結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年01月03日(土曜日)

イオン木更津の初売りは予算比130%で石河康明店長と握手

今年は、6年ぶりに、
正月の修士論文読み込みがない。
心からのんびり。

立教大学のMBA教授は、
ゼミをもつ。

そしてゼミ生の修士論文を指導する。

私の場合は、雑誌の編集長のごとく、
論文を読んで、赤を入れる。

その提出が1月上旬。

だから正月はなかった。

まるで箱根駅伝の監督の如し。

その箱根で、
青山学院大学が、
完全優勝の初優勝。
しかも、10時間49分27秒で、
初めて10時間50分を切った。

初物尽くし。

今年は初物が目立つ年度になりそうだ。
47歳の原晋監督。

箱根駅伝を走った経験がない。
ランナーとして就職した中国電力で挫折し、
自称「伝説の営業マン」に転身。

青学大の陸上部監督には、
自薦で就任。

その指導法は、
自己管理の目標管理。
つまりドラッカー方式。

ドラッカーの考え方は、
大学駅伝でも成果を出した。

さて、初売り。

日経新聞が取材した。

一言、「堅調」。

主要百貨店は売上高が、
3~10%アップ。

松屋銀座本店の1万円の福袋70点は、
7分で売り切れ。

西武池袋本店の免税売上高は、
元日に前年の約3倍。

都心、ハレの売り、外国人。
これは堅調。

高島屋の木本茂社長。
「地方の回復は遅れている」

一方、イオンモール幕張新都心。
元旦から営業開始して、
客数17万5000人。
一昨年12月20日オープンだから、
昨年の元旦は力が入ったはず。
その昨年同日比で3割増。

幕張のイオンも、
自ら称するように「新しい都心」。

では本当のその地方はどうか。

私は朝一番で、
イオンモール木更津へ。
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モールの開店は9時。
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モールは、敷地面積28万㎡、延床面積9万㎡、
総リース面積8万4000㎡、駐車台数4000台。
テナント160店。

このショッピングセンターの特徴は、
「多核1モール型」。
つまり核店舗を多数配置する。

イオンリテールが運営するイオンスタイル。
ノジマ、スポーツオーソリティ。
シネマコンプレックス。

それ以外にも、
「ローヴァーズフットサルスタジアム」、
「ローヴァーズフットボールアカデミー」、
「木更津サーキット」
「デジキューBBQCAFE」、
「コスモ石油セルフ&カー・ケア・ステーション)など。

「レジャー性が高く、非日常空間を体感できる空間」。
つまり地方で非日常を追求した。

イオンスタイルの食品売り場は、
午前8時の開店。
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8時きっかりに店内に入る。
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するとイオンスタイル店長の石河康明さんが、
入り口でお客様をお迎えしていた。

思わず握手。
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「元旦、2日と予算の130%の勢いです」

イオンモール木更津は、
昨年10月18日にオープン。
そのオープン日よりも、
1日、2日の客数は多かった。

石河さんとは、
昨年7月のアメリカ研修をご一緒した。

そこで彼は、
このイオンスタイルの、
最終案を決めた。

この店は2フロアだが、
ほぼ最新形を取り入れている。

食品売り場は、
京都桂川や岡山と同様で、
イオンスタイルの型が出来上がってきた。

ウェグマンズを彷彿させるデリ売り場の展開。
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カ・カタ・カタチ論。

「カ」は最も根源的なもの。
理念や使命、ビジョンやコンセプトなど。

「カタ」はその「カ」を実現する手段や方法、
わが社らしい技術や仕組み、システム。

そして「カタチ」はできあがった成果物。

「カタチ」は例えば「店舗」や「フォーマット」。

「カタ」は店舗・フォーマットづくりの、
技術や方法やシステム、
組織などあらゆるもの。

そして「カ」は、
店やフォーマットをそれを生み出す、
根本となる考え方。

イオンモールは最近、
このカ・カタ・カタチが確立されてきた。

とんがり★こだわりは、
カから始まって、
カタに表れ、
カタチに現れる。

石河店長の努力も、
実りつつある。

しかしまだまだこれから。

私は夕方から、
小学校の同窓が集まった新年会。
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全員が62歳。

喪中ではあるけれど、
こういった小さな集まりには、
参加させてもらう。

50年ぶりに再会した幼友達もいて、
喪中にもかかわらず、泥酔。

持っていたパソコンのバッグを、
忘れてきた。

初忘れ。
すみません。

しかし、生きる力が湧いてきた。

ありがとう。

〈結城義晴〉

2015年01月02日(金曜日)

1月2日に「とんがり★こだわり」の意味を解く。

1月2日。横浜は快晴。
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そして夕焼け。
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再び、年賀状。
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今年の標語。
とんがり★こだわり

