桂介さんと、柄谷康夫さん、
1期生の関西スーパーマーケット店舗運営本部長の福谷耕治さん。
遠巻きに見ていたAJS事務局の皆さんから
撮影後になぜか、拍手が起こった。

でも、うれしかった。感謝。

懇親会の後は、
松本隆文さんの部屋に有志が集まり、
ビールで情報交換。

㈱小倉屋柳本社長の柳本一郎さん(私の隣)も加わり、
大いに語った。
この時間が本当に楽しい。
20120113160036.jpg
私の「ゼロ戦化現象論」等々。
覚えている人がいるだろうか。

加藤さんはこんな席でも、
気づいたことをせっせと、
メモしていたけれど。

松本専務理事も駆け付けてくれて、
最後に皆で写真。
20120113160047.jpg

この日、月が海面に反射して、美しかった。
20120113160100.jpg

横浜の夜景も捨てたものではない。
20120113160108.jpg
私はこの後、ブログを書いて、
さらに最後の論文を読み込んだ。

最近はいくら酒を飲んでも、
全く問題なく仕事ができる。

これも、4年間ブログを書き続けているおかげ。

ああ、ありがたや。

結城義晴の年が明けた。

<結城義晴>

2012年01月12日(木曜日)

「そこまでやるか」の上方大工の仕事ぶりとイノベーション

このところ、仮眠ばかり。
立教大学大学院結城ゼミのメンバーの卒論提出が、
明日午後8時と迫っていて、
私はかつての雑誌編集長の心構えで、
記事に赤字を入れるがごとく、
読みふけっているからだ。

いずれも力作で、
手を抜くことができない。

ギリギリまで、粘って、
少しでも良い論文にしようと、
頑張る。

すると時間は、
あっという間に過ぎていく。

この時間、
楽しいんだか、
苦しんだか、
辛いんだか、

よくわからない。

そういった境地になる。

しかしそれでも、
手は抜かない。

私はそうやって生きてきた。

さて、日経新聞の一面コラム『春秋』。
今日は、JR福知山線脱線事故の話。

しかしそのイントロダクションに使われたエピソードが面白い。
「江戸と上方の大工仕事」の古いたとえ話の比較。
それが仕事に対する気質を表しているという。

「江戸は100人の手間がかかっているようでいて、
じっと見ると80人の手間しかかけていない」

「上方は100人のようでいて、
実は150人の手間がかかっている」

この上方の仕事ぶりを「ねつい」というそうだ、。

「ねつい」とは、
「粘り強い、綿密でねちこい」といった意味。

「人の目の届かぬところも手を抜かず、
そこまでやるか、というほど念を入れる」

いい気質だ。

「ねつい」。
私の編集仕事は、
これを志していた。

さて昨日は、滋賀県彦根を訪れた。
平和堂の研修会。

昨年2回、アメリカ視察セミナーをコーディネートした。
その総括報告会。

平和堂社長の夏原平和さんが、
最初に講義。
20120112230005.jpg

夏原さんは故渥美俊一先生のもとで、
徹底してアメリカのチェーンストアを学んだ。
だから一本、芯が通っている。

渥美門下生ということでは、
私の兄弟弟子。

だからなにを、どう、アメリカに学ぶかが、
良くわかっている。

夏原さんの講義の後、
昨年秋にアメリカ研修を受けた60人9班のリーダーが、
それぞれに報告をした。

とてもよかった。

私はすべてに講評をした。
ちょっと辛口だったけれど。

そして春に同じくアメリカ研修を受けたメンバーが、
やはり同席していて、
鋭い質問を投げかけたり、
自分のイノベーションを披露しつつ、
報告者と共有できる考え方を述べたり。

ともにイノベーションを果たそうという
気概にあふれた報告会だった。

最後に1時間、私の総括講義。
今年最初の講義でもあり、
いつも以上に気合が入って、
声がかれた。

夏原さんと写真。
20120112230018.jpg

そして研修終了後には、
春の団長、副団長、
秋の団長、副団長と、
写真。
20120112230031.jpg
右から秋の副団長・販売促進部部長の杉崎邦彦さん、
団長の経営企画本部本部長の平松正嗣さん、
専務取締役営業統括本部長の中田俊数さん、
春の団長・取締役教育人事部長の村上茂人さん、
副団長の経営企画部長の谷口昇さん。

私はこういった研修を、
イノベーションの現出のためにやっている。

ピーター・ドラッカーの言葉。
イノベーションの三つの「成功条件」。
(1)イノベーションは、
集中でなければならない。

(2)イノベーションは、
強みを基礎としなければならない。

(3)イノベーションは、つまるところ、
経済や社会を変えなければならない。

そう、イノベーションは、つまるところ、
地域経済や地域社会を変革しなければいけない。

小売業のイノベーションは、
即、地域のお客様の生活を変革する。

それを志すかぎり、
成功条件の第3はクリアできる。

それがイノベーションである。
イノベーションを起こすためには、
「人の目の届かぬところも手を抜かず、
そこまでやるか、というほど念を入れる」

そしてイノベーションが果たされたら、
飛躍的に大きなご利益がもたらされる。

それが組織や会社に戻ってくる。

上方大工は、知っていた。
この「戻ってくる利益」の確かさを。

そうでなければ、
あの上方人が、
「そこまでやるか」を、
やるはずがない。
だから「100人のようでいて、
実は150人の手間」がかかっていた。

何度もいうが、
100人の手間に見えるところに、
150人の手間をかけて、
イノベーションを起こせば、
1万人、10万人、100万人の人々の生活を変えることができ、
それが組織に膨大な利益をもたらす。

「そこまでやるか」
この繰り返し、
積み重ねが、
ほんとうの仕事である。

<結城義晴>

2012年01月11日(水曜日)

なでしこジャパン澤穂希の「いい女」っぷりと石田梅岩の商人道哲学

1月11日、ゾロ目の日の富士二景。
20120111102345.jpg
頂のあたり、雪が少ないか。

富士市あたりの製紙会社の煙突と煙。
なぜか、雄大な富士の裾野の景観によく似合う。
20120111102805.jpg

さて、なでしこジャパンの澤穂希
「さわほまれ」とキーボードに打ち込むと、
「澤穂希」と表れる。

そのくらい、有名になった。

FIFA年間最優秀選手の栄誉を獲得。
男子のメッシと並んだ振り袖姿は、
ほんとうに「いい女」っぷり

読売新聞の一面コラム『編集手帳』
〈衆に媚びず、
孤独を恐れず、
自己の力によって自ら立ち、
驕らず卑下せず、
霜雪の寒にも自若として、
己自身に微笑みかくる、
揺ぎなき気魄である〉

小説家の故・豊島与志雄の随筆だが、
梅の花を描写したもの。
これを澤穂希となでしこジャパンにかぶせる。

さらに 『三百六十五歩のマーチ』。
ご存知、水前寺清子。
「あなたのつけた足あとにゃ
きれいな花が咲くでしょう…」

これも澤穂希となでしこジャパンに捧げる。

「国民栄誉賞や菊池寛賞などに続いて、
足跡にまた大輪の花が咲いた」

そして、決めの言葉。
「ひとの“足あと”ほど美しい花器はない」

モノを書くときの常道だが、
材料をふたつみっつ出しておいて、
それらを関連づけて結語とする。
その典型のような文章。

最近は、読売の『編集手帳』がいい。

一方、おなじみの日経新聞『春秋』
こちらは何かというとビジネス社会に結び付ける。

「沢穂希選手はガラスの天井を突き破った人である」

「ガラスの天井 glass ceiling」
「女性が越えられない、目に見えない限界」。
アメリカでは女性のマネジャーが多いが、
それでも「会社の役職や昇格などの話題で、よく使われる言葉」。