“Outstanding★Positioning”
日本語訳を試みた。

とんがりはすぐに決まった。

動詞形は「とんがる」だが、
これは「とがる」が音変化した動詞。
その意味は4つ。
①物の先端が細く鋭くなっている。
「先の―・った鉛筆」

②敏感になる。
「神経が―・る」

③声などが興奮などのために高く鋭い調子になる。
とげとげしくなる。
「―・った声でなじる」「待たされた相手の目が―・る」

そして④(比喩的に)他よりも突出している。
過激である。
または、相手の弱点を容赦なく突いている。

この④の意味。
つまり、「突出・過激」、
あるいは「相手の弱点を容赦なく突くこと」。
それが「とんがり」。

しかしこだわりは困った。

なぜなら、私自身、
この言葉が好きではなかったからだ。

いや、嫌いだった。
できるだけ使わずにやってきた。

なぜなら、極めてい曖昧な言葉で、
しかしこの用語を使えば、
なんでも解決してしまうような気になる。。

そのくせ、一人ひとりが、
勝手に解釈できる。
つまり独りよがり。

使わないに越したことはない。

「こだわり」は動詞「こだわる」の名詞形。

その「こだわる」の意味は、
国語辞典では4つある。
①ちょっとしたことを必要以上に気にする。
気持ちがとらわれる。
拘泥(こうでい)する。

②物事に妥協せず、とことん追求する。
用例は「素材に―・った逸品」など。

③つかえたりひっかかったりする。

④難癖をつける。けちをつける。

②は近年の用法で、
小売業などで「こだわり商品」と使われたりする。

一方、Weblio類語辞書で「こだわり」とは、
「特定の物事に対する強い欲望を持つこと」。
類語は「執着心 ・ 執念」。

以上の「とんがり」と「こだわり」を、
一緒に使ってスローガンにする。
真ん中に★をあしらう。

とんがり★こだわりの戦略か、
とんがり★こだわりのフォーマットか、
とんがり★こだわりの店舗か、
とんがり★こだわりの売り場か、
とんがり★こだわりの商品か、
とんがり★こだわりのサービスか。

さらにとんがり★こだわりの店長か、
とんがり★こだわりのピープルか、
とんがり★こだわりのチェッカーか。

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに

井上ひさし。

まず難しい戦略を、
易しく言い表さねばならない。
新入社員にもパートタイマーの皆さんにも、
理解でき、納得でき、
行動できる表現。

しかしそれは深い内容を持つ。
深い内容で、愉快でもある。
そして愉快であって、真面目である。

そうすると、
アウトスタンディングなポジショニング戦略は、
「とんがり★こだわり」となる。

今年1年、このスローガンで、
レース型競争に臨みたい。

よろしく。

〈結城義晴〉

2015年01月01日(木曜日)

トマ・ピケティの「不平等のより良い解決」と「より良く生きる決意」

2015年、元旦。
年が明けた。

あらためて、
8度目の毎日更新を、
宣言する。

今年12月31日までのご愛読、
お願いしたい。

さて1945年に、
日本は太平洋戦争に敗戦。
それから70年。

格段に豊かになった。
人口も増え続けた。

戦後34年経った1979年には、
エズラ・ヴォーゲルによって、
Japan as Number Oneと評された。

それからまた、
同じくらいの時間が経過した。

朝日新聞のオピニオン。
昨年はメディアとしての信頼失墜。
しかし、時々、いいインタビューがある。

正月元旦の朝刊では、
これが一番いい。

トマ・ピケティが語る。
『21世紀の資本』著者のフランス人。

キーワードは「不平等」。
不平等は放っておくと拡大する。

社会の進化は、
経済の豊かさだと考えられていた。
だから「20世紀には、
不平等がいったん大きく後退しました」

「しかしその後、再び、上昇。
今は不平等が進む一方、
1世紀前よりは低いレベルです」

故渥美俊一先生が唱え、
日本のチェーンストアの世界で、
盛んに使われた「経済民主主義」は、
20世紀型の不平等是正を意味していた。
そしてそれは後退した。

今、豊かになった上で、
不平等が進む一方。

これが新しい商業、
新しいチェーンストアの理論に、
大前提となる認識だ。

私も実感としてピケティに賛成。

競争が本質のような資本主義。
平等の民主主義。
「両立可能です」

その条件。
「何が何でも競争だというイデオロギーから、
抜け出すこと」

私は言い続ける。
「競争はあなたの仕事です」

しかし、同時に訴える。
「権限の民主的な共有は、
経済効率にもいいかもしれない。
民主主義や平等は、
効率とも矛盾しないのです」

「危険なのは資本主義が、
制御不能になることです」

ピケティは自分でも言うが、
「こんな本を書くのは、
楽観主義の行為でしょう」

「経済的な知識の民主化。
知識の共有、民主的な熟議、
経済問題のコントロール、
市民の民主的な主権」

「それらによって、
より良い解決に
たどり着けると考えています」

同感。

私たちの世界では、
知識商人が、
自主管理の目標管理で、
民主的な組織をつくっていく。

それがより良く生き残る唯一の道筋だ。

今年も、それに向かって、
精進したい。

昨年11月に父が逝った。
そこで個人的には喪に服している。

しかし㈱商人舎は、
そうはしない。

だから、あらためて、
年賀状。
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そして今年の商人舎標語。
それは1月の標語でもあるし、
月刊『商人舎』1月号の巻頭言タイトルでもある。
[Message of January]

「とんがり★こだわり」

レッド・オーシャンの血みどろ闘争から、
ブルー・オーシャンのしなやかな生き方へ、
思考回路を変えるとき。

レース型競争から、
コンテスト型競争へ、
モノの考え方を転換するとき。

それが、
新しい年だ。
2015年だ。

小売業の六重苦は、
さらに企業経営を逼迫させる。
店舗運営を追い詰める。

市場縮小。
競争激化。
人手不足。

原料費高騰。
建設費上昇。
電気代まで跳ね上がる。

売上げ要因とコスト要因の深刻化。
どちらも特別のイノベーションによってしか、
切り抜けることはできない。

そしてそのイノベーションの方向は、
アウトスタンディングな
ポジショニングの確立しかない。

際立つ存在意義。
抜きん出たレゾンデートル。
稀少性と模倣困難性。

「アウトスタンディング」は、
わかりやすく言えば、
「とんがり」。

「ポジショニング」は、
ごく有り体に言えば、
「こだわり」。

だから、
アウトスタンディングなポジショニングは、
とんがり★こだわり。

とんがれ、
こだわれ。
自分らしくあれ。

それがコンテスト型競争により良く生き残り、
ブルー・オーシャンを切り開く、
2015年の志のあり方である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年も、より良く生きたい。

みなさんとともに。

よろしく。

〈結城義晴〉

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