「IBMやヒューレット・パッカードなど、
米国で次々誕生した女性経営者の写真を眺めてみる」

「男社会への媚びや計算に無関心そうな顔つきが、
沢選手とどこか似ている」
と、書いているコラムニストも、
男に違いない。

そのあたりが、
政治や経済に物申しつつ、
対岸を覗き見ているマスコミの姿そのものであるところが、
いかにも皮肉ではある。

さてさていいニュースばかりではない。
「自殺、14年連続で3万人超」の記事。
日経新聞社会面から拾った。

「2011年の全国の自殺者数は3万513人」
警察庁の速報値。

それでも、2010年より1177人少ない。
警察も記事も、「3.7%減少」と表現するが、
「1177人減った」と言いたい。

人の死をパーセントで言い表すのは、
なんとなく、いやだ。
もちろん「14年連続」など、
スポーツの記録のようで、
これにも嫌悪感を覚える。

「2年連続の減少となったが、
依然として高い水準にある」。
これも経済指標を言っているようだ。

日経だからこうなるのだろうと思っても、
商売にも同じことがある。

お客様に対して使う言葉、
店の中に掲示されているポスターやPOP、

「手前勝手」が横行している。
以って自戒とすべし、だ。

2011年の自殺者を男女別にみると、
「男性が前年比6.4%減の2万867人、
女性が同2.5%増の9646人」。
これもパーセンテージ表現で申し訳ないが、
記事にこうある。

「発見場所の都道府県別では、
東京が3100人で最も多く、
大阪が1899人、神奈川が1824人で続いた。
少なかったのは徳島150人、鳥取165人など」。

気になるのは震災がらみの自殺
こちらは内閣府のまとめで、6月から11月末現在まで。
49人

「6月の16人が最も多く、
年齢別では60代が16人で最も多かった」

ご愁傷様、合掌。

さてさて昨日の続き。
日経の『経済教室』欄の「時事解析」
「日本流 企業存続の条件(2)」で、
「石田梅岩の商人道」を取り上げてくれた。
安西巧編集委員が、
平田雅彦の著作『企業倫理とは何か』から引用しつつ論じる。

「日本で最初に商人道を唱えたのは石田梅岩(1685~1744年)」

生まれは「丹波東懸村」。
現在の京都府亀岡市。
スーパーマーケットのマツモトの本拠地。

梅岩はこの地の農家に生まれ、
「11歳で京都の呉服店に丁稚奉公に出た」。

「梅岩は独学で神道、仏教、儒教の思想を学んだ」。

さらに「43歳で奉公を辞め、
翌年京都車屋町の自宅で聴講無料、
紹介者不要の自由な講義を始めた」。

梅岩は士農工商の身分制度下で商人の職分論に着目。
商業活動の営利追求を積極的に肯定し、
『勤勉』『倹約』『正直』を勧めて
『人の人たる道』をわかりやすく説いた
」。

「梅岩の思想哲学は「石門心学」と名づけられ、
18世紀末には後継者たちによって全国に普及」

記事では「2000年代に入って欧州連合を中心に
企業の社会的責任(CSR)が盛んに唱えられ、
日本でも企業や経済団体が取り組みを始めた」とあるが、
私の古巣・商業界では、
ずっと石田梅岩を学んでいた。

何しろ商業界の創始者・倉本長治は、
「昭和の梅岩」
といわれたほど。

「日本のCSR論の源流は『石門心学』にある」というが、
それは商業界精神にもあり、
さらにピーター・ドラッカー先生ともつながっている。

「石田梅岩の発想の新鮮さは、彼の哲学が、
机上の思索を積み重ねただけのものではなく、
商家での奉公という実践体験に裏付けられていること」

神は現場にあり。

梅岩の哲学は、
そこから生まれたインテグリティである。

<結城義晴>

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
ミドルマネジメント研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.